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ユーネリア戦史
ジャンル	ファンタジー
小説
著者	葦原青
イラスト	黒銀
出版社	中央公論新社
レーベル	C★NOVELSファンタジア
発売日	2010年4月25日
巻数	全3巻
	テンプレート - ノート
プロジェクト	ライトノベル

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『ユーネリア戦史』（ユーネリアせんし）は葦原青著、黒銀挿画による日本のファンタジー小説。中央公論新社の新書レーベル（C★NOVELSファンタジア）から発売された。

著者の葦原青にとっては初のシリーズ作品となる。アクションシーンが多くなっている^[1]

あらすじ

東ユーネリア大陸の少年、カルティオンは、旅芸人一座の人間として日々を暮らしていた。幼なじみの少女ファラや仲間たちとの平穏な日々は、しかし突如として破れられる。《吐息》という怪物に憑かれた人間に一座が襲撃されたのだ。カルティオンの父代わりの座長は殺害され、ファラは男によって犯されてしまう。カルティオンはなんとか逃げ延びるが、ファラの心はすでに壊れてしまっていた。ところが、そのファラに神であるというヤトナがとりつき、カルティオンたちにファナを救う方法を提案する。

登場人物

カルティオン: 本作の主人公。青髪碧眼の13歳の少年。〈ハサルの印〉という特別な印を持っている。聖文法という術に習熟したいと思っているものの、なかなかうまくいかない。
ファラ: 本作のメインヒロイン。本名はファルネイア。銀灰色の髪と大きな瞳をもつ13歳の美少女。とても歌がうまく、聖文法という術も得意としている。勝ち気な性格で、いつもカルティオンのことを心配している。自分の身体が女らしくなってきていることに気付かずにカルティオンに抱きついたりするなどしているため、カルティオンを恥ずかしがらせている。; 《吐息》に襲撃された際、男に天幕から引きずり出され、目の前で父親を殺されてしまう。泣き叫んで助けを求めるが口を塞がれて凌辱された。カルティオンたちが見つけた際にはすでに精神が崩壊しており、目を覚まさなかった。
ヤトナ: ファラに取り付いた神。ファラの心を取り戻すことに協力するが、そのかわりにファラの身体でカルティオンに夜伽をともにすることを要求する。
エスタリオン: 旅芸人一座に助けられた剣士。
フロイエ: カルティオンとファラの姉代わりの女性。
カティナ: アルフィヤ族 (突然変異体)の占い師。旅芸人一座に属する、神秘的な美しい女性。《吐息》に襲われ、行方不明となる。
クライアス: 旅芸人一座の座長。ファラの父。
セレーネ: ファイラム帝国奥華騎士団の近衛騎士。凛々しい雰囲気の美女。カルティオンの命を狙うが、逆に囚えられてしまう。以前に難民の暴動に巻き込まれて凌辱されたことが示唆されている。しだいにカルティオンと親しくなっていく。
リリア: ファイラム帝国奥華騎士団の近衛騎士。若く愛らしい女性で、緊張感に欠ける。
クローネ: 《吐息》の少女。

用語

東ユーネリア大陸: ユマ (通常の人間)、アルフィヤ (ユマの変異種)、獣人や亜人など数十種類の人間が住む。ファイラム帝国、バーレン帝国、ユラノ、レシス、ピリアムなどの国家が存在する。
聖文法: 古代ロマルハウトの地で使われていた聖なる表意文字を使う一種の魔術。想像力が最も重要な要素。
フィード一座: クライアスを座長とする旅芸人の一座。容姿の美しい者のなかには、客に身体を売る者もいる。
奥華騎士団: ファイラム帝国の皇居を警護する騎士団。多数の女性と少数の宦官で構成される。セレーネと同僚のリリアなどが所属する。
《吐息》 (エブリス): 人間の身体に憑依する怪物。精神のみの存在。

書籍情報

月の蛇と災の花 2010年 4月 ISBN 978-4125011110
蒼炎の覚醒 2011年 1月 ISBN 978-4125011400
水夢宮の決戦 2011年 8月 ISBN 978-4125011677

脚注

[脚注の使い方]

^ ユーネリア戦史 (中央公論新社、2016年3月16日閲覧)

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[1] ユーネリア戦史 (中央公論新社、2016年3月16日閲覧)

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 『'''ユーネリア戦史'''』（ユーネリアせんし）は[[葦原青]]著、[[黒銀]]挿画による[[日本]]の[[ファンタジー小説]]。[[中央公論新社]]の新書レーベル（[[C★NOVELSファンタジア]]）から発売された。