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2021年5月13日 (木) 21:34時点における版
宮島ボートレース場 | |
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施設 | |
所在地 | 広島県廿日市市宮島口一丁目15-60 |
座標 | 北緯34度18分52.9秒 東経132度18分20.4秒 / 北緯34.314694度 東経132.305667度座標: 北緯34度18分52.9秒 東経132度18分20.4秒 / 北緯34.314694度 東経132.305667度 |
開場 | 1954年11月1日 |
所有者 | 宮島ボートレース企業団 |
施行者 | 宮島ボートレース企業団 |
コース | |
水面 | 海[1](大野瀬戸、瀬戸内海) |
水質 | 海水[1][2] |
モーター | 減音[3] (ヤマト331型) |
外向発売所 | |
外向発売所 |
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場外発売場 | |
場外発売場 |
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実況 | |
担当 | 土谷由美・有冨義浩 |
宮島ボートレース場(みやじまボートレースじょう)は、広島県廿日市市にあるボートレース場である。
現在の通称は、BOAT RACE宮島(ボートレースみやじま)。2015年度よりこれまでの宮島競艇場から改められた。
概要
廿日市市と大竹市で結成される一部事務組合の「宮島ボートレース企業団」が施設を所有し施行者となっている。「宮島ボートレース企業団規約」に基づき、地方公営企業法の全部規定を適用している。「宮島」の名を冠する(施設は本土側の宮島口に位置する)が、これは1954年(昭和29年)に当時の佐伯郡宮島町が中心となり、大野町(後に宮島町共々廿日市市に編入合併)・玖波町・小方町・大竹町(開場までに合併し大竹市として市制施行)の5町で競艇場設置許可を申請したことに起因する[4]。設置許可は広島市(庚午や宇品、吉島への設置が想定されていたという)との競願となったが、広島県モーターボート競走会が宮島口への設置を決定。同年、企業団の前身となる「宮島競艇施行組合」が結成された。
1993年、広島市で開催されるアジア競技大会にかかる費用捻出のため、広島市が2年限定で第二施行者として参画。その後廿日市市(宮島町・大野町と合併前)、佐伯郡佐伯町、湯来町、吉和村(後に佐伯町・吉和村は廿日市市と、湯来町は広島市と合併)が「広島県西部競艇施行組合」を結成して広島市の施行権を引き継いで第二施行者として参画していたが、2004年3月末をもって施行組合を解散し撤退した。競艇施行権の返上は全国初の事例だった[5]。
厳島にわたるフェリー乗り場(宮島口桟橋)のすぐ隣にあり、旅打ちをする場合には、宮島観光とセットにすることができる。宮島競艇場のスタンドからも厳島や連絡船、天気の良い日には日本三景の一つで「安芸の宮島」と言われ、世界遺産にも指定されている厳島神社のトレードマーク、大鳥居などを望める。
競走水面は海[1]で、水質は海水[1][2]。児島競艇場・徳山競艇場・下関競艇場・丸亀競艇場と並び、瀬戸内海の海水を利用したコースである。
潮の干満の差が大きく[3]、干潮時は静か[3]だが満潮時はうねりが出てボートを操作しづらくなる傾向にある[3]。また、満潮時はイン有利、干潮時はアウト有利となる傾向がある[3]。
施設は近年改装され比較的新しい。競艇雑誌についてくるクーポンを利用すると、先着数に限りがあるが2マーク側のB指定席を利用することができる。かつては、指定席ではジュースのサービス券2枚と競艇予想紙がついてきたが、後に指定席料金が値下げされて各席1つのモニターが設置された代わりにこのサービスが廃止された。また、中央スタンド5階にはA(ロイヤル)指定席(席数34[6])があり、こちらはソフトドリンクが無料4[6]の上1席に1つのモニターが設置されている。また、場内で販売されている予想紙の無料配布もある。なお、2015年2月22日に外向発売所PALBOAT宮島がオープンした。
マスコットキャラクターはサルの「モン太くん」。
主要開催競走
周年記念(GI)として、宮島チャンピオンカップ(旧タイトル名、宮島グランプリ)が行なわれている。企業杯(GIII)の協賛企業は固定されていない。
新鋭リーグ戦の名称は、厳島昇龍決戦。女子リーグ戦の名称は、ジャパンネット銀行プリンセスカップ。正月には日刊スポーツ栄光楯広島ダービー、ゴールデンウィークにはサンケイスポーツ若葉賞競走、お盆にはスポーツニッポン杯が行なわれている。
なお、毎年2月ごろに一般競走ではあるが「ファン謝恩岩田杯競走」が行われ、SG常連の選手の参戦が多い名物レースとなっている。
2008年4月15日 - 4月20日には当地で競艇名人戦競走(GI)が開催された。
2011年1月25日 - 1月31日に新鋭王座決定戦競走(GI)を開催。
過去のSG開催実績
年度 | 競走名 | 優勝者 | 登番 | 出身 |
---|---|---|---|---|
1961 | 第7回モーターボート記念競走 | 松尾泰宏 | 1203 | 佐賀 |
1998 | 第8回グランドチャンピオン決定戦競走 | 上瀧和則 | 3307 | 佐賀 |
2000 | 第5回オーシャンカップ競走 | 西島義則 | 3024 | 島根 |
2002 | 第12回グランドチャンピオン決定戦競走 | 今垣光太郎 | 3388 | 石川 |
2015 | 第25回グランドチャンピオン | 山崎智也 | 3622 | 群馬 |
2020 | 第30回グランドチャンピオン | 徳増秀樹 | 3744 | 静岡 |
※2020年グランドチャンピオンは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、無観客にて開催。緊急事態宣言解除後の6月3日に宮島競艇場の無観客措置は解除されていたが、例年、多数の来場が見込まれる事から、クラスター(集団感染)が予想された為、本節に限り、再度無観客措置が取られた。
アクセス
- JR山陽本線 宮島口駅から徒歩3分[1][2]
- 広島電鉄宮島線 宮島ボートレース場駅から徒歩3分[1]、もしくは広電宮島口駅
- 山陽自動車道廿日市ICから5分[7]、広島岩国道路大野ICから10分[7](時間帯により国道2号は渋滞が酷いので、宮島競艇場は、電車・バスでの来場を推奨している。)
専用場外発売所
- 広島県呉市にボートピア「ボートピア呉」がある。ボートピア呉は元々は徳山競艇場の専用場外だが、年間60日程度は宮島競艇場の競走も発売していた。しかし、徳山競艇場の新賭式導入に伴うシステム整備の関係で宮島競艇場の競走発売を一旦2001年10月から中断していたが、2004年3月から宮島競艇場の専用発売コーナーが設置された。施設は呉市宝町にあるが、便宜上従来からの徳山競艇場の専用発売所と区分けして「ボートピア呉宮島」として運用されていたが、2015年4月1日から「ボートピア呉宮島」と「ボートピア呉徳山」が統合されて「ボートピア呉」になった[8]。
- 1994年4月23日にオープンし、1999年6月23日をもって廃止された宮島競艇場の専用場外舟券売場「ボートピア釧路」(北海道白糠郡白糠町コイトイ38-172)があった。
広島支部所属の主な選手
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f 蛭子1992、202頁。
- ^ a b c 藤野2006、226頁。
- ^ a b c d e “競走水面”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
- ^ “競艇沿革史 宮島競艇施行組合”. 日本財団図書館. 2020年8月3日閲覧。
- ^ “宮島ボートから撤退 広島県西部施行組合”. 中国新聞. (2001年12月13日). オリジナルの2002年8月15日時点におけるアーカイブ。 2020年10月8日閲覧。
- ^ a b “施設ガイド”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
- ^ a b “交通案内”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
- ^ ボートピア呉徳山とボートピア呉宮島の統合についてについて ボートピア呉ホームページ
参考文献
- 蛭子能収『競艇入門』ポケットブック社〈Pocket book 38〉、1992年。ISBN 978-4-341-14038-0。
- 藤野悌一郎『よくわかる競艇のすべて 改訂新版』三恵書房、2006年。ISBN 4-7829-0353-7。
- “競走水面”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
- “施設ガイド”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
- “交通案内”. 本場案内. 宮島競艇場. 2012年3月22日閲覧。
関連項目
- 横山やすし - 死後の1996年3月24日に故人の遺志により愛艇を置いた、この競艇場の水面に遺灰の一部が散骨された。
- モンキー・パンチ - 当競艇場の新聞広告・ポスター・中吊り広告のイラストを担当していた。