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'''フレンズ'''は、[[1970年代]]に活躍した4人組の[[男性アイドルグループ]]。中学、高校の同級生で結成されたグループである。所属事務所は[[ユタカプロダクション]](モーニング・プロモーションから社名変更)。[[1972年]][[4月25日]]にレコードデビューし、[[1975年]][[9月15日]]解散。37年を経た[[2012年]]に4人全員が奇跡的に揃い再結成を果たした。 弟分グループは「[[レモンパイ (バンド)|レモンパイ]]」。 |
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== メンバー == |
== メンバー == |
2021年3月30日 (火) 10:50時点における版
フレンズ Friends | |
---|---|
出身地 | 日本 |
ジャンル | アイドル歌謡 |
活動期間 |
1972年 - 1975年 (第1期) 2012年 - 現在 (第2期) |
レーベル |
ビクターレコード ワーナー・パイオニア |
事務所 | ユタカプロダクション |
共同作業者 | 大坂英之 (本名:大坂勝利) |
フレンズは、1970年代に活躍した4人組の男性アイドルグループ。中学、高校の同級生で結成されたグループである。所属事務所はユタカプロダクション(モーニング・プロモーションから社名変更)。1972年4月25日にレコードデビューし、1975年9月15日解散。37年を経た2012年に4人全員が奇跡的に揃い再結成を果たした。 弟分グループは「レモンパイ」。
メンバー
メンバー | 本名 | プロフィール | 愛称 |
---|---|---|---|
水無月しげる (みなづき しげる) | 田口茂 | 1953年8月18日生まれ、神奈川県川崎市出身、O型、日本大学高等学校卒業 | シゲル |
萩健之 (はぎ たけし) | 富島健之 | 1953年5月13日生まれ、神奈川県川崎市出身、AB型、日体荏原高等学校卒業 | タケシ |
鮎川賢 (あゆかわ けん) | 吉野豊 | 1953年12月29日生まれ、愛知県名古屋市出身、横浜市戸塚区育ち、AB型、日本大学高等学校卒業 | ケンちゃん |
田宮アキラ (たみや あきら) | 遠藤民也 | 1953年5月18日生まれ、神奈川県川崎市出身、AB型、日本大学高等学校卒業 | アキラ |
略歴
結成以前
水無月しげる、萩健之、田宮アキラは、川崎市立富士見中学校の同級生で、雑誌『高一時代』(旺文社)、『高一コース』(学習研究社)などの表紙モデルとして活躍。その後、水無月しげる、萩健之、鈴木かずみの3人で、アイドルグループ「ジャック・イン・ザ・ボックス」として1970年にテイチクレコードよりシングル『LOVE ROCK NO.5 c/w ガラスのマリア』でレコードデビュー。続けて『涙の日曜日 c/w 恋のクサリ』、『卒業 c/w 僕等の夜明け』と、計3枚のシングルレコードをリリースした。
結成
水無月しげる、田宮アキラ、鮎川賢は、横浜市内の日本大学高校にて出会う。そこに水無月しげる、田宮アキラの中学校の友人萩健之を含めた4名で、歌って踊って演奏も出来るグループを目指し結成。友人同士ということで、グループ名は文字通り「フレンズ」と命名。
1972年4月、『夢の宝島』でビクターレコードよりデビュー。 TBSテレビ『ぎんざNOW!』のレギュラー他、多数の番組でアシスタントレギュラーを務め、ワーナー・パイオニアへ移籍後は『レモンスカッシュ』、『熱いおくりもの』などの代表曲で知られる。
解散後
水無月しげるは、1975年、上村功、成岡康之、高木貴司の4人で「ニューフレンズ」として再結成するも、デビューには至らず、数年の模索の後、事務所にてマネージャとして辣腕を揮う。
一方、「ニューフレンズ」は水無月と入れ替わりで高木貴司の兄弟の高木智司が加入し、バンド「ロッキーズ」として1978年に『砂漠のファンタジー c/w 夏のラブソング』レコードデビュー。続いて『ムーン・ライト・クィーン c/w さがしもの』(1978年)、『燃ゆる想い c/w ナインス・ハイ』(1979年)と、計3枚のシングルをリリースするもヒットには至らず、ユタカプロダクションの後輩である「銀蝿一家」のバックバンドとなった。
田宮アキラは、弟の遠藤将人と「アルル」を結成し、1977年4月、CBSソニーよりシングル『背中あわせ』でレコードデビュー。第8回日本歌謡大賞新人賞(日本テレビ)受賞。また、CBSソニー賞も受賞した。『ジェラシー』、『あゝ野麦峠』(1979年、東宝の同名映画の主題歌)と、計3枚のレコードをリリースした。
萩健之は、渡辺プロダクションに移籍し、バンドを組んで音楽活動を模索。その後、活動を停止し、芸能界から引退。
鮎川賢も、渡辺プロダクションに移籍し、俳優へ転向してテレビドラマ『すぐやる一家青春記』(1977年7月5日 - 10月18日TBS)、『大都会 PARTII』(「炎の土曜日」、1977年7月12日、日本テレビ)や、映画『原子力戦争』(1978年2月25日、ATG)などに出演。その後、活動を停止し、芸能界から引退。
再結成
2009年10月28日、フレンズのシングル曲をオクテットレコードより、復刻盤CD発売。
2009年11月4日、フレンズ復刻盤CD発売記念ライブとして、水無月しげる、田宮アキラの2人で、四谷のライブハウス「ライブインマジック」にて再結成ライブを行う。
2010年11月14日に行われた「第2回 なんちゃって!?カーニバル」から、萩健之も参加。
2012年12月2日に行われた「第5回 なんちゃって!?カーニバル」から、音信不通であった鮎川賢が奇跡的に見つかり、37年振りに4人メンバーが揃い、年に1、2回のコンサート活動を行うに到る。
ディスコグラフィ
シングル (ビクターレコード)
- 夢の宝島(作詞:なかにし礼、作編曲:都倉俊一) c/w 恋のビーチ・ボーイ(作詞:なかにし礼、作編曲:都倉俊一) (1972年4月25日)
- 少年よ大志を抱け(作詞:なかにし礼、作曲:石松譲二、編曲:馬飼野俊一) c/w 俺たちに明日はない(作詞:なかにし礼、作曲:石松譲二、編曲:馬飼野俊一) (1972年)
- 真赤なスポーツ・カー(作詞:安井かずみ、作編曲:葵まさひこ) c/w 一人ぼっちの口笛(作詞:安井かずみ、作編曲:葵まさひこ) (1973年)
シングル (ワーナー・パイオニアレコード)
- レモンスカッシュ(作詞:阿久悠、作曲:井上忠夫、編曲:竜崎孝路) c/w ふたりの舞踏会(作詞:阿久悠、作曲:井上忠夫、編曲:竜崎孝路) (1973年10月)
- 熱いおくりもの(作詞:阿久悠、作曲:井上忠夫、編曲:竜崎孝路) c/w 星空のロマンス(作詞:阿久悠、作曲:井上忠夫、編曲:竜崎孝路) (1974年3月)
- 孤独のフォーク・シンガー(作詞:阿久悠、作曲:シュキ・レヴィ、編曲:東海林修) c/w 鷗よ急げ(作詞:阿久悠、作曲:シュキ・レヴィ、編曲:東海林修) (1974年8月)
- 心のこり(作詞:松本隆、作曲:串田悠介、編曲:原田良一) c/w ふたりの朝(作詞:宮下康仁、作曲:穂口雄右、編曲:穂口雄右) (1975年3月)
アルバム
- 素晴らしい出発 / レモンスカッシュ (1973年、ワーナー・パイオニア)
- レモンスカッシュ (作詞:阿久悠、作曲:井上忠夫、編曲:竜崎孝路)
- ふたりの舞踏会 (作詞:阿久悠、作曲:井上忠夫、編曲:竜崎孝路)
- フレンズのテーマー (作詞:阿久悠、編曲:井上忠夫)
- 亜麻色の髪の乙女 (作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち、編曲:原田良一)
- エメラルドの伝説 (作詞:なかにし礼、作曲:村井邦彦、編曲:原田良一)
- 君をひとりじめ (作詞:阿久悠、作曲:高瀬タカシ、編曲:原田良一)
- ジョニー・ビー・グッド (C.Berry、編曲:チト河内グループ)
- しあわせの朝 (M.Leander-E.Seago、編曲:チト河内グループ)
- ヴィーナス (R.V.Leeuwen、編曲:チト河内グループ)
- 黒くぬれ (M.Jagger-K.Richard、編曲:チト河内グループ)
- 悲しみのアンジー (M.Jagger-K.Richard、編曲:原田良一)
- フレンズの“ホワッド・アイ・セイ (R.Charles、編曲:チト河内グループ)
- レモンスカッシュ
- ふたりの舞踏会
- 熱いおくりもの
- 星空のロマンス
- 孤独のフォーク・シンガー
- 鷗よ急げ
- 心のこり
- ふたりの朝
出演
テレビドラマ
バラエティ番組
- ぎんざNOW!
- (1972年10月 - 1974年6月、17:00 - 17:30、TBS) 金曜レギュラー
- (1974年7月 - 1975年9月、17:00 - 17:40、TBS) 水曜レギュラー
- ミュージック&ボウル (ボウリング番組) レギュラー
- マチャアキのシャカリキ大放送 (1973年10月 - 1974年3月(金)19:30 - 20:30、日本テレビ) レギュラー
- ヤングOH!OH! (1973年12月9日、毎日放送)
- TVジョッキー (1973年12月23日、日本テレビ)
- きんきんケロンパ歌謡曲 (1973年12月、東京12チャンネル)
- マチャアキのガンバレ9時まで!! (1974年10月 - 1975年3月(水)20:00 - 20:55、日本テレビ) レギュラー
- シャボン玉歌まね合戦スターに挑戦! (1974年、日本テレビ)
- 金曜10時!うわさのチャンネル!! (日本テレビ)
- オールスター大運動会 (フジテレビ)
- 第12回 新春かくし芸大会 (1975年1月1日、フジテレビ)
- 黒田節 歌:水無月しげる、踊り:田宮アキラ、三味線:鮎川賢、お琴:萩健之
- ハイヌーンショー (1975年3月、フジテレビ)
ラジオ
- 女の子だけで満員御礼(TBSラジオ)
- ヤングタウン東京(1973年12月8日、TBSラジオ)
- ハローヤングラブ(1973年12月22日、ラジオ関東)
CM
- リコー リコー オートハーフ (キャッチコピー:プッチーな、プッチーな、カメラです。)
ステージ
- 「 '72 嵐を呼ぶ若い仲間達 騎士にしきのあきらショー 」(日本劇場1972年6月10日-16日)[2]
- 「ぎんざNOW!スペシャル・ロック・プレゼント・ショウ -昭和48年心身障害者(児)などのための 第9回 昭和48年歳末チャリティショウ」 (1973年12月9日、厚生年金会館大ホール)[3]
日劇ウエスタンカーニバル
- 1973年8月27-29日 「第49回日劇ウエスタンカーニバル -第3弾 ハロー ロックン ロール パーティ-」日本劇場、1973年8月27-29日[4]
- 出演者:伊丹幸雄、ロックンロール・サーカス、ローズマリー、フィンガー5、ウイリアムテル、レモンドッグ、チャコとヘルスエンジェル、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド+エル、フレンズ、クーフィー
- フレンズの楽曲:真赤なスポーツ・カー、アーリィ・イン・ザ・モーニング、黒くぬれ
- 1974年4月 「第50回日劇ウエスタンカーニバル -ヤングアイドル大集合-」日本劇場、1974年4月[5]
- 1974年8月 「第51回日劇ウエスタンカーニバル -ぎんざNOWで大集合-」日本劇場、1974年8月23-26日[6]
- 出演者:あいざき進也、チャコとヘルスエンジェル、ローズマリー、ドゥー・T・ドール、アンデルセン、ジャネット、江川ひろし、弾ともや、フレンズ、伊丹サチオ、パワープレーヤーズ、司会:平鉄平、井原かつみ
- フレンズの楽曲:熱いおくりもの、ロックン・ロール・ミュージック、孤独のフォーク・シンガー、朝日のあたる家
- 1975年3月 「第52回日劇ウエスタンカーニバル -ばらとみかんとバイオリンと-」日本劇場、1975年3月[7]
再結成後の活動
- 2009年10月28日 シングル曲を復刻盤CD発売 (オクテットレコード)
- 2009年11月4日 復刻盤CD発売記念ライブ (水無月しげる/田宮アキラ)
- 2010年4月29日 第1回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ)
- 2010年11月14日 第2回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之)
- 2011年9月18日 第3回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之)
- 2012年6月17日 第4回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之)
- 2012年12月2日 第5回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之、鮎川賢)
- 2013年6月9日 第6回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之、鮎川賢)
- 2014年1月19日 第7回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之、鮎川賢)
- 2015年1月18日 第8回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之)
- 2015年10月18日 第9回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之、鮎川賢)
- 2016年11月6日 第10回なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之)
- 2017年10月22日 第11回 なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之、鮎川賢)
- 2018年10月28日 第12回なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之、鮎川賢)
- 2019年5月12日 フレンズ・ON・ステージ(1975年9月15日解散後、初単独 : 水無月しげる、田宮アキラ、萩健之、鮎川賢)
- 2019年11月3日 第13回なんちゃって!?カーニバル (水無月しげる、田宮アキラ、萩健之、鮎川賢)
出典
- ^ ファンクラブ会報誌「フレンズ」の「昭和48年12月スケジュール(1973年12月)」、事務所のファンクラブ会報誌「YOUNGER-GENERATION NO.2」の「1975年3月スケジュール」表3頁参照。
- ^ 公演パンフレット、発行者・発行所:東宝株式会社事業部、内田和也、1972年(S47)6月10日発行、パンフレットpp.1-7頁参照。
- ^ 公演パンフレット、企画・実施:日本チャリティ協会、pp.2-9頁参照。
- ^ 公演パンフレット、発行者・発行所:東宝株式会社事業部、大橋雄吉、1973年(S48)8月25日発行、pp.10-14頁参照。
- ^ 公演パンフレット、発行者・発行所:東宝株式会社事業部、大橋雄吉、1974年(S49)4月3日発行、pp.1-11頁参照。
- ^ 公演パンフレット、発行者・発行所:東宝株式会社事業部、大橋雄吉、1974年(S49)8月23日発行、pp.1-14頁参照。(P.1頁に、「今回で51回目」と記述あり。)
- ^ 公演パンフレット、発行者・発行所:東宝株式会社事業部、大橋雄吉、1975年(S50)8月25日発行、pp.1-15頁参照。