「YeYe」の版間の差分
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{{Otheruses|日本のシンガーソングライター|フランスのポピュラー音楽のジャンル(yéyé)|フレンチ・ポップス}}{{Infobox Musician |
{{Otheruses|日本のシンガー・ソングライター|フランスのポピュラー音楽のジャンル(yéyé)|フレンチ・ポップス}}{{Infobox Musician |
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⚫ | '''YeYe'''(ィエィエ{{sfn|Twitter, profile}}、[[1989年]][[8月24日]]{{sfn|CDJournal, profile}}{{sfn|Twitter|2016}} - )は[[日本]]の[[シンガーソングライター|シンガー・ソングライター]]{{sfn|CDJournal, profile}}{{sfn|Mikiki|2016}}、あるいは橋口なつこの(音楽)プロジェクト{{sfn|閃光ライオット|2011}}{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}{{efn2|本人はシンガー・ソングライターよりもプロジェクトとして見られたいと語っている。''詳細は[[#プロジェクトとしてのYeYe]]を参照。''}}。2010年ごろまでは本名の'''橋口なつこ'''名義で活動していた{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}{{sfn|ミーティア|2016}}。[[滋賀県]]出身で、[[京都]]および[[メルボルン]]を拠点に活動している{{sfn|CDJournal, profile}}。 |
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⚫ | 2009年、concentrate on poppingのボーカルとして[[閃光ライオット]]に出演 |
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⚫ | 2009年、concentrate on poppingのボーカルとして[[閃光ライオット]]に出演。翌年よりソロ活動を開始し、[[2011年]]にYeYe名義でデビュー・アルバム『朝を開けだして、夜をとじるまで』を発表、同作で[[CDショップ大賞]]のニューブラッド賞を受賞。2020年現在までに[[インディーズ・レーベル]]より5枚のアルバムを発表し、[[インディー・ポップ]]や[[チェンバー・ポップ]]、[[エレクトロ・ポップ]]などの文脈で評価されている。その他、[[Gotch]]や[[古川本舗]]の作品への参加、CMへの楽曲提供などもおこなっている。<!-- 本文の要約につき出典略 --> |
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=== ソロ・デビュー以前 === |
=== ソロ・デビュー以前 === |
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橋口なつこは、1989年滋賀県に生まれた |
橋口なつこは、1989年滋賀県に生まれた{{sfn|CDJournal, profile}}。小学校低学年ごろに[[ピアノ]]を始めたが、その際は楽譜を見て演奏するのが性に合わず、すぐに辞めている{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}。その後3人いる兄の影響で、小学校5年生ごろから[[ギター]]を、中学校に入ってからは[[電子ドラム]]をはじめている{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}{{sfn|CDJournal, profile}}。また、小学生のころには兄妹で[[録音スタジオ|スタジオ]]に入っていたという{{sfn|CINRA|2013a|p=1}}。高校時代には1年間[[ニュージーランド]]に留学しており、その経験が後の英語での作詞と歌唱に生かされている{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}。また、初めてオリジナル曲を作ったのも高校のころであるという{{sfn|CINRA|2013a|p=1}}。 |
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2009年には[[ガールズバンド|ガールズ3ピース・バンド]]<nowiki/><!-- nowikiを除去すると、concentrateにまでリンクがかかります(原因不明) -->concentrate on poppingの[[ベース (弦楽器)|ベース]]・[[ボーカル]]としてトミナカナミ |
2009年には[[ガールズバンド|ガールズ3ピース・バンド]]<nowiki/><!-- nowikiを除去すると、concentrateにまでリンクがかかります(原因不明) -->concentrate on poppingの[[ベース (弦楽器)|ベース]]・[[ボーカル]]としてトミナカナミ(ギター)、イワタトモミ([[ドラムセット|ドラム]])とともに[[閃光ライオット]]にファイナリストとして出演している{{sfn|閃光ライオット|2011}}{{sfn|閃光ブログ|2009}}{{efn2|このときの音源は『閃光ライオット2009』([[閃光レーベル]]、2009年)に収録されている<ref name="SonyMusicShop 閃光ライオット2009" />。}}。結成の際にはあまりバンド活動に興味はなかったが、賞金がもらえると聞いて参加したとのちに語っている{{sfn|閃光ライオット|2011}}{{efn2|閃光ライオットの賞金は100万円で、賞金はカメラの購入に使いたかったという{{sfn|DIGLE MAGAZINE|2020}}。}}。この出演時に[[BEAT CRUSADERS]]のベーシストであるクボタマサヒコに声をかけられたことが、デビューのきっかけとなった{{sfn|DIGLE MAGAZINE|2020}}。concentrate on poppingのドラマーはデビューに興味がなく、ソロでのデビューにははじめ乗り気ではなかったが、高校卒業間近に恩師のアメリカン人教師からもらった「心の底から好きなことをして、めっちゃ好きになる努力をしなさい{{efn2|YeYeによる訳{{sfn|DIGLE MAGAZINE|2020}}。}} <small>({{Lang-en|Do what you love, love what you do|links=no}})</small>」という言葉を思い出し、その「好きなこと」は自分にとって歌だと気付いたのだと述懐している{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}{{sfn|DIGLE MAGAZINE|2020}}。 |
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=== ソロ・デビュー以降 === |
=== ソロ・デビュー以降 === |
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2010年よりソロ活動を開始。当初は本名の橋本なつこ名義で活動していたが、翌年より中国語の「おじいちゃん{{ |
2010年よりソロ活動を開始。当初は本名の橋本なつこ名義で活動していたが、翌年より中国語の「おじいちゃん{{efn2|おじいちゃん萌えであると2011年のインタビューにおいて語っている{{sfn|閃光ライオット|2011}}。}}<small>({{Lang-zh-Hant|爺爺}}、{{Lang-zh-Hans|爷爷}}、{{ピン音|yéye}})</small>」に由来するYeYe に名義を改める{{sfn|閃光ライオット|2011}}{{sfn|CINRA|2013a|p=1}}{{sfn|Tower Records|2013}}<ref>{{Cite web|website=[[Weblio]]日中中日辞典|url=https://cjjc.weblio.jp/content/%E7%88%B7%E7%88%B7|title={{lang|zh|爷爷}}の意味|accessdate=2021-01-06}}</ref> ''<small>(名義変更の理由については[[#プロジェクトとしてのYeYe]]を参照)</small>''。2011年にCaptain Haus Recordings{{efn2|クボタマサヒコ([[BEAT CRUSADERS]]、[[kuh (バンド)|kuh]])が主催する東京のレーベル<ref>{{Cite web|website=CAPTAIN HOUSE|url=http://www.captainhouse.com/company/|title=Company|accessdate=2021-01-06|}}</ref><ref>{{Cite web|website=CINRA.NET|date=2009/08/25|url=https://www.cinra.net/news/2009/08/25/230732|title=ビークルのクボタが主宰するCAPTAIN HAUS RECORDINGSのレーベルイベントが東京初開催|accessdate=2021-01-06|}}</ref>。|name=about-chr}}より発表したデビュー・アルバム'''『'''朝を開けだして、夜をとじるまで』は、プレミア価格がつくほどの人気となり{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}、[[CDショップ大賞]]のニューブラッド賞を受賞した{{sfn|Official, about}}{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}。2011年3月11日の[[東日本大震災]]以降2016年現在まで<!-- 2017年以降の継続は不明。 -->、震災の記憶を風化させないため毎月11日に[[ライブストリーミング|ライヴ・ストリーミング]]を実施している{{sfn|Spincoaster|2016}}。 |
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[[ラリーレーベル]]{{ |
[[ラリーレーベル]]{{efn2|石川県[[金沢市]]の[[セレクト・ショップ]]が主催するレーベル。[[LUCKY TAPES]]、[[DATS]]、[[Chocolat]]&Akito、[[堀江博久]]、[[清水ひろたか]]ら日本国内のアーティストの作品のほか、[[メン・アイ・トラスト]]、{{仮リンク|ユミ・ゾウマ|en|Yumi Zouma}}、{{仮リンク|カイト (バンド)|en|Kyte|label=カイト}}など国外のアーティストの作品もリリースしている<ref>{{Cite web|website=Rallye Label Official Website|url=http://rallye-label.com/artists/|title=ARTISTS|accessdate=2021-01-06|}}</ref><ref>{{Cite web|author=行達也|website=CDV-NET|date=2011-10|url=http://cdvnet.jp/modules/column/oct11/talk/p1.php|title=第32回 全国名物店員訪問記|accessdate=2021-01-06|publisher=[[日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合]]|work=TALKへ行きたい}}</ref>。|name=about-rallye}}への移籍後、2013年に『Hue Circle』を、2016年に『ひと』を発表。並行して、[[Gotch]] <small>(後藤正文としても知られる[[ASIAN KUNG-FU GENERATION]]のメンバー)</small> {{efn2|後藤正文は閃光ライオット出演時から印象に残っており、ソロ・デビュー以前の橋口を自身のレーベルに誘いたいと考えていた旨を後に語っている{{sfn|後藤|2012}}{{sfn|CINRA|2013b|p=1}}。}}や[[古川本舗]]、[[高野寛]]の作品にも参加している{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}{{sfn|Mikiki|2017}}。またこのころより、[[ゆうパック]]{{efn2|ららぽーと<!-- ミーティア 2016では「ゆうパック」となっているが、当該記事で引用しているツイートでもららぽーととなっているため、誤りと判断 -->のCMには出演もしている{{sfn|Oricon News, CM出演}}。}}、[[アヲハタ|アヲハタジャム]]、[[ららぽーと]]、[[ヴイックス メディケイテッド ドロップ|ヴィックスドロップ]]など複数の[[コマーシャルメッセージ|CM]]に楽曲提供をおこなっている{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}{{sfn|Official, works}}<ref name=":2">{{Cite web|author=宮尾茉実|website=OTOTOY|date=2017年01月22日|url=https://ototoy.jp/feature/20170121008|title=ANATAKIKOUが5年ぶりにアルバムをリリース! 侘び寂び的美学を感じさせる、今の彼にしか作れない音楽|accessdate=2021-01-14|}}</ref>。この時期のおもなライブ出演としては2016年の[[フジロックフェスティバル]]が挙げられるほか{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}{{sfn|FUJIROCK EXPRESS|2016}}、[[リトアニア]]で開催された「[[ナウジャパン]]{{efn2|[[バルト諸国]]最大の日本文化の祭典<ref>{{Cite web|website=I.O.E.A.|url=https://ioea.info/eventinfo/60-171206/|title=now Japan|accessdate=2021-01-06|publisher=[[国際オタクイベント協会]]}}</ref>。}} 2014」への参加に際しては、サポート・メンバーの旅費を集めるための[[クラウドファンディング|クラウド・ファンディング]]・ライヴを実施した{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}{{sfn|Tumblr|2014}}。 |
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オーストラリアの[[メルボルン]]への移住後、2017年には『Mottainai』を発表 |
オーストラリアの[[メルボルン]]への移住{{efn2|{{harvtxt|DIGLE MAGAZINE|2020}}によると、2020年現在は京都に居住している}}後、2017年には『Mottainai』を発表{{sfn|Mikiki|2017}}。同年には[[まつむらしんご]]監督の『{{仮リンク|恋とさよならとハワイ|en|Love and Goodbye and Hawaii|}}』に主題歌を提供している{{sfn|Mikiki|2017}}。2020年には通算5枚目のアルバム『30』を発表した{{sfn|Mikiki|2020}}。 |
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== 音楽性と活動形態 == |
== 音楽性と活動形態 == |
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=== ジャンルと特徴 === |
=== ジャンルと特徴 === |
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ジャンルについては、[[インディー・ポップ]] |
ジャンルについては、[[インディー・ポップ]]{{sfn|Mikiki|2020}}や[[ギター・ポップ]]{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}、[[チェンバー・ポップ]]{{sfn|CINRA|2013a|p=1}}{{sfn|Spincoaster|2016}}、あるいは [[エレクトロ・ポップ]]{{sfn|アンテナ|2020}}{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=2}}{{sfn|OTOTOY|2013}}の文脈で語られている。また、透き通って凛とした瑞々しい歌声{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}{{sfn|Tower Records|2011}}<ref name=":5">{{Cite web|author=稲垣有希|website=ki-ft|date=2014/11/20|url=http://ki-ft.com/interview/gotch-live-in-tokyo/|title=【インタビュー】【レビュー】Gotch『Live in Tokyo』|accessdate=2021-01-14}}</ref><ref name=":6">{{Cite web|author=大石始|website=TOWER RECORDS ONLINE|date=2013年06月27日|url=https://tower.jp/article/interview/2013/06/05/b1045|title=jizue 『journal』|accessdate=2021-01-14|work=インタビューファイル}}</ref>やコーラス・ワーク{{sfn|ぴあ|2012}}{{sfn|アンテナ|2020}}を評価されており、自身もコーラス・ワークは強みであると語っている{{sfn|ぴあ|2014|p=3}}。[[シティ・ポップ]]との関係については、{{harvtxt|アンテナ|2020}}において、一見似ているがありふれた日常や内面を指向している点において対称的であると批評されている。また、{{harvtxt|DIGLE MAGAZINE|2020}}は「オーガニックな音に魅力がある」と紹介している。 |
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歌詞は、日本語詞の曲もあるが英語詞の曲が多い |
歌詞は、日本語詞の曲もあるが英語詞の曲が多い{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}{{sfn|beehype|2016}}。曲展開については、サビや転調を重視した同時代のJ-Popの主流とは異なると、「Veronika」<small>(『ひと』所収)</small> を取り上げて指摘されている{{efn2|この曲については同時に、[[ブラックミュージック|ブラック・ミュージック]]を彷彿とさせる曲展開であるとの指摘もなされており、そのことについてYeYe本人は、自身はブラック・ミュージックには疎く、メンバーによるアレンジの賜物であると述べている{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=2}}。}}<!--ポプシクリップ2016,p=2-->。これについてYeYe本人は、同時代のJ-Popの逆を目指した部分はあると肯定し、自分の曲は基本的に「Aメロ、Bメロ、Cメロ展開があるかないか」でサビがないと答えている{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=2}}。また、無意識に曲を作ると「A→B→A→B」の展開になることが多いとも述べている{{sfn|Spincoaster|2016}}。 |
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CMへの提供楽曲については、YeYeとしてのプライドを捨てて制作しているが、[[ディレクター]]の指示に従っての仕事は、たとえば自身の作風とは異なった曲展開に気付かされるなど、YeYeの作品に還元されていると語っている |
CMへの提供楽曲については、YeYeとしてのプライドを捨てて制作しているが、[[ディレクター]]の指示に従っての仕事は、たとえば自身の作風とは異なった曲展開に気付かされるなど、YeYeの作品に還元されていると語っている{{sfn|Spincoaster|2016}}。 |
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=== プロジェクトとしてのYeYe === |
=== プロジェクトとしてのYeYe === |
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本名の橋口なつこからYeYeへと改名した理由について、弾き語りのシンガー・ソングライターとしてカテゴライズされるよりも、ソロから大所帯まで様々な編成をとるプロジェクトとして見られたかったからであると、複数のインタビューにおいて語っている |
本名の橋口なつこからYeYeへと改名した理由について、弾き語りのシンガー・ソングライターとしてカテゴライズされるよりも、ソロから大所帯まで様々な編成をとるプロジェクトとして見られたかったからであると、複数のインタビューにおいて語っている{{sfn|閃光ライオット|2011}}{{sfn|CINRA|2013b|p=3}}{{sfn|ぴあ|2014|p=3}}{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}。ゲスト・ミュージシャンやサポート・ミュージシャンについても、{{harvtxt|ポプシクリップ。|2016|p=1}}において、「YeYe」というシンガー・ソングライターのゲストやサポートというよりも「YeYe」というプロジェクトのファミリー・メンバーという感覚であるとの旨の発言が見られる。{{harvtxt|CINRA|2013b|p=3}}においては、バンドではなくサポート・メンバーとして参加してもらっているから喧嘩せずに済んでいる、との発言も見られる。 |
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また、{{harvtxt|DIGLE MAGAZINE|2020}}においては、アーランド・オイエのようにプロジェクトによって複数の名義で活動したほうが、自分の表現したいことが伝わるかもしれないと語っている。 |
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=== 制作環境などの変遷 === |
=== 制作環境などの変遷 === |
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デビュー・アルバムである'''『'''朝を開けだして、夜をとじるまで』はセルフ・[[音楽プロデューサー|プロデュース]]であり、ほとんどすべての楽器を自ら演奏していた |
デビュー・アルバムである'''『'''朝を開けだして、夜をとじるまで』はセルフ・[[音楽プロデューサー|プロデュース]]であり、ほとんどすべての楽器を自ら演奏していた{{sfn|閃光ライオット|2011}}{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}。次作『Hue Circle』においても、半数以上の楽曲は一人で作成しているが、以降[[バックバンド|サポート・メンバー]]として継続的に関わることになる{{sfn|Mikiki|2017}}{{sfn|アンテナ|2020}}田中成道 ([[キーボード (楽器)|キーボード]])、浜田淳([[ベース (弦楽器)|ベース]])、妹尾立樹([[ドラムセット|ドラム]])の3名{{efn2|田中成道はTANAKA OF THE YEAR!・TANAKA OF THE HAMADA、浜田淳はLainy J Groove・Sawa Angstrom・TANAKA OF THE HAMADA、妹尾立樹はLLama・sistertail名義でも活動している{{sfn|OTOTOY|2013}}<ref>{{Cite web |author= |website={{仮リンク|チューンコア|en|TuneCore|label=TuneCore}} Japan|date= |url=https://www.tunecore.co.jp/artists/TANAKA-OF-THE-YEAR! |title=TANAKA OF THE YEAR!|accessdate=2021-01-06}}</ref>。}}も一部楽曲に参加している{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}。 |
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2016年の『ひと』においては、前作までとは一転して上記メンバーに[[編曲|アレンジ]]の主導権を渡し、全編サポート・メンバーとともに作成しており |
2016年の『ひと』においては、前作までとは一転して上記メンバーに[[編曲|アレンジ]]の主導権を渡し、全編サポート・メンバーとともに作成しており{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}、それまでのガーリーでファンシーなイメージから、パンキッシュで躍動感溢れる[[バンドサウンド|バンド・サウンド]]に転じていると評された(本人はデビュー時より[[パンク・ロック|パンク]]精神をもっているつもりだったが、それを自分の音で伝えるのに時間がかかったと語っている){{sfn|Mikiki|2016}}{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=2}}{{sfn|Spincoaster|2016}}。また同作は一発録りが中心である{{sfn|Spincoaster|2016}}{{sfn|beehype|2016}}。 |
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メルボルン移住後初のアルバムとなる『Mottainai』は、録音は日本においておこなわれたが、地理的要因もあり、再び多くの編曲をみずから手掛けている |
メルボルン移住後初のアルバムとなる『Mottainai』は、録音は日本においておこなわれたが、地理的要因もあり、再び多くの編曲をみずから手掛けている{{sfn|Mikiki|2017}}。2020年に発表した『30』は、エレクトロ色が強くなり、バンド・サウンドが中心であった前作までとはまた異なった展開を見せていると評された{{sfn|アンテナ|2020}}。 |
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=== ほかのアーティスなどからの影響 === |
=== ほかのアーティスなどからの影響 === |
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{{triple image stack|right|Asian Kung Fu Generation - Masafumi Gotoh (cropped).jpg|Kings of Convenience (192701).jpg|Belle and Sebastian British Band.jpeg|115|Gotch|キング・オブ・コンビニエンス|ベル・アンド・セバスチャン}} |
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⚫ | 『Hue Circle』をリリースしたころには、[[キングス・オブ・コンビニエンス]]、[[ザ・ホワイテスト・ボーイ・アライブ]]、{{仮リンク|イッツ・ア・ミュージカル|de|It’s a Musical| |
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⚫ | |url=https://hymn.se/2012/03/17/stjarnskott-its-a-musical/ |title=Stjärnskott: It’s A Musical |accessdate=2021-01-07|language=sv}}</ref><ref>{{Cite web |first=Tim |last=Sendra |website=[[AllMusic]] |date= |url=https://www.allmusic.com/artist/its-a-musical-mn0001007283/biography |title=It's a Musical {{!}} Biography & History |accessdate=2021-01-07}}</ref>。 |
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⚫ | 『Hue Circle』をリリースしたころには、[[キングス・オブ・コンビニエンス]]、[[ザ・ホワイテスト・ボーイ・アライブ]]、{{仮リンク|イッツ・ア・ミュージカル|de|It’s a Musical|}}{{efn2|エラ・ブリクスト({{lang-sv|Ella Blixt}})とロバート・クレッチマー({{lang-de|Robert Kretzschmar}})により2008年ごろに結成されたインディー・ポップ・デュオ<ref>{{Cite web |first=Masataka |last=Koduka |website=BARKS |date= 2013.3.19 12:51|url=https://www.barks.jp/news/?id=1000088495 |title=【ライブレポート】イッツ・ア・ミュージカル、気持ちよいシンコペーションの波に身をゆだねて |accessdate=2021-01-07}}</ref><ref>{{Cite web |first=Anton |last=Lindskog |website=HYMN |date= 2012-03-17 |
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⚫ | 音楽以外では、[[楳図かずお]]の『[[漂流教室]]』や映画『[[バック・トゥ・ザ・フューチャー]]』を好きな作品としてあげている |
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⚫ | |url=https://hymn.se/2012/03/17/stjarnskott-its-a-musical/ |title=Stjärnskott: It’s A Musical |accessdate=2021-01-07|language=sv}}</ref><ref>{{Cite web |first=Tim |last=Sendra |website=[[AllMusic]] |date= |url=https://www.allmusic.com/artist/its-a-musical-mn0001007283/biography |title=It's a Musical {{!}} Biography & History |accessdate=2021-01-07}}</ref>。}}、[[スフィアン・スティーヴンス]]、[[ダーティー・プロジェクターズ]]、[[シー&ヒム]]を好きなあるいは影響を受けたアーティストとして挙げ、チェンバー・ロックからの影響についても語っている{{sfn|Mikiki|2016}}{{sfn|CINRA|2013a|p=1}}{{sfn|Spincoaster|2016}}{{sfn|CINRA|2013a|p=2}}{{sfn|HMV|2013}}。また、『Hue Circle』のころまでの歌い方は、中学生のころに好きになった[[空気公団]]や[[ベル・アンド・セバスチャン]]の影響を受けており{{sfn|Mikiki|2016}}、その後[[Gotch]] <small>([[ASIAN KUNG-FU GENERATION]])</small> のバンドにコーラスで参加した際には、Gotchの声の出し方に合わせたほか{{sfn|Mikiki|2016}}{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=2}}{{sfn|Spincoaster|2016}}、小学生のころに[[SPEED]]や[[BoA]]の物真似をしながら歌っていたことが生かされたと語っている{{sfn|Mikiki|2016}}。『ひと』をリリースしたころには、[[ファイスト]]、{{仮リンク|アーランド・オイエ|en|Erlend Øye|}}<small>(キングス・オブ・コンビニエンス)</small>、前述の空気公団をとくに影響を受けたアーティストして挙げており{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}、[[ブロークン・ソーシャル・シーン]]や [[カレンO]]、ベル・アンド・セバスチャンからの影響もあると述べている{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=2}}{{sfn|Spincoaster|2016}}{{sfn|beehype|2016}}。また、リトアニアで{{仮リンク|ホセ・ゴンザレス|en|José González (singer)|}}{{efn2|1990年代から[[ハードコア・パンク|ハードコア]]、[[インディー・ロック]]、インディー・ポップなどのジャンルで活躍しているアルゼンチン系スウェーデン人のシンガー・ソングライター<ref>{{Cite web |first=Andrew |last=Leahey |website=AllMusic |date= |url=https://www.allmusic.com/artist/jos%C3%A9-gonz%C3%A1lez-mn0000867978/biography |title=José González {{!}} Biography & History |accessdate=2021-01-07}}</ref>。}}のライヴを見た際には<q>こんな渋すぎる曲を、こんな大きな会場でやってる</q>と衝撃を受け<q>自分の好きな音楽をやっていいんや!</q>と感じたと述懐している{{sfn|Mikiki|2017}}。 |
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⚫ | 音楽以外では、[[楳図かずお]]の『[[漂流教室]]』や映画『[[バック・トゥ・ザ・フューチャー]]』を好きな作品としてあげている{{sfn|CINRA|2013a|p=2}}。また、海外ドラマの発音を英語歌唱の参考にしており、とくに『[[Girls (テレビドラマ)|Girls]]』のエンディングで流れる音楽はセンスがよく、新しい音楽を知ることができると語っているほか{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=3}}{{sfn|Spincoaster|2016}}、「ハイ、ディア、ペネロピ」<small>(『Hue Circle』収録)</small> の歌詞は『[[LOST]]』を元にしているという{{sfn|CINRA|2013a|p=2}}{{sfn|Spincoaster|2016}}。その他『[[ウォーキング・デッド]]』や『[[ウェントワース女子刑務所]]』にも嵌っていたという{{sfn|Spincoaster|2016}}。 |
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=== メディアやライヴにおける露出について === |
=== メディアやライヴにおける露出について === |
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{{harvtxt|CINRA|2013a|p=2}}において、以前はインターネット上に顔写真を公開することに抵抗があったが、ファンの立場からすると見たいだろうと思い至り、「YeYe」と個人としての橋口をある程度分けて考えられるようになったと述べている。また、ライヴ出演などの際にもストレスを感じていたが、活動を重ねるにつれ意識が変わってきたという{{sfn|CINRA|2013a|p=2}}。 |
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== ディスコグラフィ == |
== ディスコグラフィ == |
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シングルやEPについては省略する。 |
<small>※シングルやEPについては省略する。</small> |
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|+アルバム |
|+アルバム |
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!発売日{{sfn|OTOTOY, discography}} |
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!タイトル |
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!レーベル |
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|style="white-space:nowrap;"|[[2011年]]12月19日 |
|style="white-space:nowrap;"|[[2011年]]12月19日 |
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|'''<span style="white-space:nowrap;">朝を開けだして、</span>夜をとじるまで''' |
|'''<span style="white-space:nowrap;">朝を開けだして、</span>夜をとじるまで''' |
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|Captain Haus Recordings |
|Captain Haus Recordings{{sfn|Captain House, 朝を開けだして、夜をとじるまで}}{{efn2|name="about-chr"}} |
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|<small>セルフ・プロデュース作品。[[東京都|東京]]と[[奈良市|奈良]]で録音 |
|<small>セルフ・プロデュース作品。[[東京都|東京]]と[[奈良市|奈良]]で録音{{sfn|ぴあ|2014|p=2}}。[[CDショップ大賞]]ニューブラッド賞受賞{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}。</small> |
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|[[2013年]]9月18日 |
|[[2013年]]9月18日 |
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|'''Hue Circle''' |
|'''Hue Circle''' |
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| rowspan="4" |[[ラリーレーベル]]<ref>{{Cite web |
| rowspan="4" |[[ラリーレーベル]]<ref>{{Cite web|website=Rallye Label|url=http://store.rallye-label.com/?mode=cate&cbid=2458942&csid=0|title=CD / RECORD|accessdate=2021-01-06|}}</ref>{{efn2|name=about-rallye}} |
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|<small>[[山梨県]]と[[京都市|京都]]の「きんせ旅館」で録音 |
|<small>[[山梨県]]と[[京都市|京都]]の「きんせ旅館」で録音{{sfn|ぴあ|2014|p=2}}{{sfn|CINRA|2013a|p=3}}{{sfn|Spincoaster|2016}}。エンジニアは田辺玄(Water Water Camel){{sfn|OTOTOY|2013}}。アルバム名は[[色相環]]を意味し、いろいろな色の曲を入れたかったという思いを表している{{sfn|Tower Records|2013}}。</small> |
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|[[2016年]]7月13日 |
|[[2016年]]7月13日 |
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|'''ひと''' |
|'''ひと''' |
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|<small>おもに山梨県[[北杜市|小淵沢]]の「星と虹レコーディングスタジオ{{ |
|<small>おもに山梨県[[北杜市|小淵沢]]の「星と虹レコーディングスタジオ{{efn2|このスタジオは[[クラムボン (バンド)|クラムボン]]や[[bonobos]]、[[THE NEUTRAL]]なども利用している{{sfn|Spincoaster|2016}}<ref>{{Cite web|author=しげる|website=The Neutral OFFICIAL WEB SITE|date=2020/11/07|url=http://www.the-neutral.com/blog/displog/2147.html|title=THE NEUTRALのアルバム|accessdate=2021-01-06|work=歩道橋の上 –ある日のしげるの日記–}}</ref>。}}」で録音{{sfn|ポプシクリップ。|2016|p=1}}{{sfn|Spincoaster|2016}}。エンジニアは田辺玄{{sfn|Spincoaster|2016}}。アルバム名は、現代の利器をなるべく使わず「人」らしい作品にしたかったということと、デビュー以来出会った人たちとの信頼関係を表しているという{{sfn|Spincoaster|2016}}。</small> |
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|[[2017年]]11月8日 |
|[[2017年]]11月8日 |
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|'''Mottainai''' |
|'''Mottainai''' |
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|<small>メルボルン移住後の初アルバム。録音は日本。アルバム名はメルボルンの自転車屋に由来する |
|<small>メルボルン移住後の初アルバム。録音は日本。アルバム名はメルボルンの自転車屋に由来する{{sfn|Mikiki|2017}}。</small> |
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|[[2020年]]3月18日 |
|[[2020年]]3月18日 |
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|<small>アルバム名はYeYe本人の年齢に由来する |
|<small>アルバム名はYeYe本人の年齢に由来する{{sfn|YouTube|2020}}。</small> |
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concentrate on popping時代の音源は、以下のコンピレーション・アルバムに収録されている。 |
concentrate on popping時代の音源は、以下のコンピレーション・アルバムに収録されている。 |
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* 「そらに」『閃光ライオット2009』 |
* 「そらに」『閃光ライオット2009』([[閃光レーベル]]、2009年)<ref name="SonyMusicShop 閃光ライオット2009">{{Cite web|website=Sony Music Shop|url=https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&cd=RIOT000002009|title=閃光ライオット2009・閃光ライオット|accessdate=2020-12-27|publisher=[[ソニー・ミュージックソリューションズ]]}}</ref> |
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* 「そらに」『[[ソラニン (漫画)|ソラニン]] songbook』 |
* 「そらに」『[[ソラニン (漫画)|ソラニン]] songbook』([[Ki/oon]]、2010年)<ref>{{Cite web|コンピレーション(邦楽)|ソニーミュージックオフィシャルサイト|url=http://www.sonymusic.co.jp/artist/Compilation/discography/KSCL-1576?bcRefId=900001_KSCL-1576_14SFL|title=ソラニン songbook|accessdate=2020-12-27}}</ref><ref>{{Cite web|website=SCHOOL OF LOCK!|url=https://www.tfm.co.jp/lock/2010/solanin/songbook.html|title=映画『ソラニン』のコンピレーションアルバム2010年4月21日(水)リリース決定!|accessdate=2021-01-14|publisher=Tokyo FM}}</ref> |
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=== おもなゲスト参加作品 === |
=== おもなゲスト参加作品 === |
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<!-- トラックリスト以外のかたちで最低限信頼性があると見做しうる第三者の言及があるもののみ列挙 -->{{Div col|colwidth=40em}} |
<!-- トラックリスト以外のかたちで最低限信頼性があると見做しうる第三者の言及があるもののみ列挙 -->{{Div col|colwidth=40em}} |
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* [[永野亮]]『はじめよう』(LITTLE 8、2012年<!-- 06-06 -->)<ref>{{Cite web|website=Tower Records Online|url=https://tower.jp/article/news/2012/06/14/n06|title=APOGEE永野亮、ソロ・デビュー・アルバム『はじめよう』が〈タワレコメン〉に! - TOWER RECORDS ONLINE|accessdate=2021-01-14 |
* [[永野亮]]『はじめよう』(LITTLE 8、2012年<!-- 06-06 -->)<ref>{{Cite web|website=Tower Records Online|url=https://tower.jp/article/news/2012/06/14/n06|title=APOGEE永野亮、ソロ・デビュー・アルバム『はじめよう』が〈タワレコメン〉に! - TOWER RECORDS ONLINE|accessdate=2021-01-14|date=2012年06月14日}}</ref><ref>{{Cite web|website=[[Billboard JAPAN]]|date=2012/04/05|url=http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/4139/2|title=オファー相次ぐAPOGEE永野 阿部芙蓉美ら参加ALでソロデビュー|accessdate=2021-01-14|}}</ref> |
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*[[古川本舗]]『ガールフレンド・フロム・キョウト』([[スペースシャワーネットワーク|Ssnw]]、2012年<!-- 11-07 -->)<ref>{{Cite web|author=田中慎一郎|website=CINRA.NET|date=2012/11/09|url=https://www.cinra.net/interview/2012/11/09/000000?page=2|title=ボーカロイドからリアルボーカルへ 古川本舗インタビュー|accessdate=2021-01-06| |
*[[古川本舗]]『ガールフレンド・フロム・キョウト』([[スペースシャワーネットワーク|Ssnw]]、2012年<!-- 11-07 -->)<ref>{{Cite web|author=田中慎一郎|website=CINRA.NET|date=2012/11/09|url=https://www.cinra.net/interview/2012/11/09/000000?page=2|title=ボーカロイドからリアルボーカルへ 古川本舗インタビュー|accessdate=2021-01-06|}}</ref> |
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*[[Jizue]]『journal』([[SPACE SHOWER MUSIC|SPACE SHOWER]]、2013年)<ref>{{Cite web|author=岡本貴之|website=Skream!|url=https://skream.jp/diskreview/2013/06/journal.php|title=journal / jizue|accessdate=2021-01-14}}</ref><ref name=":6" /> |
*[[Jizue]]『journal』([[SPACE SHOWER MUSIC|SPACE SHOWER]]、2013年)<ref>{{Cite web|author=岡本貴之|website=Skream!|url=https://skream.jp/diskreview/2013/06/journal.php|title=journal / jizue|accessdate=2021-01-14}}</ref><ref name=":6" /> |
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*[[後藤正文|Gotch]]『Can’t Be Forever Young』(only in dreams、2014年<!-- 04-30 -->)<ref name=":5" /> |
*[[後藤正文|Gotch]]『Can’t Be Forever Young』(only in dreams、2014年<!-- 04-30 -->)<ref name=":5" /> |
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* [[高野寛]]と素晴らしき仲間たち『WE ARE HERE』(ラリー、2014年<!-- 09-10 -->)<ref>{{Cite web |
* [[高野寛]]と素晴らしき仲間たち『WE ARE HERE』(ラリー、2014年<!-- 09-10 -->)<ref>{{Cite web|website=CDJournal|url=https://artist.cdjournal.com/d/we-are-here/4114072395|title=高野寛と素晴らしきラリーの仲間たち / We Are Here|accessdate=2021-01-14|}}</ref> |
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* [[ANATAKIKOU]]『3.2.1.O』(HIKE、2017年)<ref name=":2" /><ref>{{Cite web|website=音楽ナタリー|date=2017年1月4日|url=https://natalie.mu/music/news/215661|title=一時は活動休止も考えたANATAKIKOU、「0ではなく○」の思い込めた5年ぶり新作|accessdate=2021-01-14| |
* [[ANATAKIKOU]]『3.2.1.O』(HIKE、2017年)<ref name=":2" /><ref>{{Cite web|website=音楽ナタリー|date=2017年1月4日|url=https://natalie.mu/music/news/215661|title=一時は活動休止も考えたANATAKIKOU、「0ではなく○」の思い込めた5年ぶり新作|accessdate=2021-01-14|}}</ref> |
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*{{仮リンク|エレファント・ジム|en|Elephant Gym| |
*{{仮リンク|エレファント・ジム|en|Elephant Gym|}}{{efn2|2012年に結成された台湾の[[マスロック|マス・ロック]]・バンド<ref>{{Cite web|website=AllMusic|url=https://www.allmusic.com/artist/elephant-gym-mn0003423848/biography|title=Elephant Gym {{!}} Biography & History|accessdate=2021-01-14|last=Yeung|first=Neil Z.}}</ref>。}}『アンダーウォーター <small>({{Lang-en|''Underwater''|links=no}})</small>』({{仮リンク|トップセルフ・レコーズ|en|Topshelf Records|label=トップセルフ}}、2018)<ref>{{Cite web|website=Bandwagon|date=27 November 2018|url=https://www.bandwagon.asia/articles/elephant-gym-release-lyric-video-quilt-kento-nagatsuka-wonk-moonset-yeye-watch|title=Elephant Gym release lyric videos for ‘Quilt’ with Kento Nagatsuka of WONK and ‘Moonset’ with YeYe – watch|accessdate=2021-01-14|last=Bodegon|first=Kara}}</ref> |
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*[[the chef cooks me]]『Feeling』([[キューンミュージック|Ki/oon]]、2019年<!-- 10-02 -->)<ref>{{Cite web|author=金子厚武|website=Mikiki|date=2019.10.02|url=https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/23011|title=the chef cooks me 『Feeling』 imaiやYeYe、Gotchら多数の仲間たちと最悪だけど最愛な今の〈気分〉を歌う|accessdate=2021-01-14|publisher=Tower Records}}</ref> |
*[[the chef cooks me]]『Feeling』([[キューンミュージック|Ki/oon]]、2019年<!-- 10-02 -->)<ref>{{Cite web|author=金子厚武|website=Mikiki|date=2019.10.02|url=https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/23011|title=the chef cooks me 『Feeling』 imaiやYeYe、Gotchら多数の仲間たちと最悪だけど最愛な今の〈気分〉を歌う|accessdate=2021-01-14|publisher=Tower Records}}</ref> |
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*TENDRE{{ |
*TENDRE{{efn2|河原太郎([[ampel]])のソロ・プロジェクト<ref>{{Cite web|website=indienative|date=2017.10.06|url=https://www.indienative.com/2017/10/tendre|title=ampel のヴォーカル・ベーシスト河原太朗のソロ・プロジェクト TENDRE がデビューEPを 12/6 リリース!|accessdate=2021-01-14|}}</ref>。}}『IN SIGHT』(ラリー、2019年、EP<!-- 10-02 -->)<ref>{{Cite web|author=渡辺裕也|website=Mikiki|date=2019.10.01|url=https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/22781|title=TENDREが考える〈印象屋〉としての芸術家の仕事|accessdate=2021-01-14|publisher=Tower Records}}</ref> |
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== 脚註 == |
== 脚註 == |
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=== 出典 === |
=== 出典 === |
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== 参考資料 == |
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;公式サイト / SNS |
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:* {{Cite web|url=https://yeye.me/about|title=YeYe official web site - about|accessdate=2020-12-05|ref={{sfnref|Official, about}}}} |
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:* {{Cite web|website=YeYe official web site|url=https://yeye.me/works|title=works|accessdate=2020-12-28|ref={{sfnref|Official, works}}}} |
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:* {{wikicite|reference={{Twitter status|lllYeYelll|768409305024299008}}, ''[[Twitter]]''(2016年8月24日). 2021年2月14日閲覧。|ref={{sfnref|Twitter|2016}}}} |
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:* {{Cite web|url=https://yeye-lithuania.tumblr.com/|title=YeYeバンドをリトアニアにつれてって!|accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|Tumblr|2014}}}} |
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:* {{Cite web|website=CAPTAIN HOUSE|url=http://www.captainhouse.com/release/022.html|title=朝を開けだして、夜をとじるまで|accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|Captain House, 朝を開けだして、夜をとじるまで}}}} |
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;インタビュー記事 |
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:* {{Cite web|website=[[SCHOOL OF LOCK!]]|date=2011ー06|url=https://www.tfm.co.jp/lock/2011/senko_sp/#yeye|title=新たに輝き始めた、強く透明な光。YeYe|accessdate=2020-12-27|publisher=[[エフエム東京|Tokyo FM]]|work=閃光ライオット外伝スペシャル ~その先の光へ2001.JUN~|ref={{sfnref||閃光ライオット|2011}}}} |
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:* {{Cite web|website=[[HMV]]&BOOKS online|date=2013/09/17|url=https://www.hmv.co.jp/en/news/article/1309120059/|title=【HMVインタビュー】 YeYe(ィエィエ)『HUE CIRCLE』|accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|HMV|2013}}}} |
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:* {{Cite web|author=村尾泰郎|website=TOWER RECORDS ONLINE|date=2013年10月24日|url=https://tower.jp/article/interview/2013/09/18/b1254|title=YeYe 『HUE CIRCLE』|accessdate=2021-01-06}}(転載元:{{Cite journal|和書|date=2013年9月25日|journal=bounce|issue=359|publisher=タワーレコード|ref={{sfnref|Tower Records|2013}}}} |
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:* {{Cite web|author=金子厚武|website=[[CINRA|CINRA.NET]]|date=2013/09/17|url=https://www.cinra.net/interview/2013/09/17/000000|title=チェンバーポップの未来のセンター YeYeインタビュー|accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|CINRA|2013a}}}} |
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:* {{Cite web|author=金子厚武|website=CINRA.NET|date=2013/12/02|url=https://www.cinra.net/interview/2013/12/02/000000.php|title=YeYeと後藤正文が考える、ミュージシャンの幸せな在り方 - インタビュー|accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|CINRA|2013b}}}} |
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:* {{Cite web|author=奥“ボウイ”昌史|website=[[ぴあ]]関西版WEB|date=2014年1月10日|url=http://kansai.pia.co.jp/interview/music/2014-01/yeye-huecircle.html|title=2年の葛藤と成長、レーベル移籍の意図から、東京⇔京都、まさかのレコーディング秘話にツアー珍道中まで(笑)名盤2ndアルバム『HUE CIRCLE』にまつわる全てのエトセトラとYeYeの現在を総括する裏話満載インタビュー!|accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|ぴあ|2014}}}} |
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:* {{Cite web|author=黒須誠|website=ポプシクリップ。|date=2016年7月22日|url=https://www.popsicleclip.com/feature/yeye-hito-release-interview/|title=P3 YeYe 『ひと』 Release Interview|accessdate=2020-12-27|ref={{sfnref|ポプシクリップ。|2016}}}} |
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:* {{Cite web|website=beehype|date=2016-07-28|url=https://beehy.pe/yeye-japan-interview/|title=Interview: YeYe - Japan|accessdate=2021-01-06|first=Toyokazu|last=Mori|language=en|ref={{sfnref|beehype|2016}}}} |
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:* {{Cite web|author=田中亮太|website=Mikiki|date=2016-08-04|url=https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/11740|title=私はナメられたくない! YeYeが不動のバンド・メンバー3人と作り上げた、出たものそのままのパンクな新作『ひと』を語る|accessdate=2020-12-05|publisher=[[タワーレコード]]|ref={{sfnref|Mikiki|2016}}}} |
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:* {{Cite web|website=Spincoaster|date=2016.08.06|url=https://spincoaster.com/interview-yeye|title=「死ぬ間際が一番ピークで売れてるっていうのが目標」ーーおよそ3年ぶりの新作をリリースしたYeYe インタビュー|accessdate=2021-01-06|last=Nojima|first=Kohei|ref={{sfnref|Spincoaster|2016}}}} |
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:* {{Cite web|author=黒田隆太朗|website=DIGLE MAGAZINE|date=2020.10.01|url=https://mag.digle.tokyo/interview/bitfan-crossing/90211/3|title=自由を謳歌するYeYe。独立独歩で始まった10年と、変わり続けるこれから||accessdate=2021-02-09|publisher=CotoLab.|editor=久野麻衣|ref={{sfnref|DIGLE MAGAZINE|2020}}}}<!--|archive-url=http://archive.today/2021.02.15-183331/https://mag.digle.tokyo/interview/bitfan-crossing/90211/2 --><!-- Way Back MachineはJSでの読み込みに不具合。Archive.itも3, 4頁はアーカイブできず --> |
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;その他記事 |
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:* {{Cite web|website=TOWER RECORDS ONLINE|url=https://tower.jp/article/feature_item/2011/12/04/0702|title=【タワレコメン】アジカン後藤ソロ作にも参加するシンガー“YeYe”|accessdate=2021-01-06|date=2011-12-04|ref={{sfnref|Tower Records|2011}}}} |
|||
:* {{Cite web |author=[[後藤正文]] |website=only in dreams |publisher=Spectrum Management|date=2012.2.12|url=http://www.onlyindreams.com/magazine/recommends/2012/02/post-22.php |title=朝を開けだして、夜をとじるまで {{!}} RECOMMENDS |accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|後藤|2012}}}} |
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:* {{Cite web|website=ぴあ関西版WEB|date=2012年7月6日|url=http://kansai.pia.co.jp/news/music/2012-07/yeye.html|title=CDショップ大賞を受賞した新作のアナログ盤も話題 京都在住の現役女子大生シンガーソングライター YeYeが7/8(日)・9(月)に大阪2DAYSライブ!|accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|ぴあ|2012}}}} |
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:* {{Cite web|author=田中亮太|website=OTOTOY|date=2013年10月18日|url=https://ototoy.jp/feature/2013101800|title=YeYe、約2年ぶりとなる待望のニューアルバム『HUE CIRCLE』をリリース!|accessdate=2021-01-06|ref={{sfnref|OTOTOY|2013}}}} |
|||
:* {{Cite web||author=MEETIA編集部|website=ミーティア|date=2016-09-07|url=https://meetia.net/music/yeye/|title=YeYeって歌手知ってる? ゆうパックのCMにも起用されていた|accessdate=2020-12-05|publisher=MURAL|ref={{sfnref|ミーティア|2016}}}} |
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2021年2月15日 (月) 19:38時点における版
YeYe | |
---|---|
出生名 | 橋口なつこ[1] |
生誕 | 1989年8月24日(34歳)[2][3] |
出身地 | 滋賀県[2] |
ジャンル | |
職業 | シンガー・ソングライター[2][10] |
担当楽器 | |
活動期間 | 2009年[13] - |
レーベル | |
共同作業者 | concentrate on popping[15] |
公式サイト | https://yeye.me/ |
YeYe(ィエィエ[16]、1989年8月24日[2][3] - )は日本のシンガー・ソングライター[2][10]、あるいは橋口なつこの(音楽)プロジェクト[15][1][注 1]。2010年ごろまでは本名の橋口なつこ名義で活動していた[1][17]。滋賀県出身で、京都およびメルボルンを拠点に活動している[2]。
2009年、concentrate on poppingのボーカルとして閃光ライオットに出演。翌年よりソロ活動を開始し、2011年にYeYe名義でデビュー・アルバム『朝を開けだして、夜をとじるまで』を発表、同作でCDショップ大賞のニューブラッド賞を受賞。2020年現在までにインディーズ・レーベルより5枚のアルバムを発表し、インディー・ポップやチェンバー・ポップ、エレクトロ・ポップなどの文脈で評価されている。その他、Gotchや古川本舗の作品への参加、CMへの楽曲提供などもおこなっている。
来歴
ソロ・デビュー以前
橋口なつこは、1989年滋賀県に生まれた[2]。小学校低学年ごろにピアノを始めたが、その際は楽譜を見て演奏するのが性に合わず、すぐに辞めている[1]。その後3人いる兄の影響で、小学校5年生ごろからギターを、中学校に入ってからは電子ドラムをはじめている[1][2]。また、小学生のころには兄妹でスタジオに入っていたという[6]。高校時代には1年間ニュージーランドに留学しており、その経験が後の英語での作詞と歌唱に生かされている[1]。また、初めてオリジナル曲を作ったのも高校のころであるという[6]。
2009年にはガールズ3ピース・バンドconcentrate on poppingのベース・ボーカルとしてトミナカナミ(ギター)、イワタトモミ(ドラム)とともに閃光ライオットにファイナリストとして出演している[15][13][注 2]。結成の際にはあまりバンド活動に興味はなかったが、賞金がもらえると聞いて参加したとのちに語っている[15][注 3]。この出演時にBEAT CRUSADERSのベーシストであるクボタマサヒコに声をかけられたことが、デビューのきっかけとなった[19]。concentrate on poppingのドラマーはデビューに興味がなく、ソロでのデビューにははじめ乗り気ではなかったが、高校卒業間近に恩師のアメリカン人教師からもらった「心の底から好きなことをして、めっちゃ好きになる努力をしなさい[注 4] (英語: Do what you love, love what you do)」という言葉を思い出し、その「好きなこと」は自分にとって歌だと気付いたのだと述懐している[1][19]。
ソロ・デビュー以降
2010年よりソロ活動を開始。当初は本名の橋本なつこ名義で活動していたが、翌年より中国語の「おじいちゃん[注 5](繁体字中国語: 爺爺、簡体字中国語: 爷爷、拼音: )」に由来するYeYe に名義を改める[15][6][20][21] (名義変更の理由については#プロジェクトとしてのYeYeを参照)。2011年にCaptain Haus Recordings[注 6]より発表したデビュー・アルバム『朝を開けだして、夜をとじるまで』は、プレミア価格がつくほどの人気となり[5]、CDショップ大賞のニューブラッド賞を受賞した[24][5]。2011年3月11日の東日本大震災以降2016年現在まで、震災の記憶を風化させないため毎月11日にライヴ・ストリーミングを実施している[7]。
ラリーレーベル[注 7]への移籍後、2013年に『Hue Circle』を、2016年に『ひと』を発表。並行して、Gotch (後藤正文としても知られるASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバー) [注 8]や古川本舗、高野寛の作品にも参加している[5][29]。またこのころより、ゆうパック[注 9]、アヲハタジャム、ららぽーと、ヴィックスドロップなど複数のCMに楽曲提供をおこなっている[5][31][32]。この時期のおもなライブ出演としては2016年のフジロックフェスティバルが挙げられるほか[5][33]、リトアニアで開催された「ナウジャパン[注 10] 2014」への参加に際しては、サポート・メンバーの旅費を集めるためのクラウド・ファンディング・ライヴを実施した[5][35]。
オーストラリアのメルボルンへの移住[注 11]後、2017年には『Mottainai』を発表[29]。同年にはまつむらしんご監督の『恋とさよならとハワイ』に主題歌を提供している[29]。2020年には通算5枚目のアルバム『30』を発表した[4]。
音楽性と活動形態
ジャンルと特徴
ジャンルについては、インディー・ポップ[4]やギター・ポップ[5]、チェンバー・ポップ[6][7]、あるいは エレクトロ・ポップ[36][8][9]の文脈で語られている。また、透き通って凛とした瑞々しい歌声[5][37][38][39]やコーラス・ワーク[40][36]を評価されており、自身もコーラス・ワークは強みであると語っている[41]。シティ・ポップとの関係については、アンテナ (2020)において、一見似ているがありふれた日常や内面を指向している点において対称的であると批評されている。また、DIGLE MAGAZINE (2020)は「オーガニックな音に魅力がある」と紹介している。
歌詞は、日本語詞の曲もあるが英語詞の曲が多い[5][42]。曲展開については、サビや転調を重視した同時代のJ-Popの主流とは異なると、「Veronika」(『ひと』所収) を取り上げて指摘されている[注 12]。これについてYeYe本人は、同時代のJ-Popの逆を目指した部分はあると肯定し、自分の曲は基本的に「Aメロ、Bメロ、Cメロ展開があるかないか」でサビがないと答えている[8]。また、無意識に曲を作ると「A→B→A→B」の展開になることが多いとも述べている[7]。
CMへの提供楽曲については、YeYeとしてのプライドを捨てて制作しているが、ディレクターの指示に従っての仕事は、たとえば自身の作風とは異なった曲展開に気付かされるなど、YeYeの作品に還元されていると語っている[7]。
プロジェクトとしてのYeYe
本名の橋口なつこからYeYeへと改名した理由について、弾き語りのシンガー・ソングライターとしてカテゴライズされるよりも、ソロから大所帯まで様々な編成をとるプロジェクトとして見られたかったからであると、複数のインタビューにおいて語っている[15][43][41][1]。ゲスト・ミュージシャンやサポート・ミュージシャンについても、ポプシクリップ。 (2016, p. 1)において、「YeYe」というシンガー・ソングライターのゲストやサポートというよりも「YeYe」というプロジェクトのファミリー・メンバーという感覚であるとの旨の発言が見られる。CINRA (2013b, p. 3)においては、バンドではなくサポート・メンバーとして参加してもらっているから喧嘩せずに済んでいる、との発言も見られる。
また、DIGLE MAGAZINE (2020)においては、アーランド・オイエのようにプロジェクトによって複数の名義で活動したほうが、自分の表現したいことが伝わるかもしれないと語っている。
制作環境などの変遷
デビュー・アルバムである『朝を開けだして、夜をとじるまで』はセルフ・プロデュースであり、ほとんどすべての楽器を自ら演奏していた[15][5]。次作『Hue Circle』においても、半数以上の楽曲は一人で作成しているが、以降サポート・メンバーとして継続的に関わることになる[29][36]田中成道 (キーボード)、浜田淳(ベース)、妹尾立樹(ドラム)の3名[注 13]も一部楽曲に参加している[5]。
2016年の『ひと』においては、前作までとは一転して上記メンバーにアレンジの主導権を渡し、全編サポート・メンバーとともに作成しており[5]、それまでのガーリーでファンシーなイメージから、パンキッシュで躍動感溢れるバンド・サウンドに転じていると評された(本人はデビュー時よりパンク精神をもっているつもりだったが、それを自分の音で伝えるのに時間がかかったと語っている)[10][8][7]。また同作は一発録りが中心である[7][42]。
メルボルン移住後初のアルバムとなる『Mottainai』は、録音は日本においておこなわれたが、地理的要因もあり、再び多くの編曲をみずから手掛けている[29]。2020年に発表した『30』は、エレクトロ色が強くなり、バンド・サウンドが中心であった前作までとはまた異なった展開を見せていると評された[36]。
ほかのアーティスなどからの影響
子供のころには、おもに次兄からCDを借りて、ANATAKIKOU、Advantage Lucy、BOaT、倉橋ヨエコ、パパス・フリータスなど聴いていた[1][6]。
『Hue Circle』をリリースしたころには、キングス・オブ・コンビニエンス、ザ・ホワイテスト・ボーイ・アライブ、イッツ・ア・ミュージカル[注 14]、スフィアン・スティーヴンス、ダーティー・プロジェクターズ、シー&ヒムを好きなあるいは影響を受けたアーティストとして挙げ、チェンバー・ロックからの影響についても語っている[10][6][7][48][12]。また、『Hue Circle』のころまでの歌い方は、中学生のころに好きになった空気公団やベル・アンド・セバスチャンの影響を受けており[10]、その後Gotch (ASIAN KUNG-FU GENERATION) のバンドにコーラスで参加した際には、Gotchの声の出し方に合わせたほか[10][8][7]、小学生のころにSPEEDやBoAの物真似をしながら歌っていたことが生かされたと語っている[10]。『ひと』をリリースしたころには、ファイスト、アーランド・オイエ(キングス・オブ・コンビニエンス)、前述の空気公団をとくに影響を受けたアーティストして挙げており[1]、ブロークン・ソーシャル・シーンや カレンO、ベル・アンド・セバスチャンからの影響もあると述べている[8][7][42]。また、リトアニアでホセ・ゴンザレス[注 15]のライヴを見た際にはこんな渋すぎる曲を、こんな大きな会場でやってる
と衝撃を受け自分の好きな音楽をやっていいんや!
と感じたと述懐している[29]。
音楽以外では、楳図かずおの『漂流教室』や映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を好きな作品としてあげている[48]。また、海外ドラマの発音を英語歌唱の参考にしており、とくに『Girls』のエンディングで流れる音楽はセンスがよく、新しい音楽を知ることができると語っているほか[1][7]、「ハイ、ディア、ペネロピ」(『Hue Circle』収録) の歌詞は『LOST』を元にしているという[48][7]。その他『ウォーキング・デッド』や『ウェントワース女子刑務所』にも嵌っていたという[7]。
メディアやライヴにおける露出について
CINRA (2013a, p. 2)において、以前はインターネット上に顔写真を公開することに抵抗があったが、ファンの立場からすると見たいだろうと思い至り、「YeYe」と個人としての橋口をある程度分けて考えられるようになったと述べている。また、ライヴ出演などの際にもストレスを感じていたが、活動を重ねるにつれ意識が変わってきたという[48]。
ディスコグラフィ
※シングルやEPについては省略する。
発売日[50] | タイトル | レーベル | 備考 |
---|---|---|---|
2011年12月19日 | 朝を開けだして、夜をとじるまで | Captain Haus Recordings[51][注 6] | セルフ・プロデュース作品。東京と奈良で録音[52]。CDショップ大賞ニューブラッド賞受賞[5]。 |
2013年9月18日 | Hue Circle | ラリーレーベル[53][注 7] | 山梨県と京都の「きんせ旅館」で録音[52][54][7]。エンジニアは田辺玄(Water Water Camel)[9]。アルバム名は色相環を意味し、いろいろな色の曲を入れたかったという思いを表している[20]。 |
2016年7月13日 | ひと | おもに山梨県小淵沢の「星と虹レコーディングスタジオ[注 16]」で録音[5][7]。エンジニアは田辺玄[7]。アルバム名は、現代の利器をなるべく使わず「人」らしい作品にしたかったということと、デビュー以来出会った人たちとの信頼関係を表しているという[7]。 | |
2017年11月8日 | Mottainai | メルボルン移住後の初アルバム。録音は日本。アルバム名はメルボルンの自転車屋に由来する[29]。 | |
2020年3月18日 | 30 | アルバム名はYeYe本人の年齢に由来する[56]。 |
concentrate on popping時代の音源は、以下のコンピレーション・アルバムに収録されている。
おもなゲスト参加作品
- 永野亮『はじめよう』(LITTLE 8、2012年)[59][60]
- 古川本舗『ガールフレンド・フロム・キョウト』(Ssnw、2012年)[61]
- Jizue『journal』(SPACE SHOWER、2013年)[62][39]
- Gotch『Can’t Be Forever Young』(only in dreams、2014年)[38]
- 高野寛と素晴らしき仲間たち『WE ARE HERE』(ラリー、2014年)[63]
- ANATAKIKOU『3.2.1.O』(HIKE、2017年)[32][64]
- エレファント・ジム[注 17]『アンダーウォーター (英語: Underwater)』(トップセルフ、2018)[66]
- the chef cooks me『Feeling』(Ki/oon、2019年)[67]
- TENDRE[注 18]『IN SIGHT』(ラリー、2019年、EP)[69]
脚註
- ^ 本人はシンガー・ソングライターよりもプロジェクトとして見られたいと語っている。詳細は#プロジェクトとしてのYeYeを参照。
- ^ このときの音源は『閃光ライオット2009』(閃光レーベル、2009年)に収録されている[18]。
- ^ 閃光ライオットの賞金は100万円で、賞金はカメラの購入に使いたかったという[19]。
- ^ YeYeによる訳[19]。
- ^ おじいちゃん萌えであると2011年のインタビューにおいて語っている[15]。
- ^ a b クボタマサヒコ(BEAT CRUSADERS、kuh)が主催する東京のレーベル[22][23]。
- ^ a b 石川県金沢市のセレクト・ショップが主催するレーベル。LUCKY TAPES、DATS、Chocolat&Akito、堀江博久、清水ひろたから日本国内のアーティストの作品のほか、メン・アイ・トラスト、ユミ・ゾウマ、カイトなど国外のアーティストの作品もリリースしている[25][26]。
- ^ 後藤正文は閃光ライオット出演時から印象に残っており、ソロ・デビュー以前の橋口を自身のレーベルに誘いたいと考えていた旨を後に語っている[27][28]。
- ^ ららぽーとのCMには出演もしている[30]。
- ^ バルト諸国最大の日本文化の祭典[34]。
- ^ DIGLE MAGAZINE (2020)によると、2020年現在は京都に居住している
- ^ この曲については同時に、ブラック・ミュージックを彷彿とさせる曲展開であるとの指摘もなされており、そのことについてYeYe本人は、自身はブラック・ミュージックには疎く、メンバーによるアレンジの賜物であると述べている[8]。
- ^ 田中成道はTANAKA OF THE YEAR!・TANAKA OF THE HAMADA、浜田淳はLainy J Groove・Sawa Angstrom・TANAKA OF THE HAMADA、妹尾立樹はLLama・sistertail名義でも活動している[9][44]。
- ^ エラ・ブリクスト(スウェーデン語: Ella Blixt)とロバート・クレッチマー(ドイツ語: Robert Kretzschmar)により2008年ごろに結成されたインディー・ポップ・デュオ[45][46][47]。
- ^ 1990年代からハードコア、インディー・ロック、インディー・ポップなどのジャンルで活躍しているアルゼンチン系スウェーデン人のシンガー・ソングライター[49]。
- ^ このスタジオはクラムボンやbonobos、THE NEUTRALなども利用している[7][55]。
- ^ 2012年に結成された台湾のマス・ロック・バンド[65]。
- ^ 河原太郎(ampel)のソロ・プロジェクト[68]。
出典
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参考資料
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- その他記事
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- その他ウェブ・ページ
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- “YeYe”. OTOTOY. 2021年1月6日閲覧。
- 動画
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- “YeYe Q&A #1【音楽編 / Music】#06”. YouTube (2020年4月21日). 2021年1月15日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- YeYe(ィエィエ)スタッフアカウント (@lllYeYelll) - X(旧Twitter)
- yeyestagram (@yeyestagram) - Instagram
- YeYe Youtube Channel - YouTubeチャンネル
- YeYe - Spotify
- YeYe tries to be an old man - Tumblr、2020年現在の最終更新は2014年
- yeye (yeye) - note、2020年現在の最終更新は2017年