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2020年6月18日 (木) 12:34時点における版
『スバル』は、1909年から1913年までに刊行された、ロマン主義的な文芸雑誌である。月刊。通巻60冊。菊判200頁内外。定価30銭。
概要
文芸雑誌「明星」の廃刊後、森鷗外や与謝野寛(鉄幹)、与謝野晶子らが協力して発行した。創刊号の発行人は石川啄木が務めた。石川、木下杢太郎、高村光太郎、北原白秋、平野万里、吉井勇らが活躍し、反自然主義的、ロマン主義的な作品を多く掲載し、同人らはスバル派と呼ばれた。「パンの会」とともに後期ロマン主義を主導した。
- 森鴎外は『ヰタ・セクスアリス』(発売禁止になった)『青年』『雁』などを掲載。
- 石川啄木は創刊時から1年間にわたり同誌の発行名義人を務めており、その時期に『赤痢』『足跡(その一)』などの小説も発表したが、それらの多くは評判があまり芳しくなかったという。
外部リンク
- スバルにおける 「椋鳥通信」 - 山口徹、早稲田大学教育学部学術研究第53号、2005年
- 三秀舎と文芸雑誌「スバル」