「津軽中里駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎全体 |
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|よみがな = つがるなかさと |
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2020年2月15日 (土) 01:23時点における版
津軽中里駅 | |
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駅舎全体 | |
つがるなかさと Tsugaru-Nakasato | |
◄深郷田 (1.7km) | |
所在地 | 青森県北津軽郡中泊町大字中里字亀山225-1 |
所属事業者 | 津軽鉄道 |
所属路線 | 津軽鉄道線 |
キロ程 | 20.7 km(津軽五所川原起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
202人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)11月13日 |
津軽中里駅(つがるなかさとえき)は、青森県北津軽郡中泊町大字中里にある津軽鉄道線の駅である。同線の終着駅となっている。
なお、長崎県佐世保市の松浦鉄道西九州線に中里駅(読みは「なかざと」)があるが、当駅は郡名・事業者名の津軽を付して呼称されている[注釈 1]。
歴史
- 1930年(昭和5年)11月13日 : 開業。
- 2005年(平成17年)11月1日 : 金木 - 津軽中里間のスタフ閉塞化に伴い夜間列車滞泊を廃止するとともに、委託駅となる。
- 2007年(平成19年)10月25日 - 11月30日 : 橋の老朽化に伴う補修工事により列車が大沢内駅までの運行となったことに伴い当駅までの列車が運休する。なお、大沢内駅から当駅までの区間はバス代行となった。
- 2012年(平成24年)4月30日 : 岡山県の旧片上鉄道吉ヶ原駅の猫駅長「コトラ」が訪れ、13時から15時まで統括駅長を務めた[1]。
- 2017年(平成29年)5月21日 : 「津軽鉄道サポーターズクラブ」が転車台を復活させ、復活記念式典[2]。
駅構造
- のりば
1 | ■津軽鉄道線 | 金木・津軽五所川原方面 |
以前は社員配置駅であったが、金木 - 津軽中里間がスタフ閉塞化された際に夜間滞泊が廃止され、同時に委託化された。
駅舎には出札窓口があり、入場券、自社線内の硬券による普通乗車券、定期券を発売している。現在の営業時間は10時から18時55分までである。
「スーパーストア」(旧・生協中里店)が併設されていたが、2008年5月に閉店となった。その後、2012年4月に物産販売施設などを備えた交流施設「駅ナカにぎわい空間」がオープンした。
- かつての駅構造
かつての津軽中里駅は、旅客ホーム1面、貨物ホーム、機回し線、機関庫へ通じる側線があった。旅客ホームには駅本屋から階段で上がるか、駅本屋の脇にある坂路(さかみち)で上がる。駅とその周囲の建造物には、機関庫、転車台、給炭台、給水タンク、ポンプ小屋、小屋、駅本屋、貨物上屋、倉庫、駅長社宅、農協倉庫、バス車庫があった[3]。
ただし、1930年(昭和5年)から使用されてきた転車台については1988年(昭和63年)で使用を中止していた[4]。
そこで、沿線住民ら約300人でつくる[2]「津軽鉄道サポーターズクラブ」がクラウドファンディングで改修費80万円目標として2017年(平成29年)1月から募集を始め[4]、 全国196人から185.8万円が集まり[2]、転車台を押すレバーを設置したり安全対策を行って[2] 2017年(平成29年)5月21日に本州最北端の転車台として復活することとなった[4]。
路線バス
- 弘南バス
- 五所川原 - 中里 - 小泊線 : 五所川原営業所・小泊案内所行
- 中里駅前 - 奥津軽いまべつ駅前線 : 奥津軽いまべつ駅行 - 青森県と五所川原市、今別町、中泊町は運行協議会を作り、県が赤字の2分の1を負担すると共に残りの3分の1ずつを3市町が負担し、弘南バスに運行を委託する1年間の実証運行として[5]、北海道新幹線が開業した2016年(平成28年)3月26日から運行開始した[6][7][広報 1]。
- 1日4往復運行で、北海道新幹線の開業から1カ月の乗客が想定の4人を下回る1便あたり1.07人にとどまった[8]。
- 前述の通り当初1年間の実証運行予定だったが、2020年1月現在も運行を継続している。
利用状況
1日乗降人員推移 [9] | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 242 |
2012年 | 198 |
2013年 | 217 |
2014年 | 190 |
2015年 | 202 |
駅周辺
- 中泊町役場
- 中泊町立中里小学校
- 中里郵便局
- 青森県道103号津軽中里停車場線
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ 岡山で人気猫「コトラ」、五所川原で統括駅長 青森 - 朝日新聞デジタル・2012年4月30日0時38分配信
- ^ a b c d 板倉大地 (2017年5月22日). “「転車台」復活できたよ 中泊・津軽中里駅で記念式典”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版
- ^ 『シーナリィ・ガイド』 (p.167) 、『シーナリィ・ストラクチャー ガイド 1』 (p.89) より。
- ^ a b c “<津軽鉄道>転車台30年ぶり復活 手押し体験も”. 河北新報ONLINE NEWS (河北新報社). (2017年5月22日). オリジナルの2017年5月22日時点におけるアーカイブ。 2017年5月22日閲覧。
- ^ “利用客1便4人、年2000万円の赤字 奥津軽いまべつ―津軽中里”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版. (2016年3月3日)
- ^ “青函新時代、発進 北海道新幹線、沸く県内”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版. (2016年3月27日)
- ^ 北海道新幹線、奥津軽いまべつ駅からバス運行 青森の3市町が交通整備 - 産経フォトニュース・2016年2月12日配信
- ^ 榎本瑞希 (2016年4月26日). “新幹線1カ月、課題見えた 新駅の乗客、まずまず 今別”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年7月4日閲覧
広報資料・プレスリリースなど一次資料
- ^ 中里駅前~奥津軽いまべつ駅前線時刻表 (PDF) - 弘南バスホームページ
参考文献
- 河田耕一「津軽鉄道の車輛とストラクチャー」『シーナリィ・ガイド』機芸出版社、1974年
- 河田耕一「津軽鉄道の車輛とストラクチャー」『鉄道模型趣味』No.116 1960年1月号、機芸出版社。『シーナリィ・ガイド』に転載されている。
- 黒滝信一「津軽中里 その後の津軽鉄道」『シーナリィ・ストラクチャー ガイド 1』機芸出版社、1988年
- 黒滝信一「津軽中里 その後の津軽鉄道」『鉄道模型趣味』No.317 1974年11月号、機芸出版社。『シーナリィ・ストラクチャー ガイド 1』に転載されている。