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「津軽中里駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 01:23時点における版

津軽中里駅
駅舎全体
つがるなかさと
Tsugaru-Nakasato
深郷田 (1.7km)

地図

津軽中里駅の位置(青森県内)
津軽中里駅
津軽中里駅
津軽中里駅位置図(青森県)
所在地 青森県北津軽郡中泊町大字中里字亀山225-1
北緯40度57分53.51秒 東経140度26分27.58秒 / 北緯40.9648639度 東経140.4409944度 / 40.9648639; 140.4409944座標: 北緯40度57分53.51秒 東経140度26分27.58秒 / 北緯40.9648639度 東経140.4409944度 / 40.9648639; 140.4409944
所属事業者 津軽鉄道
所属路線 津軽鉄道線
キロ程 20.7 km(津軽五所川原起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
202人/日
-2015年-
開業年月日 1930年(昭和5年)11月13日
テンプレートを表示
ホーム
終端部

津軽中里駅(つがるなかさとえき)は、青森県北津軽郡中泊町大字中里にある津軽鉄道線である。同線の終着駅となっている。

なお、長崎県佐世保市松浦鉄道西九州線に中里駅(読みは「なかと」)があるが、当駅は郡名・事業者名の津軽を付して呼称されている[注釈 1]

歴史

駅構造

1面1線の単式ホームを有するほか、機回し線が1線ある。

のりば
1 津軽鉄道線 金木津軽五所川原方面

以前は社員配置駅であったが、金木 - 津軽中里間がスタフ閉塞化された際に夜間滞泊が廃止され、同時に委託化された。

駅舎には出札窓口があり、入場券、自社線内の硬券による普通乗車券、定期券を発売している。現在の営業時間は10時から18時55分までである。

「スーパーストア」(旧・生協中里店)が併設されていたが、2008年5月に閉店となった。その後、2012年4月に物産販売施設などを備えた交流施設「駅ナカにぎわい空間」がオープンした。

かつての駅構造

かつての津軽中里駅は、旅客ホーム1面、貨物ホーム、機回し線、機関庫へ通じる側線があった。旅客ホームには駅本屋から階段で上がるか、駅本屋の脇にある坂路(さかみち)で上がる。駅とその周囲の建造物には、機関庫、転車台、給炭台、給水タンク、ポンプ小屋、小屋、駅本屋、貨物上屋、倉庫、駅長社宅、農協倉庫、バス車庫があった[3]

ただし、1930年(昭和5年)から使用されてきた転車台については1988年(昭和63年)で使用を中止していた[4]

そこで、沿線住民ら約300人でつくる[2]「津軽鉄道サポーターズクラブ」がクラウドファンディングで改修費80万円目標として2017年(平成29年)1月から募集を始め[4]、 全国196人から185.8万円が集まり[2]、転車台を押すレバーを設置したり安全対策を行って[2] 2017年(平成29年)5月21日に本州最北端の転車台として復活することとなった[4]

路線バス

  • 弘南バス
    • 五所川原 - 中里 - 小泊線五所川原営業所小泊案内所
    • 中里駅前 - 奥津軽いまべつ駅前線 : 奥津軽いまべつ駅行 - 青森県と五所川原市、今別町、中泊町は運行協議会を作り、県が赤字の2分の1を負担すると共に残りの3分の1ずつを3市町が負担し、弘南バスに運行を委託する1年間の実証運行として[5]、北海道新幹線が開業した2016年(平成28年)3月26日から運行開始した[6][7][広報 1]
      • 1日4往復運行で、北海道新幹線の開業から1カ月の乗客が想定の4人を下回る1便あたり1.07人にとどまった[8]
      • 前述の通り当初1年間の実証運行予定だったが、2020年1月現在も運行を継続している。

利用状況

1日乗降人員推移 [9]
年度 1日平均人数
2011年 242
2012年 198
2013年 217
2014年 190
2015年 202

駅周辺

隣の駅

津軽鉄道
津軽鉄道線
大沢内駅 - *深郷田駅 - 津軽中里駅
*一部の列車は深郷田駅を通過する。

脚注

注釈

  1. ^ このほか、2014年3月までは岩手県宮古市JR東日本岩泉線にも中里駅(読みは「なかさと」)が存在した。

出典

  1. ^ 岡山で人気猫「コトラ」、五所川原で統括駅長 青森 - 朝日新聞デジタル・2012年4月30日0時38分配信
  2. ^ a b c d 板倉大地 (2017年5月22日). “「転車台」復活できたよ 中泊・津軽中里駅で記念式典”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版 
  3. ^ 『シーナリィ・ガイド』 (p.167) 、『シーナリィ・ストラクチャー ガイド 1』 (p.89) より。
  4. ^ a b c “<津軽鉄道>転車台30年ぶり復活 手押し体験も”. 河北新報ONLINE NEWS (河北新報社). (2017年5月22日). オリジナルの2017年5月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170522034528/http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170522_23038.html 2017年5月22日閲覧。 
  5. ^ “利用客1便4人、年2000万円の赤字 奥津軽いまべつ―津軽中里”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版. (2016年3月3日) 
  6. ^ “青函新時代、発進 北海道新幹線、沸く県内”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版. (2016年3月27日) 
  7. ^ 北海道新幹線、奥津軽いまべつ駅からバス運行 青森の3市町が交通整備 - 産経フォトニュース・2016年2月12日配信
  8. ^ 榎本瑞希 (2016年4月26日). “新幹線1カ月、課題見えた 新駅の乗客、まずまず 今別”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版 
  9. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年7月4日閲覧

広報資料・プレスリリースなど一次資料

  1. ^ 中里駅前~奥津軽いまべつ駅前線時刻表 (PDF) - 弘南バスホームページ

参考文献

  • 河田耕一「津軽鉄道の車輛とストラクチャー」『シーナリィ・ガイド』機芸出版社、1974年
  • 河田耕一「津軽鉄道の車輛とストラクチャー」『鉄道模型趣味』No.116 1960年1月号、機芸出版社。『シーナリィ・ガイド』に転載されている。
  • 黒滝信一「津軽中里 その後の津軽鉄道」『シーナリィ・ストラクチャー ガイド 1』機芸出版社、1988年
  • 黒滝信一「津軽中里 その後の津軽鉄道」『鉄道模型趣味』No.317 1974年11月号、機芸出版社。『シーナリィ・ストラクチャー ガイド 1』に転載されている。

関連項目

外部リンク