「デパ地下」の版間の差分
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主に売られている食品は、[[惣菜]]、[[弁当]]、[[デザート|スイーツ]]、[[酒]]などである。スイーツや惣菜は、有名店の[[テナント]]が出店することもある。また、イベントとして[[物産展]]が開催されたり、[[駅弁]]などが販売されたりもする。 |
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地下を食料品売り場にしているデパートが多いのは、メリットとして水まわりや[[ガス燃料|ガス]]、[[電気]]などの設備が上階に設置することに比べて低[[コスト]]なためである<ref name=tika>[http://www.nikkei.com/article/DGXDZO27211720S1A420C1W02101/ 日本経済新聞 「デパ地下」 なぜ食品売り場は地下にあるの?]</ref>。実際に[[東急百貨店本店]]は最上階に食料品売り場を設けたことがあるが、売り場面積が限られ商品を運ぶ手間もかかったためその後地下に移した<ref name=tika></ref>。もう一つのメリットとして、[[地下鉄]][[鉄道駅|駅]]と接続して[[地下街]]の一部を形成することや、あるいは地下に設置された[[駐車場]]と直結することで地下からの入店を狙えることである<ref name=tika></ref>。そして食品売場に集めた客を、上層階へ誘う狙いがある。これを「噴水効果」と呼ぶ<ref name=tika></ref>。ただし、[[北千住駅|北千住]][[丸井|マルイ]]や[[柏市|柏]][[ |
地下を食料品売り場にしているデパートが多いのは、メリットとして水まわりや[[ガス燃料|ガス]]、[[電気]]などの設備が上階に設置することに比べて低[[コスト]]なためである<ref name=tika>[http://www.nikkei.com/article/DGXDZO27211720S1A420C1W02101/ 日本経済新聞 「デパ地下」 なぜ食品売り場は地下にあるの?]</ref>。実際に[[東急百貨店本店]]は最上階に食料品売り場を設けたことがあるが、売り場面積が限られ商品を運ぶ手間もかかったためその後地下に移した<ref name=tika></ref>。もう一つのメリットとして、[[地下鉄]][[鉄道駅|駅]]と接続して[[地下街]]の一部を形成することや、あるいは地下に設置された[[駐車場]]と直結することで地下からの入店を狙えることである<ref name=tika></ref>。そして食品売場に集めた客を、上層階へ誘う狙いがある。これを「噴水効果」と呼ぶ<ref name=tika></ref>。ただし、[[北千住駅|北千住]][[丸井|マルイ]]や[[柏市|柏]][[髙島屋]]、[[東武宇都宮百貨店|東武百貨店宇都宮店]]等のように、1階にスイーツ系店舗・地下1階に惣菜や生鮮食品等を分散して配置したり、さらには地下には売り場を設けず駐車場・駐輪場などのスペースとし、1階に食料品売り場を配置しているといった、地下ではない「デパ地下」もいくつか存在する。 |
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== デパ地下の傾向 == |
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* タカシマヤフードメゾン([[髙島屋]]):[[流山おおたかの森 S・C|おおたかの森]]店、[[キュービックプラザ新横浜|新横浜]]店、[[イオンモール岡山|岡山]]店 |
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* 東急フードショー(東急百貨店):[[二子玉川ライズ]]・ショッピングセンター店、[[武蔵小杉駅|武蔵小杉]] 東急フードショースライス |
* 東急フードショー(東急百貨店):[[二子玉川ライズ]]・ショッピングセンター店、[[武蔵小杉駅|武蔵小杉]] 東急フードショースライス |
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* [[東武宇都宮百貨店]]:栃木店([[栃木市]]役所新庁舎の1階に、食品・ギフトに特化した店舗として出店) |
* [[東武宇都宮百貨店]]:栃木店([[栃木市]]役所新庁舎の1階に、食品・ギフトに特化した店舗として出店) |
2020年6月15日 (月) 22:07時点における版
デパ地下(デパちか)とは、日本の百貨店(デパート)の地下階にある食料品売り場を指す通称(俗称)である。
概要
日本で初めてデパ地下を導入したのは1936年、場所は松坂屋名古屋店である[1]。その後、デパ地下は各地に広がっていった。
デパ地下という名称がテレビや雑誌などのマスメディアによって使われ始めたのは2000年に東急百貨店東横店「東急フードショー」が開業してからである[2]。
主に売られている食品は、惣菜、弁当、スイーツ、酒などである。スイーツや惣菜は、有名店のテナントが出店することもある。また、イベントとして物産展が開催されたり、駅弁などが販売されたりもする。
地下を食料品売り場にしているデパートが多いのは、メリットとして水まわりやガス、電気などの設備が上階に設置することに比べて低コストなためである[3]。実際に東急百貨店本店は最上階に食料品売り場を設けたことがあるが、売り場面積が限られ商品を運ぶ手間もかかったためその後地下に移した[3]。もう一つのメリットとして、地下鉄駅と接続して地下街の一部を形成することや、あるいは地下に設置された駐車場と直結することで地下からの入店を狙えることである[3]。そして食品売場に集めた客を、上層階へ誘う狙いがある。これを「噴水効果」と呼ぶ[3]。ただし、北千住マルイや柏髙島屋、東武百貨店宇都宮店等のように、1階にスイーツ系店舗・地下1階に惣菜や生鮮食品等を分散して配置したり、さらには地下には売り場を設けず駐車場・駐輪場などのスペースとし、1階に食料品売り場を配置しているといった、地下ではない「デパ地下」もいくつか存在する。
デパ地下の傾向
デパ地下の機能(食料品)のみに特化したデパートの出店形態もある。これらはショッピングセンター内の大型テナントの1つとして出店しているケースが殆どであり、実例では以下がある。
- 大丸フードマーケット(大丸):浦和パルコ店 (現在は閉鎖)
- 阪急阪神百貨店:大井阪急食品館、あまがさき阪神
- タカシマヤフードメゾン(髙島屋):おおたかの森店、新横浜店、岡山店
- 東急フードショー(東急百貨店):二子玉川ライズ・ショッピングセンター店、武蔵小杉 東急フードショースライス
- 東武宇都宮百貨店:栃木店(栃木市役所新庁舎の1階に、食品・ギフトに特化した店舗として出店)
- そごう・西武:西武・そごう柏SHOP(セブンパーク アリオ柏の1階に、食品・ギフトに特化した店舗として出店)