「王様ゲーム (小説)」の版間の差分
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: アニメでは口元に黒子のあるポニーテールの少女。命令4で鵺ヶ首の頂上に向かう途中、鵺ヶ首山中で道に迷う。奈津子に正しい道を教えられるが、豹変した奈津子を信用してなかった優奈は、教えられた道とは逆の道を行く。さらに理奈と合流するが、理奈が奈津子が教えた道へ向かおうとしたため自分もその道に向かおうとしたところ、足を滑らせて崖から落ちそうになる。理奈が助けようとするが、理奈が自分まで落ちるつもりはないと途中で手を離されて見捨てられた。吐血死の罰を受けるシーンでは、川の中にある岩の上で血を流して横たわっていることから、0時を過ぎる前に崖から転落して岩に叩きつけられたと思われる(その時点で死亡していたかは不明)。 |
: アニメでは口元に黒子のあるポニーテールの少女。命令4で鵺ヶ首の頂上に向かう途中、鵺ヶ首山中で道に迷う。奈津子に正しい道を教えられるが、豹変した奈津子を信用してなかった優奈は、教えられた道とは逆の道を行く。さらに理奈と合流するが、理奈が奈津子が教えた道へ向かおうとしたため自分もその道に向かおうとしたところ、足を滑らせて崖から落ちそうになる。理奈が助けようとするが、理奈が自分まで落ちるつもりはないと途中で手を離されて見捨てられた。吐血死の罰を受けるシーンでは、川の中にある岩の上で血を流して横たわっていることから、0時を過ぎる前に崖から転落して岩に叩きつけられたと思われる(その時点で死亡していたかは不明)。 |
2021年4月4日 (日) 13:46時点における版
王様ゲーム | |
---|---|
ジャンル | ホラー、学園 |
小説 | |
著者 | 金沢伸明 |
出版社 | 双葉社 |
刊行期間 | 2009年11月18日 - 2015年12月18日 |
巻数 | 全12巻 |
漫画 | |
原作・原案など | 金沢伸明 |
作画 | 連打一人 |
出版社 | 双葉社 |
レーベル | アクションコミックス |
発売日 | 2011年1月28日 - 2012年6月22日 |
巻数 | 全5巻 |
漫画:王様ゲーム 終極 | |
原作・原案など | 金沢伸明 |
作画 | 栗山廉士 |
出版社 | 双葉社 |
レーベル | アクションコミックス |
発売日 | 2012年11月28日 - 2014年7月22日 |
巻数 | 全5巻 |
漫画:王様ゲーム 起源 | |
原作・原案など | 金沢伸明 |
作画 | 山田J太 |
出版社 | 双葉社 |
レーベル | アクションコミックス |
発売日 | 2014年1月10日 - 2016年3月12日 |
巻数 | 全6巻 |
漫画:王様ゲーム 臨場 | |
原作・原案など | 金沢伸明 |
作画 | 栗山廉士 |
出版社 | 双葉社 |
レーベル | アクションコミックス |
発売日 | 2015年1月22日 - 2016年11月11日 |
巻数 | 全4巻 |
アニメ:王様ゲーム The Animation | |
原作 | 連打一人、栗山廉士、金沢伸明 |
監督 | 佐々木勅嘉 |
シリーズ構成 | 古怒田健志 |
キャラクターデザイン | そらもとかん、伊藤陽祐 |
音楽 | 長田直之 |
アニメーション制作 | セブン |
製作 | 「王様ゲーム The Animation」 製作委員会 |
放送局 | AT-X・TOKYO MX・BS11 |
放送期間 | 2017年10月 - 12月 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
王様ゲーム(おうさまゲーム)は、金沢伸明(クリエイター名:ぱっくんちょ)により執筆されているケータイ小説。
モバゲータウンにおいて総閲覧数4000万を突破しており、これはモバゲータウンに於ける最高総閲覧数である。番外編を含んで現在8作品が公開されており、そのうちの『王様ゲーム』、『王様ゲーム 終極』、『王様ゲーム 臨場』、『王様ゲーム 滅亡』、『王様ゲーム 起源』、『王様ゲーム 再生』、『王様ゲーム 煉獄』、『王様ゲーム 深淵』は双葉社によって書籍化されており、シリーズ累計発行部数は800万部を突破している。2011年1月28日に連打一人による漫画が発売された。同年12月には実写映画が公開。2017年7月にはテレビアニメ化が発表され、同年10月から12月まで放送された[1]。
あらすじ
※モバイル版と書籍化されているものとでは若干物語に違いがある。時系列は『起源』→『臨場』(2009年)→『起源』(終章)→『無印』→『終極』=『臨場』(2010年)→『滅亡』→『再生』→『煉獄』→『深淵』の順。
シリーズを通して同一の世界観だが、『再生』以降のシリーズは、『無印』『終極』『臨場』『起源』の王様ゲームとの関係性はほとんど無い。
- 王様ゲーム[注 1]
- 金沢伸明のクラスに、「王様」を名乗る人物から「王様ゲーム」という謎のメールが届く。クラスメイトたちは当初は面白半分でそのメールに書かれた命令に従っていたが、命令3で命令に従わなかったクラスメイト2名が、翌日首を吊って自殺する。その後も命令に従わないクラスメイトたちは次々と変死し、命令の内容も次第に過激になっていく。王様の正体が明らかにならないまま、最終的に伸明だけがクラスの中で生き残り、伸明は王様を見つけだしてゲームを終わらせるために、「王様ゲームを続ける」選択をする。
- 王様ゲーム 終極
- 『無印』から7か月後、伸明が転校した先のクラスで再び王様ゲームが始まる。クラスメイトたちは次々と死んでいき、最終的に伸明と松本里緒菜、そして過去に王様ゲームを体験したことのある本多奈津子の3人だけとなる。33年前に夜鳴村で起きた王様ゲームについて調べていた学者宮澤からの電話で、王様の正体が新種のウイルスであること、感染者たちが全員死ねばゲームが終わるであろうことを告げられる。それでも生きることに執着する奈津子は里緒菜によって重傷を負わされながらも伸明を殺害し、直後に自身も死亡。最後に生き残った里緒菜も入水して自殺するが、日付けが変わると同時に、日本全国の高校生を対象とした王様ゲームが始まる。
- 王様ゲーム 臨場
- オカルトマニアの児玉葉月は、ある時ケータイ小説の『王様ゲーム』が現実で起こっている出来事だと知り、本多奈津子がかつて通っていたという紫悶高校に向かう。すでに廃校となっていたその場所で、葉月は奈津子が体験した王様ゲームについて記録されたノートを見つける。奈津子の過去を知った葉月は夜鳴村に向かい、そこで奈津子の父親にして33年前の王様ゲームの生き残りである本多一成と対面。使命感に駆られていた葉月は一成の頼みで彼を殺害するが、のちに夜鳴村に訪れた伸明をみて自分が未来を変えてしまったことを後悔する。夜鳴村を後にし、更新されていた『王様ゲーム 終極』を読んで伸明と奈津子が迎えた結末を知った葉月は、日本全体での王様ゲームに巻き込まれることになる。
- 王様ゲーム 滅亡
- 2010年6月8日。引きこもり生活を送っていた広島県在住の工藤智久は、日本全国の高校生を対象とした「王様ゲーム」を口実に渡辺修一と今村友香によって外に連れ出され、2人と共に岡山県に向かう。しかし、命令に従わなかった高校生が変死したことによって、智久たちは命がけのゲームに巻き込まれたことを知る。命令2で多くのクラスメイトを失った智久は、王様ゲームを終わらせるべく、母親からの情報で黒磨町の寄進会病院に向かう。そこで出会った宮澤から王様の正体がウイルスであることと、宮澤が遺体を回収した金沢伸明の生体組織を体内に宿すことで、宿主が死ぬ代わりにウイルスの抗体が完成することを教えられ、智久は自分が抗体を作ることを決意。身体の変異や記憶の混濁を起こしながらも、智久は命令6が終わる直前に抗体を作り終え、王様ゲームを終わらせる。その後、変わり果てた姿となった智久は、のちに「チャイルド」と呼ばれることになる新しい生物として生まれ変わる。
- 王様ゲーム 起源
- 1977年8月8日。本多一成が住んでいる夜鳴村に、「王様」と名乗る人物から「王様ゲーム」という手紙が届く。手紙に書かれた命令に従わなかった村人が次々と変死していき、最終的に一成とその従妹である本多奈津子の2人だけとなる。奈津子は、王様の正体であるウイルスは人工薬陰師であった奈津子の祖先によって作られたものであること、その薬が入った壺を自分が割ってしまったことでゲームが始まったことを明かした後、村人たちを死なせてしまった責任をとるために毒を飲み死亡。一成は最後の命令10で「罰を受ける」選択をするが、死なないまま一人生き残る。32年後、一成の娘である本多智恵美の元に「王様ゲーム」というメールが届く。
- 王様ゲーム 再生
- 日本を巻き込んだ王様ゲームから3か月後。2010年9月19日、ケルドウイルスとチャイルドによる世界の支配を目論む宗教団体リボーンによって、北海道で新たな王様ゲームが始まる。高校生の宮内雅人は、リボーンの幹部であるクラスメイト氷室香鈴を止めるべく奔走し、香鈴の独断で下された命令9で最強のチャイルドとの殺し合いに勝利したことにより、チャイルドは全滅。リボーンの裏切り者として始末されそうになった香鈴を銃弾から庇って雅人は死亡、香鈴はウイルスを管理しているプログラムナノクイーンのパスワードを神崎斗志雄に教えた後で自殺し、北海道での事件は収束する。
- 王様ゲーム 煉獄
- 北海道での王様ゲームから1か月後。2010年10月29日、いじめによって自殺した北村智輝のための復讐として、赤池山高校2年A組で王様ゲームが始まる。クラスメイトたちは生き残りを賭けてグループに分かれて競い合い、殺し合うようになる。転校生の佐々山夢斗は命令12まで生き残った後で屋上に呼び出され、そこで待っていた高橋星也が王様であったことを知る。クラスメイト全員の死を確信した星也は飛び降りて自殺するが、夢斗が伊藤由那の作戦で死を偽装されていた松崎風香と命令13に服従したことによって、結果的に夢斗と風香の2人が生き残る。
- 王様ゲーム 深淵
登場人物
出典が特に明記されていない場合、単行本の説明とする。
基本的に登場人物達は、関係の良し悪しに関わらず、互いのことを下の名前で呼び合っている[注 2]。ただし、大人のことは苗字で呼んでいる(夜鳴村の住民と『深淵』は除く)。
声の項は、アニメ版の声優を示す。演の項は実写映画版でのキャスト。
『王様ゲーム』の登場人物
県立玉岡高校1年B組の生徒
映画版では玉岡学園高等学校、アニメ版では私立汰魔丘学園。
主要人物(無印)
- 金沢 伸明(かなざわ のぶあき)
- 声 - 宮野真守 / 演 - 桜田通
- 『無印』『終極』の主人公であり、『滅亡』のキーパーソン。
- 王様ゲーム
- 1年B組男子出席番号12。明るく自己中心的な性格だが正義感の強い一面もあり、クラスメイトを弄んで無惨に殺していく王様に対して怒りを覚えている。
- 智恵美とは恋人で信頼し合っており、莉愛が智恵美を王様だと疑っていることを知った際には、真っ先に否定している。命令9で奈美を助けるために智恵美と恋人関係を解消してしまうが、王様ゲームが終わったらもう一度気持ちを伝えにいくことを誓っている。直也とは親友で、命令6でも直也を助けるために奔走している。また、直也が智恵美に好意を抱いていることも知っている。クラスメイトを軽視する莉愛のことは嫌っており、王様ゲームを通じて度々衝突する。しかし命令13の直前、莉愛の最期に人間らしさを感じたことから、嫌悪感は薄れている。
- 命令5から、王様ゲームを終わらせるために行動し始める。命令13で智恵美を殺害した後で自殺を図るが、「王様ゲームを続けるか罰を受けるか選択する」命令14が下され、死んでいったクラスメイトの想いを受け止めて、王様ゲームを続けることを選択する。
- 王様ゲーム 終極
- 県立呉広高等学校(アニメ版では私立九禮学園)2年1組 男子出席番号7。
- 転校してきた当初はクラスメイトに冷たい態度をとっていたが、徐々に打ち解けていった。クラスを王様ゲームに巻き込んだ存在として、自分が智恵美にしたように最後には誰かに殺されなければならないと考えている。
- 明るい性格の奈津子(二代目)には好感を持っている反面、「7ヶ月前に王様から届いた最後のメールに名前が刻まれていた人物」として気にかけている。智恵美のことを一途に想っている反面、彼女を殺してしまった罪悪感に囚われている。
- 本質を露わにした奈津子によって、一度はクラス内で孤立するが、王様ゲームを通じて信頼されるようになっていった。命令5では、王様の正体がウイルスであることを知り、「自分たちは生きていてはいけない」と奈津子に諭す。しかし最終的に、里緒菜が奈津子を切り裂くのに使ったチェーンソーで奈津子に首を切られ死亡。その後、遺体は里緒菜と共に海へと消えていった。
- 王様ゲーム 滅亡
- 遺体が警察によって海から引き上げられたが、後に宮澤によって持ち出された。その後、ウイルスの抗体を作るために智久の中に伸明の生体組織を宿される。
- 実写映画版
- 智恵美とは幼馴染で、両想いだが交際には至っていない。美晴(演 - 萩原舞)という妹がいる。終盤、智恵美が王様であることを確信し、ゲームを終わらすために彼女を殺そうとするが、逆に殺されてしまい存在を抹消された。
- テレビアニメ版
- 漫画版と容姿が異なる。本筋は漫画版・小説版の「王様ゲーム 終極」の部分に当たる。
- 王様ゲームが続く中で、前のクラスでの王様ゲームの出来事(原作の『無印』に相当)を、現在のクラスメイトたちに話している。
- 本多 智恵美(ほんだ ちえみ)
- 声 - M・A・O / 演 - 熊井友理奈(当時、Berryz工房)
- 『無印』のヒロインで伸明の彼女。1年B組女子出席番号24。黒髪ポニーテールの美少女。涙もろいが、思いやりのある性格。
- 伸明のことを信頼しており、命令7でも自分が見世物になっても伸明を助けたいという思いから、明の命令通り服を脱いでいる。真美が伸明を王様呼ばわりした際には、激昂して真美に平手打ちしている。莉愛からは、王様だと疑われている。
- 料理が下手で、シチューのルーとカレーのルーを両方入れた上で、智恵美の父がカレーに納豆をかけていたことから最初から入れる等したためにひどい味になり、直也からは「王様からの罰に最適」とからかわれている。
- 命令9でやっと伸明と電話が繋がるが、伸明から恋人関係を解消するように告げられてしまう。後に、伸明が奈美を助けようとしてとった行動であったことを理解する。
- 過去に王様ゲームを経験していた父親の話を聞き、智恵美自身も誰かの手で殺されなければならない宿命を背負っていることを悟り、自分を殺す宿命を伸明に背負わせることを決意。命令12では、命令が終わったと思っていた直也に指名されてしまい「老いの罰」を受け、老婆のような外見になる。命令13では、伸明が自分を殺しやすくするために「私は伸明が探し続けた存在なの」と嘘をつき、彼に絞殺される。
- 未送信メールの文字は「。」。
- アニメ版では命令7のエピソードはカットされている。命令12では直也が最初からサイコロの目は6だと認識しているため、指名されず罰は受けない。命令13では伸明を生き残らせようと、ナイフを自分自身に刺そうとし、伸明にすんでのところで腕をつかまれ阻止されるが、その状態から智恵美が自ら体をナイフ側に動かして心臓を刺し、「伸明は生きて」という想いを託し死亡する。
- 実写映画版では、主人公を務める。伸明のことは「伸明君」と呼ぶ。実は過去に、夜鳴村の王様ゲームでただ一人生き残り、王様になる権利を与えられるがこれを拒否し、代わりに「永遠に歳をとることなく、ただ死のゲームに巻き込まれ続ける罰(王様ゲームでクラスが消えるたびに記憶を一新され、別の学校に現れる)」を与えられていたことが判明する(智恵美はそのことを全く自覚していない)。終盤、ゲームを止めるために自分を殺そうとした伸明を逆に殺害し、ただ一人生き残る。自分が死ななければゲームが終わらないことに気づき、教室の窓から飛び降りる(その直後、教室に残っていた智恵美の席が消滅する)。しかし半年後、羽呂宇高等学校に在籍しており、転校生の羽村玲子(演 - 矢島舞美(℃-ute))に自己紹介する場面で、物語は幕を閉じる。
- 橋本 直也(はしもと なおや)
- 声 - 立花慎之介 / 演 - 佐藤永典
- 伸明の親友。男子出席番号21。伸明とは互いに信頼し合っており、命令7で伸明が追い詰められた際、伸明から智恵美のことを託されている。実は智恵美に好意を抱いている。運動音痴。
- 命令6で指名される。最初は渋っていたが、人気投票を行うことに納得する。クラスの男子に票を入れてくれるよう説得していき、最終的に伸明がクラスメイトに送った嘘のメールにより人気投票に勝利する。しかし佳奈が罰の命令に従わないまま死んだため、代わりに「性交をする」という命令を下されてしまう。伸明から智恵美を抱くように説得されるが、「親友を裏切れない」と拒否したため、最終的に伸明に殴られて、気絶している間に智恵美によって命令に服従させられる。
- 命令12では、伸明と智恵美を守るためにサイコロを振り、サイコロの目が4(実際は6だったが、智恵美が地面に落ちたサイコロをもう一度足で転がしていた)であることを確認。敬太、美奈子、利幸、俊之の4人を指名した後、莉愛の「あと1人多かったら誰を指名したか」という質問への答えで智恵美と雅美の名前を呼んでしまう。最終的に6回指名したことによって、身体を6回切断されて死亡する。
- 未送信メールの文字は「本」。
- アニメ版ではサイコロの目が最初から6であることを確認しているため、智恵美を誤って指名して罰を与えることがない。伸明が記憶消去の罰を受けていないため、伸明から冷たい態度を取られず、最後は四肢を切断され天国がいい所であることを信じて息絶えた。
- 岩村 莉愛(いわむら りあ)
- 声 - Pile / 演 - 鈴木愛理(℃-ute)
- 『無印』におけるもう一人のヒロインで伸明のクラスメイト。女子出席番号6。
- 身長は約160cmで、髪型はセミロング。大人しい印象を与える外見。左手には10本以上のリストカットの跡がある。
- 命令10から登場。里美や佳奈の名前を騙って、未送信メールを調べては消していた張本人。「悲劇的に死にたい」という自殺願望を抱えており、そのために王様ゲームを利用しようとする。王様ゲームを終わらせるには、王様を殺すしかないと考えている。
- 伸明からは「完全に狂っている」と評され嫌われており、王様ゲームを通じて度々衝突するが、莉愛は嫌ってはおらず、「好きなほう」と発言している。智恵美のことは王様だと疑っている。直也のことは「直也君」と、クラスメイトの中で唯一、敬称で呼んでいる。また伸明は命令13が終わった後、「実は直也のことが好きだったのではないか」と考えている。クラスメイトからは陰口を叩かれており、クラスメイトが無惨に死んでいった際には内心で喜んでいたことを、命令12が終わった後に伸明に話している。
- 命令12が終わった後、夜鳴村で読んだノートの内容から知った王様の正体を伸明に婉曲的に伝え、王様メールをドメイン指定して拒否していたことから(文庫版では伸明と智恵美の目の前で自らの携帯電話を破壊して)0時を迎えるのと同時に首切りの罰を受けて死亡する。
- 文庫版では、容姿が並外れて美しいことが明言されており、また莉愛の過去について描写されている。元々は感受性豊かで人懐っこい子どもだったが、4歳の頃、両親の離婚後、父親と二人で暮らし始めてから幼稚園にも通わなくなり、次第に心を閉ざしていった。そしてある晩、酔って帰宅した父親が、莉愛にかつての美しい妻(莉愛の母親)の面影を重ね、性的対象として犯した。莉愛は、「嫌がるそぶりを見せずにできる限り表情を消せば、父親は自分に愛想を尽かす」と考え、それから数日後には喜怒哀楽の感情を封印した。リストカットは、自分の血を見ることで生きている実感を得るためであり、自殺願望があったわけではない。また、直也への好意が明確に描写されており、人生最初の記憶は、幼稚園のお泊まり保育で彼と一緒の布団で寝たことであった。
- テレビアニメ版
- アニメ版では、天才ハッカー「カミハテ」の設定がないがハッキングはできる。フードなしパーカーのようなものを着た銀髪ショートヘアの美少女。父親が天才プログラマーで尊敬していたが後に父親は自殺した。香織達を呼び出すことがないため、香織を止めることもなく、夜鳴村にも行っていない。また、伸明が記憶消去の罰を受けていないため、伸明に王様ゲームの経緯について嘘をついていない。
- 命令8から本格的に登場する。命令12で生存者全員を笹木頸ダムの公園に呼び出す。王様ゲームについて独自に調べ、王様ゲームのプログラムのバグを利用して、アンチウイルスプログラムを作り王様ウイルスを駆除しようとするが、そのバグ自体が王様ウイルスの罠であり、ルール違反により焼身の罰を受ける。全身が燃えながらもパソコンを操作して、これからも起こり得る王様ゲームで希望を持つ者のために未完成だった王様から犠牲となった者の携帯にのみ届くメールの文章をネット上に流す。そして、父親から性的虐待を受けていたことや、虐待によって生きる気力を失っていた日々が王様ゲームによって「死にたくない」と思うようになったこと、智恵美と伸明に私の代わりに王様ゲームに必ず勝ってほしいという想いを告白して、欄干から身を投げて消えていった。
その他の生徒(玉岡)
- 安達 信吾(あだち しんご)
- 声 - 浜添伸也
- 男子出席番号1。元基とは仲がいい。
- 命令10で指名される。クラスメイトにメールを送るか否かで元基と言い争いになり、元基に階段から突き落とされ、首の骨を折ってしまい、病院に運ばれる途中で息を引き取った。
- 未送信メールの文字は「達」。
- 阿部 利幸(あべ としゆき)
- 声 - 松岡禎丞
- 男子出席番号2。俊之とは親友で、名前の読みが同じでややこしいからとクラスメイトがあだ名をつけようとしたのも拒み、自分達を「ダブルとしゆき」とした。
- 美奈子とは仲がいいのか、命令12では「美奈子なら自分を指名しないだろう」と考え、サイコロを振らせる第一候補としている。反対に千亜からは恨みを持たれているらしく、命令12では特に危険視している。
- 命令11が終わった後、直也に電話をかけて命令12をどうするかという旨の電話をかける。電話の後、生き残っているクラスメイトとの関係性を確認しながら、どんなことをしても絶対に生き残ると決意する。命令12では、自己中心的な言動から孤立してしまう。親友である俊之にサイコロを振るように迫るが伸明に邪魔されたため、智恵美を人質にとり、伸明か直也にサイコロを振るよう命令する。クラスメイトが死んでいく様子を楽しんでいたが、見るに耐えなくなった俊之に殴られ、マウントをとられる。俊之の頼みで直也が利幸を指名したため、失血死の罰を受ける。死にたくないと叫びながら、直也に指名された俊之と共に最期を迎えた。
- 漫画版及びアニメ版では、命令12で智恵美を人質にとった際、千亜に挑発されて実際に智恵美の足にナイフを突き刺しており、漫画版では智恵美が死ぬ原因となった。
- 未送信メールの文字は不明(伸明が知っている)。
- 石井 里美(いしい さとみ)
- 声 - 辻美優 / 演 - 森咲樹(アップアップガールズ(仮))
- 女子出席番号3。智恵美曰く、「目立たないけど、可愛い」。身長は約160cmで、髪型はセミロング。アニメではFカップの巨乳美少女。
- 命令3で指名されるが、秀樹に胸を触られることを嫌がり、仮病を使って学校を休む。結果的に命令に従っていなかったために、首吊りの罰を受け死亡し、秀樹と共に最初の犠牲者となった。
- 未送信メールの文字は不明(莉愛が知っている)。
- アニメ版では秀樹と共にクラスにいたが、クラスメイトによって胸を触られずに済む。
- 井上 浩文(いのうえ ひろふみ)
- 声 - 成澤卓
- 男子出席番号4。
- 命令1で指名される。泣き虫。恥ずかしがっていたが、美奈子に「根性なし」と言われてムキになり、美奈子にキスをして命令に従う。命令11で不要なことを犯したため、火炙りの罰を受ける。電話で伸明から罰を受ける理由が涙を流したからだと聞かされ、「それが理由なら罰を受けてよかった」「友達が死んだのに泣いたらいけないなんておかしい」と言い、教えてくれたことを感謝して電話を切り、その後死亡した。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメ版では命令1のエピソードはカットされている。
- 井本 祐子(いもと ゆうこ)
- 演 - 嗣永桃子(Berryz工房)
- 女子出席番号5。涙もろい性格。
- 命令2で指名される。秀樹に足を舐められたことで泣いてしまった。命令11で不要なことを犯したため、火炙りの罰を受けて死亡した。伸明は、祐子の涙もろい性格から、クラスメイトの死に涙を流して罰を受けたと考えている。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメ版では命令2のエピソードはカットされている。
- 岩本 真希(いわもと まき)
- 女子出席番号7。
- 命令10では、明美から「死ね」と書かれたメールを受け取ってしまい、王様ゲームの罰として自然死した。
- 未送信メールの文字は「を」。
- 上田 陽介(うえだ ようすけ)
- 声 - 内田雄馬、富田美憂(幼少期)
- 男子出席番号8。香織とは幼馴染で香織に好意を抱いている。
- 王様ゲームを終わらせようと数人のクラスメイトと共に色々と調べ、過去に夜鳴村で王様ゲームが行われていたことを突き止める。しかし命令11でそのことを知っていたクラスメイトが香織以外全員死んでしまい、その上自分も涙を流したため、罰を受ける。死ぬ直前に伸明に電話をかけて夜鳴村のことを教え、香織のことを頼みながら死亡した。伸明は彼の罰メールを読まずに削除したため、受けた罰は不明(寒さを訴えたため、凍死と思われる)。後に伸明は、何故自分に夜鳴村の場所を教えたのかと陽介に疑問を抱くが、「香織を頼む」という言葉が、伸明を殺そうとしている香織を止めてほしい、という意味であったと理解する。
- 未送信メールの文字は不明。
- テレビアニメ版
- 王様ゲームについて独自に調べ、初めに王様から犠牲となった者の携帯電話にのみ届くメール、次いで夜鳴村の存在について突き止める。しかし、夜鳴村について突き止めた直後、命令11によって犠牲になったクラスメイトに涙を流し八つ裂きの罰を受ける。罰によって死ぬ前に伸明にメールで夜鳴村と王様から犠牲となった者の携帯電話にのみ届くメールについてのデータを送信した後、香織から電話がかかり最後に香織の声を聞こうと腕を伸ばすが、電話に出る前に死亡した。香織に調べてわかったことを伝えてないことや、香織が伸明を殺そうとした時に伸明を嵌めて殺すことを陽介と決めていたという告白がないことから、陽介が伸明に調査で判明したことを伝えたのは、純粋に伸明が王様ゲームを終わらせる最後の希望だと考えていたためと思われる。
- 上田 佳奈(うえだ かな)
- 声 - 牧野由依 / 演 - 中島早貴(℃-ute)
- 女子出席番号9。
- 命令6で指名される。罰を受けたくないという気持ちから、人気投票をすることを決意し、クラスの女子に自分に票を入れるように説得していく。しかし、美咲に断られた際には泣きながら恐怖を訴えており、結果発表の際にもずっと怯えた様子だった。伸明の嘘のメールにより人気投票に敗北する。王様の言いなりになって首を吊ることを嫌がり、錯乱したように喚きながら教室の窓ガラスを突き破って飛び降り、自殺する。しかし、与えられた罰は「好きな人に告白する」というもので、しかも付き合えるか否かは関係がないものであった。
- 漫画版及びアニメ版では、涙黒子のあるスタイル抜群の美少女。軽薄な性格をしており、貞操観念は皆無で美咲に断られた後、男子数人に色仕掛けをかけて自身に投票させようとした。文庫版でも、漫画版に近い性格となっている。
- 未送信メールの文字は不明(莉愛が知っている)。
- 牛島 元基(うしじま もとき)
- 男子出席番号10。信吾とは仲がいい。
- 命令10では指名された信吾と、「死ね」と書いたメールを送るか否かで言い争いになり、信吾を階段から突き落としてしまう。その後警察に連れていかれたが、明美から「死ね」と書かれたメールを受け取ったため、パトカーの中で王様ゲームの罰として自然死した。
- 未送信メールの文字は「な」。
- 大野 明(おおの あきら)
- 声 - 落合福嗣 / 演 - 佐々木麦帆
- 男子出席番号11。佳奈に好意を抱いている。
- 命令6では佳奈に投票しようとしていたが、伸明の嘘のメールに騙されて佳奈を裏切り、直也に投票する。その後佳奈が自殺し、メールが直也に票を入れさせるための嘘だと気づき、伸明を恨む。命令7では、自分のせいで好きな人が死んだ苦しみを伸明にも味わわせようとし、たまたまカードが98枚引かれた状態で明の番がやってくる。智恵美に服を脱ぐよう命令したり、自分を殴った伸明に「99を引いてください」と言うように命令するなど好き放題に振る舞った挙句、最終的に99枚目のカードを引く。しかし、自分が犠牲になっても伸明を助けようとする智恵美と直也を見て、「伸明に罰を与えてはいけない」と思い直す。そして、伸明と智恵美に辛い思いをさせ、佳奈を裏切った罰として自ら100枚目のカードを引く。伸明ともっと早く友達になっていればよかったと後悔し、自分と佳奈の仇をとるように頼んだ後、心臓麻痺の罰を受けて死亡した。
- 漫画版及びアニメ版では、小太りでオタク。口調もオタクのようになっている。
- 漫画版では命令6では佳奈の誘惑を受けたが、原作同様の理由で佳奈を裏切る。命令7では、原作と異なり最後まで改心することなく、伸明に100枚目を引かせようとしたが、カミハテとして莉愛が、佳奈を騙って送ったメールによって100枚目を引き、死亡した。
- アニメ版では命令7のエピソードはカットされ、命令11まで生き残るが、命令11で不要なことをしたため心臓麻痺の罪で死亡する。
- 文庫版では漫画版に近い性格となっている。命令7では漫画版同様、改心することはなく、伸明に「100」と書かれたカードを引かせる。しかし実はカードを用意した莉愛が「60」と書かれたカードを2枚作っており、明が引いた「99」と書かれたカードが本当の100枚目であったため、心臓麻痺の罰で死亡した。
- 未送信メールの文字は不明(莉愛が知っている)。
- 河上 勇佑(かわかみ ゆうすけ)
- 声 - 戸谷公人
- 男子出席番号13。自己中心的な性格。
- 命令7では自分が助かるために罰を伸明に与えるよう、明に懇願する。翔太、祐輔と王様メールをドメイン指定したらどうなるかと話していたが、勇佑はメールを拒否していなかった。しかし命令11で不要なことを犯したため、八つ裂きの罰を受ける。伸明との電話で何をしたのか尋ねられるが、何もしていないと答え、助けを求めながら身体を切断されて死亡した。後に伸明は、メールを見て友達が罰を受けたことを知って涙を流し、罰を受けたと考えている。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメ版では命令7のエピソードはカットされ、伸明からの電話に出る前に死亡した。
- 川野 千亜(かわの ちあ)
- 声 - 福島亜美
- 女子出席番号14。男嫌い。利幸に恨みを持っている。痩身で目つきが悪く、冷酷な性格。
- 命令12では、生存しているクラスメイトと今後について話し合うため、午後10時に笹木頸ダムに集合するようにメールを送信する。雅美が直也に指名された際に、錯乱した雅美から「生きている価値のない不細工女」と侮辱され、ヒステリーを起こし掴み合いになり、雅美になぎ倒された上に左目を抉り取られる。命令12が終わった後、「病院に行く」と言い、ついて行こうとした伸明から逃げるように走り去った。王様メールをドメイン指定して拒否していたことから、0時を迎えた後に窒息死の罰を受け、死亡した。
- 漫画版では、つるんでいる美奈子のことを内心では見下しており、原作よりも性格が悪くなっている。命令12では、智恵美を人質にとった利幸を煽っており、智恵美が死ぬ遠因となっている。
- アニメ版では命令12で千亜ではなく莉愛が笹木頸ダムに全員を呼び出した。利幸の脅迫に耐えかねた直也によって指名され、罰により死亡する。罰は不明だが、恐らく血を吐いていたため、吐血死と思われる。
- 未送信メールの文字は不明。
- 木下 明美(きのした あけみ)
- 声 - 結崎このみ
- 女子出席番号15。
- 命令10で指名され、自分の身を守るために信吾と真希に「死ね」と書いたメールを送り、真っ先に服従する。命令11が下されるのと同時に、ルールを破ったことで溺死の罰を受け、死亡した。伸明は、命令10と同じような命令が下されて、自分が殺されることを恐れて携帯電話を解約したと考えている。
- 実写版では名前が「鴨下明美」に変更されている。
- 未送信メールの文字は不明。
- 城川 真美(しろかわ まみ)
- 声 - 大坪由佳 / 演 - 菅谷梨沙子(Berryz工房)
- 女子出席番号16。クラスの女子のリーダー的存在。
- 王様ゲームには乗り気で、命令1、2で指名されたクラスメイトを煽っていた。しかし大輔が死に、王様ゲームが本物であることを知った際は反省しており、命令6では、自分の選択にクラスメイトの命が懸かっていることに苦悩している。佳奈に票を入れるつもりだったが、「真美なら女子を引き入れてくれるだろう」と考えた伸明から直也に入れるよう説得される。「簡単には変えることができない」と、後ろめたさを感じながら断るが、その後伸明から嘘のメールを受け取り、佳奈を裏切って直也に投票する。命令11では、自分を王様と疑った莉愛に呼び出されている。その際携帯電話を持って来ていなかったため、クラスメイトが次々と死んでいることにも気づいていなかった。伸明から命令11が終わるまでメールを見ないように頼まれるが聞き入れず、その理由が伸明を王様だと思っているからだと明かし、別れる最後まで言うことを聞こうとしなかった。その後メールを見て涙を流したため、首斬りの罰を受ける。伸明に電話をかけ、罰を取り消すように怒鳴り散らしている最中に首を切断され、死亡した。伸明は「たとえ自分が王様だったとしても、友達である真美に罰を与えて殺したりしない」と、電話に向かって語りかけた。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメではミディアムヘアをウェーブさせたギャル風の美少女。命令1、2のエピソード、莉愛に呼び出されるエピソードはカットされている。そのため、命令11が下された後すぐに不要なことをして首切りの罰を受ける。また、伸明を王様だと疑ってる描写もなく、最後に伸明に電話で怒鳴り散らすエピソードもない。
- 田崎 大輔(たさき だいすけ)
- 声 - 菅沼久義
- 男子出席番号17。家がお金持ちで、ゲームソフトを大量に持っている。
- 命令4で指名される。美咲とエッチをして命令に服従するが、翔太の怒りを買って殴られた挙句、命令5で翔太から「首を吊って死ね」と命令されてしまう。教室を飛び出した後、追ってきた伸明の提案で、伸明と直也を家に招待する。紐類を全て部屋の外に出し、3人で円陣を組んで0時を迎えたが、それから60分経っても何も起きなかったため安堵し、一緒にいてくれた伸明と直也に感謝する。それから3時まで3人でテレビゲームをして盛り上がっていたが、7時を過ぎた頃にゲーム機のコードで首を吊って息絶えているところを伸明と直也に発見された。伸明は大輔の死によって、王様ゲームが本物であることを確信する。
- 未送信メールの文字は「お」。
- 実写映画版では原作同様命令4に服従した事により、八尋に怒りを買い、学校へ行ける勇気さえなく道の角で待ち伏せしていたが、命令5で翔太から「たった今すぐ死ね!」と命令が下され、その場で心臓麻痺で死亡、存在を抹消された。
- アニメ版では歌手を目指しており、そこで伸明と意気投合。0時まで歌って盛り上がっていたことに変更されている。時計の針が0時を過ぎても生きていたため、安堵し飲み物を取りに部屋を出たが、実は時計の針が少し進んでいた。そのため本当に0時が過ぎて服従メールが届いた直後、書斎で首を吊って死んでいるのを伸明に発見される。
- 豊田 秀樹(とよだ ひでき)
- 声 - 赤羽根健治 / 演 - 佐藤歩
- 男子出席番号18。性格はデタラメかつスケベで、伸明から「おっぱい星人」と呆れられているが、同時に好感を持たれている。また、高校生であるにも関わらず、パチンコにも行っている。
- 命令1では、王様ゲームを面白がって浩文と美奈子にキスするように煽っている。命令2で指名された際には嫌がっていたが、真美たちから煽られて仕方なく祐子の足を舐めて命令に服従し、王様に向けて怒鳴り散らす。命令3で再び指名されるが、「里美の胸を触る」という内容から逆に舞い上がっており、里美が来るのを興奮しながら待っていた。しかし里美が仮病を使ったため悔しがり、自分を煽りにきた真美に怒鳴り散らす。結局、命令に服従できなかったために首吊りの罰を受け死亡し、最初の犠牲者となった。後に伸明は秀樹の仏壇に線香をあげている。
- 未送信メールの文字は不明(莉愛が知っている)。
- アニメ版では命令1及び2はカットされている。命令3を受け、クラスにいた里美の胸を触ろうとするが、クラスメイトに阻止されている。
- 中尾 美奈子(なかお みなこ)
- 声 - 佐々木未来 / 演 - 田中美晴
- 女子出席番号19。気が強い性格。
- 命令1で指名される。浩文とキスをした後、浩文に平手打ちし、「下手くそ」と言い放つ。命令12が始まる前、経緯は不明だが手首を切って入院していた。 命令12では、笹木頸ダムに居なかったこともあり、直也から指名されて窒息死の罰を受け、死亡した。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメでは髪を内巻にカールさせたギャルメイクの美少女である。アニメでは命令1のエピソードはカットされている。命令3では里美と秀樹の間に入り、里美の胸を触ろうとする秀樹を阻止する。原作と違い、笹木頸ダムに居たが利幸の脅迫に耐えかねた直也によって指名され、罰により死亡する。罰は不明だが、恐らく吐血死だと思われる。
- 中島 美咲(なかじま みさき)
- 声 - 柚木梨沙
- 女子出席番号20。翔太の彼女。
- 命令4で指名され、「大輔と性交する」という内容を真美と笑っていたが、秀樹と里美の自殺の話を聞いて、「命令に従わなかったら自分も秀樹たちのように死ぬ」と考えて恐ろしくなり、大輔をメールで呼び出して命令に服従する。命令6の人気投票では「どちらも選べない」と迷っていたが、伸明の説得で直也に投票することに決める。命令11で不要なことを犯したため、首切りの罰を受けて死亡した。伸明は、付き合っていた翔太が罰を受けて死んだことで涙を流し、罰を受けたと考えている。
- 未送信メールの文字は不明。
- 平野 奈美(ひらの なみ)
- 声 - 鈴木みのり
- 女子出席番号22。能天気かつ無邪気な性格。伸明に好意を抱いている。そのため智恵美には嫉妬しており、智恵美と別れて自分と付き合ってくれないかと思っていたが、命令7で伸明を助けようとする智恵美を見て「自分では敵わない」と思ってしまった。
- 命令7が終わった後、あるクラスで原因不明のまま大勢の生徒が亡くなった、という記事について伸明に電話で教える。命令8では指名される。「王様がクラスの中にいる」と考えた伸明を信じて、自らに「王様に触る」という命令を下し(触った後に服従確認メールが届いたら王様ということになる)、伸明に一日でいいから自分と一緒にいてくれるように頼む。クラスメイト全員に触っていったが、結局服従確認メールが届かず、罰を受けることが確定してしまう。前述の約束で伸明の家に行き、その際自分の想いを告げる。罰を受ける直前、最後に伸明にキスしてもらうように頼む。しかし、受けた罰は「永遠の闇=失明」であったため、生き延びる。命令9では朝方まで伸明と一緒にいたが、「約束の時間が終わったから、もう伸明に迷惑はかけられない」とノートに書き残し、伸明の家を出て行く。その後、伸明がまだ命令に服従していないことを電話で確認し、伸明の「大切なもの」になるために奈多海岸に身を投げて自殺した。
- 【奇怪な事件について】のノートに、「平野ミチ子」という奈美と同じ苗字の人物の名前が書かれているが、偶然である。
- 未送信メールの文字は「れ」。
- アニメではショートヘアの小柄な美少女。アニメ版では命令7のエピソード及び記事について伸明に電話で教える描写はカットされている。また、電話の際に1日だけ一緒になるように約束するのではなく、罰が確定した後、河原で落ち込んでいる時に追いかけてきた伸明に「0時になるまで一緒にいて」と約束する。その後、命令9について明美に電話で聞き、伸明を心配させないよう何も告げずに伸明の下を去る。伸明がまだ命令に服従していないことを電話で悟り、伸明に迷惑をかけないように直接は想いを告げずに、砂浜に「ノブアキ ダイスキ」と書き残し、伸明の「大切なもの」になるため海に消えていった。
- 藤岡 俊之(ふじおか としゆき)
- 声 - 酒井広大
- 男子出席番号23。利幸とは親友で、名前の読みが同じでややこしいからとクラスメイトがあだ名をつけようとしたのも拒み、自分達を「ダブルとしゆき」とした。
- 命令12では、自分が生き残るために他人を犠牲にしようとする利幸に悲しむ。見るに耐えなくなり、智恵美を人質にとった利幸を殴って智恵美を助ける。利幸を地面に押さえつけ、俊之と利幸の名前を呼ぶように直也に頼み、利幸と共に失血死の罰を受けて死亡した。
- 未送信メールの文字は不明(伸明が知っている)。
- 松嶋 義文(まつしま よしふみ)
- 男子出席25。
- 命令11で涙を流したため罰を受け、死亡した(罰の内容は不明)。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメでは窒息死の罰を受ける。
- 松本 雅美(まつもと まさみ)
- 声 - 富田美憂 / 演 - 清水佐紀(Berryz工房)
- 女子出席番号26。男嫌い。千亜程ではないが意地が悪い。
- 命令12では死に怯え、誰がサイコロを振ってもいいから自分を指名しないように祈っている。千亜に電話をかけ、千亜から夜10時に笹木頸ダムに集合するように提案される。利幸と俊之が罰を受けた後、命令が終わったと思い込んだ直也に名前を呼ばれたことで心臓麻痺の罰を受ける。自分が罰を受けたという事実に錯乱し、その際に千亜のことを「生きている価値のない不細工女」と罵ったことで千亜の怒りを買い、掴み合いになる。千亜の左目を抉り取り、自分を指名した直也ではなく千亜を恨みながら死亡した。
- 未送信メールの文字は不明(伸明が知っている)。
- アニメでは金髪の大人しそうな少女。アニメでは原作と違い、手首を切って病院に運ばれたため、笹木頸ダムにはおらず病室にいた。そのため直也に指名され、罰を受けて死亡した。罰は不明だが、罰を受けた直後及び死んだ時点で首を押さえており、首付近から大量の血が流れていることから首切りの罰と思われる。
- 丸岡 香織(まるおか かおり)
- 声 - 本多真梨子 / 演 - 岡井千聖(℃-ute)
- 女子出席番号27。正義感が強い性格。
- 王様ゲームが過去に行われていた場所を突き止める。命令11では莉愛から呼び出されてその場所を訊かれるが、教えなかった。その際、 莉愛からメールを見るのを止められているため、クラスメイトが次々と死んでいることにも気づいていなかった。伸明に携帯電話を取り上げられ、命令11が終わるまでメールを見ないように頼まれるが、「伸明のことが信用できない」と聞き入れなかったため、受信メールを全て消去されてしまい、怒って伸明に平手打ちをくらわす。その後、伸明よりも先に夜鳴村に行き、後からやってきた伸明を背後から襲い、拘束する。伸明を嵌めて殺すことを陽介と決めていたと伸明に告白し、首を絞めて殺そうとするが、陽介が人を殺そうとする香織を止めてほしいと伸明に頼んでいたことを知り、考えを改める。伸明を縛った紐を解こうとするが、「伸明を殺す」という緊張感から解放されたことで安堵感から涙を流してしまい、罰を受ける。それでも最期まで伸明を縛った紐を解こうと奮闘するが、結局解くことができず、伸明から陽介の自分に対する想いを聞き、伸明に感謝しながら息絶えた(受けた罰は不明)。
- 【奇怪な事件について】のノートに、「丸岡修平」という香織と同じ苗字の人物の名前が書かれているが、偶然である。
- 未送信メールの文字は不明(莉愛が知っている)。
- アニメではベリーショートヘアの美少女。アニメでは王様ゲームについて調べておらず、莉愛からも呼び出されていない。また夜鳴村に行くエピソードはカットされている。陽介とは幼馴染で好意を抱いている。伸明から「今日1日何があっても絶対に泣くな」と言われた上で、「メールを見るな。電話をするな」と言われる。陽介のことを聞くが、泣かせないように伸明から「無事だ」と嘘をつかれる。その後メールを見たのか、陽介が死んだことを知り、嘘をついた伸明を街中で襲って体育館の用具室に監禁して殺害しようとする。しかし、そこで伸明から陽介の気持ちを聞いて涙を流してしまい、心臓麻痺の罰を受け死亡する。
- 水内 祐輔(みずうち ゆうすけ)
- 演 - 大和田健介
- 男子出席番号28。絵美と付き合っている。
- 命令11が下されるのと同時に、ルールを破ったことで心臓麻痺の罰を受け、死亡した。後に伸明は、王様メールをドメイン指定したから罰を受けたことを突き止める。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメでは勇佑と同じ読みからか、水内 貴之(みずうち たかゆき)という名前に変わっている。ぽっちゃりした体型をしている。
- 宮崎 絵美(みやざき えみ)
- 声 - 鈴木美咲 / 演 - 夏焼雅(Berryz工房)
- 女子出席番号29。祐輔と付き合っている。
- 命令11で不要なことを犯したため、八つ裂きの罰を受けて死亡した。伸明は、付き合っていた祐輔が罰を受けて死亡したことで涙を流し、罰を受けたと考えている。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメではツインテールでそばかすのある小柄な少女。
- 八尋 翔太(やひろ しょうた)
- 声 - 森嶋秀太 / 演 - 冨浦智嗣
- 男子出席番号30。美咲と付き合っている。強情な性格だが、佳奈が目の前で死んだ際には涙を流している。
- 命令4で美咲が指名された際には、美咲と大輔に命令に従わないように怒鳴っている。しかし結局2人が服従したことで激怒し、大輔を殴りつけた上、命令5を利用して「首を吊って死ね」と軽い気持ちで命令する。その後、大輔が首を吊って死んだことを伸明から聞かされ、自分の行いを悔やむ。命令6では「伸明と直也には大輔の借りがある」という理由で直也に投票する。命令11が下されるのと同時に、ルールを破ったことで窒息死の罰を受ける。伸明との電話で「拒否」と言い、息絶えた。翔太との会話で、伸明はルール違反の意味を知ることになる。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメではギャル男風の外観であり、原作以上に暴力的な性格。
- 山口 寛子(やまぐち ひろこ)
- 声 - 天宮みや
- 女子出席番号31。気の強い性格。
- 命令11では伸明から電話で、ルール違反が王様メールをドメイン指定することと、携帯電話を解約することだと伝えられ、「そんなことで祐輔達は罰を受けたのか」と涙を流す。電話の後、不要なことを犯したため、心臓麻痺の罰を受ける。再び伸明から電話をかけられるが、何もしていないと答える。伸明との2回目の電話の後、死亡した。後に伸明は、友達が罰を受けたことで涙を流し、罰を受けたと考えている。
- 未送信メールの文字は不明。
- アニメではベリーショートヘアの美少女。
- 山下 敬太(やました けいた)
- 声 - 永野由祐
- 男子出席番号32。利幸曰く「天然で馬鹿」。普段はバカをやってチャラけている。智恵美、直也とは仲がいい。
- 命令12では、サイコロを振った直也に美奈子を指名するようアドバイスするが、指名方法をよく理解していなかった直也から会話の中で名前を呼ばれ、首切りの罰を受けてしまう。直也に詰め寄り、非難しながら首を切り落とされて死亡した。
- 未送信メールの文字は不明(伸明が知っている)。
- アニメでは雅美が手首を切って入院しているため、笹木頸ダムにいない雅美を指名するようアドバイスする。
その他(無印)
- 伸明の母(本名不明)
- 金沢伸明の母親。家族のことを大切に思っており、伸明から「大切なもの」が何か問われた際にも、「家族」と答えている(文庫版では「伸明」と答えた)。
- 王様ゲームが始まる前、伸明はよく「ババァ」と呼んでいたが、命令11で罰を受ける直前にはそのことを謝罪し、家族として想っている心情を吐露している。
- 『終極』では、伸明の数少ない理解者であり、伸明から『無印』で何があったかを全てではないが教えられている。再び王様ゲームが始まったことを告げられ、「毎日ご馳走を作って伸明の帰りを待っている」と約束する。しかし、伸明が部屋から出た後、「お母さんを1人にしないで」と涙を流す。
- 伸明の父(本名不明)
- 金沢伸明の父親。
- 『終極』では伸明の母の発言から、伸明が幼い時に亡くなっていたことが判明する[注 3]。伸明が引っ越してきた地は、伸明の両親にとって「思い出の場所」とのこと。
- 文庫版では、伸明の父の葬式が、伸明にとって人生最初の記憶となっている。
- 信吾の母(本名不明)
- 安達信吾の母親。伸明から電話で信吾の携帯電話を確認するように頼まれる。
- 里美の母(本名不明)
- 石井里美の母親。里美の携帯電話を見に来た莉愛と伸明を非常識と非難する。伸明に、里美はイジメられていなかったか尋ねている。
- 佳奈の母(本名不明)
- 上田佳奈の母親。
- 明の母(本名不明)
- 大野明の母親。明の母の証言から、伸明は誰が未送信メールを消しているのか特定することができた。
- 大輔の母(本名不明)
- 田崎大輔の母親。伸明曰く、「自分の母親の28倍綺麗」。大輔が首を吊って死亡した際には、寝ているだけだと考えようとして、現実を受け入れきれなかった。
- 秀樹の母(本名不明)
- 豊田秀樹の母親。
- 奈美の母(本名不明)
- 平野奈美の母親。奈美からよく伸明の話を聞いており、伸明を彼氏なのかと勘違いしていた。
- 先生(本名不明)
- 伸明のクラスの担任教師。男性。伸明から王様ゲームのことを説明されるが、全く信じようとしなかった。そのため、クラスで起こっていることを把握できていない。
『王様ゲーム 終極』の登場人物
県立呉広高校2年1組
アニメ版ではアニメオリジナルキャラクターの高田真が出席番号17のため、高村美沙以降の生徒は全て出席番号が1ずつ後ろにずれている。
主要人物(終極)
- 金沢 伸明(かなざわ のぶあき)
- 男子出席番号7。
- 詳細は「金沢伸明」を参照。
- 本多 奈津子(ほんだ なつこ)[注 4]
- 声 - 堀江由衣
- 『終極』のヒロインであり、『臨場』の主人公。
- 王様ゲーム 終極
- 県立呉広高校2年1組女子出席番号24(アニメ版では25)。
- 髪型はミディアムヘアで、右耳の辺りをピンク色のピンで留めている。
- 天然かつマイペースな性格だが、自殺しようとしたことがあるらしく、そのときの後遺症と精神的なショックから、小さい頃の記憶を失っている。両親は既に亡くなっており、祖母と一緒に暮らしている。
- 伸明のことは「伸君」と呼び、好意的に接する。伸明から智恵美のことを尋ねられた際には「知らない」と答えているが、伸明から一途に想われている智恵美を羨ましく思っている。
- 命令1で指名される。体育祭の後、何も言わずにいなくなった伸明を心配し、クラスメイトに伸明を捜すように頼む。その後愛美からの連絡で、伸明がいる屋上に行き、体育祭クラスが優勝したことを報告する。優勝したら王様の命令に従うつもりであったことを話し、同時に伸明に告白する。最初は伸明から突き放されるが、これから奈津子(二代目)は罰を受けなければならない、と考えた伸明から抱きしめられたため、「智恵美ちゃんへの挑戦状」として伸明にキスし、命令に服従する。
- 続く命令2でも指名され、輝晃に迫られた直後、彼を蹴り飛ばして拒否したあとに本性を現す。
- それ以降、自己中心的な言動・行動、脅迫、時には直接的・間接的にクラスメイトを殺害することまで行い、生存者の不安と恐怖を極限まで高めていく。その背景は、1回目の王様ゲーム(紫悶学園での王様ゲームのこと)で大切な人や友人が苦しみ抜いた挙句苦しみにまみれて死んでいくのを次々と目の当たりにし、「早く解放して楽にしてあげたい」という考えからであり、伸明を中途半端に希望を与える存在として危険視する。命令13で伸明の首を絞めて殺害しようとするが、里緒菜にチェーンソーで背中を刺され瀕死になる。その後最後の力を振り絞ってチェーンソーで伸明の首を切り、息絶える。
- 王様ゲーム 臨場
- 県立紫悶高校1年4組女子出席番号19。
- 同じ陸上部の健太朗とは両思いである。舞のことは嫌っており、王様ゲームでの舞の言動に憎しみを募らせるようになる。
- 命令12で舞を殺害した後、未送信メールでできた文章を読んで健太朗の死を悟る。その後、校舎の屋上から飛び降りて自殺を図るが一命を取り留め、王様ゲームを続けることを選択する。
- テレビアニメ版
- ストレートロングヘアの美少女であり、性格も原作より積極的で陽気である。伸明に対して1回目の王様ゲーム(紫悶学園での王様ゲームのこと)で失った大切な人(健太朗)の面影を重ねている。
- 赤松 健太(あかまつ けんた)
- 声 - 佐々木祐輔
- 男子出席番号1。大柄ながたいのいい少年。
- 命令2で指名される。漫画では、(「無印」で描かれていた)王様ゲーム以来、少し人間不信になってしまった伸明が転校しても心を開けずにいる時、彼がクラスに馴染めるように取り持ったり、クラスの中心的、まとめ役的な存在として描かれる。王様ゲームについて詳しすぎる伸明がクラスメイトによって暴行を加えられている時も、ただ1人それに抵抗し、奈津子さえも欺く話術で命の尊さや仲間意識についてをクラスメイトと再確認した。奈津子や美月の暴走を留めるために力を使うことはあるが、基本的に誰かを傷つけることはしない、優しい広島弁訛の好青年。
- テレビアニメ版
- アニメ版では、伸明を庇うシーンやクラスメイトを奮起させるシーン、奈津子に指摘するシーンなど、健太がクラスメイトと交流し、伸明を献身的に支え続ける場面がカットされ、その代わりに回想として挟まれる「無印」の導入として扱われている。
- 美月、伸明と共に公園を離れ、美月を守るために命令2を利用して自分自身に「雪村美月の命を守る、救う」という命令を下す。また、クラスメイトを救えず自責の念に打ちひしがれる伸明を励まし、伸明は健太のその姿に橋本直也の面影を重ねる。夜鳴村に行く伸明に美月と共に同行し、美月と異性として惹かれあう。夜鳴村で美月を見失いなんとか見つけるが、自殺しようとする美月に告白しキスをする。しかし美月の自殺への意志は消えないどころか、愛してる健太と愛し合ったまま共に死ぬことが美しい愛だという考え方を聞かされ、美月を止めるために腹部を殴って気絶させる。気絶した美月を電波が届くところまで連れて行き、美月の携帯電話から健太自身と奈津子に宛てた「死ね」メールを送る。しかし機種変更された携帯電話から送られても命令に服従したことにはならないこと、そしてその結果、美月を守るという自身への命令を守れないことから、窒息死の罰を受け、死ぬ直前に目を覚ました美月と共に息絶える。
- 松本 里緒菜(まつもと りおな)
- 声 - 上原あかり
- 『終極』におけるもう一人のヒロイン。
- 女子出席番号26。
- 命令4で、里緒菜のためだけに戻ってきたり里緒菜を気にかけてくれる伸明に異性として惹かれていく。命令5では、伸明を守るために伸明を殺そうとする奈津子をチェーンソーで背中から刺して瀕死にさせる。しかし、瀕死の奈津子が最後の力を振り絞って里緒菜の目の前で伸明の首を切り、「里緒菜は生き残れ」という想いを託して伸明が息絶える。その後、伸明の遺体を海岸まで引っ張っていき2人だけの時間を過ごした後、伸明の遺体と共に海に消えていった。
- テレビアニメ版
- アニメ版では出席番号27。アニメでは涙黒子があるモード系のセミロングのツンデレ美少女。お嬢様で、体育祭の日も日傘を差しており、普段から運動不足気味。ゲームの途中で、伸明は里緒菜に本多智恵美の面影を重ねている。
- 命令2の後、王様ゲームについて独自に調べ、伸明に電話で連絡する。命令2からわずか1日半で王様ゲームが過去にも行われていたこと、奈津子が王様ゲームに参加したことがあること、岩村莉愛が遺した王様から犠牲となった者の携帯電話にのみ届くメールの未完成文について調べ上げると共に、独自に2回目の王様ゲームで王様から犠牲となった者の携帯電話にのみ届くメールの文字について情報を集める。
その他の生徒(呉広)
- 井口 明日香(いぐち あすか)
- 女子出席番号2。
- 命令2では、既に眠っていたために首吊りの罰を受ける。伸明からの電話で、動けないように体を縛ってもらえと頼まれるが、直後に何故か携帯電話を破壊する。その後、死亡した。
- 池谷 華子(いけたに はなこ)
- 女子出席番号3。
- 命令2では伸明が連絡する前に眠ってしまい、首吊りの罰を受けて死亡した。
- 稲葉 雅彦(いなば まさひこ)
- 男子出席番号4。
- アニメ版では命令2で王様の命令に従わなかったため、心臓麻痺の罰を受け死亡する。恐らく公園から解散した後、0時を過ぎる前に寝てしまったためと思われる。
- 上松 雪(うえまつ ゆき)
- 女子出席番号5。
- アニメ版では命令2で王様の命令に従わなかったため、窒息死の罰を受け死亡する。恐らく公園から解散した後、0時を過ぎる前に寝てしまったためと思われる。
- 大居 勝利(おおい まさとし)
- 声 - 真田侑
- 男子出席番号6。
- 命令2で指名される。
- 命令4で拓哉に歩道橋の階段から落とされ、一時意識を失う。その後意識を回復して立ち上がって歩きだし、途中で伸明と里緒菜に合流し、一緒に鵺ヶ首に向かう。極限状態でもなお他人が助かるよう考える伸明に「こんな時に余計だ」「偽善」と毒づくが、本心では伸明は自分や里緒菜に合わせるよりも先に走っていってほしいと思っている。朝、海岸沿いで休憩するが、体力の限界と頭を打っていた影響からかウトウトと寝てしまい、寝たまま海に転落してしまい意識がないまま沈んでいって死亡した。命令4では罰メールが来る前に死亡した人も罰メールの対象になるのか、沈んでいった後息を吹き返して一命を取り留めたのかは不明だが、命令4の最初の罰メールの対象になった(罰の内容は窒息死)。
- 倉本 綾(くらもと あや)
- 声 - 藤田咲
- 女子出席番号8。ミニチュアダックスフントの「チョコ」を飼っている。
- 命令2で指名される。「大切なもの」として、好意を抱いている翼を病院で殺害し、自分の部屋の私物を破壊するが、服従確認メールは届かず、窒息死の罰を受けて死亡する。
- アニメでは涙黒子があるロングヘアの美少女でおっとりとした雰囲気をしている。命令2に服従するために両親を殺し(原作では「殺すことなんてできない」としており、殺害していない)家をめちゃくちゃにするが、服従メールは届かず、窒息死の罰を受けて死亡する。
- 黒澤 大輝(くろさわ だいき)
- 声 - 堀之内仁
- 男子出席番号9。
- アニメでは命令2で王様の命令に従わなかったため、火炙りの罰を受け死亡する。恐らく公園から解散した後、0時を過ぎる前に寝てしまったためと思われる。
- 小林 優奈(こばやし ゆうな)
- 声 - 中島愛
- 女子出席番号10。
- アニメでは口元に黒子のあるポニーテールの少女。命令4で鵺ヶ首の頂上に向かう途中、鵺ヶ首山中で道に迷う。奈津子に正しい道を教えられるが、豹変した奈津子を信用してなかった優奈は、教えられた道とは逆の道を行く。さらに理奈と合流するが、理奈が奈津子が教えた道へ向かおうとしたため自分もその道に向かおうとしたところ、足を滑らせて崖から落ちそうになる。理奈が助けようとするが、理奈が自分まで落ちるつもりはないと途中で手を離されて見捨てられた。吐血死の罰を受けるシーンでは、川の中にある岩の上で血を流して横たわっていることから、0時を過ぎる前に崖から転落して岩に叩きつけられたと思われる(その時点で死亡していたかは不明)。
- 榊原 俊文(さかきばら としふみ)
- 声 - 堀内隼人
- 男子出席番号11。佐藤の手下。佐藤同様、髪の一部を染めた不良風の外見である。佐藤が伸明を暴行する際、伸明を手を踏みつけて抵抗を封じた。
- アニメ版では命令2で王様の命令に従わなかったため、首吊りの罰を受け死亡する。恐らく公園から解散した後、0時を過ぎる前に寝てしまったためと思われる。
- 漫画版では恐らく、不要なことを犯した(伸明の邪魔をするな)を犯した為、八つ裂きの罰を受け死亡する。
- 坂本 拓哉(さかもと たくや)
- 声 - 日野聡
- 男子出席番号12。
- 命令3で伸明と輝晃に心を動かされるが、結局自分自身を優先し、命令4で勝利を歩道橋の階段から落として一時意識不明にさせる。鵺ヶ首山中では、途中で奈津子によって方向を変えられた看板の矢印の指す方向に進み、奈津子の仕掛けた落とし穴で転んでしまう。そこを奈津子に足首を踏まれ足の骨が折れてしまう。その後、理奈に会い助けを求めるが、勝利にしたことに触れて自業自得であるとして完全に見放される。そして頂上にたどり着けず、優奈と理奈と共に吐血死の罰を受け死亡する。
- 桜井 恵(さくらい めぐみ)
- 女子出席番号13。
- 命令2では伸明が連絡する前に眠ってしまい、首吊りの罰を受けて死亡した。
- 佐藤 勇一(さとう ゆういち)
- 声 - 鈴木達央
- 男子出席番号14。
- 王様ゲームを全く信じておらず、危機を訴える伸明に激しい暴行を加える。その直後、不要なことをしたことにより、失血死の罰を受けみんなの前で全身から血を吹きだして死亡する。
- アニメでは髪の一部を染め、野球帽を斜めに被った不良風の外見である。サッカーが好きらしく、伸明にサッカーに興味あるか尋ねている。暴力的な性格。
- 神馬 達也(じんば たつや)
- 声 - 外崎友亮
- 男子出席番号15。
- 命令2で王様の命令に従わなかったため、失血死の罰を受け死亡する。恐らく公園から解散した後、0時を過ぎる前に寝てしまったためと思われる。
- アニメでは角刈頭で大柄な体格をしている。勇一が伸明を暴行する際、伸明の手を押さえつけて抵抗を封じた。
- 杉沢 遼(すぎさわ りょう)
- 声 - 花倉洸幸
- 男子出席番号16。
- アニメ版では小柄な少年。輝晃とは親友。輝晃と共に伸明を信じて王様ゲームをみんなで協力してクリアしようと考えるが、命令4と同時に奈津子によって輝晃が間接的に殺害された際、輝晃が死んだという現実を直視することができなかったが、伸明によって諭され現実を受け入れ走り出す。「伸明と輝晃は強い人間であり、強いからこそ優しくなれる」と考え、さらに自分もその2人のようになりたい、2人に認められたいと思うようになる。無事鵺ヶ首の頂上にたどり着くが、命令5で2人に認められたいという一心から、強くて優しい人間である伸明が自分を止めないよう気絶させた後、自らチェーンソーで左足に刃を入れる。骨に当たって刃が止まるが、奈津子によって左足を強引に切断され、その時の出血と痛みのショックで死亡する。
- 高田 真(たかだ まこと)
- 声 - 高田誠
- アニメ男子出席番号17(アニメオリジナルキャラクター)。眼鏡をかけた男子生徒。
- 命令2では伸明が連絡する前に眠ってしまい、首吊りの罰を受けて死亡した。
- 高村 美沙(たかむら みさ)
- 女子出席番号17(アニメ版では出席番号18)。
- 命令2では伸明が連絡する前に眠ってしまい、首吊りの罰を受けて死亡した。
- 宅見 七海(たくみ ななみ)
- 声 - 花房里枝
- 女子出席番号18(アニメ版では出席番号19)。
- 命令2では伸明が連絡する前に眠ってしまい、首吊りの罰を受けて死亡した。
- 谷川 鮎美(たにかわ あゆみ)
- 女子出席番号19(アニメ版では出席番号20)。
- 命令2で王様の命令に従わなかったため、八つ裂きの罰を受け死亡する。恐らく公園から解散した後、0時を過ぎる前に寝てしまったためと思われる。
- 永田 輝晃(ながた てるあき)
- 声 - 鈴木崚汰
- 男子出席番号20(アニメ版では出席番号21)。
- 命令2で指名される。伸明を信頼している。
- アニメ版では出席番号21。遼とは親友で美容師を目指している。最初こそ自分が生き残るために強引に奈津子と性交しようとするが、奈津子の豹変した姿を目の当たりにして伸明の協力して王様ゲームをクリアしようとする考え方が正しいと認め、伸明を信頼する。性交後、伸明と電話しようとするが、奈津子によって携帯電話を取られてしまう。命令3ではこれ以上の争いを止めるため、自らの右手人差し指と左手の全ての指を折り、脅しによって奈津子から自分と伸明の携帯電話を取戻し、右手の指1本を伸明に、左手の指4本を奈津子に、左手の指1本を奈津子との友情を確認したかった愛美からの事前の頼みにより愛美に差し出す。命令4では、携帯電話に暗証番号を設定していなかったために奈津子に携帯電話を取られていた時に王様メールを受信拒否設定されてしまっており、命令と同時にルール違反によって首切りの罰を受け、死亡した。
- 長谷川 翔(はせがわ しょう)
- 男子出席番号21(アニメ版では出席番号22)。
- 命令2では伸明が連絡する前に眠ってしまい、首吊りの罰を受けて死亡した。
- 榛名 蒼(はるな あおい)
- 女子出席番号22(アニメ版では出席番号23)。
- 命令2で王様の命令に従わなかったため、首切りの罰を受け死亡する。恐らく公園から解散した後、0時を過ぎる前に寝てしまったためと思われる。
- 古澤 翼(ふるさわ つばさ)
- 声 - 打田マサシ
- 男子出席番号23。(アニメ版では出席番号24)。
- 命令2で指名されるが、眠ってしまっていたため首吊りの罰を受ける。翼が死ねば遥香も一緒に死んでしまうと考えた伸明によって、首を吊る寸前で救出されるが、人形のように生気を失った状態になってしまった。その後泡を吹きながら暴れ出し、病院に連れて行かれる。
- アニメ版では出席番号24。アニメ版では現在地から一番近いという理由で伸明が連絡しに向かうが、既に寝ており罰を受ける。遥香が命令を遂行するために霊安室にいた翼の遺体の腕をつかんで胸を触らせようとしていることや、伸明が美月に「既に翼が死んでいるため命令に従えないことが確定している」という理由で遥香に「死ね」メールを送ろうとしていることから、首を吊った直後に死亡したことが分かる。
- 松岡 彩(まつおか あや)
- 声 - 尾崎由香
- 女子出席番号25。(アニメ版では出席番号26)。
- アニメ版では出席番号26。アニメではショートカットで眼鏡をかけた、内気で大人しい性格。命令4では鵺ヶ首までたどり着くが、頂上に着く前に体力が限界に達して遼と一緒に休憩しているところを伸明達と合流する。途中で気を失ったらしく、伸明におんぶされて頂上まで到達する。命令5では意識を取り戻した時既に遼が死んでおり、奈津子がチェーンソーを持っていたことから、奈津子が遼を殺したと思い奈津子の首を絞めて殺害しようとするが、逆にチェーンソーで腹部を切られ死亡する。
- 緑川 隼人(みどりかわ はやと)
- 男子出席番号27。(アニメ版では出席番号28)。
- 命令2で指名されるが、既に眠っていたために首吊りの罰を受け、命令に服従しないまま死亡した。
- 南 理奈(みなみ りな)
- 声 - 優木かな
- 女子出席番号28。(アニメ版では出席番号29)。
- アニメ版では出席番号29。アニメでは長身で色黒、ロングヘアを後ろで結っている。サバサバした性格。命令4では鵺ヶ首までたどり着くが、頂上に着くまでの間に拓哉を自業自得だとして見捨て、転落しそうになった優奈を助けようとするが自分も落ちそうになったため見捨てた。頂上に到着したが、奈津子によって理奈が見捨てた者たちへの罪悪感と奈津子の狂気への恐怖を煽られ、耐えられなくなったためその場を走って離れるが、足を滑らせて崖から転落してしまう。吐血死の罰を受けるシーンでは、転落している途中に0時を過ぎたらしく、落ちる先の木々の枝が鋭く伸びて多数突き刺さり吐血死した。
- 村角 愛美(むらずみ あいみ)
- 声 - 木戸衣吹
- 女子出席番号29。(アニメ版では出席番号30)。
- 命令1では、屋上にいた伸明を発見し、奈津子に連絡する。その後、伸明と奈津子が命令に従ったかどうかの報告を求めるメールを2人に送った。情には篤いが短気で思い込みが激しい為、伸明の立場を悪化させてしまうことも。
- 命令2で指名される。
- アニメ版では出席番号30。アニメでは額を出し、髪の一部を後ろでまとめている。命令3では、豹変した奈津子に友情が揺らぎ、奈津子との友情を試すために自分に左手の指1本を差し出すよう輝晃に事前に頼む。左手の指4本を差し出され愛美に懇願する奈津子や、自分のためなら友人も平気で傷つけようとする奈津子の姿を見て完全に失望する。しかし、奈津子に右手の指を折られたことで精神的に参ってしまい、精神的に弱くなって正常な判断が下せなくなった愛美は奈津子の言葉に従って奈津子と自分に右手の指を差し出してしまう。命令4では生きる希望を失ってその場に残ろうとするが、伸明に諭され走り出す。途中で遼達と合流して伸明と別れる。その後、伸明を救うために自ら逆走して最下位になり、奈津子と友達で幸せだったという想いと共に首切りの罰で死亡する。
- 桃木 遥香(ももき はるか)
- 声 - 荒浪和沙
- 女子出席番号30。(アニメ版では出席番号31)。
- 命令2で指名される。
- アニメ版では出席番号31。アニメではショートヘアの美少女。命令2では、古澤翼が命令に服従しないまま死んでしまったため、霊安室にいる翼の死体に乗っかかって、翼の腕を動かして胸を触らせるが、既に死んだ人間に触られても命令に服従したことにはならないため、命令に服従できず窒息死の罰を受ける。なお、命令メールと罰メールではちゃんと出席番号31だが、残り5分を知らせるメールでは、作画ミスなのか出席番号22になっている。
- 雪村 美月(ゆきむら みづき)
- 声 - 木下鈴奈
- 女子出席番号31(アニメ版では出席番号32)。
- 命令2で指名される。
- アニメではツインテールの小柄な美少女で能天気かつ無邪気な性格。命令2で奈津子によって伸明と健太に「死ね」メールを送って殺すよう迫られるが、できず、つい携帯電話を投げて壊してしまう。伸明、健太と共に公園を離れ、夜鳴村に一緒に向かい途中で携帯電話を機種変更する。命を張ってでも美月を守ろうとする健太に異性として惹かれていく。能天気な一方で死への恐怖におびえる姿に伸明は平野奈美の面影を重ねる。王様ゲームを生きていく気力を失い、自分と奈津子に「死ね」メールを送って自殺しようとする。健太に告白されるが、自殺する意志は消えず、愛してる健太と愛し合ったまま共に死ぬことが美しい愛だという考え方を打ち明けるが、止めようとする健太によって腹部を殴られ気絶する。その後、電波がつながるところまで運ばれ、健太によって美月の携帯電話から健太と奈津子宛てに「死ねメール」が送られる。しかし、機種変更した携帯電話から送られても命令に服従したことにはならず、美月を守るという命令を守れなかった健太と共に窒息死の罰を受ける。罰を受けている途中で目を覚まし、健太と共に息絶えた。
その他(終極)
- 守(もり)
- 声 - 松平真之介
- 伸明のクラスの担任教師。男性。明るく無邪気な性格。体育祭では優勝を目指している。また、4組の前田先生をライバル視している。
- 翼の父(本名不明)
- 声 - 小泉豊
- 古澤翼の父親。
- 命令2では、夜中に家を訪ねてきて勝手に家に入ってきた伸明を怒鳴るが、王様ゲームの罰で首を吊ろうとした翼を見て絶句した。
- 翼の姉(本名不明)
- 古澤翼の姉。
- 命令2では、伸明から電話番号を教えられ、首吊りの罰を受けた翼の側にいるように頼まれる。
『王様ゲーム 臨場』の登場人物
県立紫悶高校1年4組
主要人物(臨場)
- 本多 奈津子(ほんだ なつこ)
- 女子出席番号19。
- 詳細は「本多奈津子」を参照。
- 安田 健太朗(やすだ けんたろう)
- 男子出席番号29。
- 命令11では、自分に危害を加えた哲也と命が罰を受けたことで、「不要なこと=健太郎の邪魔をすること」であることに気づく。2人を死なせたことに責任を感じ、奈津子が罰を受けないように彼女の前から姿を消す。舞に、健太郎の姉のウェディングドレスを奈津子に渡すように頼んだ後、崖から飛び降りて死亡する。
- テレビアニメ版では、最終話に一瞬だけ登場する。
- 佐竹 舞(さたけ まい)
- 女子出席番号9。
- 作中では、左馬進、陸、慎二、真冬、亜矢子の5人を殺害している。
- 命令11では屋上の端に立ち、自分を殺すように奈津子を挑発する。「私の意志を引き継ぐ気になったらつけて」と、愛用していたヘアピンを奈津子に投げつけながら落下し、地面に叩きつけられて死亡する。
その他の生徒(紫悶)
- 石田 猛(いしだ たける)
- 男子出席番号1。
- 命令7では、好意を抱いている奈津子を「大切なもの」として殺そうとするが、健太朗に止められる。その後、奈津子を見ることができなくなれば「大切なもの」を失うことになると考え、自分の眼球を抉り出す。命令には服従したことになったが、そのことが原因で死亡する。
- 川口 哲也(かわぐち てつや)
- 男子出席番号3。
- 命令11では、「不要なこと」の意味を考えるために奈津子と健太朗に協力を持ちかける。その後、意見の食い違いによる言い合いから健太朗と掴み合いになったことで(漫画版では精神的に疲弊していた哲也が、自分を殺してくれないかと健太朗に頼み、健太朗がそれを断ったことで掴み合いになる)、命令に背いたことになり首切りの罰を受けて死亡する。
- 児玉 友美(こだま ともみ)
- 女子出席番号4。愛称は「たまちゃん」 。
- 命令9では真冬に鎌で襲われる。右腕を農機具に挟まれて重傷を負い、奈津子に自分を殺すように促すが、そのまま死亡する。
- 佐々木 美鈴(ささき みすず)
- 女子出席番号7。
- 命令9では杏を殺害して命令に服従するが、健太朗を馬鹿にしたことで奈津子の怒りを買い、殺害される。
- 田中 左馬進(たなか さまのしん)
- 男子出席番号10。
- クラスメイトからは、「優等生君」と呼ばれており、名前を覚えられていない。舞に協力することを条件に彼女とセックスし、好意を抱くようになる。
- 命令10では、奈津子とのゲームに敗北した罰として、舞に殺害される。
- 西川 渡(にしかわ わたる)
- 男子出席番号11。
- 命令9では、真冬に殺害される。
- 新田 佑(にった ゆう)
- 男子出席番号12。
- 命令3で死亡した知佳とは恋人だったが、奈津子に投票しており、奈津子に好意を寄せていると考えられる。命令9では詳しい描写はないが、哲也に殺害されてしまう。
- 原田 千夏(はらだ ちなつ)
- 女子出席番号13。
- 命令9では、康太とともに校舎の屋上から飛び降りて自殺する。
- 半田 太一(はんだ たいち)
- 男子出席番号14。
- 陸上部。流されやすく内気な性格から、「そうだね君」と呼ばれている。命令9では、陸上部を馬鹿にした寿史に反論したことで、彼に殺害される。
- 柊 命(ひいらぎ みこと)
- 女子出席番号15。
- ゲームの中で、精神的なショックから喋れなくなる。命令11では、健太朗に石で殴りかかったことで命令に背き、失血死の罰を受けて死亡する。
- 日野 慎二(ひの しんじ)
- 男子出席番号16。
- 命令9では舞の色仕掛けに引っかかり、殺害される。
- 深田 早苗(ふかだ さなえ)
- 女子出席番号17。
- 詳しい描写はないが、命令9で左馬進に殺害されたと思われる。
- 増田 剛志(ますだ つよし)
- 男子出席番号20。
- 命令9では、殺し合いの虚しさをクラスメイトに理解させるために、わざと健太朗を挑発して彼に殺害される。
- 松田 寿史(まつだ ひさし)
- 男子出席番号21。
- 命令9では渡と太一を殺害する。健太朗を馬鹿にしたことで奈津子の怒りを買い、彼女にバタフライナイフで刺され、亜矢子に背中を刺されて死亡する。
- 真鍋 真冬(まなべ まふゆ)
- 男子出席番号22。
- 命令9では友美を殺そうとするが、舞に隙を突かれて殺害される。
- 万田 陸(まんだ りく)
- 男子出席番号23
- 命令9では舞の仕掛けに引っかかり、殺害される。
- 三鷹 康太(みたか こうた)
- 男子出席番号24。
- 命令9では、千夏とともに校舎の屋上から飛び降りて自殺する。
- 向井 みみ(むかい みみ)
- 女子出席番号26。
- 詳しい描写はないが、命令9で命に殺害されたと思われる。
- 持田 亜矢子(もちだ あやこ)
- 女子出席番号27。
- 命令10では舞のところに行き、奈津子に自分の眼球を渡すように頼んだ後、舞に殺害され、理科準備室に磔にされる。
- 桃田 杏(ももた あんず)
- 女子出席番号28。
- 命令9では、美鈴に殺害される。
- 吉川 菜々子(よしかわ ななこ)
- 女子出席番号31。
- 命令8では、舞との勝負に負けて失血死の罰を受けて死亡する。
その他(臨場)
- 児玉 葉月(こだま はづき)
- 「2010年」の主人公兼語り部。
- 大沢 麻美(おおさわ あさみ)
- 葉月の親友。葉月のお願いにより呉広高校にずっといたため葉月の動向を知らない。
『王様ゲーム 滅亡』の登場人物
高校生
主要人物(滅亡)
- 工藤 智久(くどう ともひさ)
- 本作の主人公。
- ウイルスの抗体を作り終えた後、死亡する。そして、「第三の性」として生まれ変わる場面で、『滅亡』は幕を閉じる。
- 今村 友香(いまむら ゆか)
- 渡辺 修一(わたなべ しゅういち)
- 国生 蛍(こくしょう ほたる)
- 日村 海平(ひむら かいへい)
広島県・岡山県の高校生
- 三田 幸村(みた ゆきむら)
- 戸澤 桜子(とざわ さくらこ)
- 佐々木 楓真(ささき ふうま)
- 浜崎 綾野(はまさき あやの)
- 米田 雄二郎(よねだ ゆうじろう)
- 龍野 百合香(たつの ゆりか)
- 和田 直人(わだ なおと)
- 玲子(れいこ)
その他の高校生
- 佐久間 勇気(さくま ゆうき)
高校生以外
- 智久の母
- 工藤智久の母親。
- 広瀬 敏也(ひろせ としや)
- 杉山(すぎやま)
『王様ゲーム 起源』の登場人物
夜鳴村
主に『起源』に登場。
主要人物(起源)
- 本多 一成(ほんだ かずなり)
- 『王様ゲーム 起源』の主人公。本多奈津子、本多智恵美の実父。
- 夜鳴村の住民。16歳。
- 「奈津子を自らの手で殺せ」という命令を下され、最終的に奈津子(初代)を殺害する。「王様ゲームを続けるか、罰を受けるか」という命令で、死ぬために「罰を受ける」ことを選択したが、罰は死ぬことではなかった。その16年後に結婚し、奈津子(二代目)と智恵美を授かる。
- 王様ゲーム
- 智恵美から王様ゲームのことを教えられた際には驚き、涙が止まらなくなった。
- 王様ゲーム 終極・王様ゲーム 臨場
- 智恵美を王様ゲームに巻き込んだことを悔やみ、死ぬために夜鳴村を訪れる。そこで出会った葉月に、2人の娘のことを話した後、葉月に猟銃を渡し、引導を渡してもらった。
- アニメ版では、智恵美と奈津子を王様ゲームに巻き込んだことを悔やむと同時に、償いとして死んで天国にいる智恵美と奈津子に謝るために夜鳴村を訪れ、智恵美とのツーショット写真、赤ん坊の智恵美と奈津子を抱いている写真(裏に「智恵美 奈津子と」と書いてある)、【奇怪な事件について】のノート、遺書を残して死亡する(奈津子は1回目の王様ゲームで唯一生き残るがその事実を知らなかった模様)。遺書の中身は「この災いの地より娘達を追う。これが父さんにできる唯一の償いだ。今から謝りに行くよ」。
- 本多 奈津子(ほんだ なつこ)[注 5]
- 一成の従姉妹。16歳。
- 田中 勇二(たなか ゆうじ)
- 一成のクラスメイト。16歳の少年。体格は大柄で、精悍な顔つきをしている。
- 命令8では山の中に隠れていたが、修平に見つかり狙撃され、重症を負う。医者のところに連れて行こうとした一成に背負われ、移動している途中で死亡。そのため、「勇二は一成が殺した」とウイルスに判断され、結果的に一成の命を救うことになる。
- 平野 ミチ子(ひらの みちこ)
- 15歳。自分が生き残るならば他人を犠牲にすることも厭わない冷酷な性格。一成に好意を抱いている。命令8でノルマを達成できず皮削ぎの罰を受け、死亡した。
- 本項で表記されている「ミチ子」は彼女のことを指す。[注 6]
- 丸岡 修平(まるおか しゅうへい)
- 猟師。24歳。冷静沈着な性格だが、王様ゲームで精神的に追い詰められていく。命令8で一成と戦った末、彼に刺殺された。
その他の住民
- 梅田 静世(うめだ すずよ)
- 中学2年生で、14歳の少女。生意気だが、臆病な一面もある。
- 命令1では、命令の対象となる。肝試しには参加するが、一成たちが死体に触る様子を見て怖くなり、命令に従わずに途中で逃げ帰ったため、首吊りの罰を受けて死亡する。
- 梅田 智子(うめだ ともこ)・岡田 佳恵(おかだ よしえ)・斎藤 源蔵(さいとう げんぞう)・富長 静夫(とみなが しずお)・中村 和幸(なかむら かずゆき)・中村 光三郎(なかむら こうざぶろう)
- 命令5で王様の悪口を言い失血死の罰を受け、死亡した。
- 神田 大輝(かんだ だいき)
- 小学4年生で、10歳の少年。誕生日は8月2日。
- 命令1では命令の対象となる。しかし勇二は大輝がまだ9歳だと勘違いし、10歳だと知った後も大輝の母親の百合を恐れて肝試しに呼び出さなかったため、王様ゲームの存在を知ることもなく首吊りの罰を受けて死亡する。
- 神田 百合(かんだ ゆり)
- 大輝の母親。34歳。大輝を溺愛しており、彼が死んだことで錯乱する。
- 大輝が死んだことは一成と勇二のせいだと決めつけ、偽の命令で彼らを殺害しようとする。その後、大輝のもとに会いに行くため、敢えて八つ裂きの罰を受けた。
- 工藤 妙(くどう たえ)・近藤 美千代(こんどう みちよ)・近藤 雄一(こんどう ゆういち)
- 命令3で紙幣を燃やさなかったため心臓麻痺の罰を受け、死亡した。
- 斎藤 高志(さいとう たかし)・武田 サチ子(たけだ さちこ)・富長 ミチ子 (とみなが みちこ)
- 命令2の全身切断の罰を受け死亡した。
- 田中 久蔵(たなか きゅうぞう)
- 勇二の祖父で夜鳴村の村長。72歳。命令5で王様の悪口を言い失血死の罰を受け、死亡した。
- 田中 早苗(たなか さなえ)
- 勇二の姉。24歳。命令7で骨砕きの罰を受け死亡した。
- 中村 和也(なかむら かずや)
- 12歳。家族が立て続けに死んだため、精神が崩壊する。命令7ではミチ子に誘導されて自殺した。
- 中村 久子(なかむら ひさこ)
- 和也の母親。36歳。命令4ではミチ子の罠にはまり、斬首された。
- 平野 篤志(ひらの あつし)
- ミチ子の父親。42歳。命令8でミチ子に殺害された。
- 本多 ウメ(ほんだ うめ)、本多 茂樹(ほんだ しげき)
- ウメは一成の祖母。茂樹は一成の父親。命令5で王様の悪口を言い失血死の罰を受け、死亡した。
- 本多 弓子(ほんだ ゆみこ)
- 奈津子(初代)の母親。38歳。命令5で王様の悪口を言い失血死の罰を受け、死亡した。
- 丸岡 浩司(まるおか こうじ)
- 修平の父親。51歳。命令7で骨砕きの罰を受け死亡した。
- 三上 鈴子(みかみ すずこ)
- 龍司の妹。9歳。命令5で王様の悪口を言い失血死の罰を受け、死亡した。
- 三上 フミ子(みかみ ふみこ)
- 龍司の母親。36歳。息子を追い詰めた修平たちを同士討ちさせるため自害した。
- 三上 龍司(みかみ りゅうじ)
- 15歳。命令8でミチ子に追い詰められ自殺した。
その他の人物(起源)
- 堂島(どうじま)
- 吉田北署の刑事。王様ゲームの実行犯を捕らえようと手を尽くす。
- 宮澤(みやざわ)
- 奈津子(二代目)の祖母 / 一成の母
- 高尾 理恵(たかお りえ)
- 奈津子(二代目)と智恵美の母であり、一成の妻。
『王様ゲーム 再生』の登場人物
主要人物(再生)
- 宮内 雅人(みやうち まさと)
- 本作の主人公。「滅亡」の命令6で『高校生以外が生き残る世界』に投票することを促したため、「地元の英雄」として知られていた。『絆の樹』のリーダー。
- 春野 美咲(はるの みさき)
- 荒井 和彦(あらい かずひこ)
- 氷室 香鈴(ひむろ かりん)
- 神崎 斗志雄(かんざき としお)
- 自衛隊の高校生部隊の隊長を務める高校生。八重歯が特徴。洞察力と戦闘力共に優れており、人間とチャイルドの区別が可能で、嘘をついている人間を見抜くことができる。自分が生き残ることを優先するが、雅人と行動を共にする。
- 湯月 亜沙美(ゆづき あさみ)
ボランティア団体『絆の樹』
- 三原 武(みはら たけし)
- 遠藤 博史(えんどう ひろし)
- 西川 りな(にしかわ りな)
- 東原 綾乃(ひがしはら あやの)
北海道庁
- 藤沢 蔵夫(ふじさわ くらお)
- 高倉 俊和(たかくら としかず)
- 小松崎 賢司(こまつざき けんじ)
斗志雄の部隊
- 平石 耕太(ひらいし こうた)
宗教団体『リボーン』
- 松井(まつい)
チャイルド
- 霧原 那由他(きりはら なゆた)
『王様ゲーム 煉獄』の登場人物
県立赤池山高校2年A組
夢斗のグループ
- 佐々山 夢斗(ささやま むと)
- 『王様ゲーム 煉獄』の主人公。王様ゲームが始まる一週間前に転校してきた。
- シリーズの主人公の中で唯一、劇中で死亡することなく最後まで生き残った。
- 伊藤 由那(いとう ゆな)
- 夢斗の隣の席の女子生徒。智輝とは仲がよかった。
- 命令12で風香に薬を飲ませた後、ナイフを持った佐登志から夢斗を庇って致命傷を負う。佐登志の死後、夢斗に手紙を渡して死亡。学校に盗聴器が仕掛けられていることに気づき、王様を騙すために風香を殺したふりをしたことを手紙に記していた。
- 松崎 風香(まつざき ふうか)
- 女子生徒。ショートボブでスレンダーな体型。気が強い性格で、智輝をいじめていた誠一郎たちを注意していた。
- 命令12で由那に睡眠薬を飲まされて命拾いし、最後まで生き残る。
- 永山 時貞(ながやま ときさだ)
- 男子生徒。身長が180cm近くあり、自分で切っているのか、髪はぼさぼさである。クラスメイトと関わることに興味がなく、他人を信用しない性格だったが、夢斗たちと行動していくにつれ、次第に心を開いていく。
- 命令9では、誠一郎にナイフで腹を抉られ、致命傷を負う。自分を助けようとする夢斗を友達として認識して満足し、息絶えた。
誠一郎のグループ
- 藤原 誠一郎(ふじわら せいいちろう)
- 誠一郎グループのリーダー。
- 智輝をいじめていた主犯格の男子生徒。整った顔立ちで、瘦せ型だが筋肉質。智輝が自殺して、王様ゲームが始まってからも、全く反省していなかった。
- 命令9では、夢斗の作戦で体育館に閉じ込められる。最初は佐登志と体育館の鍵を探していたが、朝になってから彼に金属バットで殴りかかる。しかし、逆に佐登志にナイフで刺殺された。
- 神塚 蒼太(かみづか そうた)
- 男子生徒。クラスの中で一番背が低く、中学生のような外見。常にニコニコと笑っているため、無邪気な印象を与えている。智輝のいじめにも参加していた。王様ゲームを楽しんでいるような様子から、夢斗たちからは警戒されている。
- 命令12では夢斗たちを殺そうとするが、自身が放った火が原因で奈留美が焼け死んだことで異性を殺したことになり、全身切断の罰を受ける。
- 熊谷 佐登志(くまがや さとし)
- 男子生徒。身長は170cmを超えていて、手足は木の枝のように膨らみがない。智輝のいじめに参加していた。精神的に不安定なところがあり、夢斗からは二重人格だと思われている。
- 命令12で夢斗を殺そうとするが、由那に致命傷を与えたために彼の怒りを買い、窓から突き落とされて死亡した。
- 松永 龍司(まつなが りゅうじ)
- 男子生徒。命令2の投票で最下位になり、窒息死の罰を受けて死亡した。
- 浜谷 洋二(はまたに ようじ)
- 男子生徒。命令6で岩本和幸に殺害された。
- 笹原 花音(ささはら かのん)・小島 理子(こじま りこ)
- 命令4でグループに入った女子生徒たち。2人とも蒼太に好意を抱いている。命令4で失血死の罰を受け、死亡した。
奈留美のグループ
- 牧村 奈留美(まきむら なるみ)
- トップクラスのアイドルのような外見をした女子生徒。自己中心的な性格で、智輝のいじめにも興味がなかった。自分が好きらしく、若いまま永遠に生きられたら最高、と考えている。
- 命令12では蒼太と合流して夢斗たちを殺そうとするが、陽菜子に巨大な岩の上から突き落とされて火がついた雑木林に落ち、黒焦げになって死亡した。
- 中島 陽平(なかじま ようへい)
- 夢斗の後ろの席の男子生徒。日に焼けた肌をしていて、髪を短く切っている。自分が生き残ることを第一に行動している。最初は夢斗たちと行動していたが途中で裏切り、奈留美のグループに加わる。
- 命令11では、夢斗の名前を書くが彼が生徒手帳を持っていたため、失血死の罰を受けて死亡した。
- 鈴木 わかば(すずき わかば)
- 女子生徒。命令5で佐登志にナイフで刺され、死亡した。
- 白川 伊織(しらかわ いおり)
- 女子生徒。日本人形のような顔立ちをした美少女。命令12で陽菜子に殺害される。
- 雪原 久志(ゆきはら ひさし)
- 奈留美のグループの男子生徒。外見はよく、女子にも人気があるが、影の薄い存在。
- 命令12で夢斗を殺そうと崖淵に追い詰めるが、夢斗と一緒に崖から転げ落ち、崖下の巨大な岩石に叩きつけられ死亡する。
英行のグループ
- 林 英行(はやし ひでゆき)
- 夢斗たちのクラスの委員長を務めている男子生徒。いじめを行っていた誠一郎たちを注意していたが、自殺を止めることができなかった。
- 命令7では、石柱の欠片を隠し持っていた陽子の名前を書くが、間違っていたために骨砕きの罰を受け死亡した。
- 前田 美樹(まえだ みき)
- 女子生徒で、副委員長。
- 英行に好意を抱いており、命令7で彼が死んでからは気力が抜けた状態になる。命令11で陽平に名前を書かれ、失血死の罰を受け、死亡した。
- 押井 武(おしい たけし)
- 男子生徒。命令7で英行が死んでからは、グループのリーダーになる。
- 命令12では、陽菜子と体育館に隠れていたが、背後から近づいてくる久志に気づくことができず、そのままカッターナイフで殺害される。
- 村岡 陽菜子(むらおか ひなこ)
- 女子生徒。メガネをかけていて髪型はおさげ。おとなしい性格。
- 命令12か終わって異性を殺せるようになった後、確実に王様ゲームを終わらせるために夢斗を殺そうとするが、逆にナイフで刺殺される。
- 南 百合子(みなみ ゆりこ)
- 女子生徒。テニス部。命令1で音を出したため首折の罰を受け、死亡した。
- 鶴見 四郎(つるみ しろう)
- 男子生徒。小太りの少年。命令3で奈留美に呼び出されて告白されたことで、自分を捕まえるように言い、心臓麻痺の罰を受け、死亡した。
- 添田 愛(そえだ あい)
- 女子生徒。引っ込み思案。命令4で王様ゲームを続けたくないという理由でカードを受け取らず、失血死の罰を受けた。
- 岩下 桜(いわした さくら)
- 女子生徒。岩本に好意を抱いている。命令6で、避けられる岩本をかばうが、直後に彼に殺害された。
- 丸井 陽子(まるい ようこ)
- 女子生徒。体つきがふっくらしている。命令7では、英行に名前を書かれたことで骨砕きの罰を受け死亡した。
- 奥園 未玖(おくぞの みく)
- 女子生徒。命令9で、誠一郎にナイフで刺殺される。
その他の生徒・教師
- 北村 智輝(きたむら ともき)
- 夢斗が転校してくる2ヶ月前、いじめによって自殺した男子生徒。
- 城戸 宗介(きど そうすけ)
- 男子生徒。王様ゲームが始まった日、学校に来なかった。警察からマークされている容疑者の一人。
- 実は用具室に監禁されており、命令8で王様の身代わりとして全身切断の罰を受けていたことが命令13で判明する。
- 小野寺 ユミ(おのでら ゆみ)
- 女子生徒。美術部。命令1で最初に音を出し、最初の犠牲者として首折の罰を受け、死亡した。
- 野々村 孝明(ののむら たかあき)
- 男子生徒。命令1で椅子を倒し、音を出したため首折の罰を受け、死亡した。
- 清水 乃愛(しみず のあ)
- 女子生徒。命令3で心臓麻痺の罰を受け、死亡した。
- 竹岡 純一(たけおか じゅんいち)
- 男子生徒。命令3で心臓麻痺の罰を受け、死亡した。
- 岩本 和幸(いわもと かずゆき)
- クラスの担任教師。背が高く、面長で彫りの深い顔をしている。30歳で体育の担当。命令6では夢斗を殺そうと追いつめるが、蒼太に火炎瓶で殺害された。
王様(煉獄)
リボーンの信者からナノクイーンとケルドウイルスを奪い、夢斗たちのクラスで王様ゲームを始めた人物。智輝をいじめた誠一郎たちのグループだけでなく、いじめを止められなかったクラスメイトや、いじめに無関心だったクラスメイト、そして自分自身も共犯だったと考えている。蒼太からは、女子生徒ではないかと考えられている。
- 高橋 星也(たかはし せいや)
- 王様の正体。背が低く、色白で大きなメガネをかけている。パソコンが得意。
- 「天国で智輝ともう一度、新しい学校生活を始めること」を目的とし、関東で王様ゲームを始めようとしていたリボーンの信者からナノクイーンとケルドウイルスを奪う。そしてケルドウイルスを自分とクラスメイトに感染させ、罪を浄化する「煉獄」として、王様ゲームを始めた。
- 全国の高校生を巻き込んだ王様ゲームで、多くの人が争い、死んでいく姿を目の当たりにし、精神を病む。赤池山高校で智輝と出会い、彼と交流していくうちに心の闇も消えていき、彼に好意を抱くようになったが、彼が誠一郎たちのいじめによって自殺したことで、完全に心が闇に染まった。智輝をいじめた誠一郎のグループだけでなく、いじめに無関心だったクラスメイトや、いじめを止められなかった無力なクラスメイト、そして自分自身を憎むようになり、復習することを誓う。
- 王様ゲームを始める前日に、自分の身代わりにするために宗介を学校に呼び出し、体育用具室の床下収納スペースに彼を監禁し、ケルドウイルスに感染させた。そして命令8で誠一郎を誘導し、自分を監禁させた後に隠し持っていたナイフで手足を縛っていた紐を切って宗介と入れ替わり、一歩も動いていなかった彼を王様ゲームの罰で殺害。その後、命令13で夢斗の前に姿を現した。
- 偶然王様ゲームに巻き込まれた夢斗は、智輝の死とは関係なかったため生かしてやろうとも考えたが、王様ゲームを通しての彼の行動力から、天国での新しい学校生活にも夢斗は必要な存在であると考え、死んでもらうことにした。
- 全てを夢斗に告白した後、クラスメイト全員を殺しきったと信じ、屋上から飛び降りて自殺した。
その他の事件の関係者
- 宮内 大樹(みやうち だいき)
- 埼玉県警警備局の男性。
- 川島 美奈(かわしま みな)
- 埼玉県警警備局の女性。
- 中山 和夫(なかやま かずお)
- リボーンの信者。関東で王様ゲームを始めようとしていたが、王様に殺害される。
『王様ゲーム 深淵』の登場人物
主要人物(深淵)
- 天海 翔真(あまみ しょうま)
- 主人公。茶色がかった髪の毛で、大きな八重歯が特徴。熱血で正義感が強く、友達思いだが、甘い性格であると指摘されることが多い。秋雄とは同じ高校で、研修中にトンハ、邦友と仲良くなる。北京語も韓国語も覚えられていないが、研修仲間と仲良くなりたいと考えている。香澄という名前の妹がいる。
- 命令9で理緒にトンカチで頭を強く殴られ、脳出血を起こす。その後、何度か頭痛が酷くなったり、手足が痺れることが多くなり、自分の死が近いことを悟る。命令12で王様であった永明をナイフで刺殺した後、王様が2人いたこと、そのもう1人が美佳であることを暴くが、美佳に隠し持っていた銃で撃たれる。致命傷を負いながらも、美佳の名前をパスポートに書き、罰を与えることに成功する。その後、若英に看取られて死亡した。
- 楊 邦友(よう ほうゆう)
- 翔真の友達。命令11で、美佳に自分の名前が書かれたカードを破かれ、心臓麻痺の罰を受け、死亡する。死ぬ間際、翔真に自分の考えをまとめたスマホを託した。
- チャン・トンハ
- 翔真の友達。周囲からは「食べ物や女のことばかり考えている」と思われている。
- 命令11で、翔真からもうすぐ死ぬことを伝えられ、翔真の名前が書かれた紙を破くように言われるが、それを断り、誇りを持って死ねることを伝え、心臓麻痺の罰を受けた。
- 黄 若英(こう じゃくえい)
- 日本の文化が好きな少女。背が低く、長い髪の毛を二つ結びにしている。翔真に好意を抱いている。唯一、最後まで生き残った。
王様(深淵)
紅島にいる者をケルドウイルスに感染させ、王様ゲームを始めた人物。猟奇的な命令が多いことから、シリアルキラーであると考えられている。海峰曰く、「暗く陰湿で猟奇的」。
命令12で、林永明と小松崎美佳の二人が王様であることが判明する。
- 林 永明(りん えいめい)
- 大人しく目立たない少年。前髪が整っている。人を殺すことに躊躇いがない。
- 命令12で、翔真に自分の決定的なミスを指摘された後に、自らが王様であることを明かした。小学生の頃に野良猫を誤って殺してしまった際に、死んだ猫の姿に興奮を覚え、自らが殺人に快楽を感じるシリアルキラーであることを自覚した。リボーンの信者のパソコンをクラッキングし、佐緒里先生がケルドウイルスとナノクイーンを手に入れたことを知って研修に参加した。最初から死ぬつもりであったことを翔真に明かし、自分の名前をパスポートに書くように促したが、「喜んで死なれたら、お前に殺された者たちが文句を言うだろう」という理由で、罰ではなくナイフで刺殺された。
- 小松崎 美佳(こまつざき みか)
- 秋雄の彼女。ショートボブの髪型。
- 自らが王様の1人であることを命令12で翔真に暴かれる。その後、永明とは殺人に興味がある者たちが集まるサイトで知り合い、母親がリボーンの信者であったことから情報を与えたこと、命令2で永明にカプセル剤を飲まないように指示したこと、すべての命令を自分が決めていたこと、永明がすべての罪を被って1人で死ぬつもりだったことを翔真と若英に明かした。計画を変更して、自らのアリバイのために生かしておいた若英を殺そうとするが、翔真にパスポートに自らの名前を書かれ、全身切断の罰を受けて死亡した。永明と違い、死ぬつもりはなかったらしい。
高校生
日本人
- 城之崎 克也(きのさき かつや)
- 翔真とは別の高校。背が低く、髪の毛を金色に染めている。
- 命令7で、恋人となった理緒の「紅島館の屋上のへりを一周しろ」という嘘の命令を代行しようとしたが、その途中で理緒に膝を強く押されてへりから転落し、柵の先端部分で串刺しにされて死亡した。
- 坂本 秋雄(さかもと あきお)
- 翔馬の男友達で、同じ高校。身長が180センチ近くあり、髪は短く切っている。研修中に、美佳と恋人になった。
- 命令6で、美佳を助けるために誰かを殺そうとするが美佳に拒否されたため、自分で自分を殺すことを選択する。翔真に美佳を守るように頼んだ後、崖から飛び降りて自殺した。
- 篠原 裕一郎(しのはら ゆういちろう)・ 宮川 百合(みやかわ ゆり)
- 命令2で毒を飲んでしまい、死亡した。
- 藤川 涼太(ふじかわ りょうた)
- 命令3でXとして指名され、ガンホを殺そうとしたところで相打ちになり、ナイフで刺され、死亡した。
- 吉村 悠人(よしむら ゆうと)
- 中性的な整った顔立ちをしている。性格は海峰曰く「無邪気で明るさがある」。王様候補を躊躇なく殺そうとする。
- 命令9で海峰の個別の制限を看破し、クロスボウで殺害しようとするが逃げられ、追いかけようとするが逆に地面が崩れやすい場所に誘い出され、崖の下に転落。100キロぐらいの岩に押しつぶされて死亡した。
- 神内 愛理(じんない あいり)
- 高校生で副リーダーを務める少女。
- 命令7で永明をゲームの相手として指名する。永明が考えたテーブルに伏せたトランプを1枚ずつ引いていき、ジョーカーを引いた方に罰を与えるゲームを受けるが、マークドデックに気づくことができず、ジョーカーを引いてしまい、首折の罰を受け、死亡した。
- 鈴森 萌華(すずもり もえか)
- 中学生のような外見の少女。海音に好意を持っており、一緒に行動する。
- 命令9で翔真を悠人たちへの生贄にするために、海音と襲うが、悠人にクロスボウで射殺された。
- 立花 雪菜(たちばな ゆきな)
- 勝気で物怖じしないタイプ。王様ゲームが始まってからは臆病な一面を見せる。
- 命令9では個別の制限に従い独りで行動していたかが、好意を寄せている翔真を助けるために、理緒をナイフで刺す。その後、個別の制限を破ったことで失血死の罰を受け、死亡した。
- 高橋 理緒(たかはし りお)
- 永明曰く、『親しみやすい庶民派の美人』。王様ゲームが続くなかで、自分が助かるために他人を殺そうとする本心を露わにした。
- 命令9にてジンシルを殺害し、翔真も殺そうとするが、雪菜に腹部をナイフで刺され、「私は悪くない」と言いながら死亡した。
台湾人
- 王 海峰(おう かいほう)
- 背が高く、すらりとした体型。勉強もスポーツもトップクラスの成績で、「台湾の至宝」と呼ばれている。
- 命令10では、命令に従うためにグハンを殺そうとするが返り討ちにあい、致命傷を負う。グハンが翔真に殺されたことで命令に従うことができなくなったことを悟り、両親と弟への遺書としてスマホを翔真に託し、自分を殺すように促す。最期は、サバイバルナイフで刺殺された。
- 張 龍義(ちょう りゅうぎ)
- 海峰の次に頭がよく、高校生をまとめるリーダー役を務める。背が高くすらりとした体型で、メガネをかけている。邦友を王様と疑う。
- 命令8で王様に名前を書かれてしまい、首斬りの罰を受け、死亡した。
- 李 志強(り しきょう)
- 命令4で悠人の罠にはめられて心臓麻痺の罰を受け、死亡した。
- 胡 海音(こ かいおん)
- 背が高く、すらりとした体型の女子。美形の男のような顔つきで、レズビアン。
- 命令9で、萌華を殺されたことから悠人に復讐しようとするが、直後に現れたグハンにアイスピックで刺殺された。
- 呉 明珠(ご めいじゅ)
- ジュノの恋人。命令5で土水に殺された。
- 白 志玲(はく しれい)
- 男子に一番人気のある女子。永明曰く、『魔性の女タイプ』。命令9で逃げ遅れ、理緒に殺害された。
- 葉 住玲(よう じゅれい)
- 若英と仲良しの少女。背が高く、メガネをかけている。命令1に服従できず、窒息死の罰を受け、死亡した。
韓国人
- キム・グハン
- 精悍な顔つきの少年。右頰に10センチ程の傷がある。命令10で、翔真を殺そうと追い詰めるが、油断していたところをナイフで刺されて死亡した。
- シン・ガンホ
- 命令3で涼太に襲われ、ナイフで刺された傷が原因で死亡した。
- ソ・ジュノ
- 痩せた少年。パソコンに詳しいことから、悠人から王様だと疑われる。命令9で、山頂の近くの岩場に隠れていたところをグハンに殺害された。
- リュ・ソンヒョン
- 命令2で毒を飲んでしまい、死亡した。
- イム・ユナ
- 命令2の終了後にパニック状態になり、美佳に誘導されて外部と連絡を取ろうとして首折の罰を受けた。
- カン・ユンジン
- 命令5で土水に殺された。
- ソン・ジンシル
- 男子に人気のある女子。常に冷静。永明曰く、『才色兼備の正統派美人』。命令9で理緒に殺害された。
- ハン・イェジン
- 命令4で永明に指名され、心臓麻痺の罰を受け、死亡した。
- ユン・ミリ
- ボーイッシュな少女。翔真に好意を抱いている。命令4でグハンにはめられ、心臓麻痺の罰を受け、死亡した。
大人
- チェ・ムヨン
- 韓国人の教師。王様からの警告を無視したため、首折の罰を受け死亡した。
- 鳴海 佐緒里(なるみ・さおり)
- 日本人の教師。永明にナイフで殺害された。
- 顔 建成(がん・けんせい)
- 台湾人の教師。命令5で、自分が罰を受けても生徒を守ることを決意し、土水の説得を試みるが、殺害された。
- 谷 美美(こく・みみ)
- 台湾人の教師。命令5で、自らが生き残るために土水に翔真と雪菜を殺してもらおうとするが、土水に誤って鉈で頭部を刺されて死亡した。
- 謝 英傑(しゃ えいけつ)
- 台湾人の料理人。命令4で美佳に殺され、永明に無理矢理血液を抜かれた。
- 沈 土水(ちん どすい)
- 台湾人の雑用。身長が2メートル近くある巨体。命令5で、自らが生き残るために未成年者を殺そうとするが、海峰に返り討ちにされ、殺された。
- 陳 花妹(ちん かまい)
- 台湾人の雑用。20代前半の女性。命令5では、自分が生き残ることを諦め、第2会議室で首を吊って自殺した。
ルール
- クラス全員強制参加です。
- 王様から届いたメールの命令に24時間以内に絶対に従ってください。
- 命令に従わなかった場合は罰があります。
- 王様ゲームを途中でやめることは絶対にできません。途中棄権または着信拒否した場合、罰が与えられます。
用語
- 王様ゲーム
- 本作では、主に「王様」からメールで送られてくる命令に従うゲームのことを指している。
- 従わなければ罰=死が与えられる(『無印』では、失明や記憶抹消、老化、告白など、死亡しないパターンもある)。
- 『無印』『終極』『臨場』『滅亡』『起源』ではウイルスによって、『再生』『煉獄』『深淵』では人間によって行われた。
- 王様
- 参加者に命令を下し、従わなかった者に罰を与える存在。その正体のケルドウイルスについては後述を参照。また、ケルドウイルスを一定の集団に感染させた人物も該当する。
- 『煉獄』、『深淵』では、ナノクイーンを使ってケルドウイルスを操っている人間のことを指している。
- 王様メール
- 「王様」から送られてくるメール。
- 『起源』では、メールではなく手紙を用いている。
- 罰メール
- 主に命令に従わなかった参加者への罰が書かれたメール。これによって参加者に死に対する恐怖を煽っている。
- 『滅亡』より後のシリーズでは送られてこない。
- 未送信メール
- 死亡した「王様ゲーム」の参加者のケータイに残されているメール。「王様ゲーム」を終わらせる鍵だと考えられていたが、『終極』でウイルスの感染者の「伝えられなかった想い」であったことが判明する(『無印』では一成の、『終極』では智恵美の、『臨場』では奈津子(起源)の想いだった)。
- アニメ版では未送信メールではなく、王様から犠牲となった者の携帯電話にのみ届くメールとなっている。
- 『滅亡』では、「第3の性」の遺伝子構造であると推測されている。
- 夜鳴村
- 広島県の中国山地の奥、鳥取県との県境の辺りにあった村で、『起源』の舞台。現在は廃村になっている。この村で最初の王様ゲームが行われた。
- 『無印』では、香織、伸明、莉愛の順番で訪れている。『終極』では、伸明、健太、美月が共に訪れ、『臨場』ではそれより先に児玉葉月が、葉月よりも先に本多一成が訪れている。『滅亡』では再び訪れた葉月によって火が放たれている。
- ケルドウイルス
- 「王様」の正体である意思を持った新種のウイルス。死に対する恐怖をトリガーとし、人間の身体能力を無理矢理稼働させて、本来ならあり得ない死に方をさせている。
- ケルドDウイルス
- 2種類のケルドウイルスの内の、意思を持つウイルス。『終極』で宮澤が一成の遺体から検出した。殺傷能力は低いが、感染性を持っており、ネットワークを通して自己増殖するワームウイルスに酷似した能力を持っている。『起源』で奈津子(起源)が最初の感染者としてウイルスに操られ、生き残った一成がDウイルスを受け継いで娘の奈津子(姉)と智恵美に感染させた。『臨場』では奈津子(姉)、『無印』では智恵美がクラスにDウイルスを持ち込み、智恵美からDウイルスを受け継いだ伸明が『終極』でクラスメイトに感染させた。
- ケルドRウイルス
- 2種類のケルドウイルスの内の、意思を持たないウイルス。『起源』で宮澤が鈴子の遺体を解剖した際に検出された。感染性はないが、殺傷能力は高い。発症すれば感染者は死ぬ。
- その原種は、人工薬陰師の家系であった本多奈津子の祖先が、毒を持った虫を32匹体内に取り込み殺し合わせ、採取した血液であることが判明する。
- そこからヒントを得たのか、『滅亡』において宮澤は、金沢伸明の生体組織をウイルスの感染者(智久)に取り入れることで、抗体を作った(チャイルドが生まれることを知っていたかは不明だが、死ぬ前に幸村に、身体に異変が起こったら読むように指示した手紙を渡している)。
- 『再生』以降は、『滅亡』で抗体を打たなかった氷室香鈴の体内で変異した新型が、人間に利用されている。
- ナノクイーン
- このプログラムを使用する事で使用者は好きに王様ゲームの命令を下せる。
- 『滅亡』で佐久間勇気が完成させ、彼を殺害した国生蛍が使用している。
- 『再生』ではリボーンの氷室香鈴が使用している。
- 『煉獄』『深淵』では「王様」を名乗る人物が使用している。
- チャイルド
- 宗教団体リボーンが人と同じ能力を持ち人間を管理させる、人間より強く大きな存在を作り出す為に利用した新たな生物。主に『再生』で登場する。
- 老化がなく、寿命も数百年以上あり、意思を共有することができる。
- 外見は人間とほとんど同じだが口から触手が伸び、それに噛まれるとケルドウイルスに対する抗体を打っている高校生(失われた世代)以外は、毒ですぐに死んでしまう。
- 人間とセックスすることで、その人間の知識と記憶を持つ個体を生み出す。
- 子供のほうがチャイルドに生まれ変わったときに、身体能力や再生能力が高くなる。
- その正体は、『滅亡』でケルドウイルスの抗体を体内で作り終えて死亡した工藤智久をオリジナルとしていた生物であった。
- 香鈴曰く「地球を管理して、平和な世界を造ってくれる完全な生物」らしいが、雅人は「人間よりも危険な、ただの化け物」「平和な世界を造るという考えのない、殺人鬼の集団」と称した。
- 『再生』の命令9で、全滅する。
- リボーン
- 『再生』で登場した宗教団体。チャイルドによって世界を支配しようとしている。
- 『煉獄』では、信者の中山和夫が関東で王様ゲームを始めようとしていたが、王様に殺害された。
- 失われた世代
- 『滅亡』で命令の対象となった高校生の世代。命令6で高校生以外が生き残る世界を選択したため、ケルドウイルスの抗体を打った高校生以外は全員死亡した。
命令
『王様ゲーム』の命令
- 命令1
- 男子出席番号4、井上浩文、女子出席番号19、中尾美奈子、2人がキスをする。
- 命令2
- 男子出席番号18、豊田秀樹、女子出席番号5、井本祐子、豊田秀樹が井本祐子の足を舐める。
- 命令3
- 男子出席番号18、豊田秀樹、女子出席番号3、石井里美、豊田秀樹が石井里美の胸を触る。
- 命令4
- 男子出席番号17、田崎大輔、女子出席番号20、中島美咲、2人がエッチをする。
- 命令5
- 男子出席番号30、八尋翔太、皆の前で八尋翔太が思うがままの命令を下せ。その命令を言い渡された者は、それを王様からの命令と思い従いなさい。
-
- 八尋翔太の命令
- 男子出席番号17、田崎大輔、田崎大輔は首を吊って死ぬ。
- 命令6
- 男子出席番号21、橋本直也、女子出席番号9、上田佳奈、この2人の人気投票をクラス全員で行え。人気のなかったほうには罰を受けてもらう。なお、投票が行われなかった場合は双方に罰を受けてもらう。*無記入は許されない。
-
- 上田佳奈の命令
- 好きな人に告白する。なお付き合える付き合えないは関係ない。
-
- 橋本直也の命令
- 男子出席番号21、橋本直也は性交をする。王様の命令に従わなかった場合、罰は焼身自殺。
- 命令7
- 男子全員が参加するゲームです。出席番号順に、1〜100の番号のついた100枚の紙を、1人1〜3枚まで取れます。そして100枚目を引いた者に罰を与えます。なお、ゲームが行われなかった場合は、男子全員に罰を受けてもらいます。ゲームを楽しんでください。
- 命令8
- 女子出席番号22、平野奈美、自分自身に命令を下せ。それを王様からの命令と思い服従せよ。
-
- 平野奈美の命令
- 女子出席番号22、平野奈美、王様に触る。
- 命令9
- 男子出席番号12、金沢伸明、大切なものを失え。
- 命令10
- 男子出席番号1、安達信吾、女子出席番号15、木下明美、それぞれがクラスメイト2名に、「死ね」と書いたメールを送信する。*送信しなかった場合の罰は自然死。そしてメールが届いた者も自然死。
- 命令11
- クラス全員。この王様ゲームで不要なことを犯すな。
-
- 不要なこと
- 涙を流すこと。
- 命令12
- クラスの中から1名がサイコロを振れ。サイコロを振った者は、出た目の数だけクラスメイトを指名する。振った者、指名された者に罰を与える。*誰も振らなかったり、指名しなかったりした場合は、全員に罰を与える。*振ってから5分以内に、出た目の数だけクラスメイトを指名。指名の仕方は、振った者にメールする。死んだ者の名前は無効。
-
- 追伸
- 今から5分以内にサイコロが示した目の数だけクラスメイトを指名しろ。指名方法は名前を呼ぶ。それを指名とする。
- 命令13
- 男子出席番号12、金沢伸明、本多智恵美を自らの手で殺す。
- (アニメ版)出席番号12、出席番号24、金沢伸明、本多智恵美、5分以内に最も愛するものを殺す。
- 命令14
- 男子出席番号12、金沢伸明、王様ゲームを続けるか罰を受けるか選択しろ。
※エブリスタ版、初版は「金沢伸明、次の王様になるか〜」となっている。
『王様ゲーム 終極』の命令
- 命令1
- 男子出席番号7、金沢伸明、女子出席番号24、本多奈津子、2人がキスをする。
- 命令2
- 男子出席番号6、大居勝利、女子出席番号29、村角愛美、大居勝利が村角愛美の足を舐める。
- 男子出席番号23、古澤翼、女子出席番号30、桃木遥香、古澤翼が桃木遥香の胸を触る。
- 男子出席番号20、永田輝晃、女子出席番号24、本多奈津子、2人が性行為をする。
- 男子出席番号1、赤松健太、思うがままの命令をクラスメイトの誰かに下す。命令を下された者は、それを王様からの命令と思い従いなさい。
- 女子出席番号8、倉本綾、大切なものを失う。
- 男子出席番号27、緑川隼人、出席番号31、雪村美月、それぞれがクラスメイト2人に、「死ね」と書いたメールを送信する。送信しなかった場合は罰を与える。メールが届いた者には罰を与える。死んだ者の名前は無効。
- クラス全員、王様ゲームで不要なことを犯すな。
- 不要なこと
- 金沢伸明の邪魔をすること。
- クラス全員、深い安息につくな。定められた道を進め。
- 命令3
- クラス全員、出席番号順に1人ずつ、クラスの誰かに自分の手の指を切断して与えよ。骨を折ることでも可。与える指の本数は自由。ただし、右手の指は1本につきプラス1ポイント、左手の指は1本につきマイナス1ポイントとする。複数の人に分けて与えることもできる。右手の指すべてを差し出すと、その相手には5ポイントが加算される。しかしその後、別の人間に左手指を5本渡されると、差し引きで0となる。点数がマイナスになった者に罰を与える。自分自身へ与えることも許される。パスも認められる。
- 命令4
- クラス全員で亀ヶ首遺跡まで走る。8時間ごとに、亀ヶ首遺跡から計算して、一番遠い場所にいる者に罰を与える。交通機関、器具などは使ってはならない。
- (アニメ版)クラス全員で鵺ヶ首の頂上まで走る。8時間ごとに、頂上から一番遠い場所にいる者に罰を与える。交通機関、器具などを使ってはならない。
- 命令5
- クラス全員。 己で己の体を切り裂き、切り裂いた部位を繋ぎ合わせることで再び人間を形作れ。切り裂く箇所は頭部、胴体、右腕、左腕、右脚、左脚。何人が行っても構わない。切り裂く部分、切り裂く数は個人の自由とする。形作らなかった場合、全員に罰を与える。
- 命令6(アニメ版のみ)
- 出席番号27、松本里緒菜、王様ゲームを続けるか罰を受けるか選べ。
『王様ゲーム 臨場』の命令
命令1〜7は、命令の内容が大まかにしか描写されていない。
- 命令1
- 不明。
- 命令2
- 不明。
- 命令3
- 不明。
- 「奈津子と知佳の人気投票」。この命令で知佳が罰を受け、最初の犠牲者が出た。
- 命令4
- 不明。
- この命令で4人の生徒が死に、紫悶高校は休校になった。
- 命令5〜6
- 不明。
- (男子生徒が性交を行う)
- 命令7
- 男子出席番号1、石田猛、大切なものを失え。
- 命令8
- 女子出席番号9、佐竹舞、女子出席番号31、吉川菜々子、痩せろ。6月17日00:00の体重を元に、体重をより減量できなかったほうに罰を与える。
- 命令9
- クラス全員それぞれが、クラスメイトを最低1人殺せ。
- 命令10
- クラス全員、クラスメイトの眼球を2つ差し出せ。
- 命令11
- クラス全員。不要なことを犯すな。
- 不要なこと
- 安田健太朗の邪魔をすること。
- 命令12
- 女子出席番号19、本多奈津子、佐竹舞を殺す。
- 命令13
- 女子出席番号19、本多奈津子、王様ゲームを続けるか、罰を受けるか選択しろ。
『王様ゲーム 滅亡』の命令
- 命令1
- 広島県にいる者全員、岡山県に移動する。
- 命令2
- 男は女から逃げる。女は男を捕まえる。女に捕まえられた男は、学校の校舎内で囚われ、罰が与えられる。逃げ切った男と同じ数の女に、ランダムに罰を与える。囚われている男は囚われていない男に触れられることで解放される。男を逃がしたくないなら、女は学校を守れ。女に捕まり学校に連れて行かれる前に逃げた男には、その場で罰を与える。
- 命令3
- 日本から20歳以上の人間を消せ。
- 命令4
- 金沢伸明を殺せ。※殺した者を王様ゲームから解放する。
- 命令5
- 現金1億円を最後まで所持しておく。
- 命令6
- A・高校生だけが生き残る世界、B・高校生以外が生き残る世界、どちらかに投票しろ。※投票はこのメールに『A』または『B』と書いて返信することで行う。無記名投票も可。投票の変更は1回まで可能とする。
- 命令7
- 笑顔を永遠に絶やさない。
『王様ゲーム 起源』の命令
- 命令1
- 10代の村人は、人間の死体に触れ。王様の命令に従わなかった者には、首吊りの罰を与える。
- 命令2
- オオスズメバチを村人の人数分、生け捕りにしろ。足りない場合、不足した数だけ村人を無作為に選び、こま切れの罰を与える。
- 命令3
- 集会場の前で焚き火をして、その中に10万円の紙幣を投げ入れろ。命令に従わない者は心臓麻痺の罰を与える。
- 命令4
- 本多一成は自分以外の村人を1名指名しろ。その者に斬首の罰を与える。命令に従わなければ、村人全員に斬首の罰を与える。
- 命令5
- このゲームで不要なことを犯すな。不要なことを犯した者には血抜きの罰を与える。
- 不要なこと
- 王様の悪口を言うこと。
- 命令6
- 掲示板の前に村人の生首を置け。命令に従わなかった者には、四肢切断の罰を与える。
- 命令7
- 午前0時から8時間ごとに1名が自殺しろ。命令に従わなかった場合は、無作為に骨砕きの罰を1名に与える。
- 命令8
- 本多一成、平野ミチ子、丸岡修平は、それぞれ2人の村人を殺せ。命令に従わなかった場合は、皮剥ぎの罰を与える。
- 命令9
- 本多一成は本多奈津子を殺せ。命令に従わなかった場合は、脳死の罰を与える。
- 命令10
- 最後に生き残った者は王様ゲームを続けるか罰を受けるか選べ。
『王様ゲーム 再生』の命令
- 命令1
- 今いる場所から100メートル以内に留まれ。
- 命令2
- 5分以内に火を起こし、それを絶やすな。
- 命令3
- 血液型がAB型の者は5人の人間を殺せ。
- 命令4
- 20歳以下の子を持つ親は自殺しろ。命令に従わない場合は子に罰を与える。
- 命令5
- 恋人がいる者はその相手を殺せ。
- 命令6
- 天然のダイヤモンドを身につけろ。
- 命令7
- 人間をエンジェルとサタンとニンゲンに分ける。サタンはエンジェルを殺せ。ニンゲンはエンジェルと手を合わせろ。命令に従わない者は罰を与える。なお、それぞれの割合は、エンジェルが1%、サタンが4%、ニンゲンが95%である。
- 命令8
- すべての人間に罰を与える。ただし、人間を1名殺すごとに、その罰の執行を1年延長する。
- 命令9
- 宮内雅人と霧原那由他は殺し合え。宮内雅人が勝てば、すべてのチャイルドに罰を与える。霧原那由他が勝てば、すべての人間に罰を与える。
『王様ゲーム 煉獄』の命令
- 命令1
- この文章を読んだ者は音を出すな。音を出した者には罰を与える。この命令は、3人が罰を受けるまで続く。
- 命令2
- 12時間後にクラス全員で無記名投票を行え。紙に黒いペンで生き残って欲しい者の名前を書き、赤いペンで死んで欲しい者の名前を書け。黒いペンで名前を書かれた者にはプラス1点を与え、赤いペンで名前を書かれた者にはマイナス1点を与える。点数が一番低い者に罰を与える。
- 命令3
- 牧村奈留美、神塚蒼太、佐々山夢斗が鬼となり、10分後にクラス全員で鬼ごっこを始めろ。3人が捕まった時点で鬼ごっこは終了する。捕まった3人には罰を与える。24時間以内に3人を捕まえることができなかった場合は、鬼に罰を与える。
- 命令4
- 王様が学校の敷地内に隠したトランプのカードを探せ。24時間後、持っているカードの合計の数字が下位の者3名に罰を与える。カードを他人に渡すことは認めるが、強引にカードを奪う行為は禁止する。
- 命令5
- Xを行え。Xのヒントは各自のメールに1文字ずつ記す。
- X
- あかいけやまのさんちょうにある石ちゅうにふれろ
- 命令6
- 岩本和幸は、現在生存している2年A組の生徒の頭部を5つ集めろ。命令に従わない場合は、罰を与える。
- 命令7
- 林英行は紙に王様と思われる生徒の名前を書け。名前を書かれた生徒に罰を与える。名前を書かれた生徒が王様でなかった場合は、林英行にも罰を与える。
- 命令8
- 24時間後、歩数の一番少ない者に罰を与える。
- 命令9
- 藤原誠一郎と熊谷佐登志は合計3人の生徒を殺せ。王様以外の生徒はこのメールを見たあと、すぐに目を閉じろ。命令に従わない者には罰を与える。
- 命令10
- 学校の敷地内に隠された10通の王様の手紙を与える。探して、その手紙を全員が読め。命令に従わない者には罰を与える。
- 命令11
- 中島陽平は生徒手帳に2人のクラスメイトの名前を書け。名前を書かれた者に罰を与える。ただし、名前を書かれた者が現在、生存している男子生徒の生徒手帳を所持していた場合、罰を受けるのは中島陽平となる。
- 命令12
- 同性の者を殺せ。異性を殺すことを禁止する。死ぬ者がいなければ、24時間ごとに無作為に1名の生徒に罰を与える。この命令は、6人の生徒が死ぬまで続く。
- 命令13
- 生存しているクラスメイト同士で2時間以内に手を合わせろ。命令に従わない者には罰を与える。
『王様ゲーム 深淵』の命令
- 警告
- 紅島に滞在しているすべての者に警告する。お前たちは全員ケルドウイルスに感染している。もし、外部と連絡を取ろうとした者がいた場合、その者に罰を与える。このルールは研修の最終日まで続く。
- 命令1
- 今から10分以内に3人組になって互いに手を繋げ。命令に従わないものには罰を与える。
- 命令2
- 第1会議室に置いてある瓶の中のカプセル剤をのめ。飲んだカプセル剤が一番少ない者たちに罰を与える。なお、カプセル剤の中には毒が入っているものがある。この命令は3人が死んだ時点で解除される。
- 命令3
- Xは12時間以内に誰かを殺せ。Yは24時間以内にXの名前を紙に書け。Xが人を殺さなかった場合、またYに名前を書かれた場合は、Xに罰を与える。YがX以外の名前を書いた場合は、Yに罰を与える。
- 命令4
- 島の中に数十枚の王様のメモが隠されている。その中に書かれている命令を6つ以上実行しろ。命令に従わない場合、王様を除く全員に罰を与える。
-
- 王様のメモ
-
- ハン・イェジンは自分の両目をナイフで突き刺した後、3人の男を殺せ。
- 東南にある白龍崖から、3人が海に飛び込め。
- 謝英傑の体から、血液を2リットル以上抜き取れ。
- 誰でもいい。自らの両腕を切断して、島を1周しろ。
- 李志強はサイコロを振れ。振ったサイコロの数が奇数の場合、李志強に罰を与える。
- 白志玲は3人の男とキスをしろ。
- 谷美美は両手、両足を縛った後、北西にある小島まで泳げ。
- ソ・ジュノは5人の女を殺し、その後に自らの首を切断して、自殺しろ。
- 小松崎美佳は坂本秋雄の両手、両足を切断して、その後に秋雄とセックスしろ。
- チャン・トンハは楊邦友と天海翔真を殺害し、その心臓を食べろ。
- 神内愛理と張龍義は2人で焼身自殺をしろ。
- 林永明は女の生存者から1名を選べ。その者に罰を与える。
- このメモを最初に読んだ者は、1時間以内に誰か1人を殺せ。
- ユン・ミリは西の灯台の壁に触れろ。ただし、壁に触れた場合、ユン・ミリに罰を与える。
- 命令5
- 成人している者たちは、合計して10人の未成年者を殺せ。命令に従わない場合、成人している者全員に罰を与える。
- 命令6
- 坂本秋雄は誰か1人を殺せ。命令に従わない場合は、小松崎美佳に罰を与える。
- 命令7
- 個別に命令を送る。その命令をクリアできない者に罰を与える。
- 個別の命令
-
- 天海翔真 (あまみ・しょうま)
- 3人の女とキスしろ。
- 城之崎克也(きのさき・かつや)
- キム・グハンを殺せ。
- 吉村悠人(よしむら ゆうと)
- 自分の血を400ミリリットル抜き取れ。
- 小松崎美佳(こまつざき みか)
- 死んだ者の体に触れろ。ただし、本日中に死んだ者の体に限る。
- 神内愛理(じんない・あいり)
- 20時間以内に誰か1人を指名して、その者とゲームをしろ。ゲームの内容はプレイヤー同士で決めていい。そのゲームに負けた者が罰を受ける。
- 鈴森萌華(すずもり・もえな)
- 人の眼球を1つ、手に入れろ。
- 立花雪菜(たちばな・ゆきな)
- 四つ葉のクローバーを手に入れろ。
- 高橋理緒(たかはし・りお)
- 12時間以内に男を1人殺せ。
- 王海峰(おう・かいほう)
- 24時間の飲食を禁じる。
- 張龍義(ちょう・りゅうぎ)
- 8時間以内に、50キロメートル以上走れ。
- 林永明(りん・えいめい)
- 10人の死体の写真を撮れ。
- 楊邦友(よう・ほうゆう)
- 誰かの首を切断しろ。
- 胡海音(こ・かいおん)
- 一万円札を10枚手に入れろ。
- 黄若英(こう・じゃくえい)
- 蝶を10匹生け捕りにしろ。
- 白志玲(はく・しれい)
- 不明。
- キム・グハン
- 不明。本人曰く「簡単な命令」。
- ソ・ジュノ
- 自分の左手の小指の爪を剥がせ。
- チャン・トンハ
- 全長30センチ以上の魚を釣り上げろ。
- ソン・ジンシル
- 不明。
- 命令8
- 12時間以内に自分以外の者の名前を1名、紙に書け。12時以降、王様は誰か1名に罰を与えることを決めろ。その者に罰を与える。ただし、その者の名前が2枚以上、紙に書かれていた場合、罰は王様に与えられる。
- 命令9
- 吉村悠人、キム・グハン、高橋理緒は、自分たち以外の者を合計で5人殺せ。5人が殺された時点で命令は終了する。彼ら以外の者は人を殺すことを禁止し、個別の制限をつける。命令に従わない者には罰を与える。
- 個別の制限
-
- 天海翔真 (あまみ・しょうま)
- 1時間ごとに1キロメートル以上の移動をしろ。
- 小松崎美佳(こまつざき みか)
- 1時間以内に林永明と合流して、その後、2人だけで行動しろ。
- 鈴森萌華(すずもり・もえな)
- 建物の中に入ることを禁止する。
- 立花雪菜(たちばな・ゆきな)
- この命令が終わるまで、独りで行動して誰とも協力してはいけない。
- 王海峰(おう・かいほう)
- 1万歩以上、移動することを禁止する。
- 林永明(りん・えいめい)
- 午前2時までに山の中に入れ。
- 楊邦友(よう・ほうゆう)
- 建物の中に入ることを禁止する。
- 胡海音(こ・かいおん)
- 建物の中に入ることを禁止する。
- 黄若英(こう・じゃくえい)
- 紅島館の壁に触れろ。
- 白志玲(はく・しれい)
- 1万歩以上、移動することを禁止する。
- ソ・ジュノ
- 不明。
- チャン・トンハ
- 1万歩以上、移動することを禁止する。
- ソン・ジンシル
- 不明。
- 命令10
- 天海翔真は王海峰を殺せ。王海峰はキム・グハンを殺せ。キム・グハンは天海翔真を殺せ。
- 命令11
- 王様が書いた生存者の名前入りのカードを探せ。自分の名前が書かれたカードを2枚手に入れれば、その者は命令クリアとする。また、カードを破ることで、名前を書かれている者に罰を与えることもできる。この命令は2人が罰を受けた時点でも終了とする。
- 命令12
- 天海翔真は1名の名前を自分のパスポートの査証欄に書け。名前を書かれた者が王様の場合、王様に罰を与える。そうでない場合、天海翔真に罰を与える。
作品背景
投稿を始めるまでの経緯
作者の金沢伸明は、幼少時からモノ作りが好きだったものの読み物を書いたことはなかった[2]。 ある日、金沢は自分に文章を書く能力がないと考えつつも、「一つの物語を作りたい」という想いが強まると同時に発想力には自信があったことから、本作をインターネット上に投稿した[2]。 本作の投稿を始めた時期は、金沢が会社を立ち上げたころだったため、仕事の合間といった隙間時間を縫って携帯電話で執筆をつづけた[2]。
金沢は時折読者からのアイデアを取り入れる一方、たまには読者の期待を裏切らないとストーリーが単調になるおそれがあるとエブリスタとのインタビューの中で述べている[2]。
小説
単行本
タイトル | 初版第一刷発行日 | 初版第一刷発売日 | ISBN |
---|---|---|---|
王様ゲーム | 2009年11月22日 | 2009年11月18日[3] | ISBN 978-4-575-23681-1 |
王様ゲーム 終極 | 2010年6月20日 | 2010年6月16日[4] | ISBN 978-4-575-23693-4 |
王様ゲーム 臨場 | 2010年12月12日 | 2010年12月10日[5] | ISBN 978-4-575-23711-5 |
王様ゲーム 滅亡6.08 | 2011年7月10日 | 2011年7月8日[6] | ISBN 978-4-575-23732-0 |
王様ゲーム 滅亡6.11 | 2012年4月1日 | 2012年3月30日[7] | ISBN 978-4-575-23756-6 |
王様ゲーム 起源 | 2013年3月24日 | 2013年3月22日[8] | ISBN 978-4-575-23811-2 |
王様ゲーム 再生9.19 | 2013年7月24日 | 2013年7月24日[9] | ISBN 978-4-575-23830-3 |
王様ゲーム 再生9.24 | 2013年12月22日 | 2013年12月20日[10] | ISBN 978-4-575-23842-6 |
王様ゲーム 煉獄10.29 | 2014年8月10日 | 2014年8月8日[11] | ISBN 978-4-575-23872-3 |
王様ゲーム 煉獄11.04 | 2015年2月22日 | 2015年2月20日[12] | ISBN 978-4-575-23891-4 |
王様ゲーム 深淵8.02 | 2015年11月22日 | 2015年11月20日[13] | ISBN 978-4-575-23929-4 |
王様ゲーム 深淵8.08 | 2015年12月20日 | 2015年12月18日[14] | ISBN 978-4-575-23935-5 |
文庫
タイトル | 初版第一刷発行日 | 初版第一刷発売日 | ISBN |
---|---|---|---|
王様ゲーム | 2011年10月16日 | 2009年10月13日 | ISBN 978-4-575-51456-8 |
王様ゲーム 終極 | 2011年12月18日 | 2011年12月15日 | ISBN 978-4-575-51471-1 |
王様ゲーム 臨場 | 2012年5月13日 | 2012年5月10日 | ISBN 978-4-575-51497-1 |
王様ゲーム 滅亡6.08 | 2012年12月16日 | 2012年12月13日 | ISBN 978-4-575-51542-8 |
王様ゲーム 滅亡6.11 | 2013年1月13日 | 2013年1月10日 | ISBN 978-4-575-51553-4 |
王様ゲーム 起源 | 2014年7月12日 | 2014年7月9日 | ISBN 978-4-575-51693-7 |
王様ゲーム 再生9.19 | 2014年12月14日 | 2014年12月11日 | ISBN 978-4-575-51742-2 |
王様ゲーム 再生9.24 | 2015年8月9日 | 2015年8月6日 | ISBN 978-4-575-51810-8 |
王様ゲーム 煉獄10.29 | 2016年5月15日 | 2016年5月12日 | ISBN 978-4-575-51888-7 |
王様ゲーム 煉獄11.04 | 2016年5月15日 | 2016年5月12日 | ISBN 978-4-575-51889-4 |
王様ゲーム 深淵8.02 | 2017年2月19日 | 2017年2月16日 | ISBN 978-4-575-51970-9 |
王様ゲーム 深淵8.08 | 2017年2月19日 | 2017年2月16日 | ISBN 978-4-575-51971-6 |
双葉社ジュニア文庫
挿絵がある。挿絵は千葉。
タイトル | 初版第一刷発行日 | 初版第一刷発売日 | ISBN |
---|---|---|---|
王様ゲーム | 2015年7月20日 | 2015年7月18日 | ISBN 978-4-575-23913-3 |
王様ゲーム 終極 | 2015年11月22日 | 2015年11月20日 | ISBN 978-4-575-23932-4 |
王様ゲーム 臨場 | 2016年3月20日 | 2016年3月18日 | ISBN 978-4-575-23952-2 |
王様ゲーム 滅亡6.08 | 2016年7月24日 | 2016年7月25日 | ISBN 978-4-575-23977-5 |
王様ゲーム 滅亡6.11 | 2016年11月20日 | 2016年11月18日 | ISBN 978-4-575-24002-3 |
王様ゲーム 起源8.08 | 2017年3月19日 | 2017年3月17日 | ISBN 978-4-575-24025-2 |
王様ゲーム 起源8.14 | 2017年7月26日 | 2017年7月25日 | ISBN 978-4-575-24048-1 |
王様ゲーム 再生9.19 1 | 2017年11月26日 | 2017年11月16日 | ISBN 978-4-575-24070-2 |
王様ゲーム 再生9.19 2 | 2018年3月25日 | 2018年3月24日 | ISBN 978-4-575-24084-9 |
王様ゲーム 再生9.24 1 | 2018年7月29日 | 2018年7月27日 | ISBN 978-4-575-24110-5 |
王様ゲーム 再生9.24 2 | 2018年11月25日 | 2018年11月22日 | ISBN 978-4-575-24133-4 |
漫画
『E★エブリスタプレミアム』で連載。双葉社アクションコミックスよりコミックス化されている。
王様ゲーム
作画は連打一人。
- 2011年1月28日発売 ISBN 978-4-575-83865-7
- 2011年3月23日発売 ISBN 978-4-575-83883-1
- 2011年7月28日発売 ISBN 978-4-575-83931-9
- 2011年11月28日発売 ISBN 978-4-575-83992-0
- 2012年6月22日発売 ISBN 978-4-575-84087-2
王様ゲーム 終極
作画は栗山廉士。
- 2012年11月28日発売 ISBN 978-4-575-84158-9
- 2013年5月10日発売 ISBN 978-4-575-84225-8
- 2013年9月23日発売 ISBN 978-4-575-84289-0
- 2014年2月22日発売 ISBN 978-4-575-84350-7
- 2014年7月22日発売 ISBN 978-4-575-84456-6
王様ゲーム 起源
作画は山田J太。
- 2014年1月10日発売 ISBN 978-4-575-84330-9
- 2014年5月10日発売 ISBN 978-4-575-84403-0
- 2014年10月18日発売 ISBN 978-4-575-84509-9
- 2015年4月10日発売 ISBN 978-4-575-84604-1
- 2015年10月10日発売 ISBN 978-4-575-84702-4
- 2016年3月12日発売 ISBN 978-4-575-84770-3
王様ゲーム 臨場
作画は栗山廉士。
- 2015年1月22日発売 ISBN 978-4-575-84563-1
- 2015年7月28日発売 ISBN 978-4-575-84655-3
- 2016年5月12日発売 ISBN 978-4-575-84802-1
- 2016年11月11日発売 ISBN 978-4-575-84884-7
ゲーム
映画に先立って、2011年11月28日にMobageでアイテム課金制のソーシャルゲームがエフルートレックスの提供で配信。また、2013年3月22日に『王様ゲーム -共闘-』がアクセルマークの提供でMobageで配信されこちらは後にdゲームに対応した。
実写映画
王様ゲーム | |
---|---|
監督 | 鶴田法男 |
脚本 | 加藤淳也 |
原作 | 金沢伸明 |
出演者 |
熊井友理奈 鈴木愛理 |
音楽 | 遠藤浩二 |
主題歌 | 「甘酸っぱい春にサクラサク」Berryz工房×℃-ute |
撮影 | 上野彰吾 |
製作会社 | 王様ゲーム製作委員会 |
配給 | BS-TBS |
公開 | 2011年12月17日 |
上映時間 | 82分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
2011年12月17日に本多智恵美を主人公とした実写映画[15][16]が公開された。金沢伸明を桜田通が、本多智恵美を熊井友理奈が、岩村莉愛を鈴木愛理が演じ、Berryz工房、℃-uteのメンバーが総出演している。
原作と違い、命令に背いた場合は「存在を抹消」となっており、参加者以外の人々の記憶から抹消された人の記憶が消えるという設定となっている。
あらすじ(実写映画)
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ある夜、本多智恵美と、幼なじみの金沢伸明の元にメールが届く。 送信者は“王様"、件名は“王様ゲーム"。王様からの命令に24時間以内に従わなければ罰を与えられるという。 その日からクラス全員に“王様"からのメールが届くようになり、最初はふざけ半分で命令を実行していた生徒達だったが、命令は次第にエスカレートし、とうとう命令に従わなかったクラスメイト二人に“罰"が下された。次々と抹消されていくクラスメイト。王様の目的は一体! ? クラスメイトを一人冷静に見つめる岩村莉愛と共に“王様"の正体に近づいたとき、降りかかる最大の悲劇とは! ?
映画での命令(メール)
- メール1
- これはクラス全員で行う王様ゲーム。途中棄権は認められない。王様の命令は絶対なので24時間以内に服従すること。
- 命令1
- 出席番号28番、水内祐輔、好きな女子に告白する。
- メール2
- 服従確認。(王様の命令に従った場合、必ず全員のメールに送信される。)
- 命令2
- 出席番号4番、井上浩文、出席番号19番、中尾美奈子、2人がキスをする。
- 命令3
- 出席番号18番、豊田秀樹が、出席番号3番、石井里美の胸に触る。
- メール3
- 豊田秀樹、石井里美の2人は、王様の命令に従わなかったため、その存在を抹消される。
- 命令4
- 出席番号17番、田崎大輔、出席番号20番、中島美咲の2人がエッチを行う。
- 命令5
- 出席番号30番、八尋翔太を王様として彼の命令に従うこと。
- 八尋翔太の命令
- 出席番号17番、田崎大輔、たった今すぐ死ぬ。
- 命令6
- 出席番号22番、橋本直也、出席番号8番、上田佳奈、クラス全員で2人の人気投票を行い、票の少なかった方へ罰を与える。なお、投票を拒んだ者(無投票)にも罰を与える。
- メール4
- 敗北した上田佳奈に罰を与える。
- メール5
- 上田佳奈は自ら命を落とした。代わりに出席番号26番、松本雅美に罰を与える。今この場で自分の犯した罪を告白せよ。
- メール6
- 松本雅美は、罪を告白しなかったため、存在を抹消される。
- 命令7
- クラス全員参加のゲーム。それぞれ手持ちの鉛筆、シャープペンシル、赤ペンなどは一つの箱に集める。集められたペンは、一人ずつ取り出していく。一人が一回で取り出せる数は、3本のみ。最後の一本を手にした者は、罰を与える。
- メール7
- ゲーム終了。敗者は、大野明。罰として存在を抹消される。
- メール8
- 中尾美奈子、鴨下明美、八尋翔太、宮崎絵美、中島美咲、山下敬太、水内祐輔、清水智子、藤岡俊之、川野千亜は、ルールを破った(王様のメールを着信拒否する)ため、罰を与える。
- 命令8
- 出席番号16番、城川真美、クラスの誰か二人に「死ね」とメールを送る。メールを受け取った者は存在を抹消される。また、メールを送らなければ城川真美に罰を与える。
- メール9
- 城川真美は自ら命を落とした。代わりに出席番号11番、金沢伸明がクラスの誰かに「死ね」とメールを送ること。人数は三人に増やす。
- メール10
- 先ほどのメール(命令)は、橋本直也による。彼はルールを破った罰として、存在を抹消される。
- メール11
- 岩村莉愛はゲーム進行の妨害を図る可能性あり。罰として存在を抹消する。
- メール12
- ゲーム終了。2年B組の生徒は、全て抹消された。よって、本多智恵美の罰は、なおも継続される。
キャスト(実写映画)
- 本多智恵美:熊井友理奈(Berryz工房)
- 岩村莉愛:鈴木愛理(℃-ute)
- 金沢伸明:桜田通
- 橋本直也:佐藤永典
- 城川真美:菅谷梨沙子(Berryz工房)
- 丸岡香織:岡井千聖(℃-ute)
- 清水智子:須藤茉麻(Berryz工房)
- 鴨下明美:徳永千奈美(Berryz工房)
- 井本祐子:嗣永桃子(Berryz工房)
- 上田佳奈:中島早貴(℃-ute)
- 宮崎絵美:夏焼雅(Berryz工房)
- 松本雅美:清水佐紀(Berryz工房)
- 石井里美:森咲樹(アップアップガールズ(仮))
- 中尾美奈子:田中美晴
- 野上陽介:細田よしひこ
- 八尋翔太:冨浦智嗣
- 大野明:佐々木麦帆
- 豊田秀樹:佐藤歩
- 水内祐輔:大和田健介
- 羽村玲子:矢島舞美(℃-ute)
- 金沢美晴:萩原舞(℃-ute)
- 永峰洋子:吉澤ひとみ
スタッフ(実写映画)
- 原作:金沢伸明(「王様ゲーム」双葉社刊)
- プロデューサー:丹羽多聞アンドリウ
- 脚本:加藤淳也
- 監督:鶴田法男
- アソシエイツプロデューサー:村山達哉
- ラインプロデューサー:村岡周作、壺井大輔
- 撮影:上野彰吾
- 音楽:遠藤浩二
- 製作:王様ゲーム製作委員会2011(BS-TBS、アップフロントワークス、TCエンタテインメント、ディー・エヌ・エー、エクシング、双葉社、E★エブリスタ)
- 制作・配給:BS-TBS
- 制作協力:ボイス&ハート
- 配給協力:アーク・フィルムズ
テレビアニメ
2017年8月1日に漫画版のテレビアニメ化が発表され[17]、同年10月から12月まで AT-X・TOKYO MX・BS11にて『王様ゲーム The Animation』(おうさまゲーム ジ・アニメーション)のタイトルで放送された。シリーズ1作目と2作目『終極』を混合させたアニメオリジナルストーリーである[1]。形式的には2作目が本編で、作中の回想が1作目というストーリーとなる。 このように特殊な構成であることから、金沢 伸明役の宮野真守は、事実と伸明の感情の流れを確認するため、音響監督と話し合ったうえで収録に臨んだとナタリーとのインタビューの中で述べている[18]。
あらすじ(アニメ)
遠く離れた高校に転校してきた金沢伸明は、前の学校で経験したある出来事が原因で、クラスメイト達と親しくなることを恐れ心を閉ざしていたが、体育祭でのクラス対抗リレーをきっかけに打ち解けはじめていた。
そんな中、クラスメイト全員の携帯に「王様」と名乗るモノからの一通のメールが届く。 単なるいたずらだと思って真面目に受け止めないクラスメイト達だったが、その意味を知る伸明だけは、これから始まる「死」のゲームに立ち向かおうと葛藤するのだった…。
スタッフ(アニメ)
- 原作 - 連打一人、栗山廉士、金沢伸明
- 監督 - 佐々木勅嘉
- 助監督 - 星野美鈴
- シリーズ構成 - 古怒田健志
- キャラクターデザイン - そらもとかん、伊藤陽祐
- プロップデザイン - 野尻美波、清水美穂
- 総作画監督 - そらもとかん
- 色彩設計 - 近藤直登
- 美術監督・美術設定 - 中原英統
- 編集 - 堀川和人
- 撮影監督 - 林コージロー
- 音楽 - 長田直之
- 音楽制作 - SPACEY MUSIC ENTERTAINMENT
- 音響監督 - 大室正勝
- 音楽プロデューサー - 安田spacey尊行
- プロデューサー - 小沼利行、小林泰久、柱山泰佐、森田剛、石原直樹、阿部直樹、安田spacey尊行、伊藤大河、竹内崇剛、鈴木英昭、三枝俊光、吉田裕二、菊島憲文、磯谷徳知
- アニメーションプロデューサー - 石原直樹
- アニメーション制作 - セブン
- 製作 - 「王様ゲーム The Animation」製作委員会(博報堂、双葉社、セブン、ワーナーミュージック・ジャパン、SPACEY MUSIC ENTERTAINMENT、エイ・クラフト、アミューズ、ブルーク、トーハン、カカオジャパン、KADOKAWA、AT-X)
主題歌
- オープニングテーマ「FEED THE FIRE」[19]
- 作詞 - Masato / 作曲 - Y.K.C / 歌 - coldrain
- 第1話ではエンディング位置で使用。
- エンディングテーマ「Lost Paradise」
- 作詞 - 安田尊行 / 作曲 - ミライショウ / 歌 - Pile
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第一話 | 再壊 | 古怒田健志 | 佐々木勅嘉 | そらもとかん | |
第二話 | 痕乱 | たかだ誠 | 小川優樹 | 星野美鈴 |
|
第三話 | 融情 | 岡篤志 |
|
|
|
第四話 | 解冥 | イシノアツオ | 龍輪直征 |
| 徳田夢之介 |
第五話 | 業泣 | 谷村大四郎 | 小川優樹 | 千葉孝幸 |
|
第六話 | 反虐 | 古怒田健志 | 松園公 | 星野美鈴 |
|
第七話 | 永厭 | たかだ誠 | 宮原秀二 |
|
|
第八話 | 血断 | 岡篤志 | 殿勝秀樹 | Kim Bongdeok | |
第九話 | 楔束 | イシノアツオ | 有江勇樹 |
|
|
第十話 | 凶走 | 谷村大四郎 | 西森章 | 左藤洋二 |
|
第十一話 | 前侵 | たかだ誠 | 小川優樹 | 千葉孝幸 |
|
第十二話 | 終怨 | 古怒田健志 |
| 星野美鈴 |
|
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [21] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017年10月5日 - 12月21日 | 木曜 23:30 - 金曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | 製作参加 / CS放送 / リピート放送あり |
2017年10月7日 - 12月23日 | 土曜 1:40 - 2:10 | TOKYO MX | 東京都 | |
2017年10月9日 - 12月25日 | 月曜 1:30 - 2:00(日曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2017年10月7日 - 12月23日 | 土曜 12:00 更新 | dアニメストア |
2017年10月10日 - 12月26日 | 火曜 0:00 - 0:30(月曜深夜) | AbemaTV |
BD / DVD
巻 | 発売日[22] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2017年12月20日 | 第1話 - 第2話 | ASBD-1199 | ASBY-6093 |
2 | 2018年1月24日 | 第3話 - 第4話 | ASBD-1200 | ASBY-6094 |
3 | 2018年2月21日 | 第5話 - 第6話 | ASBD-1201 | ASBY-6095 |
4 | 2018年3月14日 | 第7話 - 第8話 | ASBD-1202 | ASBY-6096 |
5 | 2018年4月25日 | 第9話 - 第10話 | ASBD-1203 | ASBY-6097 |
6 | 2018年5月23日 | 第11話 - 第12話 | ASBD-1204 | ASBY-6098 |
脚注
注釈
出典
- ^ a b “『王様ゲーム』TVアニメ化決定! 10月放送開始&声優など解禁に”. アニメイトタイムズ. アニメイトラボ (2017年8月1日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ a b c d “クリエイターインタビュー 金沢伸明(ぱっくんちょ)”. エブリスタ. 2018年7月24日閲覧。
- ^ “王様ゲーム”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 終極”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 臨場”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 滅亡6.08”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 滅亡6.11”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 起源”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 再生9.19”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 再生9.24”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 煉獄10.29”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 煉獄11.04”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 深淵 8.02”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム 深淵 8.08”. 双葉社. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム - 映画作品紹介(シネマトピックスオンライン)”. 2011年7月8日閲覧。
- ^ 映画「王様ゲーム」.2011年9月5日閲覧。
- ^ “王様ゲーム:人気ホラー小説が10月にテレビアニメ化 主人公の声優に宮野真守”. MANTANWEB. MANTAN (2017年8月1日). 2017年8月10日閲覧。
- ^ “アニメ「王様ゲーム」特集”. 2018年7月24日閲覧。
- ^ “「王様ゲーム」宮野真守演じる主人公の声聴けるPV、OPはcoldrain”. コミックナタリー (2017年8月10日). 2017年8月10日閲覧。
- ^ a b “ON AIR”. TVアニメ「王様ゲーム The Animation」公式サイト. 2017年9月14日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “Bluray & DVD”. TVアニメ「王様ゲーム The Animation」公式サイト. 2017年10月7日閲覧。
外部リンク
- 小説
- 実写映画
- テレビアニメ
-
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