「楡原駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2008年4月5日) |
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|よみがな = にれはら |
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|ローマ字 = Nirehara |
|ローマ字 = Nirehara |
2020年2月15日 (土) 07:10時点における版
楡原駅 | |
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駅舎(2008年4月5日) | |
にれはら Nirehara | |
◄猪谷 (7.0 km) (4.3 km) 笹津► | |
所在地 | 富山県富山市楡原3610 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■高山本線 |
キロ程 |
196.2km(岐阜起点) 猪谷から7.0 km |
電報略号 | ニレ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
27人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)11月27日 |
備考 | 無人駅 |
楡原駅(にれはらえき)は、富山県富山市楡原にある西日本旅客鉄道(JR西日本)高山本線の駅である。
歴史
- 1930年(昭和5年)11月27日 - 鉄道省(国鉄)飛越線の笹津駅 - 猪谷駅間延伸と同時に一般駅として開業する[1][2][3]。
- 1934年(昭和9年)10月25日 - 線路名称改定により飛越線が高山本線に編入され、当駅もその所属となる[4][3]。
- 1959年(昭和34年)11月1日 - 営業範囲を改正し、車扱貨物の取扱を廃止する[5]。但し、専用線発着車扱貨物に限り取扱を行う[5]。
- 1960年(昭和35年)8月1日 - 営業範囲を改正し、専用線発着車扱貨物の配達取扱を廃する[6]。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 営業範囲を改正し、手荷物、小荷物及び専用線発着車扱貨物の取扱を廃する[7]。同年、無人駅となる[8]。
- 1987年(昭和62年)
- 1989年(平成元年)3月18日 - 駅舎改築工事が完了し、同日当駅前において紀念式典を挙行する[10]。
- 2002年(平成14年) - 交換設備が撤去される[11]。
-
飛越線笹津駅 - 猪谷駅間の開通を報じる新聞。当駅の写真も掲載されている。
-
1934年(昭和9年)の楡原駅
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)である[8][12]。傾斜面上にあるため、ホームへは階段を登る必要がある[8]。かつては相対式ホーム2面2線の列車交換可能駅であったが、旧下り線の線路は撤去されており、ホームへ通じる地下道は閉鎖されている[8]。ただし、その下りホームは残存している[12]。
北陸広域鉄道部管理下にある無人駅である[13][8]。木造の駅舎は1989年(平成元年)3月18日に竣工したもので、1930年(昭和5年)の開業以来用いられていた駅舎が老朽化したために、西日本旅客鉄道金沢支社の無人駅老朽駅舎改築事業の一環として建てられた[10]。平屋建であり、広さは旧駅舎に比して約3分の1の50.1平米を有する[10]。また、駅舎内には待合室があり、また除雪用具を入れる倉庫と便所を有する[10]。
貨物取扱
当駅における貨物取扱は、1959年(昭和34年)11月1日に専用線発着車扱貨物に限定され[5]、その後1960年(昭和35年)8月1日には配達取扱が廃止になり[6]、1969年(昭和44年)10月1日に手荷物及び小荷物と共に取扱が廃止された[7]。
1951年(昭和26年)12月15日付『鉄道公報』第732号通報「専用線一覧について(営業局)」別表によると、当駅接続の専用線は次の通りであった[14]。
- 興国人絹パルプ線(第三者使用:日本通運、動力:手押、作業粁程:0.3粁)
- 日本発送電線(動力:手押、作業粁程:0.1粁)
1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった[15]。
- 興国人絹パルプ線(第三者使用:日本通運、動力:手押、作業粁程:0.3粁)
- 関西電力線(第三者使用:北陸電力及び日本通運、動力:手押、作業粁程:0.1粁)
- 北陸電力線(第三者使用:日本通運、動力:手押、作業粁程:0.1粁)
1967年(昭和42年)7月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[16]。
- 北陸電力線(二号線)(第三者使用:日本通運、動力:国鉄機関車及び手押、作業粁程:0.3粁)
日本国有鉄道貨物局が編纂した『専用線一覧表 昭和45年10月1日』には当駅接続の専用線は記載されていない[17]。
利用状況
「富山県統計年鑑」と「富山市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り[18][19]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 127 |
1996年 | 115 |
1997年 | 100 |
1998年 | 101 |
1999年 | 95 |
2000年 | 87 |
2001年 | 73 |
2002年 | 66 |
2003年 | 63 |
2004年 | 54 |
2005年 | 54 |
2006年 | 50 |
2007年 | 55 |
2008年 | 52 |
2009年 | 57 |
2010年 | 49 |
2011年 | 54 |
2012年 | 49 |
2013年 | 45 |
2014年 | 42 |
2015年 | 35 |
2016年 | 32 |
2017年 | 27 |
駅周辺
隣の駅
脚註
- ^ 昭和5年11月20日鉄道省告示第307号(『官報』、1930年(昭和5年)11月20日、内閣印刷局)
- ^ a b 石野哲、『停車場変遷大事典 国鉄・JR編Ⅱ』(168頁)、1998年(平成10年)10月、JTB
- ^ a b 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(34頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
- ^ 昭和9年鉄道省告示第498号(『官報』、1934年(昭和9年)10月19日、内閣印刷局)
- ^ a b c 昭和34年日本国有鉄道公示第402号(『官報』、1959年(昭和34年)10月30日、大蔵省印刷局)
- ^ a b 昭和35年日本国有鉄道公示第384号(『官報』、1960年(昭和35年)7月30日、大蔵省印刷局)
- ^ a b 昭和44年日本国有鉄道公示第300号(『官報』、1969年(昭和44年)9月29日、大蔵省印刷局)
- ^ a b c d e 郡司武編、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地』48号(27頁)、2013年(平成25年)7月、朝日新聞出版
- ^ 昭和62年日本国有鉄道公示第210号(『官報』、1987年(昭和62年)2月5日、大蔵省印刷局)
- ^ a b c d e 「カプセルをイメージ 高山線楡原駅舎が完成」、『北日本新聞』(20面)、1989年(平成元年)3月19日、北日本新聞社
- ^ 『JR時刻表』、弘済出版社、2001年3月号、214 - 217頁には当駅交換列車が見られるが、『JR時刻表』、交通新聞社、2002年12月号、218 - 221頁では消滅している。
- ^ a b 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第6巻 加賀温泉駅―富山エリア』(26及び68頁)、2010年(平成22年)9月、講談社
- ^ データで見るJR西日本2016 - 西日本旅客鉄道
- ^ 名取紀之・瀧澤隆久編、『トワイライトゾ~ン・マニュアル8』(『レイル・マガジン』第16巻15号)、1999年(平成11年)11月、ネコ・パブリッシング
- ^ 名取紀之・瀧澤隆久編、『RM POCKET 11 トワイライトゾ~ン・マニュアルⅣ』、1995年(平成7年)10月、ネコ・パブリッシング
- ^ 日本国有鉄道貨物営業局編、『専用線一覧表 昭和42年7月1日』(168頁)、1967年(昭和42年)8月、日本国有鉄道貨物営業局
- ^ 日本国有鉄道貨物局編、『専用線一覧表 昭和45年10月1日』(214頁)、1970年(昭和45年)、日本国有鉄道貨物局
- ^ 統計年鑑 - 富山県
- ^ 富山市統計書 - 富山市