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{{by|2008年}}も開幕を一軍で迎えるが、死球による手の骨折で離脱。復帰後もベンチを暖めることが多かった。打率が低迷する時期が長かったが、[[6月17日]]の対[[広島東洋カープ]]戦([[広島市民球場 (初代)|広島市民球場]])でスタメン起用されると猛打賞を記録し、故郷に錦を飾った。 |
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=== 横浜時代 === |
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2021年1月11日 (月) 03:44時点における版
楽天時代 (2012年3月20日、横浜スタジアムにて) | |
基本情報 | |
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国籍 |
![]() |
出身地 | 広島県廿日市市 |
生年月日 | 1979年11月6日(44歳) |
身長 体重 |
177 cm 79 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 内野手 |
プロ入り | 2003年 ドラフト5位 |
初出場 | 2006年6月18日 |
最終出場 | 2012年8月12日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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稲田 直人(いなだ なおと、1979年11月6日 - )は、広島県廿日市市出身の元プロ野球選手(内野手。右投左打)。引退後は、野球解説者、スポーツキャスター。
経歴
プロ入り前
1979年に廿日市市で生まれる。中学までは投手だったが、広陵高校で遊撃手に転向。2年次の夏からレギュラーとなり、秋季は中国地区大会にも進出したが、準々決勝で敗れた。3年夏の全国高等学校野球選手権広島大会では3回戦で広島県瀬戸内高等学校に敗れている。卒業後は駒澤大学へ進学し、同野球部では1年次からレギュラーを務め、4年秋に大学日本一となった。東都大学リーグ通算88試合出場、294打数73安打、打率.248、0本塁打、21打点。
大学卒業後は、社会人野球のNKKへ入団。先頭打者として第73回都市対抗野球大会ベスト8進出に貢献し、若獅子賞を獲得した。その後、日本鋼管(NKK)と川崎製鉄との経営統合によってJFEスチールが発足し、野球部も統合されJFE西日本となった後も、そちらに移籍しプレーを続け、2003年の第74回都市対抗野球大会では1回戦で敗退したが遊撃手としての守備力が買われ、同年秋のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズに5巡目で指名され、入団。
日本ハム時代
入団当初は金子誠を脅かす即戦力として期待されたが、2004年・2005年ともに一軍出場なし。二軍(イースタン・リーグ)では打率.273(2005年)を残したほか、遊撃手のみでは活躍の場が得られないとして、二塁手を中心に内野の4ポジション全てで起用された。
2006年6月18日に一軍初出場を果たし、同年7月1日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(札幌ドーム)では、プロ初打席で二塁打を放った。7月9日の対西武ライオンズ戦(インボイスSEIBUドーム)では三塁手として初先発起用され、以降はホセ・マシーアス・飯山裕志との併用で出場する機会も増えた。
2007年は開幕から一軍入りし、一塁手・三塁手、または代打で起用された。9月からは一塁手のレギュラーとして起用され、ポストシーズンでも10試合中8試合に先発出場。先発でない試合でもベンチでムードメーカーとしての役割を果たし、一軍に定着した。
2008年も開幕を一軍で迎えるが、死球による手の骨折で離脱。復帰後もベンチを暖めることが多かった。打率が低迷する時期が長かったが、6月17日の対広島東洋カープ戦(広島市民球場)でスタメン起用されると猛打賞を記録し、故郷に錦を飾った。
2009年は一塁に髙橋信二、三塁に小谷野栄一が定着したために出場機会が減少するが、試合終盤の守備要員で起用されるだけでなく、8月6日の対埼玉西武ライオンズ戦(西武ドーム)では9回表に決勝適時打を放つなど、代打の打率が4割を超える活躍を見せた。同年11月25日、加藤武治・松家卓弘・関口雄大との交換トレードで、坂元弥太郎・松山傑と共に横浜ベイスターズへ移籍した。背番号は32。
横浜時代
2010年は開幕一軍メンバーに入るものの、22試合の出場に留まった。オフに背番号を00に変更した。
2011年は左の代打や、ブレット・ハーパーの守備固めとして起用された。7月10日の中日ドラゴンズ戦では代打で決勝適時打を打ち、三浦大輔のシーズン初勝利を演出した。一軍で61試合に出場したが、10月9日に球団から戦力外通告を受けた[1]。 その後、12月6日に東北楽天ゴールデンイーグルスが獲得を発表[2]。
楽天時代
2011年12月8日に川島亮・加藤大輔・定岡卓摩と共に入団会見を行った。背番号は0。 しかし、2012年は一軍では2試合のみの出場に終わり、シーズン終了後の11月4日、戦力外通告を受けた[3]。同年11月17日、現役引退を発表[4]。
引退後
一時は楽天球団スタッフに就任する予定と報じられた[5][6]が、2013年より、札幌テレビ放送(STV)・STVラジオの野球解説者・スポーツキャスターに就任[注 1]。1月29日放送の『どさんこワイド』より活動を開始した[15]。
その後は、STV・STVラジオ以外の放送局でも活動。2016年よりGAORA[注 2]および北海道文化放送(UHB)[要出典]の中継に出演した。2017年7月11日にはテレビ北海道(TVh)の中継[注 3]、8月13日には北海道テレビ放送(HTB)の中継に登場[要出典]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006 | 日本ハム | 33 | 72 | 63 | 5 | 17 | 3 | 2 | 0 | 24 | 3 | 0 | 0 | 4 | 1 | 3 | 0 | 1 | 14 | 1 | .270 | .309 | .381 | .690 |
2007 | 83 | 175 | 160 | 15 | 44 | 2 | 1 | 0 | 48 | 14 | 0 | 1 | 8 | 2 | 5 | 1 | 0 | 23 | 3 | .275 | .293 | .300 | .593 | |
2008 | 99 | 211 | 185 | 10 | 41 | 1 | 1 | 0 | 44 | 12 | 3 | 0 | 18 | 0 | 6 | 1 | 2 | 13 | 2 | .222 | .254 | .238 | .492 | |
2009 | 65 | 67 | 65 | 4 | 18 | 3 | 0 | 0 | 21 | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 | 1 | .277 | .299 | .323 | .622 | |
2010 | 横浜 | 22 | 24 | 21 | 3 | 6 | 1 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | .286 | .348 | .333 | .681 |
2011 | 61 | 42 | 42 | 4 | 10 | 1 | 0 | 0 | 11 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 11 | 0 | .238 | .238 | .262 | .500 | |
2012 | 楽天 | 2 | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .250 | .250 | .250 | .500 |
通算:7年 | 365 | 595 | 540 | 41 | 137 | 11 | 4 | 0 | 156 | 39 | 4 | 1 | 31 | 3 | 18 | 3 | 3 | 71 | 8 | .254 | .280 | .289 | .571 |
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
一塁 | 二塁 | 三塁 | 遊撃 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2006 | 日本ハム | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | - | 21 | 6 | 32 | 4 | 3 | .905 | - | ||||||||||
2007 | 48 | 242 | 10 | 1 | 15 | .996 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1.000 | 32 | 14 | 33 | 2 | 2 | .959 | - | ||||||
2008 | 17 | 65 | 5 | 2 | 12 | .972 | - | 79 | 32 | 74 | 2 | 0 | .981 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||
2009 | 27 | 65 | 1 | 0 | 8 | 1.000 | 8 | 4 | 9 | 1 | 2 | .929 | 13 | 3 | 7 | 1 | 1 | .909 | - | ||||||
2010 | 横浜 | - | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | - | ||||||||||
2011 | 32 | 45 | 4 | 0 | 3 | 1.000 | - | - | - | ||||||||||||||||
2012 | 楽天 | - | 1 | 5 | 6 | 1 | 1 | .917 | - | - | |||||||||||||||
通算 | 125 | 418 | 20 | 3 | 39 | .993 | 11 | 10 | 19 | 2 | 4 | .935 | 147 | 55 | 146 | 9 | 6 | .957 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
記録
- 初出場:2006年6月18日、対広島東洋カープ6回戦(札幌ドーム)、9回裏にフェルナンド・セギノールの代走として出場
- 初打席・初安打:2006年7月1日、対東北楽天ゴールデンイーグルス9回戦(札幌ドーム)、8回裏に鶴岡慎也の代打として出場、一場靖弘から右中間二塁打
- 初打点:2006年7月6日、対オリックス・バファローズ10回戦(札幌ドーム)、8回裏に歌藤達夫から左前適時打
- 初先発出場:2006年7月9日、対西武ライオンズ11回戦(インボイスSEIBUドーム)、7番・三塁手として先発出場
- 初盗塁:2008年7月12日、対福岡ソフトバンクホークス13回戦(札幌ドーム)、7回裏に二盗(投手:陽耀勲、捕手:高谷裕亮)
背番号
- 54 (2004年 - 2007年)
- 5 (2008年 - 2009年)
- 32 (2010年)
- 00 (2011年)
- 0 (2012年)
関連情報
書籍
連載
- 稲田直人のお悩み相談室→稲田直人のお悩み相談室2008→イナダの部屋(日本ハム選手時代、同球団公式情報誌『Fighters Magazine』に連載)
出演
- どさんこワイド(STV) - スポーツキャスター[注 1]
- どさんこワイド!!朝!(STV) - スポーツキャスター[注 1]
- マハトマパンチ(STV) - スポーツキャスター[注 1][注 4]
- プロ野球中継(各放送局) - 解説
脚注
注釈
- ^ a b c d e f 参考…[7][8][9][10]。2013年1月25日付STV広報のTwitterでも、同年からSTV・STVラジオのスポーツキャスターとしてプロ野球中継や『どさんこワイド』(朝・夕方の両方)『マハトマパンチ』各番組へ出演することが発表[11]。次の資料でも、2013年よりSTVラジオの解説者[12]またはスポーツキャスター[13]就任の旨が記載。例年野球解説者も紹介しているプロ野球名鑑『12球団全選手カラー百科名鑑』シリーズでは、2014年版よりSTVの解説者として紹介[14]。2015年以降はSTV・STVラジオ両局の解説者として紹介(STVは「札幌テレビ」と表記。2019年現在)。
- ^ a b 参考…2016年3月20日12時55分(午後0時55分)からの日本ハム戦中継より担当の旨が記載[16]。同日付タイムテーブルも参照[17]。
- ^ a b 参考(TVh野球解説者としての活動情報):
- ^ 参考:
- 『マハトマパンチ』出演者として記載…[13]
- ^ 参考…
- ^ 参考…2017年5月12日の日本ハム対ロッテ戦(東京ドーム)[21][22]
出典
- ^ “2012年の選手契約について”. 横浜ベイスターズ (2011年10月9日). 2013年3月16日閲覧。
- ^ “契約合意に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス (2011年12月6日). 2011年12月6日閲覧。
- ^ “来季の選手契約に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス (2012年11月4日). 2012年11月4日閲覧。
- ^ “稲田直人選手の現役引退に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス (2012年11月18日). 2012年12月28日閲覧。
- ^ “楽天・稲田が現役引退、今後はスタッフに”. サンケイスポーツ (2012年11月17日). 2012年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月12日閲覧。
- ^ “楽天・稲田が現役引退、球団スタッフに転身”. スポーツニッポン (2012年11月17日). 2012年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月12日閲覧。
- ^ a b 2013年4月当時のSTV・STVラジオのスポーツポータルサイト - インターネットアーカイブ同1日付保存キャッシュ ※テレビプロ野球中継予定一覧より、同28日の日本ハム対オリックス戦のベンチサイド解説として明記。
- ^ a b 2013年5月当時のSTV・STVラジオのスポーツポータルサイト - archive.is 2013年5月1日15時37分34秒(UTC)付保存キャッシュ ※プロ野球中継(テレビ)予定一覧より、同5日の西武対日本ハム戦の副音声解説、同17日のDeNA対日本ハム戦の解説として稲田の名が明記。
- ^ 2013年5月当時のSTVラジオ『STVアタックナイター』公式サイト - archve.is 2013年5月1日14時19分18秒 (UTC)付保存キャッシュ ※解説者一覧に稲田の名が明記。
- ^ 2013年6月当時のSTV・STVラジオのスポーツポータルサイト - インターネットアーカイブ同18日付保存キャッシュ ※同28日の日本ハム対西武戦ラジオ中継の解説担当予定者として明記。
- ^ STV広報のTwitter 2013年1月25日0時5分(太平洋標準時)=同日16時5分(日本標準時)配信分。
- ^ 『プロ野球コンプリート選手名鑑2013年度版』P255より、STVラジオの解説者として稲田のプロフィールが掲載。
- ^ a b 2013年当時のSTV『マハトマパンチ』公式サイト内出演者プロフィール(インターネットアーカイブ同9月3日付保存キャッシュ)
- ^ 『12球団全選手カラー百科名鑑2014』P278 ※P268-278の解説者名鑑のうち、原則五十音順にて顔写真・活動先となる放送局名付きでプロフィールを記載し、それ以外は顔写真・局名を割愛・省スペースとしたうえでコーナー末尾に紹介しているが、稲田は活動先を「札幌テレビ放送」と明記しながらも末尾に紹介された。
- ^ 『どさんこワイド』2013年1月29日放送分「特集コーナー」後記(STV公式サイト内。リンク先は、archive.is 2013年5月1日16時58分35秒=UTC付保存キャッシュ)より、同番組スポーツキャスターへの就任についてつづられている。
- ^ GAORA SPORTS公式Twitter 2016年3月19日20時40分(太平洋標準時)=20日12時40分(日本標準時)配信分
- ^ GAORA公式サイト内2016年3月20日 - 26日分週間番組表
- ^ 『東奥日報』2017年7月11日付夕刊最終面ラテ欄掲載「テレビ北海道」番組表より、午後6:55から8:54の『プロ野球〜オリックス×日本ハム』を参照。解説として明記。
- ^ 『12球団全選手カラー百科名鑑2019』(2019年2月20日、廣済堂出版発行。ISBN 978-4331804100)P283掲載「稲田 直人」
- ^ 2013年8月当時のSTV・STVラジオのスポーツポータルサイト - インターネットアーカイブ同9日付保存キャッシュ ※テレビプロ野球中継予定より、同11日の日本ハム対ロッテ戦ベンチサイド解説、13日の日本ハム対オリックス戦解説、ラジオプロ野球中継予定より、28日の日本ハム対西武戦解説として明記。
- ^ GAORA公式サイト内2017年5月12日から1週間分のタイムテーブル ※12日17:30 - 21:30の『GAORAプロ野球中継(ファイターズ)』を参照。出演者として、解説:稲田直人、実況:近藤祐司、リポーター:久下真以子 各人の記載あり。
- ^ Yahoo!テレビで配信された、テレビ埼玉『ヒットナイター』2017年5月12日放送分の情報ページ - archive.is 2017年5月12日11時3分25秒(UTC) ※放送時間として、19時から21時30分、出演者として、解説:稲田直人、実況:近藤祐司、リポーター:久下真以子 各人の記載あり。
参考資料
- 『プロ野球コンプリート選手名鑑2013年度版』(2013年2月23日発売・3月1日発行、三才ブックス)ISBN 4861995752
- 『12球団全選手カラー百科名鑑』シリーズ各年版
- 各種外部リンク
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 稲田直人 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube