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2020年2月14日 (金) 23:13時点における版

特牛駅
駅舎(2008年7月)
こっとい
Kottoi
阿川 (3.7 km)
(4.0 km) 滝部
地図
山口県下関市豊北町大字神田字大場ヶ迫264-2
北緯34度18分21.16秒 東経130度55分8.3秒 / 北緯34.3058778度 東経130.918972度 / 34.3058778; 130.918972 (特牛駅)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山陰本線
キロ程 631.1 km(京都起点)
電報略号 コツ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
15人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1928年昭和3年)9月9日
備考 無人駅
テンプレートを表示
旧下り線路面(待合室付近にホームに上がる階段が見える)

特牛駅(こっといえき)は、山口県下関市豊北町大字神田字大場ヶ迫にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線(ホームは小串方面に向かって右側に配置)をもつ地上駅停留所)で、古くからの木造駅舎を有している。

長門鉄道部管理の無人駅であるが、道路挟んで向かい側の建物で切符(常備券のみ)を委託販売する簡易委託駅となっている。

棒線構造のため、小串方面行きと長門市方面行きの双方が同一ホームより発車する。なお、かつては交換可能駅であったが1970年ごろに棒線化された。駅舎からホームへは数段の階段を登り、旧下り線の線路敷跡を渡り、さらに島式ホームの階段を上る。ホームには扉の無い待合室がある。

駅名の由来

地名「コトイ」に由来し、難読駅名としてさまざまなメディアで取り上げられる。地名の由来は、牝牛の意味を示す方言の「コトイ」から取ったという説と、日本海に面した小さな入り江を示す「琴江」から取ったという説がある[1]ほか、「重荷を負う強健な牛」の意から来たともいわれる。

駅周辺

下関市豊北町の北西部に位置する。駅は内陸部にあり、斜面上の集落のかなり高いところに位置している。駅前は国道435号が通っており、当駅より北側では山陰本線より西側に分かれ、南側では山陰本線に並行している。駅の近辺は田畑や民家が点在する小集落で、観光地・大規模施設などはない。駅名と同名の特牛集落(大字神田特牛)・特牛漁港は当駅前から国道435号を約3km北西に進んだ海沿いにある。

当駅は角島への最寄り駅であり、特牛漁港から国道191号(北浦街道)・県道275号線を北上したところにある角島大橋を通って角島へ渡ることができる。

路線バス

駅前にブルーライン交通の特牛駅バス停がある。特牛集落・角島大橋を経由して当駅と角島を結ぶ路線がある。角島大橋の架橋以前は角島への町営渡船乗り場であった肥中港・島戸港と当駅を結んでいた。また、豊北町中心部・豊田町中心部への路線もある。

  • 特牛港・肥中・島戸・角島方面
  • 豊北中学校・豊北総合支所・滝部駅・一の俣温泉豊田町西市方面

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 105
2000 91
2001 63
2002 64
2003 67
2004 58
2005 53
2006 41
2007 32
2008 36
2009 31
2010 34
2011 28
2012 29
2013 24
2014 23
2015 16
2016 19
2017 14
2018 15

出典:山口県統計年鑑

エピソード

映画の撮影に使用された看板など。2017年現在撤去済み

近隣にある角島を主な撮影地として制作され2005年に公開された映画『四日間の奇蹟』では、「伊上畑駅」(いがみはたえき)として登場する。前夫・則幸と離婚した真理子(石田ゆり子)が失意のうちにホームから飛び込もうとした際、倉野順次(西田敏行)・和枝(松坂慶子)夫妻に声をかけられ正気に戻る回想シーンに使用された。[2][3]

隣の駅

西日本旅客鉄道
山陰本線
阿川駅 - 特牛駅 - 滝部駅

脚注

  1. ^ 特牛駅(秘境駅に行こう!) - 牛山隆信
  2. ^ 四日間の奇蹟 - ロケーションジャパン(地域活性プランニング、2012年12月8日閲覧)
  3. ^ これから山口県に住む方々へ、地名の豆知識 (47URARA) - 47CLUB(ソースは山口新聞、2012年12月8日閲覧)

関連項目

外部リンク