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2021年3月21日 (日) 00:10時点における版
アメリカン・ヒストリーX | |
---|---|
American History X | |
監督 | トニー・ケイ |
脚本 | デヴィッド・マッケンナ |
製作 | ジョン・モリッシー |
製作総指揮 |
ビル・カラッロ キアリー・ピーク スティーヴ・ティッシュ ローレンス・ターマン |
出演者 |
エドワード・ノートン エドワード・ファーロング |
音楽 | アン・ダッドリー |
撮影 | トニー・ケイ |
編集 |
アラン・ハイム ジェリー・グリーンバーグ |
配給 |
ニュー・ライン・シネマ 日本ヘラルド |
公開 |
1998年10月30日 2000年2月19日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $20,000,000[1] |
興行収入 | $23,875,127[1] |
『アメリカン・ヒストリーX』(American History X)は1998年に制作されたアメリカ合衆国の映画。
白人至上主義に傾倒する白人の兄弟を通して、アメリカが抱える人種問題・貧富の差を浮き彫りにした問題作。それまでCM制作に携わっていたトニー・ケイの初監督作品。
ストーリー
白人至上主義に傾倒するダニーの元に、兄デレクが三年ぶりに帰ってくる。デレクは三年前に黒人の車泥棒を殺した罪で服役していたのだ。兄の帰宅にダニーは喜びを隠せない。なぜなら、父親を黒人に殺害されたダニーは、兄のデレクを三年間崇拝し続ける日々の中で、兄以上に白人至上主義に身を染めていた。
しかし、三年ぶりに会うデレクは、以前とはまるで別人のように穏やかで公平な人間になっていた。彼は刑務所の中で何を見たのだろうか。そして、現代アメリカにいまだ蔓延る差別意識。衝撃の結末を提示しながら、同時にアメリカの慢性的な問題を印象的に描いた作品。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- デレク・ヴィンヤード - エドワード・ノートン(家中宏)
- ダニー・ヴィンヤード - エドワード・ファーロング(浪川大輔)
- ドリス・ヴィンヤード - ビヴァリー・ダンジェロ(火野カチコ)
- ダヴィナ・ヴィンヤード - ジェニファー・リーン(加藤優子)
- デニス・ヴィンヤード - ウィリアム・ラス(津田英三)
- セス・ライアン - イーサン・サプリー(遠藤純一)
- ステイシー - フェアルザ・バルク(亀井芳子)
- ボブ・スウィーニー - エイヴリー・ブルックス(池田勝)
- マーレイ - エリオット・グールド(有本欽隆)
- ラモント - ガイ・トリー(二又一成)
- キャメロン・アレクサンダー - ステイシー・キーチ(有本欽隆)
- マクマホン - ポール・ル・マット
スタッフ
- 監督 - トニー・ケイ
- 製作 - ジョン・モリッシー
- 脚本 - デイヴィッド・マッケンナ
- 撮影 - トニー・ケイ
- 音楽 - アン・ダッドリー
- 美術 - ジョン・ゲイリー・スティール
- 編集 - アラン・ハイム、ジェリー・グリーンバーグ
- 衣装(デザイン) - ダグ・ホール
- 製作総指揮 - ビル・カラーロ、キアリー・ピーク、スティーヴ・ティッシュ、ローレンス・ターマン
備考
- 主演のエドワード・ノートンはこの作品の公開に際し、再編集を施したと言われている。監督のトニー・ケイはこれに抗議する形で、自分の名前を外してアラン・スミシー名義にするように要求。これが却下されたため、トニー・ケイは全米監督協会とニュー・ライン・シネマを訴えた[2]。
- エドワード・ノートンはこの役のために筋トレに励み、体重を30ポンド増量、『ファイト・クラブ』のナヨナヨした役柄とは全く別人の強靭な肉体を披露している。この映画を見たアーノルド・シュワルツェネッガーが、「ステロイドを打ったのか」とノートンに直接電話をかけてきたほどである。なお、当時彼はスティーヴン・スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』のライアン上等兵役のオファーがあったが、そのオファーを断って本作に出演した。
脚注
- ^ a b “American History X”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年2月5日閲覧。
- ^ http://www.imdb.com/title/tt0120586/trivia