コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「2006 ワールド・ベースボール・クラシック 韓国代表」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 瀅瀆炅炤炫を含む記事の改名に伴うリンク修正依頼 (鄭大炫) - log
166行目: 166行目:
|17||[[呉昇桓]](オ・スンファン)||{{Flagicon|KOR}}三星ライオンズ||右||右||
|17||[[呉昇桓]](オ・スンファン)||{{Flagicon|KOR}}三星ライオンズ||右||右||
|-
|-
|21||[[鄭大ヒョン|鄭大炫]](チョン・テヒョン)||{{Flagicon|KOR}}[[SKワイバーンズ]]||右||右||
|21||[[鄭大炫]](チョン・テヒョン)||{{Flagicon|KOR}}[[SKワイバーンズ]]||右||右||
|-
|-
|26||[[徐在応]](ソ・ジェウン)||{{Flagicon|USA}}[[ロサンゼルス・ドジャース]]||右||右||
|26||[[徐在応]](ソ・ジェウン)||{{Flagicon|USA}}[[ロサンゼルス・ドジャース]]||右||右||

2020年8月28日 (金) 21:48時点における版

2006 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表(2006 - かんこくだいひょう)は、2006年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック第1回大会に出場した、野球韓国ナショナルチームである。監督は金寅植ハンファ・イーグルス監督)、投手コーチは宣銅烈サムスン・ライオンズ監督)であった。

経緯

大会前は「アジア内では日本に次ぐ2番手」との見方が多かったが、その日本に2連勝するなど1次・2次両リーグで6戦全勝をマークした。これは参加国中唯一の記録である。準決勝進出決定の翌日(3月17日)には、代表選手11人の特例による兵役免除が決定した。しかし準決勝で日本に雪辱を喫し敗退した。

個人では李承燁が大会本塁打王、朴賛浩が大会最多セーブをマークし、この2人と李鍾範が大会ベストナインに選出された。しかしその一方で、朴明桓がドーピング検査に引っかかって出場停止処分を受けたり、準決勝の日本戦で金炳賢小笠原道大北海道日本ハムファイターズ)への死球で警告を受けるなどのトラブルも発生している。

最終成績

  • ベスト4(大会通算成績:6勝1敗)

大会経過

1次リーグ

POOL A を3戦全勝で1位通過。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 韓国(1勝) 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2 8 0
 チャイニーズタイペイ(1敗) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
徐在応(1勝) S朴賛浩(1S) 林恩宇(1敗)
1次リーグを突破するためには互いに勝たなければならない試合。韓国が洪性炘李鍾範の適時打で2点をあげ、9回には二死一・三塁のサヨナラのピンチを切り抜けて勝利。しかし主砲・金東柱が左肩の故障で戦線離脱してしまった。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 中国(2敗) 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 2 1
 韓国(2勝) 1 0 3 1 0 2 2 1 x 10 18 0
孫敏漢(1勝) 陳坤(1敗)
本塁打:[中国] 楊碩1号(ソロ、鄭載勳) [韓国] 李承燁1号(2ラン、陳坤)2号(ソロ、頼国鈞
李承燁が大活躍。初回に犠飛で韓国に先取点をもたらすと、その後2本塁打を放つなど計4安打5打点。韓国が中国を圧倒し、1試合を残して2次リーグ進出を果たした。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 韓国(3勝) 0 0 0 0 1 0 0 2 0 3 5 0
 日本(2勝1敗) 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 7 0
具臺晟(1勝) S朴賛浩(2S) 石井弘寿(1敗)
本塁打:[韓国] 李承燁3号(2ラン、石井弘寿) [日本] 川﨑宗則1号(ソロ、金善宇
敵地での日本戦。初回に松中信彦に適時内野安打で先制され、2回には川﨑宗則にソロ本塁打を浴びる。しかし韓国は5回に李炳圭が中犠飛を放ち1点を返すと、8回に李承燁が逆転2ラン。そのまま1点差で逃げ切り、1次リーグ全勝で1位通過を決めた。

2次リーグ

POOL 1 を3戦全勝で1位通過。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 メキシコ(1敗) 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 5 0
 韓国(1勝) 2 0 0 0 0 0 0 0 x 2 5 0
徐在応(2勝) S朴賛浩(3S) ロドリゴ・ロペス(2敗)
本塁打:<メキシコ> ルイス・アルフォンソ・ガルシア1号(ソロ、徐在応)、<韓国> 李承燁4号(2ラン、ロドリゴ・ロペス
韓国は初回、李承燁が4号2ランを放ち先制。その後追加点は奪えなかったものの、投手陣がメキシコ打線を1点に抑え勝利。2次リーグ初戦をものにした。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 アメリカ合衆国(1勝1敗) 0 0 1 0 0 0 0 0 2 3 9 3
 韓国(2勝) 2 0 1 3 0 1 0 0 x 7 10 0
孫敏漢(2勝) ドントレル・ウィリス(2敗)
本塁打:<アメリカ合衆国> ケン・グリフィー・ジュニア3号(ソロ、孫敏漢)、<韓国> 李承燁5号(ソロ、ドントレル・ウィリス) 崔煕渉1号(3ラン、ダン・ウィーラー
韓国は初回に李承燁が4戦連発となるホームランを放つなど2点を先制。その後も相手の3失策につけ込み、加点。4回裏は崔煕渉がダン・ウィーラーから3点本塁打を放って止めを刺し、アメリカに7-3で勝利した。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 韓国(3勝) 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 3 0
 日本(1勝2敗) 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 6 0
金炳賢(1勝) S呉昇桓(1S) 杉内俊哉(1敗)
本塁打:<日本> 西岡剛2号(ソロ、具臺晟
日本の渡辺俊介と韓国の朴賛浩の両軍先発が共に相手を無得点に抑える投手戦。8回、韓国は日本の2番手杉内俊哉を攻め一死二・三塁の好機を作ると、ここで李鍾範藤川球児から適時二塁打を放ち先制。9回の日本の反撃を1点に抑え、1次リーグから無傷の6連勝を達成し準決勝へ進出した。試合終了後、徐在応がマウンド上で太極旗を立てるパフォーマンスを見せた。

準決勝

日本に破れ準決勝敗退。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 日本(決勝進出) 0 0 0 0 0 0 5 1 0 6 11 0
 韓国(準決勝敗退) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0
上原浩治(2勝) 全炳斗(1敗)
本塁打:<日本> 福留孝介2号(2ラン、金炳賢) 多村仁3号(ソロ、裵英洙
今大会3度目の日本戦。韓国徐在応と日本上原浩治の投げ合いで両軍とも6回までは得点できずにいた。しかし7回に日本の代打、福留孝介に2ランを浴びてから韓国投手陣が崩れ、0-6で敗戦。日本に「3度目の正直」を許し、準決勝敗退となった。

代表メンバー

出場メンバー

ポジション 背番号 氏名 所属球団 備考
監督 75 金寅植(キム・インシク) 大韓民国の旗ハンファ・イーグルス監督
コーチ 70 金在博(キム・ジェパク) 大韓民国の旗現代ユニコーンズ監督 ヘッドコーチ
75 柳仲逸(ユ・ジュンイル) 大韓民国の旗三星ライオンズコーチ 守備走塁コーチ
76 柳志炫(ユ・ジヒョン) 大韓民国の旗SKワイバーンズ監督 走塁コーチ
80 曹凡鉉(チョ・ボミョン) 大韓民国の旗三星ライオンズコーチ バッテリーコーチ
90 宣銅烈(ソン・ドンヨル) 大韓民国の旗三星ライオンズ監督 投手コーチ
投手 1 孫敏漢(ソン・ミンハン) 大韓民国の旗ロッテ・ジャイアンツ
15 具臺晟(ク・デソン) 大韓民国の旗ハンファ・イーグルス
17 呉昇桓(オ・スンファン) 大韓民国の旗三星ライオンズ
21 鄭大炫(チョン・テヒョン) 大韓民国の旗SKワイバーンズ
26 徐在応(ソ・ジェウン) アメリカ合衆国の旗ロサンゼルス・ドジャース
27 朴明桓(パク・ミョンファン) 大韓民国の旗斗山ベアーズ ドーピング検査陽性で失格処分に
28 全炳斗(ジョン・ビョンドゥ) 大韓民国の旗起亜タイガース
36 裵英洙(ペ・ヨンス) 大韓民国の旗三星ライオンズ
38 鄭載勳(チョン・ジェフン) 大韓民国の旗斗山ベアーズ
45 奉重根(ポン・チュングン) アメリカ合衆国の旗シンシナティ・レッズ傘下
49 金炳賢(キム・ビョンヒョン) アメリカ合衆国の旗コロラド・ロッキーズ
51 金善宇(キム・ソンウ) アメリカ合衆国の旗コロラド・ロッキーズ
61 朴賛浩(パク・チャンホ) アメリカ合衆国の旗サンディエゴ・パドレス
捕手 20 陳甲龍(チン・ガビョン) 大韓民国の旗三星ライオンズ
22 洪性炘(ホン・ソンフン) 大韓民国の旗斗山ベアーズ
44 趙寅成(チョ・インソン) 大韓民国の旗LGツインズ
内野手 3 朴鎮萬(パク・ジンマン) 大韓民国の旗三星ライオンズ
5 鄭成勲(チョン・ソンフン) 大韓民国の旗現代ユニコーンズ 金東柱に代わり追加招集
6 金在杰(キム・ジェゴル) 大韓民国の旗三星ライオンズ
11 崔煕渉(チェ・ヒソプ) アメリカ合衆国の旗ロサンゼルス・ドジャース
14 金敏宰(キム・ミンジェ) 大韓民国の旗ハンファ・イーグルス
16 金鍾国(キム・ジョングク) 大韓民国の旗起亜タイガース
18 金東柱(キム・ドンジュ) 大韓民国の旗斗山ベアーズ 1次リーグで負傷離脱
25 李承燁(イ・スンヨプ) 日本の旗読売ジャイアンツ
52 金泰均(キム・テギュン) 大韓民国の旗ハンファ・イーグルス
55 李杋浩(イ・ボムホ) 大韓民国の旗ハンファ・イーグルス
外野手 7 李鍾範(イ・ジョンボム) 大韓民国の旗起亜タイガース
9 李炳圭(イ・ビョンギュ) 大韓民国の旗LGツインズ
12 宋志晩(ソン・ジマン) 大韓民国の旗現代ユニコーンズ
33 朴龍澤(パク・ヨンテク) 大韓民国の旗LGツインズ
35 李晋暎(イ・ジンヨン) 大韓民国の旗SKワイバーンズ

予備エントリーメンバー

ポジション 氏名 所属球団 備考
投手 李丞鎬(イ・スンホ) 大韓民国の旗LGツインズ
李恵践(イ・ヘチョン) 大韓民国の旗斗山ベアーズ
金圓衡(キム・ウォンヒョン) 大韓民国の旗SKワイバーンズ
金鎭尤(キム・ジンウ) 大韓民国の旗起亜タイガース
権五俊(クォン・オジュン) 大韓民国の旗三星ライオンズ
崔元豪(チェ・ウォンホ) 大韓民国の旗LGツインズ
崔映弼(チェ・ヨンピル) 大韓民国の旗ハンファ・イーグルス
盧長震(ノ・ジャンジン) 大韓民国の旗ロッテ・ジャイアンツ
黄斗盛(ファン・ドゥソン) 大韓民国の旗現代ユニコーンズ
文東煥(ムン・ドンファン) 大韓民国の旗ハンファ・イーグルス
捕手 申炅賢(シン・ギョンヒョン) 大韓民国の旗ハンファ・イーグルス
金相勳(キム・サンフン) 大韓民国の旗起亜タイガース
朴勍完(パク・キョンワン) 大韓民国の旗SKワイバーンズ
内野手 安庚鉉(アン・ギョンヒョン) 大韓民国の旗斗山ベアーズ
李大浩(イ・デホ) 大韓民国の旗ロッテ・ジャイアンツ
孫時憲(ソン・シホン) 大韓民国の旗斗山ベアーズ
張盛好(チャン・ソンホ) 大韓民国の旗起亜タイガース
趙東贊(チョ・ドンチャン) 大韓民国の旗三星ライオンズ
鄭慶培(チョン・ギョンベ) 大韓民国の旗SKワイバーンズ
朴鐘皓(パク・チョンホ) 大韓民国の旗三星ライオンズ
洪世完(ホン・セワン) 大韓民国の旗起亜タイガース
外野手 金宰炫(キム・ジェヒョン) 大韓民国の旗SKワイバーンズ
金鐘勲(キム・ジョンフン) 大韓民国の旗三星ライオンズ
秋信守(チュ・シンス) アメリカ合衆国の旗シアトル・マリナーズ
鄭守根(チョン・スグン) 大韓民国の旗ロッテ・ジャイアンツ

関連項目

外部リンク