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{{by|2015年}}1月23日に球団と年俸調停を回避し1年契約107万5000ドルで契約を結んだ<ref>{{Cite web|url=http://m.athletics.mlb.com/news/article/107276316/as-eric-sogard-avoid-arbitration-with-one-year-deal |title=A's, Sogard avoid arbitration with one-year deal|author=Jane Lee|publisher=MLB.com|language=英語|date=2015年1月23日|accessdate=2015年1月24日}}</ref>。この年は120試合に出場し、打率は.247と前年より向上した。また、自己ベストの37打点を挙げた。走塁関係のスタッツでは、自己ベストタイの3三塁打を放ったが、盗塁は減少して一桁台(6盗塁)に終わった。しかし、盗塁死は1つだけで成功率は86%と高かった。二塁手の守備は、96試合で5失策・レギュラー定着後では自己最高の守備率.989・DRS + 5という好成績を残した。また、17試合で遊撃手を、1試合で三塁手を守った。
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=== ブルワーズ時代 ===
=== ブルワーズ時代 ===

2021年4月13日 (火) 08:54時点における版

エリック・ソガード
Eric Sogard
トロント・ブルージェイズ時代
(2019年4月20日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アリゾナ州フェニックス
生年月日 (1986-05-22) 1986年5月22日(38歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 二塁手三塁手遊撃手外野手[注 1]
プロ入り 2007年 MLBドラフト2巡目
初出場 2010年9月14日
年俸 $ 4,500,000(2020年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

エリック・シドニー・ソガード(Eric Sidney Sogard, 1986年5月22日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス出身のプロ野球選手内野手外野手)。右投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。愛称はNerd Power[2]

弟のアレックスもプロ野球選手。

経歴

プロ入り前

デポー大学で三塁手としてプレーし、チームの本塁打記録も作った父ルディの影響もあり、野球を始める。フェニックスサンダーバード高等学校英語版時代には野球ではチームの打率、出塁率、長打率の記録を更新した。それに加えてサッカーでもミッドフィルダーとして活躍し、チームを州大会準優勝まで導いた。

アリゾナ州立大学から学業とスポーツの両方で奨学金を受け進学。2006年2007年パシフィック・テン・カンファレンスで最高出塁率を獲得しベストナインに選ばれる。特に2007年シーズンは100安打以上放ちかつ打率4割超を記録し、カンファレンスの最優秀守備選手にも選出。大学通算の打率は.371で大学の2000-2009のディケイドチームにも選ばれた。2006年までは複数ポジションを守っていたが、2007年は二塁手に固定された。

プロ入りとパドレス傘下時代

2007年MLBドラフト2巡目(全体81位)でサンディエゴ・パドレスから指名され、プロ入り。

2008年は、A+級レイクエルシノア・ストーム英語版でプレーし、二塁手としてオールスターゲームに選出されている。

2009年は、AA級サンアントニオ・ミッションズでプレーし、二塁手としてオールスターゲームに選出されている。

アスレチックス時代

2010年1月16日にスコット・ヘアストンアーロン・カニンガムとのトレードで、ケビン・クーズマノフと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した。9月のロースター枠拡大に伴ってメジャー初昇格を果たした。9月14日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビューを果たした。

2011年はマイナーのAAA級サクラメント・リバーキャッツではリーグトップの守備率をマークし、遊撃手としてオールスターゲームに選出される。メジャーでは8月23日のニューヨーク・ヤンキース戦でバートロ・コロンからメジャー初本塁打を放つ。この年は内野のユーティリティとして27試合に出場し、打撃面では打率.200・2本塁打・4打点という成績を残した。守備では遊撃手を14試合、三塁手を10試合、二塁手を3試合で守って無難にこなした。

2012年は出場機会を増やし、37試合に出場して前年と同数の2本塁打を放ったが、打率は.167と低迷した。スピード面では、メジャー初三塁打と初盗塁を記録した。守備面では前年と同じく、一塁手を除く内野の3ポジションを複数試合で守った。

2013年二塁手のレギュラー格に定着し、130試合に出場した。8月3日のテキサス・レンジャーズ戦では、地区優勝を争う大事な試合で、スクイズを含む2つのバントを成功させ、相手投手のマット・ガーザを怒らせるほどの活躍を見せた[3]。出場試合数を大幅に増やしながら、本塁打は3年連続で2本だったが、確実性を向上させて打率.266・出塁率.322をマーク。走塁面でも、盗塁成功率こそ67%だったものの自身初の二桁盗塁を決めた。守備面では、シーズン通じて二塁手を守るのは初めての事ながら、7失策・守備率.986・DRS + 5という安定した成績にまとめた。また、15試合で遊撃守備にも就いた。

2014年も二塁手で117試合に出場したが、打率.227と大きく後退してしまった。しかし、三振を37まで減らして四球とほぼ同等の水準に持っていき、盗塁は成功を1増やして失敗を1減らすなど、少なからず収穫もあった。二塁手の守備は相変わらず安定感があり、102試合で守って5失策・守備率.988・DRS + 5という成績を残した。

オークランド・アスレチックス時代
(2015年8月14日)

2015年1月23日に球団と年俸調停を回避し1年契約107万5000ドルで契約を結んだ[4]。この年は120試合に出場し、打率は.247と前年より向上した。また、自己ベストの37打点を挙げた。走塁関係のスタッツでは、自己ベストタイの3三塁打を放ったが、盗塁は減少して一桁台(6盗塁)に終わった。しかし、盗塁死は1つだけで成功率は86%と高かった。二塁手の守備は、96試合で5失策・レギュラー定着後では自己最高の守備率.989・DRS + 5という好成績を残した。また、17試合で遊撃手を、1試合で三塁手を守った。

2016年は首の張りで開幕から15日間の故障者リスト入りした。4月11日にはリハビリ登録されたものの、左肘の手術を受けることとなり、5月11日に60日間の故障者リスト入りとなった。そのままシーズン終了となり、10月6日に40人枠から外れる形でAAA級ナッシュビル・サウンズ[5]へ配属された後、翌7日にFAとなった[6]

ブルワーズ時代

2016年12月15日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、2017年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[6]

2017年の開幕は傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスで迎え、5月12日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。同日のニューヨーク・メッツ戦にて「8番・遊撃手」で先発出場すると、3打席のうち2度四球で出塁、さらに6回裏にはマット・ハービーから決勝点となるソロ本塁打を放つなど鮮烈な新天地デビューを飾った(ちなみにこの日の勝利投手はかつて因縁のあった前述のガーザだった)[7]。この年は92試合に出場して打率.273・3本塁打・18打点・3盗塁の成績を残した。

2018年7月5日にDFAとなり[8]、10日に自由契約となった[6]

ブルージェイズ時代

2018年12月21日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[9]

2019年は開幕を傘下のAAA級バッファロー・バイソンズで迎え、4月15日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]

レイズ時代

2019年7月28日に後日発表選手2名とのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した[11]。このシーズンはブルージェイズとレイズの2チーム合計で110試合に出場し、打率.290・13本塁打・OPS.810を記録した。チームはワイルドカードから地区シリーズまで勝ち進み、ソガードはポストシーズン2試合に出場した。オフの10月31日にFAとなった[12]

ブルワーズ復帰

2019年12月18日に1年450万ドルでブルワーズと契約したと報道され[13]、20日に正式契約を結んだ[14]。オフの10月30日にFAとなった[15]

人物

メガネを着用してプレーする数少ない選手のうちの一人である。親しみを込めて"nerd"(ナード)と呼ばれる。2014年にMLBネットワークが行った「MLBの顔(Face of MLB)」と題したコンテストでは並みいる有名スター選手を退け準優勝まで勝ち進んだ(優勝はニューヨーク・メッツデビッド・ライト[16]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2010 OAK 4 9 7 0 3 0 0 0 3 0 0 1 0 0 2 0 0 1 0 .429 .556 .429 .985
2011 27 74 70 7 14 3 0 2 23 4 0 0 0 0 4 0 0 13 2 .200 .243 .329 .572
2012 37 108 102 8 17 3 1 2 28 7 2 0 1 0 5 0 0 17 1 .167 .206 .275 .481
2013 130 410 368 45 98 24 3 2 134 35 10 5 6 4 27 2 5 51 4 .266 .322 .364 .686
2014 117 329 291 38 65 10 0 1 78 22 11 4 4 2 31 0 1 37 6 .223 .298 .268 .567
2015 120 401 372 40 92 12 3 1 113 37 6 1 3 1 23 1 2 50 9 .247 .294 .304 .598
2017 MIL 94 299 249 37 68 15 1 3 94 18 3 3 1 0 45 2 4 37 7 .273 .393 .378 .770
2018 55 113 97 7 13 3 0 0 16 2 3 0 1 1 12 1 2 23 3 .134 .241 .165 .406
2019 TOR 73 323 287 45 86 17 2 10 137 30 6 0 3 3 29 0 1 47 2 .300 .363 .477 .840
TB 37 119 109 14 29 6 0 3 44 10 2 0 0 0 9 2 1 16 2 .266 .328 .404 .731
'19計 110 442 396 59 115 23 2 13 181 40 8 0 3 3 38 2 2 63 4 .290 .353 .457 .810
MLB:9年 694 2185 1952 241 485 93 10 24 670 165 43 14 19 11 187 8 16 292 36 .248 .318 .343 .661
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績

内野守備


二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)




































2010 OAK 3 4 5 0 4 1.000 - -
2011 3 5 9 1 2 .933 10 5 13 0 0 1.000 14 15 22 1 2 .974
2012 6 10 17 0 4 1.000 14 11 24 2 2 .946 15 14 34 0 6 1.000
2013 113 207 258 7 68 .985 - 15 27 28 2 2 .965
2014 102 154 247 5 49 .988 - 14 10 33 5 5 .896
2015 96 168 268 5 56 .989 1 0 2 0 0 1.000 17 22 37 1 9 .983
2017 MIL 60 66 97 2 28 .988 7 2 4 1 0 .857 26 29 54 0 9 1.000
2018 22 18 16 1 4 .971 - 24 13 39 1 8 .981
2019 TOR 43 61 105 2 21 .988 6 5 10 0 3 1.000 4 6 4 1 0 .909
TB 31 50 48 4 7 .964 - -
'19計 74 111 163 6 28 .979 6 5 10 0 3 1.000 4 6 4 1 0 .909
MLB 479 743 1080 27 243 .985 38 23 53 3 5 .962 129 136 251 11 41 .972
外野守備


左翼(LF) 右翼(RF)
























2017 MIL 1 1 0 0 0 1.000 -
2018 1 0 0 1 0 .000 -
2019 TOR 1 0 0 0 0 ---- 6 15 0 0 0 1.000
MLB 3 1 0 1 0 .500 6 15 0 0 0 1.000
  • 2019年度シーズン終了時

背番号

  • 36(2010年 - 2011年)
  • 28(2012年 - 2015年)
  • 18(2017年 - 2018年)
  • 5(2019年 - 同年7月27日)
  • 9(2019年7月30日 - 同年終了)
  • 7(2020年)

脚注

注釈

  1. ^ 2019年シーズンに就いた守備位置に基づく。

出典

  1. ^ Eric Sogard Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年12月19日閲覧。
  2. ^ Explaining Crew Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月17日閲覧
  3. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、195頁。ISBN 978-4-331-51809-0 
  4. ^ Jane Lee (2015年1月23日). “A's, Sogard avoid arbitration with one-year deal” (英語). MLB.com. 2015年1月24日閲覧。
  5. ^ 2015年よりアスレチックス傘下
  6. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2018年7月18日閲覧。
  7. ^ Adam McCalvy (2017年5月13日). “Sogard bringing 'nerd power' to Miller Park”. MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/229866118/eric-sogard-introduces-nerd-power-to-milwaukee/ 2017年5月13日閲覧。 
  8. ^ Stephen Cohn (2018年7月5日). “Brewers activate Saladino, designate Sogard” (英語). MLB.com. 2018年7月6日閲覧。
  9. ^ Report: Jays agree to deal with UTIL Sogard”. TSN.ca (2018年12月21日). 2019年1月17日閲覧。
  10. ^ Gregor Chisholm (2019年4月15日). “Gurriel sent to Triple-A Buffalo for glove work” (英語). MLB.com. 2019年4月17日閲覧。
  11. ^ Keegan Matheson (2019年7月28日). “Blue Jays deal Sogard to Rays for 2 PTBNs” (英語). MLB.com. 2019年7月29日閲覧。
  12. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  13. ^ Source: Eric Sogard, Brewers agree to 1-year deal” (英語). ESPN.com (2019年12月18日). 2019年12月19日閲覧。
  14. ^ Adam McCalvy (2019年12月20日). “Brewers ink Smoak, Sogard to one-year deals” (英語). MLB.com. 2019年12月21日閲覧。
  15. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月16日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月20日閲覧。
  16. ^ 「[MLBの顔] 次代の"MLBの顔"は誰だ!?」『月刊スラッガー』2014年7月号 日本スポーツ企画出版社 8頁

関連項目

外部リンク