「婦中鵜坂駅」の版間の差分
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|画像説明 = ホームより西富山駅方面を望む<br />(2008年8月) |
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|よみがな = ふちゅう うさか |
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|ローマ字 = Fuchū-Usaka |
|ローマ字 = Fuchū-Usaka |
2020年2月15日 (土) 10:10時点における版
婦中鵜坂駅 | |
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ホームより西富山駅方面を望む (2008年8月) | |
ふちゅう うさか Fuchū-Usaka | |
◄速星 (1.7 km) (2.6 km) 西富山► | |
所在地 | 富山県富山市婦中町西本郷1162-3 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■高山本線 |
キロ程 |
219.6km(岐阜起点) 猪谷から30.4 km |
電報略号 | フウ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
204人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 2008年(平成20年)3月15日 |
備考 | 無人駅 |
婦中鵜坂駅(ふちゅううさかえき)は、 富山県富山市婦中町西本郷にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)高山本線の駅である。
概要
当駅は当初「JR高山本線活性化社会実験」の一環として、富山市が信号やホーム等の鉄道施設施工費の全部を西日本旅客鉄道に対して支出し、2011年(平成23年)春までの3年間限定として設置された[1][2]。高山本線活性化社会実験は2010年(平成22年)度までとなっていたが、2010年(平成22年)12月1日、市は当駅利用者数が常設化の条件である一日140人程度の利用者数を満たしているとして駅の常設化の方針を示した[3][4]。その後、2011年(平成23年)3月をもって高山本線活性化社会実験は終了したが[5]、当駅は臨時駅として存続しており、西日本旅客鉄道は2013年(平成25年)11月1日に北陸信越運輸局に対してその常設化に向けた認可申請を行った[6]。申請は2013年(平成25年)11月13日に認可を受け[7]、2014年(平成26年)3月15日に常設駅に昇格した[8][9]。
歴史
- 2008年(平成20年)3月15日 - 2011年(平成23年)春までの臨時駅として、高山本線速星駅 - 西富山駅間に開業[1][10]。
- 2010年(平成22年)12月1日 - 富山市が当駅の存続と常設化を行う方針を示す[4]。
- 2011年(平成23年) - 高山本線活性化社会実験が終了するが、当駅は臨時駅のまま存続[11]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)3月15日 - 常設駅に昇格[8][9]。
- 2015年(平成27年)4月 - ホームにベンチを設置する[12]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)である[1][13]。かつて高山本線富山駅 - 速星駅間は複線化が計画されていたので、その用地を利用して設置されている[13]。北陸広域鉄道部の管理下にあり[14]、無人駅である[1]。駅舎や便所、自動券売機はない[1]。43台を停車し得る駐車場と駐輪場を備える[15][16]。
2008年(平成22年)に設立された鵜坂地区JR高山本線婦中鵜坂駅利用促進協議会が当駅周辺の整備を行っており、2008年(平成20年)度には駐輪場を設置し、2009年(平成21年)度には桜の植樹を行い、2010年(平成22年)度には芝桜の植栽を行い、2011年(平成23年)度には街灯を設置するなどの活動を行っている[17][16][18]。併せて同駅を利用する小学生から大学生を対象に月1000円の補助金交付も行われている[18]。また、鵜坂地区自治振興会は自己負担によって当駅に防犯カメラを設置したことによって、2011年(平成23年)4月5日に富山西警察署より感謝状を受けている[19]。
-
ホーム
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開業前の当駅敷地
利用状況
「富山県統計年鑑」と「富山市統計書」によると、開業後の1日平均乗車人員は以下の通りである[20][21]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2008年 | 96 |
2009年 | 141 |
2010年 | 173 |
2011年 | 149 |
2012年 | 140 |
2013年 | 160 |
2014年 | 163 |
2015年 | 193 |
2016年 | 183 |
2017年 | 204 |
駅周辺
- 創造の森 越中座(北日本新聞制作拠点)
- 富山イノベーションパーク
- 安田城跡
- 富山県道62号富山小杉線
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e 郡司武編、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地』48号(27頁)、2013年(平成25年)7月、朝日新聞出版
- ^ 中山崇、「JR高山本線における大規模社会実験の取り組み」、2009年(平成21年)7月、一般社団法人日本モビリティ・マネジメント会議
- ^ 「来年度も朝夕は増便 富山市の高山線活性化策、婦中鵜坂駅を存続」 北日本新聞 2010年12月2日朝刊
- ^ a b 来年度も朝夕は増便 富山市の高山線活性化策、婦中鵜坂駅を存続 - 2010年(平成22年)12月2日、北日本新聞社
- ^ JR西日本、富山の社会実験臨時駅を常設化…婦中鵜坂駅 - 2013年(平成25年)11月3日、Response.
- ^ a b JR高山線・婦中鵜坂駅を常設化 JR西認可申請 - 2013年(平成25年)11月2日、北日本新聞社
- ^ a b JR婦中鵜坂駅 運輸局が常設認可 - 2013年(平成25年)12月3日、北日本新聞社
- ^ a b “高山本線「婦中鵜坂駅」の常設化について”. 西日本旅客鉄道 (2013年11月1日). 2013年11月1日閲覧。
- ^ a b JTBパブリッシング『JTB時刻表』2014年3月号
- ^ 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』(34頁)、2008年(平成20年)10月、新潮社
- ^ 来年度も朝夕は増便 富山市の高山線活性化策、婦中鵜坂駅を存続 - 2010年(平成22年)12月2日、北日本新聞社
- ^ 鵜坂地区JR高山本線婦中鵜坂駅利用促進協議会 - 富山市
- ^ a b 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第6巻 加賀温泉駅―富山エリア』(25及び67頁)、2010年(平成22年)9月、講談社
- ^ データで見るJR西日本2016 - 西日本旅客鉄道
- ^ 高山本線活性化事業 - 富山市
- ^ a b 過去の活動内容 - 富山市
- ^ 森口将之、『富山から拡がる交通革命 ライトレールから北陸新幹線開業にむけて』、2011年(平成23年)11月、交通新聞社
- ^ a b 【リポート2013】住民愛着、利用増える JR婦中鵜坂駅が来春常設化 - 2013年(平成25年)11月17日、北日本新聞社
- ^ 防犯カメラ、夜も安心 JR婦中鵜坂駅、設置の自治会に感謝状 - 2011年(平成23年)4月5日、北日本新聞社
- ^ 統計年鑑 - 富山県
- ^ 富山市統計書 - 富山市