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「裾野駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 04:44時点における版

裾野駅*
駅舎
すその
Susono
CB13 岩波 (5.4 km)
(2.8 km) 長泉なめり CB15
地図
所在地 静岡県裾野市平松378-1
北緯35度10分18.90秒 東経138度54分33.71秒 / 北緯35.1719167度 東経138.9093639度 / 35.1719167; 138.9093639
駅番号 CB  14 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CB 御殿場線
キロ程 50.7 km(国府津起点)
電報略号 スソ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
2,566人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1889年明治22年)2月1日
備考 駅長配置駅管理駅
JR全線きっぷうりば
* 1915年に佐野駅から改称。
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裾野駅(すそのえき)は、静岡県裾野市平松にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線である。駅番号CB14

概要

裾野駅は、裾野市の中心市街地に位置する市の代表駅である。国府津駅から御殿場駅を経由し沼津駅へと向かう御殿場線の中間駅であり、かつては普通列車に加え新宿駅と沼津駅を結ぶ特急あさぎり」が停車していた。

駅の開業は1889年明治22年)で、御殿場線の途中駅の中で丹那トンネル開通以前に東海道本線の駅として開業した7駅の一つである[注釈 1]。 開業当時の駅名は、地名に由来する佐野駅(さのえき)であった。

裾野駅の当初設置予定地は、裾野赤十字病院付近であった。しかし、地元の猛反対に会い佐野原神社の場所に建設を検討するが、明治天皇の意見により現在の場所になった。[1]

1915年大正4年)に、大阪府にある佐野駅(1948年以降は泉佐野駅)や栃木県にある佐野駅と紛らわしい、という理由で現在の裾野駅に改称した。改称時に「裾野」を名乗る市町村はなく、富士山の裾野にあるから、あるいは箱根山愛鷹山の山間にあるから「裾野」と名付けられたと言われる[2]。周囲の町が裾野町(裾野市の前身)となったのは駅名改称の後の1952年(昭和27年)のことであり、町名の「裾野」は駅名に由来していると言われる[2]

歴史

駅構造

ホーム・駅構内

ホームと駅舎の裏側
東口

裾野駅は、ホームが地面に接する地上駅である。ホームは1面、乗り場は2線であり、ホームの形式は2本の線路がホームを挟む島式ホームである。乗り場は、ホームの西側が1番線、東側が2番線で、1番線を御殿場方面行きの上り列車が、2番線を沼津方面行きの下り列車が使用する。1番線には折り返し列車用の信号機が設置されており、当駅で折り返す下り列車の設定が可能である。

ホームのある線路の他、保線車両の留置に使用されるホームのない側線が上下線の外側に1本ずつある。

ホームの使用状況
番線 路線 方向 行先
1 CB 御殿場線 上り 御殿場国府津方面[注釈 2]
2 下り 沼津方面[注釈 2]

(出典:JR東海:駅構内図

駅舎・設備

駅舎および改札口は、構内西側と東側の2か所にある。構内西側にある駅舎が駅本屋で、ホームから1番線を跨ぐ跨線橋を渡った先に設置されている。駅本屋内にはJR全線きっぷうりば自動券売機キヨスクがある。構内東側、ホームから構内踏切で2番線を渡った先にある駅舎にも駅員が配置されており、内部には自動券売機が設置されている。2017年(平成29年)2月25日からエレベーターが設置され、西側改札口からエレベーターで通行が可能となった。

裾野駅はJR東海の駅長駅員配置駅(直営駅)である[5]。また管理駅として、裾野市・長泉町沼津市にある御殿場線の4駅(岩波駅長泉なめり駅下土狩駅大岡駅)を管理している[5]

利用状況

「静岡県統計年鑑」によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員2,566人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1993年(平成05年) 3,640 [利用客数 2]
1994年(平成06年) 3,519 [利用客数 3]
1995年(平成07年) 3,348 [利用客数 4]
1996年(平成08年) 3,346 [利用客数 5]
1997年(平成09年) 3,205 [利用客数 6]
1998年(平成10年) 3,155 [利用客数 7]
1999年(平成11年) 3,095 [利用客数 8]
2000年(平成12年) 2,995 [利用客数 9]
2001年(平成13年) 2,880 [利用客数 10]
2002年(平成14年) 2,778 [利用客数 11]
2003年(平成15年) 2,719 [利用客数 12]
2004年(平成16年) 2,729 [利用客数 13]
2005年(平成17年) 2,749 [利用客数 14]
2006年(平成18年) 2,785 [利用客数 15]
2007年(平成19年) 2,837 [利用客数 16]
2008年(平成20年) 2,818 [利用客数 17]
2009年(平成21年) 2,622 [利用客数 18]
2010年(平成22年) 2,676 [利用客数 19]
2011年(平成23年) 2,633 [利用客数 20]
2012年(平成24年) 2,627 [利用客数 21]
2013年(平成25年) 2,665 [利用客数 22]
2014年(平成26年) 2,583 [利用客数 23]
2015年(平成27年) 2,609 [利用客数 24]
2016年(平成28年) 2,606 [利用客数 25]
2017年(平成29年) 2,566 [利用客数 1]

駅周辺

駅西側

駅周辺は裾野市の中心市街地である。駅西側地域は裾野市の顔であり、裾野市役所やベルシティ裾野もこの地域にある。駅西側の駅前からは、静岡県道345号裾野停車場線が西へ向かって伸びている。

裾野市による駅西土地区画整理事業の事業認可が2003年(平成15年)2月に下り、駅周辺の整備が開始されることになった[6]。駅周辺の拠点性の強化のため、駅前広場の整備、駅自由通路の建設、駐車場駐輪場の建設などが予定されている[6]

バス路線

駅の西口側には、「裾野駅」という名称のバス停留所(バス停)が設置されている。このバス停には、富士急シティバス路線バスと、裾野市内を循環するコミュニティバス「すそのーる」が発着している。

裾野駅バス停に発着するバスは以下の通りである。

  • 富士急シティバス
  • 「すそのーる」(循環バス、全便当駅発当駅行)
    • 富沢・桃園循環
    • 茶畑・平松循環
    • 富岡・深良循環

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CB 御殿場線
岩波駅 (CB13) - 裾野駅 (CB14) - 長泉なめり駅 (CB15)

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 他には下曽我駅松田駅山北駅駿河小山駅御殿場駅下土狩駅が東海道本線時代の開業。
  2. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。

出典

  1. ^ 『広報すその』、1989年2月15日号、6頁
  2. ^ a b 裾野市の歴史年表(裾野市Webサイト)による。
  3. ^ a b c d e f 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編2』 JTB、1998年
  4. ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編1』 JTB、1998年
  5. ^ a b 東海旅客鉄道編集 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  6. ^ a b 「第3次裾野市総合計画後期計画(平成17年 - 22年度)」による

利用状況

  1. ^ a b 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2017(平成29年). 静岡県 (2019年3月27日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  2. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1993(平成5年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  3. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1994(平成6年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  4. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1995(平成7年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  5. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1996(平成8年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  6. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1997(平成9年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  7. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1998(平成10年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  8. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑1999(平成11年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  9. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2000(平成12年). 静岡県. p. 338 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  10. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2001(平成13年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  11. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2002(平成14年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  12. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2003(平成15年). 静岡県. p. 284 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  13. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2004(平成16年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  14. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2005(平成17年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  15. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2006(平成18年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  16. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2007(平成19年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  17. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2008(平成20年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  18. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2009(平成21年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  19. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2010(平成22年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  20. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2011(平成23年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  21. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2012(平成24年). 静岡県 (2014年5月1日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  22. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2013(平成25年). 静岡県 (2015年5月11日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  23. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2014(平成26年). 静岡県 (2016年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  24. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2015(平成27年). 静岡県 (2017年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  25. ^ 6.鉄道運輸状況” (PDF). 静岡県統計年鑑2016(平成28年). 静岡県 (2018年3月29日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。

関連項目

外部リンク