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「安野モヨコ」の版間の差分

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== 人物 ==
== 人物 ==
* ペンネームは[[夢野久作]]『[[ドグラ・マグラ]]』の登場人物「呉モヨ子」、および作家・[[安野光雅]]の名前から取って名付けられた<ref name="prints76"/>。
* ペンネームは[[夢野久作]]『[[ドグラ・マグラ]]』の登場人物「呉モヨ子」、および作家・[[安野光雅]]の名前から取って名付けられた<ref name="prints76"/>。
* 趣味は読書で、「今でも毎日必ず3回は読書の時間を作ります」と語っている<ref name="prints76"/>。好きな作家として、[[内田百閒|内田百{{CP932フォント|閒}}]]、[[岡本綺堂]]、[[谷崎潤一郎]]、[[寺田寅彦]]<ref>安野モヨコオフィシャルサイト内[http://annomoyoco.com/profile/ プロフィールページ]</ref>、[[永井荷風]]、[[夢野久作]]、[[澁澤龍彦]]ら大正・昭和の作家を挙げている。好きな漫画に『[[バジル氏の優雅な生活]]』、好きな小説に『[[流れる]]』、好きな映画に『股旅』<ref>[http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=144316 「allcinema」「股旅」]</ref>を挙げたことがある。
* 趣味は読書で、「今でも毎日必ず3回は読書の時間を作ります」と語っている<ref name="prints76"/>。好きな作家として、[[内田百閒]]、[[岡本綺堂]]、[[谷崎潤一郎]]、[[寺田寅彦]]<ref>安野モヨコオフィシャルサイト内[http://annomoyoco.com/profile/ プロフィールページ]</ref>、[[永井荷風]]、[[夢野久作]]、[[澁澤龍彦]]ら大正・昭和の作家を挙げている。好きな漫画に『[[バジル氏の優雅な生活]]』、好きな小説に『[[流れる]]』、好きな映画に『股旅』<ref>[http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=144316 「allcinema」「股旅」]</ref>を挙げたことがある。
* 子供の頃から甘い物が苦手で、[[駄菓子屋]]で買うのは「[[よっちゃん食品工業#定番ロングセラー|よっちゃんイカ]]」と「[[中野の都こんぶ|都こんぶ]]」だった。大人になってからも自宅に砂糖を置いておらず、料理の際にはみりんや蜂蜜を使う。南瓜が食べられるようになったのは最近のことという<ref name="kuiiji">安野モヨコ『くいいじ』(文藝春秋、2009年、ISBN 4163708707)</ref>。
* 子供の頃から甘い物が苦手で、[[駄菓子屋]]で買うのは「[[よっちゃん食品工業#定番ロングセラー|よっちゃんイカ]]」と「[[中野の都こんぶ|都こんぶ]]」だった。大人になってからも自宅に砂糖を置いておらず、料理の際にはみりんや蜂蜜を使う。南瓜が食べられるようになったのは最近のことという<ref name="kuiiji">安野モヨコ『くいいじ』(文藝春秋、2009年、ISBN 4163708707)</ref>。
* [[成田三樹夫]]を好きな俳優の一人に挙げており<ref name="prints76"/>、『[[働きマン]]』の主要キャラクターの名前は、成田を含む『[[仁義なき戦い]]』シリーズのキャストの名前に由来している。ただ、それについて特に意味は無いと語っている。
* [[成田三樹夫]]を好きな俳優の一人に挙げており<ref name="prints76"/>、『[[働きマン]]』の主要キャラクターの名前は、成田を含む『[[仁義なき戦い]]』シリーズのキャストの名前に由来している。ただ、それについて特に意味は無いと語っている。

2020年6月17日 (水) 08:14時点における版

安野 モヨコ
(あんの もよこ)
本名 非公開
生誕 (1971-03-26) 1971年3月26日(53歳)
東京都杉並区
多摩市育ち)
職業 漫画家
活動期間 1989年 -
ジャンル 少女漫画
女性漫画
青年漫画
代表作 『シュガシュガルーン』
『ハッピー・マニア』
さくらん
働きマン
受賞 第29回講談社漫画賞児童部門(『シュガシュガルーン』)
第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(『鼻下長紳士回顧録』)
公式サイト 安野モヨコ Official Site
オフィシャルフェイスブック
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安野 モヨコ(あんの もよこ、1971年3月26日 - )は、日本漫画家株式会社カラー取締役東京都杉並区出身、多摩市育ち。血液型O型。関東高校(現・聖徳学園高校)卒業。別名義に安野 百葉子(読み同じ)。

夫は映画監督庵野秀明。同じ漫画家の小島功は伯父にあたる[1]

来歴

高校在学中の1989年、『別冊少女フレンドDXジュリエット』7月号に『まったくイカしたやつらだぜ!』が掲載されデビュー。

連載を持つまでは、岡崎京子アシスタントをしていた。安野がファンレターを送り、返事が来たのがきっかけだった[2]

1995年から『FEEL YOUNG』で『ハッピー・マニア』の連載を始め、1998年7月にフジテレビ系でドラマ化された。『ハッピー・マニア』がドラマ化された同年5月より、『VoCE』にてイラスト&エッセイ作品『美人画報』の連載を開始。

2005年6月、少女漫画誌『なかよし』に連載された『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞児童部門を受賞。同年7月よりテレビ東京系でアニメ化された。

2006年8月からは『週刊文春』にて、食べ物を題材としたエッセイ『くいいじ』を連載(2007年10月連載終了、2009年11月単行本化)。

2006年10月、『モーニング』にて連載中だった『働きマン』がフジテレビノイタミナ枠でアニメ化。同作は2007年10月に日本テレビ系でドラマ化された。

2007年2月には、『イブニング』で連載された『さくらん』が、蜷川実花監督により実写映画化された。同年4月より、朝日新聞日曜版にてショート漫画『オチビサン』連載開始。

2008年3月、体調不良による休養のため『オチビサン』以外の漫画連載を休業することを発表する[3]

2009年は安野の漫画家生活20周年にあたり、様々な企画が催された(デビュー20周年記念活動の項参照)。

2012年4月6日、夫の名をつけた小惑星「庵野秀明」に続き、火星と木星の軌道の間にある小惑星が「安野モヨコ(Moyocoanno)」と命名される[4]

2013年11月から『FEEL YOUNG』にて、『鼻下長紳士回顧録』で5年8ヶ月ぶりに連載復帰(2018年3月連載終了)。同作は2020年、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した[5]

2017年7月、『FEEL YOUNG』2017年8月号に『ハッピー・マニア』の続編となる『後ハッピーマニア』を単話掲載。2019年10月号(2019年9月)より連載化。

2020年4月、世田谷文学館で『安野モヨコ展 ANNORMAL』を開催予定[6]

人物

関連人物

デビュー20周年記念活動

2009年に様々なアーティスト活動が行われた。

  • 5月 - 初の個展となる《安野モヨコ展》を大阪のギャラリー・センティニアルにて開催。
  • 6月 - 『季刊Prints21 No.91 2009年秋号:安野モヨコ デビュー20周年記念号』が刊行。
  • 7月 - 化粧品ブランド・シュウ ウエムラと安野のコラボレーションによるコレクション“Tokyo Kamon Girls”が全世界で発売[11]表参道ヒルズにて特別展覧会も開催された[12]。また、“Tokyo Kamon Girls”の中のSAKURAKOという女の子をイメージした作品『夜の提灯』も制作された[13]
  • 同月 - デザインを一新した『ハッピー・マニア』新装版の刊行がスタート。
  • 10月 - 東京初となる個展《安野モヨコ展 レトロモダンな世界》が弥生美術館3階にて開催。同美術館1、2階に展示された《『少女の友』展》との同時開催だった。安野は幼い頃から蕗谷虹児中原淳一松本かつぢらのファンであり、『少女の友 創刊100周年記念号』[14]には安野のインタビューが掲載されている。
  • 同月 - 個展の展示作品を収録した『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』[10]が刊行。表題の通り、作品のところどころに鸚鵡のモチーフが描かれている。『VOGUE NIPPON』2009年6月号に掲載された作品にも『鸚鵡師 IA』というタイトルが付けられていた。
  • 11月 - 『くいいじ』上下巻が発売。

単行本リスト

漫画

エッセイ、画集

  • 美人画報(1998年、VoCE、講談社)
  • ハッピーマニア イラスト集(1999年、祥伝社)
  • 日記書いてる場合じゃねぇよ(2001年、PARCO出版
  • 美人画報ハイパー(2001年、講談社)
  • 安野モヨコ対談集 ロンパースルーム(2003年、ロッキング・オン
  • 美人画報ワンダー(2003年、講談社)
  • 蔦と鸚鵡 安野モヨコ紙版画集(2009年、実業之日本社)
  • くいいじ(2009年、文藝春秋)
  • オチビサンのひみつのはらっぱ(2014年、講談社)

その他関連本

  • 花とみつばち Memorial モテバイブル(2003年、講談社)
  • さくらん オフィシャルガイドブック(2007年、講談社)
  • 働きマン Make It Beauty!(2007年、講談社)
  • 働きマン 明日をつくる言葉(2007年、講談社)
  • 働きマン 仕事人に聞く(2007年、講談社)
  • 働きマン Make It Healthy!(2007年、講談社)
  • 文藝別冊「総特集 安野モヨコ」(2003年、河出書房新社)
  • プリンツ21 2005年秋号 特集・安野モヨコ(2005年、プリンツ21)
  • プリンツ21 2009年秋号 特集・安野モヨコ(2009年、プリンツ21)

メディア出演

参考文献

  • 『文藝別冊 KAWADE夢ムック:総特集 安野モヨコ』河出書房新社、2003年、ISBN 430997659X
  • 『文藝別冊 KAWADE夢ムック:総特集 庵野秀明』河出書房新社、2004年、ISBN 4309976794
  • 『季刊Prints21 No.76 2005年秋号:特集 安野モヨコ』プリンツ21、2005年
  • 中野渡純一『漫画家誕生 169人の漫画道』新潮社、2006年、ISBN 4103013516
  • 『季刊Prints21 No.91 2009年秋号:安野モヨコ デビュー20周年記念号』プリンツ21、2009年

その他

TVアニメ

脚注

  1. ^ 中野渡純一『漫画家誕生 169人の漫画道』(新潮社、2006年、ISBN 4103013516)246ページ
  2. ^ a b c d e 『季刊Prints21 No.76 2005年秋号』
  3. ^ “漫画家、安野モヨコ氏が体調不良による長期休養をオフィシャルサイトにて発表”. CINRA.NET. (2008年3月12日). https://www.cinra.net/news/2008/03/12/170340.php 2020年4月6日閲覧。 
  4. ^ 安野モヨコ(Moyocoanno)という名前の小惑星が誕生コミックナタリー 2012年4月12日
  5. ^ 文化庁メディア芸術祭”. 2020年3月20日閲覧。
  6. ^ 次回の企画展 - 世田谷文学館”. 2020年3月20日閲覧。
  7. ^ 安野モヨコオフィシャルサイト内プロフィールページ
  8. ^ 「allcinema」「股旅」
  9. ^ 安野モヨコ『くいいじ』(文藝春秋、2009年、ISBN 4163708707
  10. ^ a b 『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』実業之日本社、2009年、ISBN 4408107816
  11. ^ シュウ ウエムラ公式サイト内「アーティストコラボレーション シュウ ウエムラ×安野モヨコ
  12. ^ シュウ ウエムラ公式サイト内「Tokyo Kamon Girls特別展覧会
  13. ^ VoCE』2009年8月号に掲載。『蔦と鸚鵡 -安野モヨコ紙版画集-』に収録。
  14. ^ 『少女の友 創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション』実業之日本社、2009年、ISBN 4408107565

外部リンク