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「釈霊一」の版間の差分

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== 略歴 ==
== 略歴 ==
剡中(現在の[[浙江省]][[紹興市]][[ジョウ州市|嵊州市]])の出身。一説に[[広陵郡]]の人。9歳のとき出家し、[[杭州]]の宜豊寺、[[揚州 (古代)|揚州]]の慶雲寺などの住職をし、杭州の竜興寺で没した。山水を愛し、浙東・浙西の名山や名刹は、ことごとく訪れたという。[[朱放]]らと親交はあった。
剡中(現在の[[浙江省]][[紹興市]][[嵊州市]])の出身。一説に[[広陵郡]]の人。9歳のとき出家し、[[杭州]]の宜豊寺、[[揚州 (古代)|揚州]]の慶雲寺などの住職をし、杭州の竜興寺で没した。山水を愛し、浙東・浙西の名山や名刹は、ことごとく訪れたという。[[朱放]]らと親交はあった。


== 詩人として ==
== 詩人として ==

2021年3月1日 (月) 05:14時点における版

釈 霊一(しゃく れいいつ、727年 - 762年)は、中国代の詩人。俗姓は呉。

略歴

剡中(現在の浙江省紹興市嵊州市)の出身。一説に広陵郡の人。9歳のとき出家し、杭州の宜豊寺、揚州の慶雲寺などの住職をし、杭州の竜興寺で没した。山水を愛し、浙東・浙西の名山や名刹は、ことごとく訪れたという。朱放らと親交はあった。

詩人として

現在、『霊一詩集』一巻が残っている。作品に、「僧院」(七言絶句)がある。

僧院
虎渓閑月引相過 虎渓(こけい)の閑月(かんげつ) 引いて相過ぎ
帯雪松枝掛薜蘿 雪を帯ぶる松枝(しょうし) 薜蘿(へいら)を掛く
無限青山行欲尽 無限青山行欲尽
白雲深処老僧多 白雲深き処 老僧多し

出典