「有峰口駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎<br>旧駅名「小見驛」表記が一部に残る |
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|よみがな = ありみねぐち |
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|ローマ字 = Arimineguchi |
|ローマ字 = Arimineguchi |
2020年2月15日 (土) 09:40時点における版
有峰口駅 | |
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駅舎 旧駅名「小見驛」表記が一部に残る | |
ありみねぐち Arimineguchi | |
◄T53 千垣 (0.6 km) (1.5 km) 本宮 T55► | |
所在地 | 富山県富山市小見362 |
駅番号 | T54 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
所属路線 | ■立山線 |
キロ程 | 17.9 km(寺田起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 島式1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
40人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1937年(昭和12年)10月1日 |
有峰口駅(ありみねぐちえき)は、富山県富山市小見にある富山地方鉄道立山線の駅である。駅番号はT54。
歴史
当初は「小見駅」として開業したが、日本国有鉄道及び名古屋鉄道の列車乗り入れに備え、有峰湖への最寄駅であることから観光客誘致のために改称された[1][2]。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 富山県営鉄道千垣駅 - 粟巣野駅間開通に伴い、小見駅(おみえき)として開業する[3]。
- 1942年(昭和17年)6月1日 - 日本発送電に譲渡される[3]。
- 1943年(昭和18年)1月1日 - 富山地方鉄道の駅となる[3]。
- 1969年(昭和44年)6月1日 - 貨物の取扱を廃止する[4]。
- 1970年(昭和45年)7月1日 - 日本国有鉄道及び名古屋鉄道の列車乗り入れに備え、有峰口駅に改称する[2]。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅である[5]。無人駅である[5]。駅舎と便所を有する[6]。特急停車駅であり[7]、かつては名古屋鉄道より乗り入れた特急北アルプスも停車した[5]。また、夏季には富山 - 有峰線(バス)が停車する[8]。
貨物取扱
当駅における貨物取扱は1969年(昭和44年)6月1日に廃止された[4]。当駅接続の北陸電力専用線からは有峰ダム建設に用いられたセメントが、1958年(昭和33年)4月9日までは富山港線大広田駅に接続し、1958年(昭和33年)4月10日からは同線蓮町駅の管轄となった小野田セメント専用線より輸送されていた[9][10][11]。セメント輸送は1958年(昭和33年)から1959年(昭和34年)にかけて一日平均700から800トンに及ぶ最盛期を迎え、それまでの一日一列車から二日当たり三列車に増便された[9][12]。
1951年(昭和26年)12月15日付『鉄道公報』第732号通報「専用線一覧について(営業局)」別表によると、当駅接続の専用線は次の通りであった[13]。
- 東邦製鋼所線(動力:富山地方鉄道所有機関車、作業粁程:0.7粁)
1967年(昭和42年)7月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[14]。
- 北陸電力線(第三者使用:日本通運、動力:富山地方鉄道所有機関車、作業粁程:0.9粁)
-
当駅構内に設けられたセメントサイロ
-
当駅北陸電力専用線における重量物荷卸
-
常願寺川鉄橋上を行くセメント輸送貨物列車
利用状況
「富山市統計書」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は38人である[15]。
近年の1日平均乗降・乗車人員は以下の通り[15]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1997年 | 123 | |
1998年 | 108 | |
1999年 | 97 | |
2000年 | 91 | |
2001年 | 87 | |
2002年 | 91 | |
2003年 | 91 | |
2004年 | 88 | |
2005年 | 89 | |
2006年 | 91 | 45 |
2007年 | 87 | 42 |
2008年 | 91 | 46 |
2009年 | 87 | 44 |
2010年 | 88 | 46 |
2011年 | 84 | 44 |
2012年 | 85 | 44 |
2013年 | 81 | 41 |
2014年 | 79 | 40 |
2015年 | 84 | 43 |
2016年 | 79 | 38 |
2017年 | 83 | 40 |
駅周辺
隣の駅
- 富山地方鉄道
- 立山線
脚注
- ^ “富山地方鉄道 有峰口駅”. 富山フィルムコミッション. 2015年7月10日閲覧。
- ^ a b 富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』(543頁)、1983年(昭和58年)3月、富山地方鉄道
- ^ a b c 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(38頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
- ^ a b 富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』(530頁)、1983年(昭和58年)3月、富山地方鉄道
- ^ a b c 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』(34及び73頁)、2010年(平成22年)10月、講談社
- ^ 有峰口駅 | 富山地方鉄道株式会社 - 富山地方鉄道
- ^ 鉄道 | 富山地方鉄道株式会社 - 富山地方鉄道
- ^ バス - 夏山バスのご案内(有峰線) | 富山地方鉄道株式会社 - 富山地方鉄道
- ^ a b 草卓人、「ダム建設と資材運搬」、『有峰の記憶』(203頁より204頁)所収、2009年(平成21年)8月、桂書房
- ^ 北陸電力編、『常願寺川有峰発電計画工事誌』(75頁より83頁)、1964年(昭和39年)12月、北陸電力
- ^ 昭和33年日本国有鉄道公示第112号(『官報』、1958年(昭和33年)4月7日、大蔵省印刷局)
- ^ 北陸電力編、『常願寺川有峰発電計画工事誌』(84頁)、1964年(昭和39年)12月、北陸電力
- ^ 名取紀之・瀧澤隆久編、『トワイライトゾ~ン・マニュアル8』(『レイル・マガジン』第16巻15号)、1999年(平成11年)11月、ネコ・パブリッシング
- ^ 日本国有鉄道貨物営業局編、『専用線一覧表 昭和42年7月1日』(262頁)、1967年(昭和42年)8月、日本国有鉄道貨物営業局
- ^ a b 富山市統計書 - 富山市
関連項目
外部リンク
- 有峰口駅 | 富山地方鉄道株式会社 - 富山地方鉄道