コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「セル (ドラゴンボール)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
ガイドライン違反の告知剥がしを差し戻します。まだ対話で告知剥がしの正当性が証明されていません。
星矢系 (会話) による ID:76468467 の版を取り消しryサイヤ人のノートページでセルの扱いについて議論されてるだけなので、わざわざこちらのページにまで貼る必要性が薄いため
タグ: 取り消し
11行目: 11行目:
|relatives = ドクター・ゲロ(創造主)
|relatives = ドクター・ゲロ(創造主)
}}
}}
{{告知|議論|セルの扱いについて|ノート:サイヤ人|セルの扱いについて2}}


'''セル'''は、[[鳥山明]]の[[漫画]]『[[ドラゴンボール]]』および[[アニメ]]『[[ドラゴンボールZ]]』『[[ドラゴンボールGT]]』『[[ドラゴンボール改]]』に登場する架空のキャラクター。
'''セル'''は、[[鳥山明]]の[[漫画]]『[[ドラゴンボール]]』および[[アニメ]]『[[ドラゴンボールZ]]』『[[ドラゴンボールGT]]』『[[ドラゴンボール改]]』に登場する架空のキャラクター。

2020年3月8日 (日) 12:20時点における版

セル
Cell
ドラゴンボールのキャラクター
登場(最初) 其之三百六十一「謎の怪物、ついに出現!!」
ドラゴンボールZ・第141話「かつてない敵に向けて…超ナメック星人誕生!!」
ドラゴンボール改・第68話「そして怪物が動き出す…出撃!超(スーパー)ナメック星人だ!」
作者 鳥山明
声優 若本規夫
プロフィール
種類 ドクター・ゲロによって作られた人造人間
親戚 ドクター・ゲロ(創造主)
テンプレートを表示

セルは、鳥山明漫画ドラゴンボール』およびアニメドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』に登場する架空のキャラクター。

概要

ドクター・ゲロコンピュータバイオテクノロジーによるクローン技術を応用して合成製造した人造人間。ドクター・ゲロは戦闘の達人たちの細胞を集めて合成させた人造人間の研究を始めたが、時間がかかりすぎるために直接の製造を断念し、その後はコンピュータが作業をそのまま休むことなく継続したことにより完成した。蜂のように小さい虫型のスパイロボットがコンピュータにデータを送るついでに戦闘の達人たちの細胞まで集めており、孫悟空ベジータピッコロフリーザコルド大王[1]、そして数種の生物の細胞を組み合わせて造り出された[2]。種族としての分類は地球人[3]

悟空、ベジータ、ピッコロの細胞は、サイヤ人の地球襲来時に3人が戦闘不能になった時にドクター・ゲロの虫型スパイロボットが採取。彼らの細胞が組み込まれているため、その能力・技を使うことができる。フリーザ親子を除き、悟空たちがナメック星に行く前までのデータしかないため、それ以降に悟空たちが習得した技などは使えなかったが、最終的には悟空の瞬間移動も会得した。また、セルゲームの会場を作る際、リングに使う石の質を基準に土地を選んでいる[4]ことから、戦闘関連以外の知識も豊富であることが示唆される。

虫をモチーフにしてデザインされた[5]。また、卵から生まれて脱皮・成長する部分も虫がモデルになっている[6]。名前の由来は細胞を意味する英語「cell」[7]。作者の鳥山はどんどん人間を吸収して変化していくという意味合いで付けたと語る[7]

アニメでは、ドクター・ゲロの最終目的は究極の武道家を生み出してゲロ自身が宇宙を支配することにあり、そのために自分が作られたとセルが回想している。悟空とベジータのサイヤ人としての増強能力、ピッコロのナメック星人としての再生能力、フリーザとコルドの一族としての冷酷さなど、全てゲロが求めていたものだったという。

性格

かなりの自信家であり気分屋。好戦的で強い相手との戦闘を娯楽のように好む(完全体への執着も含めて本人は「サイヤ人、ピッコロ、フリーザの血がそうさせているのでは」と語っている)。天下一武道会をモチーフとしたセルゲームを開催した際にセルは「一番の楽しみ」として、悟空との戦いを最後に取っておきたかったと語り、長らく楽しみにしていた。戦闘においては相手の戦闘スタイルを冷静に分析し、すぐに自身の戦闘スタイルに反映させることができる驚異的な格闘センスを備えている。

セルゲームの開催を決めた際には、その理由として自分の強さの確認と、力をさらに引き出すための練習の場として主催し、世界を恐怖に陥れ、恐怖におびえて引きつった人間たちの顔を見て楽しむことであると語っている[8]。弱者を躊躇なく殺害する冷酷さを持っているが、「征服」に関しては「俗なもの」と認識しているため、興味はない[8]

普段は冷酷ながらも紳士然としており、特に自分が優位で相手が絶望的な状況の場合は不気味な微笑みを絶やさずに常に冷静でいる。その一方で、自分の実力が相手に通用しない、あるいは自身が追い詰められる状況に見舞われると途端に冷静さを失い、我を忘れて激昂し、星ごと消滅させることも辞さない粗暴な気質も持ち合わせている。超サイヤ人2に覚醒した悟飯に追い詰められた際は、激昂のあまりかつてトランクスが行い、自分がその弱点を指摘し一蹴した失敗変身を自らが行うなど、天才的な格闘センスにも陰りが見えた。

基本的にはシリアスなキャラクターだが、ベジータの放ったファイナルフラッシュで右半身が吹き飛んだ際にもがき苦しむ演技をした後に「なんちゃって」と発言し再生を見せつける、セルゲーム開催を10日後に決めながらも、10日が意外にも長いことに退屈を感じた際には「10日というのは長すぎたか」と呟き、サタンの瓦割りに呆れの冷や汗を垂らすといった、ユーモラスな姿も見られた。

創造主であるドクター・ゲロを呼び捨てにしているが、アニメ版では現代・未来の両世界でトランクスと対峙した際に「ドクター・ゲロ様」と敬称で呼んだこともあった。

セルの基本設計は人造人間19号の成功に気を良くしたドクター・ゲロが究極の人造人間として考えたもので、オリジナルの性格のもろい部分をコンピュータが再設計し、様々なキャラクターの性格をプラスして完璧な兵器として完成したという裏設定がある[6]。また、恐怖で世界を支配しようとしていたピッコロ大魔王と似た行動[9]をセルが取ったのも、ピッコロの細胞の影響かもしれないという記述もある[6]

外観・性質

多種の人種と生物の細胞を合成され、脱皮した後は昆虫の外骨格のような人型となり、全身には無数の黒い斑点がある。背中から生えた尻尾の先端の針を生物の身体に突き刺し、そこから生体エキスを吸い取って、完全体に近づくためのパワーアップを行う。吸収される対象は体液のみならず肉体の構成物質全部を吸い取られるため、セルが完全に吸収すると衣服・その他所持品だけとなる。そのために非生物には通じず、完全なロボットである人造人間16号からはエネルギーを吸収できなかった。人造人間17号18号を吸収することで完全体になることができ、2人を吸収する際は尻尾の先を漏斗状に大きく拡げて衣服や所持品もろとも丸呑みする。また、尻尾は細胞を採取したサイヤ人やフリーザ一族と同様に巻き付けて締め付ける武器として使用する能力も有し、タイムスリップを行った未来世界でトランクスを絞殺する際にも用いられたことが『ドラゴンボールZ』で描かれている。

現代での脱皮後における当初の実力では、17号・18号や神と融合したピッコロには敵わず、パワーアップするために数え切れないほどの人間のエキスを吸収して、16号と互角の実力を得た。17号を吸収すると16号をもはるかに上回る力を発揮したが、精神と時の部屋で修行したベジータには敵わなかった。その後、18号を吸収して完全体に進化したことで、ベジータを圧倒的な実力でねじ伏せた。

完全体になり、外部から他者を吸収する必要がなくなった後は尻尾も短くなったが、かつて吸収口だった部分から自らの分身である「セルジュニア」を生み出せるようになった。

体力までは完全回復しないものの、ピッコロ(ナメック星人)の細胞を含むため再生能力を有している。オリジナルより万能になっており、頭部の核が残っていれば何度でも再生が可能。だが、頭部の核の存在が語られる前の描写では、悟空の「瞬間移動かめはめ波」で腰から上までが全て吹き飛んだにもかかわらず再生している。当初はピッコロの腕の再生を見るまでは使っていなかった(アニメでは再生能力を知らなかったことをピッコロに嘲笑われている)。悟空とベジータ(サイヤ人)の細胞も含むため、瀕死状態から復活すると大幅にパワーアップする。また、アニメではフリーザ親子の細胞により宇宙空間でも行動している。

ストーリーへの絡み

初登場 – 17号吸収まで

元々は悟空が心臓病で死んだ後の未来世界で生まれており、その未来世界は現在に現れたトランクスの未来とも異なる次元の未来となっている。初登場時セルはピッコロに「24年後に完成した」と語っており、『ドラゴンボール大全集』ではエイジ762にセルの研究開発が始まり、エイジ786に誕生したとされる[10]。ゲロが遺したコンピュータの分析によれば、17号と18号を吸収して完全体になればこの世に並ぶ者のない究極の存在になれると知り、完全体になるために行動を開始したが、すでに2人は何らかの方法を使ったトランクスに倒された後だった(設定ではトランクスの実力ではなく、緊急停止コントローラーによって破壊されたことになっている[11]。本編でもセルが緊急停止コントローラーの存在を気にかける台詞がある)。そこでセルはトランクスを殺害し、タイムマシンを強奪。タイムマシンの時代設定であるエイジ763[12]に向かった。セルの体格にはタイムマシンが小さすぎて乗れなかったため、卵の状態に自分を退化させることで乗り込むことができたが、そのために元の成体に戻るのに4年の年月を費やした。なお、原作ではタイムマシン強奪からエイジ763到着時の出来事はセルの説明のみで語られたが、アニメ版では詳細が描かれた。

成体になった後、タイムマシン近くのジンジャータウンに赴き、住人たちを吸収し戦闘力を上げていく。神様が宮殿からその光景を目の当たりにしたことでセルの存在が露見し、事態を察して駆け付けたピッコロと交戦。ピッコロの左腕から生体エキスを吸収したことで優位に立つが、弱ったふりをしたピッコロの演技に引っ掛かり、気をよくしたことで自分のことや完全体について語り聞かせる。トランクスと共に駆けつけたクリリンの口から悟空の生存も知った後、太陽拳を使い、逃亡に成功する。

以降はピッコロたちとの戦いを避けながら、人間の生体エキスを吸収していった。アニメ版ではある街を襲い、飛行場で姉弟を襲おうとした際に通りかかったクリリンと交戦。姉妹が動かした飛行機が飛び発つタイミングで太陽拳を使われ、虚を突かれてクリリンと姉妹に逃げられそうになったがすぐさま追いついてクリリンを追い詰めていく。しかしピッコロと天津飯が駆け付けたことで撤退を余儀なくされた。

17号と18号を上回る強さを得たセルは、ピッコロと17号の戦いの場に現れ、ピッコロに勝利。最初に17号を吸収しようとするが、そこに16号が割って入り、戦うことになる。16号との戦いは拮抗していたが、油断していた17号を背後から吸収して第2形態へと進化を遂げる。

また、その使用された細胞から完全体になってしまえば全宇宙にとってフリーザを凌ぐ脅威になってしまう事実からピッコロたちは悟空たちの修行と同時進行で17号と18号を撃破するまたは力が弱い内にセルを倒すという二択をとっていたが、セルがピッコロの手にも負えなくなったことでセルの完全体化への阻止を最優先し、なし崩し的に17号と18号を守る方法も視野に入れることになった。

完全体への進化

17号を吸収し、互角に戦っていた16号の攻撃が全く通用しないほどの強さを身に付ける。気功波の一撃で16号を吹き飛ばし、さらに自殺を試みる18号を吸収した17号の声を利用し、17号の振りをして説得するが、彼女たちが恨んでいたドクター・ゲロを「様」付けで呼んだことが原因で見破られ失敗する。18号を無理矢理に吸収しようとするが、天津飯の新気功砲により接近を阻まれたことで、18号と16号に逃亡される。新気功砲の連発で力を失った天津飯と、駆けつけた悟空を殺そうとするが瞬間移動で逃げられ失敗に終わる。逃亡した18号を探して吸収すべく、一帯の小さな島を次々と破壊していたところにベジータとトランクスが現れベジータと戦う。精神と時の部屋で修行を積んだベジータに一方的に叩き伏せられる。アニメ版では起死回生の一手としてベジータを吸収しようとしたが失敗に終わっている。しかし「強者と戦いたい」というベジータのサイヤ人気質を利用し、18号を吸収して完全体となることに成功。怒ったクリリンの蹴りにビクともせず、逆にその首を蹴り折る。アニメではフリーザの尻尾を切った気円斬でさえも通用せず、クリリンを落胆させた。

完全体となった後はベジータを一切寄せ付けない強さで倒す。続いて父のベジータを超えたと豪語し、はちきれんばかりに筋肉を膨張させたトランクスと戦うが、その攻撃をことごとくかわす。筋肉が膨れ上がりすぎたためにスピードが落ちて攻撃が当たらないことと、ベジータもそこまでの変身はできたはずだがこうなることがわかっていたからやらなかったことを告げる。慢心を看過され戦意喪失したトランクスに、ベジータや彼が短期間で大幅な強化を果たした理由や時間があれば更なる強化も可能なのかを質問し、さらに悟空の所在を問う。そしてトランクスの返答に満足し、天下一武道会をモチーフにした「セルゲーム」を10日後に開催することを決め、自身の目的が「人々の恐怖した顔を見る」ことだと告げ、その場から飛び去る。

テレビ局に現れ、虐殺を行いながら自身の姿をテレビ中継させ、セルゲームの開催を宣言。アニメでは受付嬢に紳士的に接したり、床をぶち抜いて各テレビ番組に乱入しまくっていた。出場者を募ると自身の作った武舞台で10日間が過ぎるのを待つ。その最中に国王が軍隊を出動させ、無数の砲撃を撃ち込まれるが全く効かず、逆に軍隊を殲滅させる。また、悟空が瞬間移動で武舞台に現れ、セルと少しだけ会話をしている。

セルゲーム

セルゲームの当日、ミスター・サタンを全く相手にせずあっさりと一蹴し、まずは悟空との戦いに挑むことになる。悟空との一騎討ちは序盤からすさまじい激闘となったが、途中で悟空は「まいった」と言い放ち、降参することを宣言して息子の悟飯を指名し、悟飯とセルを戦わせる。アニメ版では原作にはない戦闘シーンが大幅に追加されており、セルが地球の戦士たちの技を使っている。

本気を出そうとせず自分との戦いを拒む悟飯に対し、その力を引き出すためにセルジュニアを生み出し、観戦していた戦士たちをいたぶり始める。その非道な振る舞いは悟飯を少しずつ怒らせていく。16号は不意を突いてセルに密着し、そのまま自爆しようとしてセルを動揺させたが、カプセルコーポレーションで修理を受けた際に爆弾を抜き取られていたため失敗に終わる。無防備になった16号の身体を破壊し、首だけになった16号の頭を踏み潰して破壊したことで悟飯を超サイヤ人2に覚醒させる。セルジュニアを一蹴され、悟飯に挑みかかるが攻撃はことごとく通用せず、わずか2発の攻撃で逆に大ダメージを負う。

悟飯の真の強さを目の当たりにして驚愕するとともに、自分と悟飯との間に大きな実力差があることを悟る。逆上し半ば錯乱状態となり、自分がトランクスに指摘したことも忘れて筋肉を膨張させ、力任せに悟飯を攻撃し始める。そして、悟飯の蹴りを頭(アニメでは腹部)に食らい体に変調をきたし、18号を吐き出す。それに伴い、体も第2形態に戻る。

窮地に陥り自らの体を風船のように大きく膨らませて地球もろとも自爆しようとするが、自爆寸前に悟空の機転で界王星に瞬間移動させられ、悟空や界王とともに果てる。

最期

しかし、奇跡的に核が残っていたために復活。このことはセル自身も「うれしい誤算」と語っている。さらにサイヤ人の特性により戦闘力が大幅に増幅[13]し、18号なしでも完全体として再生したことに加え、瞬間移動までも会得した。

復活直後にトランクスの体を貫いて殺害し、これに激昂して特攻を仕掛けたベジータを一撃で弾き飛ばして気功波で追撃し、彼をかばった悟飯は左腕を負傷。悟飯たちを地球ごと消滅させようと、力を凝縮させ太陽系を破壊するほどの強力なかめはめ波を放つ。右手だけでかめはめ波を放つ悟飯と壮絶なかめはめ波の撃ち合いを展開。最初は押していたが[14]、ベジータに横から気功波を打ち込まれて注意を逸らし、直後にあの世からの悟空の一喝を受けて力を一気に爆発させた悟飯の攻撃によって完全に消滅する。

それ以外の歴史におけるセル

本編の歴史にやってきたトランクスの歴史で誕生したセルは、別の歴史のセル(本編の歴史にやってきたセル)同様に過去の世界に移動するためタイムマシンを奪おうとトランクスの前に現れたが、大幅なパワーアップを遂げたトランクスには手も足も出ず、完全に消滅させられた。アニメでは戦う前に、17号と18号を殺したことをトランクスから告げられ「この時代で完全体になれなくなった」ことに怒りを見せていた。

PS3PS4ゲーム『ドラゴンボール ゼノバース』では未来世界の17号と18号を吸収して完全体となっており、悟飯たちと別れて帰還した直後のトランクスを殺害。しかし事態を知った主人公によって歴史改変は阻止され、主人公とトランクスの力により倒された。

本編の歴史では、ドクター・ゲロの研究室にて成長中だったセルをクリリンとトランクスが設備もろとも完全に破壊したため、時間が経過してもセルが誕生することはなくなっている。なお、ニンテンドーDSゲーム[要出典]におけるifストーリーではセルはこれを阻止しており、「この時代のわたしが死んでもわたしが消えるわけではないが、自分が殺されるのはいい気分ではない」と苦い顔で述べていた。

死後(アニメのみ)

セルゲーム後のあの世一武道会編では閻魔大王から地獄行きの判決を下され、驚いた様子のまま床から地獄へ落とされた。地獄においてはコルド大王とフリーザ、ギニュー特戦隊[15]と共に地獄で暴れ、征服を行う。この際、地獄の鬼に対し、力ずくで「ボス」と認めさせようとし自身を様付けで呼ばせようとするなどの行動も見せている。悟空を倒そうと襲いかかるが、その隙を突かれてパイクーハンにわずか2発であっさりと倒される。その後、フリーザ一味と共に投獄された。

魔人ブウ編では、地獄から界王神界での悟空たちとブウの戦いを、フリーザ軍やドクター・ゲロたちとともに観戦する。フリーザとは対照的にブウの戦い振りに感心していた。

ドラゴンボールGT

あの世(地獄)とこの世が混ざった際、他の悪人たちとは異なりこの世に行くことはなく、地獄で『ドラゴンボールZ』で共に悪の強敵だったフリーザと共に現れ悟空を襲撃する。

フリーザと同様に生前よりパワーアップを果たしたと語っており、2人同時で悟空に戦いを挑むが、すでに悟空の敵ではなく、超サイヤ人に変身することもなく、子供の姿のままで完全に遊ばれる。これに対してセルは尻尾で悟空を吸収しようとするが、すぐに脱出される。その後、フリーザとの合体技「ヘルズバスター」で悟空を地獄の底に叩き落とし、吹雪を噴射する装置を用いて氷漬けにしようと目論むが、生きている者は氷漬けにできず(死んでいる者ではないと効かない)、逆に装置を利用されて自分たちが氷漬けにされ敗れた。悟空からは「死んでも悪さするなんて本当に悪い奴ら」とある種の感心を示された。敗北後はフリーザと縛りつけられた状態で牢屋に入れられ、鬼たちに運ばれて行った。

なお、ドクター・ゲロからは「本来17号はセルを上回る凄まじいパワーを持っていた」と語られていた。2代目エンディングにも一瞬だけ登場。

形態

セルには主に3つの形態があり、人間の生態エキス、人造人間の17号と18号を吸収することで進化する[16]

全形態通して一人称は「わたし」もしくは「オレ」[17]

幼体[18]
卵から抜け出て脱皮するまでの小柄な形態。本編では登場しないが、セルが乗ってきたタイムマシンの近くに抜け殻が放置されていた。
第1形態
脱皮した最初の形態。背中に羽根の生えた痩躯の身体、長い尻尾、3本指の手足など、人間とは掛け離れた姿。背中から生えている尻尾を人間に突き刺し、生体エキスを吸い取ってパワーアップする。その容姿から、17号からは「醜い妖怪野郎」と評されている[19]。原作では3本指だったが、アニメでは5本指に変更されている。また、アニメではこの状態で飛ぶ時には独特の羽音し、気を解放する際はオーラが超サイヤ人同様の金色で表現され、吸収した人たちの亡霊も漂っていた。
完全体のセルが悟飯に倒された後日談を描いたエピローグでは、トランクスのいた未来でもこの形態で登場し、トランクスを殺してタイムマシンを奪い過去の時間へと向かおうとしていたが、すでにその計画を知っていたトランクスによって阻止される。
第2形態
人造人間17号を吸収して進化した形態。体格が大柄でがっしりとしたものとなり、第1形態と比べてパワー、スピードが格段に上がった。第1形態では3本だった指が5本になっている(足は指がなくなった)など、体型がより人間に近いものになり、扉ページでは自らを「甘いマスク」と称している[20]。顔つきも人間に近くなっている。この形態だけ背中に羽が生えていない。他の形態と比べると荒っぽい面を見せており、空中から大声を張り上げ18号を呼び出そうとしたり、第1形態の時のように生体エキスに固執せず人間ごと島を破壊している。
第1形態時に互角の戦いをしていた人造人間16号を寄せ付けないパワーを得たが、精神と時の部屋で修行した超ベジータには歯が立たなかった。アニメでは、パワーアップした悟飯の猛攻を受け完全体が崩壊した後しばらくこの形態で戦い、追い詰められて自爆する。
完全体
人造人間17号に加えて18号を吸収した形態。全形態の中で最も人間に近い姿で、使用する必要がなくなった尻尾が退化している(先端部は背中に残っていて任意で伸ばす事も可能であり、GTで実際にこれを伸ばして悟空を飲み込んでいる)。これまでの形態に比べ端整な顔立ちをしており、テレビ局へ進入した際、人々はセルが「醜い化け物が進化した姿」であることに驚いていた[4][21]。態度や言葉遣いは最も落ち着いており、冷静で悠然としている。
ベジータやトランクスを圧倒し、悟空をも凌駕する戦闘力を得たが、超サイヤ人2となった悟飯に圧倒される。
完全体パワー重視形態[22] / 超サイヤ人第3段階[23]
筋肉が大きく膨れ上がり、パワーだけをさらに強化した姿で、あまりにも膨れ上がった筋肉のせいでスピードが犠牲になり、エネルギー消費も激しいという戦闘時に致命的な欠点がある。同様の変身をしていたトランクスに弱点を指摘する際に変身して示したが、セルゲームでは超サイヤ人2悟飯に圧倒されたことで逆上し、我を忘れてこの形態になってしまった。
超完全体[24] / パーフェクトセル[25] / 超サイヤ人2[26]
自爆したセルが、ナメック星人の細胞により残った核から再生・復活した姿。死の淵から甦ると急激なパワーアップを遂げるサイヤ人の細胞により格段にレベルアップした形態。外見は完全体と変わらないが、人造人間18号を欠いた状態で完全体となれて、しかもさらにパワーアップしていて、気の解放時は火花を帯びたオーラを纏っている[27]。悟空の瞬間移動も会得しており、悟空に移動させられたあの世の界王星のあった空間から、再び悟飯たちの前に自力で瞬間移動して現れる。
悟飯とかめはめ波の撃ち合いを繰り広げて圧倒するが、ベジータのエネルギー弾の直撃に気をとられた隙に、力を爆発させた悟飯によって完全に消滅させられて死亡した。

細胞を採取した戦闘の達人たちの技を使う。原作で名前が付いている技はかめはめ波、太陽拳、瞬間移動のみ。

かめはめ波 / 超かめはめ波 / 超級かめはめ波[28] / 太陽系破壊かめはめ波[29]
ピッコロとの闘いやセルゲームにて使用。超完全体の状態で本気になれば太陽系を破壊するほどの威力を秘め、セルゲーム終盤では悟飯と壮絶な撃ち合いを見せた。ゲームでの解説などでは、「細胞採取者の悟空が使うかめはめ波を上回る威力」という意味の記述もある。
太陽拳
体を発光させて相手の目をくらませる。ピッコロたちから逃走する際にこの技を発動して逃れている。また18号を吸収する際にも使用している。
吸収 / ドレインライフセル[30] / 生気吸収[31]
前述の生体エキス吸収の名称。ゲームでは原作で多用した第1形態の主力技としていることが多く、体力を回復できるメリットとして再現されている。第2形態で使えるゲームもある。
じゃあな![32]
第1形態時にピッコロを倒した連続攻撃。強力なパンチで首をへし折り、掴み起こしてとどめのエネルギー波を放つ。
ビッグバンクラッシュ[29]
第2形態時に18号を探す時に島をいくつも消し飛ばした光弾。『レイジングブラスト』では連続で放つスーパービッグバンクラッシュも存在する。また16号に対しても同様の構えから至近距離で放ち、右側頭部を破壊した。
衝撃斬[33] / サイコキネシスクラッシュ[34]
実戦では使用されず、セルゲームの武舞台を製造するために使われた技。手や指の動きに合わせて鋭利な衝撃波を飛ばし、対象物を切断する。この過程の途中に念動力で岩盤を持ち上げている。
指先からの連続気功波[33] / エネルギーショット[35] / 指ビーム[36] / デスビーム(連続デスビーム / フルパワーデスビーム)[30] / ヘルニードル[31] / ジャッジメント[31]
名前はゲームより。悟飯との闘いにて使用。また復活した際にこの技でトランクスを殺害している。完全体や超完全体で使用したためか、第1形態・第2形態でこの技を使えるゲームは『ドラゴンボールZ 伝説の超戦士たち』のみ。
バリヤー / セルバリア[34] / エネルギーフィールド[37] / 特大バリヤー[38] / パーフェクトバリヤー[30]
悟空の連続気功弾を防ぐために発動した。使わせた悟空に「評価に値する」と述べている[39]。発生するバリヤー自体が巨大なため、ゲームでは攻防一体の技としてしばしば用いられる。
瞬間移動
悟空から学習。この技により、界王星から再び地球の悟飯たちの前に現れた。
デスストーム[28] / パーフェクトコンビネーション[29]
ベジータに使った体術による連続攻撃。乱打で空中に飛ばした直後、強烈な肘打ちで相手を叩き落す。
気合い砲[33] / ソリッドハンマー[28] / さあ怒れ![32]
悟飯に使った連続攻撃。連続攻撃を繰り出し、気合いで相手を吹き飛ばす。
パワーブレイク[34]
パワー重視の変身をしてから放つパンチ。威力は大きいが動きが鈍くなったため、悟飯にはよけられた。
自爆[33] / ゆるさなぁーい![29]
18号を吐き出して第2形態に戻ったセルの自爆攻撃。膨張開始から約1分で自爆するが、少しでも刺激を与えるとその時点で自爆する。
指先からの気功波[33] / アルティメットウェーブ[40] /消えてろ[41] / パーフェクトショット[42]
指先に気を溜めて放つ光線。セルゲーム終盤でベジータに放ち、身代わりとなった悟飯の左腕を負傷させた。
パニッシュメントストーム[43] / オールクリア[44]
自身を倒しに来た王立防衛軍を全滅させるために使用。左手を大きく横に払うと同時に衝撃波を放ち、広い範囲を破壊する。

アニメで使用

魔貫光殺砲
『Z』第142話他で使用。第142話においては、かめはめ波より先に使用し、ピッコロを驚かせた。
ギャリック砲
『Z』157話で使用。超ベジータには通用せず、岩場で発射した反動で岩場が砕けて自身が下敷きになった。トランクスはこの技を知っていた。
四身の拳
アニメでは天津飯の細胞も採取したことになっているため『Z』178話で悟空との戦いで使用。セルのものは天津飯のものとは異なり、4人に分離するために力が4分の1になるという欠点が改良されている(改良できた理屈は不明)。しかし悟空に4人がバラバラになったところを狙われて1人ずつ倒された。
気円斬
『Z』では言わなかったが、『改』では技名を発する[45]ヤムチャの繰気弾同様手を動かすことで自由に遠隔操作ができる追跡型の技。界王はフリーザの技と言っており、セルも「フリーザの細胞が(悟空の作戦を)教えてくれるぞ」と発言している。『Z』178話他、鳥山明展用に製作されたCG『ハイパーアニメDRAGON BALL』で使用した。悟空には避けられ、悟飯には受け止められた。
ヘルズバスター
地獄でフリーザとともにあみ出した合体技。『GT』で使用。相手を捕縛して大地獄に突き落とす。大地獄での苦行の様子から、どちらかというとギャグ要素が強い技。

上記の技以外にも、正式名称は不明だが、『Z』143話でピッコロを吸収している最中に割り込んできた軍隊を一蹴するために目から光線を発射している。

未使用

元気玉
「その気になれば、たぶんできる」と発言しているが[46]、使用する機会はなかった。一部のゲームでは実装されており、作品によっては悟空の元気玉と比べて緑がかった禍々しい色をしている。

各種ゲーム

瞬間移動かめはめ波
『真武道会1』『真武道会2』の超完全体の究極技として使用可能。『バーストリミット』では超完全体の必殺技として使用可能。
ビッグバンアタック
Sparking!」』『Sparking!NEO』の第2形態が使用可能。
激烈光弾
ドラゴンボールZ 舞空烈戦』の第2形態が使用できる。
超エネルギーウェイブ
ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』のパーフェクトセルの必殺技。片手から発射される太い柱の気功波。ゲーム解説などでは、「人造人間18号が両手て放つエネルギーウェイブと異なり、片手だけで撃てる」という意味の記述もある。
エナジードライブ
『超武闘伝』のみ登場の必殺技。後ろに引いていた片手を押し出しながら指先から魔貫光殺砲のような光線を放つ。
グラヴィティーボマー
『超武闘伝』のみ登場の必殺技。両手にためた気を合体させて球状にして投げつける。原作・アニメともに該当する技はなし。
デストロイドチェイサー
ドラゴンボールZ 偉大なる孫悟空伝説』オリジナルの技。前方ダッシュで2撃加えた後、背後に回り打ち上げて、デスビームで撃ち落とす。

テーマソング

挑戦状
歌:石原慎一/作詞:岩室先子/作曲:清岡千穂/編曲:山本健司
セルゲームを開催するセルの心境を歌った歌。歌詞の中で「俺は無敵のアンドロイド」と歌っている。
セルゲームのお知らせ
歌:大槻ケンヂ/作詞:山田ひろし/作曲・編曲:山本健司

ゲームでの登場

ゲームでの初登場は『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』。最終ボスとして登場するものの、当時原作ではセルが第2形態までしか登場していなかったため、ピッコロとの一騎討ちは数ターンの経過で終了し、エンディングとなる。エンディングでは不敵に笑う第2形態のカットが挿入される。同じくファミリーコンピュータ用ソフト『ドラゴンボールZ 激闘天下一武道会』では天下一武道会終了後に隠しボスとして登場。完全体に変身して、プレイヤーに挑戦する。

格闘ゲームではスーパーファミコン専用ソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝』にて、第一形態が「セル」、完全体が「Pセル」名義で登場。続編の『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』では完全体のみが登場。また同時期に発売・稼働した格闘ゲーム作品の多くでは完全体のセルが最終ボス的存在になっている。

ドラゴンボールZ 舞空闘劇』では使用されているグラフィックの関係上全て完全体の姿となっており、17号と18号を吸収してやっと「真の完全体」となる設定になっている。

PS2用ソフト『ドラゴンボールZ』では、18号ではなく誤ってクリリンを吸収し、セルジュニアに酷似した形態、通称「セルリン」が登場。そのストーリー中のみ、操作キャラクターとなる。これはセルゲーム開催までのセルの夢の中のアナザーストーリーである。

PS2用ソフト『ドラゴンボールZ Sparking!』でのオリジナルストーリー「真・究極の人造人間編」では、Z戦士を倒した後、17号がドクター・ゲロとドクター・ミューが作り上げた新17号と合体した超17号と戦うことになる。この戦いでは、セルも超17号もお互いに罵り合う。続編となる『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』では変身の際、フィールド上のどこかにいる17号および18号を発見した後、殴りつけて吸収する演出となっている。

PC用ソフト『ドラゴンボールオンライン』ではボスキャラクターとして「セルX」が登場する。見た目は上半身が完全体のセルに近い姿で、下半身が蜘蛛のような4本足になっている。それとは別に、第1形態のセルが蜘蛛のような4本足になった雑魚敵もおり、黄緑色と紫色の2種類が存在する。

アーケードゲーム『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』では完全体の姿で参戦。格闘性能・必殺技共に高性能となっているが、攻撃を空振りするとパワー編重型の形態へと変貌。単発辺りの攻撃力が上がる以外、あらゆる性能が弱体化するデメリットを持ったキャラクターとなっている。

ドラゴンボールフュージョンズ』ではフリーザとともに時空一武道会決勝戦の相手チームとして登場。また、セルとフリーザがEXフュージョンで合体した「セルーザ」がラストバトルの相手として登場する。

PS3およびPS4ソフト『ドラゴンボール ゼノバース』では、邪悪な気で強化された存在として一行の前に立ちふさがる。またトランクスが戻った未来世界では、18号と17号を吸収した完全体の姿で勝負を挑みに来るが駆けつけた主人公の助力により撃破されている。主人公を鍛える師匠としても登場しており、自分が戦いたくなるような戦士として育てる「ゲーム」を行う。

補足

人造人間編のボスに位置づけられているセルだが、当初は19号、20号(ドクター・ゲロ)、次に17号、18号がボスとして設定されていた。しかしいずれも元担当編集者の鳥嶋和彦によって段階的に批判され、最終的にセルを登場させることとなった[47]

しかしそのセルですら予定通りとはいかず、当初は変身させる予定もなかったが担当編集者の近藤裕に「かっこ悪いですよ。もちろん変身しますよね」と、デザインの変更を指示され、仕方なく変身させたところ今度は「馬鹿みたいじゃないですか。はやく完全体にしましょう」とデザインを酷評されたため、完全体は近藤好みのかっこ良いデザインにしたという[47]。近藤によると敵を大きくしないことが鳥嶋の担当時代からの大前提であり、敵が醜いと悟空が勝つと思われて予定調和になってしまうため、完全体だけは唯一鳥山にキャラ造形を意見したと語っている[48]

鳥山自身は完全体のようなデザインは好みではなく[49]第2形態の方を気に入っており、もっと活躍させる予定だと語っていた[47]。鳥山は「一番好きな人造人間は?」という質問にセルの第2形態と答えており[50]、『ドラゴンボール大全集 6巻』は第2形態が表紙を飾っている。鳥山は第1形態のセルも結構気に入っているという[47]が、後に「口が表現しにくくてやりにくかったし、あんまりかっこよくないなぁとは思ってました」と語っている[51]

セルの体にある無数の斑点は、「絵的に寂しい」という理由で鳥山が付けたが、毎回毎回サインペンで描くのが面倒くさかったという。これはアニメスタッフも同じで、当時はCG処理は無くセル画で製作していたため、セルが登場する全ての原画と動画に斑点を一つ一つ描かなければならず、さらに斑点に影も付けていたため、その苦労は並大抵ではなかったという[52]。また、アニメ『Z』でセルが登場するにあたって、原作ではまだ色が不明だったために鳥山明がセル第1形態および、幼体と卵の彩色見本をアニメ用に用意した[53]。後に鳥山はセルの配色について「自分の中で決まらないうちに出してしまった」と語っている[54]

セルの声を務めた若本規夫は、独特のうなり声でそれぞれの形態を演じ分けた。『ドラゴンボールZ』では落ち着いた口調だったが、『ドラゴンボール改』やゲームでは奇声をあげたり感情の激しさを強調したりと、若本の演技が取り入れられたことで、それぞれの形態の声の使い分けがより明確となっている。若本はスマートな完全体が「カッコよくて気に入っている」「気持ちよく演じられる」という[55]。一方、第一形態は「ドロドロした声。で、戦闘シーンはドロドロした声で張らなきゃいけない。それがシンドイ」とコメントしていた[56]

アニメやゲームでの描写では上述のようにフリーザと共に登場することが多い。勝ち誇るフリーザに皮肉を言ったりするなど、掛け合いじみたものもある。ゲーム作品ではフリーザに操作方法を教えてもらったり、口真似をしたり、劇場版第18作『ドラゴンボールZ 神と神』の宣伝スポットでは、自分を差し置いて映画に登場することを自慢していたフリーザに憤るが、「お前、声の出演はないらしいぞ」と指摘していた。

脚注

  1. ^ トランクスの細胞も収集可能だったが、サイヤ人の細胞はすでに複数人集めていて不必要と機械が判断したため収集されず、トランクスの細胞は組み込まれていない。アニメでは天津飯の細胞(クリリンが天津飯の気も感じると発言)も持っているため、天津飯の技も使える設定。
  2. ^ 鳥山明「扉ページ大特集 XXX」『DRAGON BALL 第31巻』集英社ジャンプ・コミックス〉、1992年8月9日、ISBN 4-08-851686-9、187頁。
  3. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「DB種族相関図」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編〜魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』集英社、2004年5月5日、5頁。
  4. ^ a b 鳥山明「其之三百八十九 戦慄のメッセージ」『DRAGON BALL 第33巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年12月31日、ISBN 4-08-851688-5、53・58頁。
  5. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「マンガ「DRAGON BALL」の真実〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル〜」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874804-7、91頁。
  6. ^ a b c 鳥山明「巻末企画 DRAGON BALL 龍珠問答」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編4』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年5月7日、ISBN 978-4-08-880104-9、230-231頁。
  7. ^ a b ジャンプ・コミック出版編集部編「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編〜魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』159頁。
  8. ^ a b 鳥山明「其之三百八十八 セルの思いつき」『DRAGON BALL 第33巻』44-45頁。セルゲーム開催の目的をトランクスから聞かれた際に、このように答えている。
  9. ^ 具体的には、ピッコロ大魔王と同じく、テレビ出演を通して自らの存在を誇示するなど。
  10. ^ 渡辺彰則編「第3章 キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、77頁。
  11. ^ 渡辺彰則編「明かされる4つの未来」『ドラゴンボール大全集 7巻』34頁。
  12. ^ トランクスがこの時代にセットした理由は不明だが、そのことを聞いたピッコロは17号と18号を倒すための方法を伝えようとしていたと推測している。
  13. ^ これはセル本人の推測ではあるが、前述の通りセルは様々な戦闘の達人たちの細胞を持っており、そのうちのサイヤ人の細胞の特性がそうさせたのだろうと語っている。
  14. ^ アニメではピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯も悟空や悟飯に対する思いを独白しながら援護攻撃を行い、セルの衝撃波によって弾き返されたが結果的に戦意を失ったベジータの気力を取り戻すきっかけとなった。
  15. ^ ただし、ギニューはカエルの姿で生き延びているため、この場にはいない。
  16. ^ ゲームなどでは第1形態および第2形態は「不完全体」とも呼称される。
  17. ^ 第1形態で「オレ」と呼んだのは、ピッコロに対して自分のことを「お前の兄弟だ」と紹介したときと、アニメで姉弟を助けたクリリンに対してのみ。なお、トランクスの未来でのセルの一人称は終始「オレ」もしくは「オレさま」。第2形態は自爆形態でのみ、完全体はアニメのみパワー重視形態と死後地獄に落ちた後に「オレ」と呼んでいる。
  18. ^ 渡辺彰則編「科学&超科学の章」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、161頁。
  19. ^ 鳥山明「其之三百七十一 動き始めた16号!」『DRAGON BALL 第31巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年8月9日、ISBN 4-08-851686-9、143頁。アニメでは「虫けらみたいなツラ」とも呼ばれた。
  20. ^ 鳥山明「扉ページ大特集 XXXI」『DRAGON BALL 第32巻』183頁。「(完全体に変化して)変わってしまったらちょっとやだな〜」とも。
  21. ^ 『改』の次回予告では「もう、そう(化け物)とは言わせない」と強気な態度に出ていた。
  22. ^ PS2ゲームの『ドラゴンボールZ』では名称が「完全体(パワー重視)」となっている。
  23. ^ 週刊少年ジャンプ編集部編「超2大特集 超サイヤ人進化論!!」『ジャンプ・アニメコミックスドラゴンボールZテレビスペシャル 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1993年5月31日、145頁。ISBN 4-8342-1185-1
  24. ^ アニメでセル自身が発言している。
  25. ^ PlayStationソフト『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』などの一部のゲームで称されている。
  26. ^ セル自身が「孫悟飯のようにレベルアップした」と自称している。
  27. ^ アニメではこのオーラでピッコロ、クリリン、天津飯、ヤムチャを吹き飛ばした。
  28. ^ a b c PCエンジンソフト『ドラゴンボールZ 偉大なる孫悟空伝説
  29. ^ a b c d PS2ソフト『ドラゴンボールZ Sparking!METEOR
  30. ^ a b c PS2ソフト『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズ
  31. ^ a b c アーケードゲーム、PS2ソフト『超ドラゴンボールZ
  32. ^ a b PS3Xbox 360ソフト『ドラゴンボール レイジングブラスト
  33. ^ a b c d e 渡辺彰則編「技事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』125頁。
  34. ^ a b c スーパーファミコンソフト『ドラゴンボールZ HYPER DIMENSION
  35. ^ スーパーファミコンソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝2
  36. ^ ゲームボーイカラー専用ソフト『ドラゴンボールZ 伝説の超戦士たち
  37. ^ PS2ソフト『ドラゴンボールZ』シリーズ
  38. ^ ゲームボーイアドバンスソフト『ドラゴンボールZ 舞空闘劇』
  39. ^ 鳥山明「其之四百二 孫悟空 謎の行動」『DRAGON BALL 第34巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1993年6月4日、ISBN 4-08-851689-3、83頁。
  40. ^ ニンテンドーDSソフト『ドラゴンボールZ 舞空烈戦
  41. ^ PS3、Xbox 360ソフト『ドラゴンボール アルティメットブラスト
  42. ^ PS4、PS3、Xbox 360、Xbox Oneソフト『DRAGON BALL XENOVERSE』
  43. ^ PS3、PlayStation Vita、Xbox 360ソフト『ドラゴンボールZ BATTLE OF Z』
  44. ^ PS4、PS3、Xbox 360、Xbox Oneソフト『DRAGON BALL XENOVERSE』
  45. ^ ただし、『Z』で界王は「あれは気円斬でも繰気弾でもない」と語っている
  46. ^ 鳥山明「其之三百六十四 笑うセル」『DRAGON BALL 第31巻』39頁。
  47. ^ a b c d 「歴代担当者+鳥山明座談会」ドラゴンボール大全集2巻別冊付録『神龍通信 第2号』、集英社、1995年8月9日、6頁。
  48. ^ Vジャンプ編集部編「DRAGON BALL EDITORS INTERVIEW no.2 2代目担当編集 近藤裕」『30th Anniversary ドラゴンボール超史集』集英社、平成28年(2016年)1月26日、ISBN 978-4-08-792505-0、55頁。
  49. ^ 『鳥山明○作劇場「改」』其乃壱、188頁。
  50. ^ 渡辺彰則編「科学&超科学の章」『ドラゴンボール大全集 4巻』147頁。
  51. ^ Vジャンプ編集部編「DRAGON BALLと鳥山明」『30th Anniversary ドラゴンボール超史集』90頁。
  52. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「鳥山明×中鶴勝祥対談」『テレビアニメ完全ガイド「DRAGONBALL Z」孫悟空伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2003年10月8日、ISBN 4-08-873546-3、99-100頁。
  53. ^ 渡辺彰則編「VARIETY OF DB 鳥山明先生アニメ用メモ大公開!!」『ドラゴンボール大全集 5巻』集英社、1995年11月7日、ISBN 4-08-782755-0、207頁。
  54. ^ 『テレビアニメ完全ガイド ドラゴンボールZ孫悟空伝説』集英社、99頁。
  55. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「天下一声優陣 其之二 セル役 若本規夫」『テレビアニメ完全ガイド「DRAGON BALL」天下一伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年7月2日、ISBN 4-08-873705-9、172-173頁。
  56. ^ 武田実紀男編「アニメージュ・スタジアム ONAIR」『アニメージュ 1992年7月号』徳間書店、平成4年(1992年)7月10日、雑誌01577-7、113頁。