コンテンツにスキップ

「お松大権現」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
リンク切れの訂正
Cewbot (会話 | 投稿記録)
61行目: 61行目:


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
{{mapplot|134.552722|33.914944|お松大権現}}
{{Location map|Japan Mapplot|coordinates={{Coord|33.914944|134.552722}}|caption=お松大権現|width=256}}
* {{Cite book|和書|author=村上健司|title=日本全国妖怪スポット|year=2011|publisher=[[汐文社]]|volume=3|isbn=978-4-8113-8805-2|pages=124}}
* {{Cite book|和書|author=村上健司|title=日本全国妖怪スポット|year=2011|publisher=[[汐文社]]|volume=3|isbn=978-4-8113-8805-2|pages=124}}



2021年5月13日 (木) 22:30時点における版

お松大権現
所在地 徳島県阿南市加茂町字不ケ63番地
位置 北緯33度54分53.8秒 東経134度33分9.8秒 / 北緯33.914944度 東経134.552722度 / 33.914944; 134.552722座標: 北緯33度54分53.8秒 東経134度33分9.8秒 / 北緯33.914944度 東経134.552722度 / 33.914944; 134.552722
創建 江戸時代
テンプレートを表示

お松大権現(おまつだいごんげん)は徳島県阿南市加茂町にある神社である。

歴史

猫の狛犬
境内に植えられている桜
参拝道路
招き猫・御神籤を販売している物販店
  • 宗教法人お松権現社が設置した神社であり、通称「猫神さん[1]」と呼ばれている日本三大怪猫伝の一つである。江戸時代の前期に加茂村(現・阿南市加茂町)の庄屋が不作である村を救うために富豪に金を借り、すでに返済したにもかかわらず、富豪の策略で未返済の濡れ衣を着せられ、失意の内に病死した。そこで、借金の担保になっていた土地は富豪に取り上げられてしまう。庄屋の妻のお松は奉行所に訴え出るも、富豪に買収された奉行は不当な裁きを下す。お松がそれを不服として藩主に直訴した結果、直訴の罪により処刑され、お松の飼っていた三毛猫化け猫となり、富豪や奉行らの家を滅ぼしたという伝説に由来する。[2][3][4][5]

勝負事に利益がある神社

直訴によって悪人を倒したという伝説から、勝負事にも利益があるといわれ、最近ではその勝負事が受験生のものとなっており、受験シーズンには合格祈願の場所として訪れているが、最近では平成の長期的な不況で、様変わりして本来の目的であるいくつかの勝負事に回帰して就職活動中の学生・金運上昇を願う人の参拝も増えている。遠隔地在住や用事で訪問不可能な場合には祈祷受付を郵送で行っている。[6][7][8][3][4][1][5]また、境内には全国的にも珍しいネコの狛犬もある。

沿革

祭事

内容[9] 開催日[9]
お正月祭 1月1日から同月3日
お松の命日 旧暦3月15日
御祭典 5月1日
月並祭 毎月1日と15日

境内社

にまつわる置物や建物が建てられている。また、1万体以上の招き猫が奉納され、借りて持ち帰ることができる[1][3]

  • 招き猫
  • 祈願絵馬
  • さすり猫
  • 資料館
  • ジャンボ猫

参考文献

お松大権現の位置(日本内)
お松大権現
お松大権現
  • 村上健司『日本全国妖怪スポット』 3巻、汐文社、2011年、124頁。ISBN 978-4-8113-8805-2 

脚注

  1. ^ a b c お松大権現(阿南市)や王子神社(徳島市) 受験生ら続々参拝”. 徳島新聞. 2014年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月5日閲覧。
  2. ^ 御由緒”. お松大権現. 2017年1月1日閲覧。
  3. ^ a b c お松大権現”. 阿南市観光協会 きらりあなん. 2014年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月5日閲覧。
  4. ^ a b お松大権現”. 徳島県観光情報サイト阿波ナビ. 2014年4月5日閲覧。
  5. ^ a b お松大権現”. 阿南市. 2014年4月5日閲覧。
  6. ^ 村上2002年、150-161頁。
  7. ^ Home”. お松大権現. 2017年1月1日閲覧。
  8. ^ 祈祷”. お松大権現. 2017年1月1日閲覧。
  9. ^ a b 御祭典”. お松大権現. 2017年1月1日閲覧。

関連項目

外部リンク