「烏帽子岳 (飛騨山脈)」の版間の差分
m Botによる: Bot作業依頼 大陸別山カテゴリ (Category:アジアの山) を追加 |
m Bot作業依頼: Template:Mapplot JapanとTemplate:Embedmapの廃止に伴う編集 (Template:Embedmap) - log |
||
9行目: | 9行目: | ||
|種類 = |
|種類 = |
||
|初登頂 = |
|初登頂 = |
||
|地図 = {{ |
|地図 = {{Location map|Japan Mapplot|coordinates={{Coord|36.4794|137.6508}}|caption=|width=300}}<small>烏帽子岳の位置</small>{{日本の位置情報|36|28|46|137|39|03|烏帽子岳|36.4794,137.6508|烏帽子岳|nocoord=Yes}} |
||
}} |
}} |
||
[[ファイル:Eboshidake from Niseeboshidake1997-8-14.jpg|thumb|right|250px|ニセ烏帽子岳から望む烏帽子岳]] |
[[ファイル:Eboshidake from Niseeboshidake1997-8-14.jpg|thumb|right|250px|ニセ烏帽子岳から望む烏帽子岳]] |
2021年5月13日 (木) 23:13時点における版
烏帽子岳 | |
---|---|
ニセ烏帽子岳から望む烏帽子岳 | |
標高 | 2,628[1] m |
所在地 | 長野県大町市, 富山県富山市 |
位置 | 北緯36度28分46秒 東経137度39分03秒 / 北緯36.47944度 東経137.65083度座標: 北緯36度28分46秒 東経137度39分03秒 / 北緯36.47944度 東経137.65083度[1] |
山系 | 飛騨山脈(北アルプス) |
烏帽子岳の位置
| |
プロジェクト 山 |
烏帽子岳(えぼしだけ)は、長野県大町市と富山県富山市にまたがる飛騨山脈中部に位置する標高2,628mの山。山域は中部山岳国立公園に指定され[2]、日本二百名山に選定されている[3]。
概要
頂上部にオベリスク(縦長の柱状の岩)がある特徴的な山容を持つ。東側の高瀬ダムからの登路であるブナ立尾根は標準的な速さでも登った場合4時間ほど急登が続き、赤石山脈甲斐駒ヶ岳への黒戸尾根、上越・谷川岳への西黒尾根とあわせて"日本"三大急登といわれる[4]。
日本三大急登とともに、剱岳の早月尾根・燕岳の合戦尾根と同様、北アルプス三大急登のひとつでもある[5][6] 。 (笠ヶ岳の笠新道に関しては、昭文社・「山と高原地図」に記載なし)
通称裏銀座といわれるコースの起点となる山である。山頂の南側には烏帽子池があり、北側には四十八池と呼ばれる池塘が点在し、ウサギギク、タカネバラなどの高山植物の群生地となっている。
山名の由来
「烏帽子岳」及び「烏帽子山」という名称をもつ山は日本全国に多数ある。山名は、山頂のが尖った花崗岩の形状が烏帽子に似ていることに由来する。古くは「折岳」と呼ばれていた。江戸時代の越中絵図では、奥山廻りの木材盗掘者の名前に由来して「三吉岳」と記載されていた [7]。
周辺の山
南側にはニセ烏帽子岳と呼ばれる標高2,605mのピークがあり、間近に烏帽子岳の岩峰を望むことができる。高瀬川と黒部川支流の東沢谷に挟まれた飛騨山脈の主稜線上にあり、南側には三ツ岳、北側には南沢岳がある。さらに北側の後立山連峰へと繋がる。
周辺の小屋
ブナ立尾根の登山道と主稜線との合流点付近に最寄りの山小屋である烏帽子小屋がある。キャンプ指定地があり、周辺には烏帽子ヒョウタン池がある。
アクセス
ブナ立尾根登山口は高瀬ダムから徒歩約30分。高瀬ダムへのアクセスは高瀬ダムを参照。
ギャラリー
-
登山口となる高瀬ダム
-
水晶岳、赤牛岳、薬師岳(前烏帽子岳より)
-
山頂南部の烏帽子小屋
-
高瀬ダムと七倉ダム
脚注
- ^ a b “日本の主な山岳標高一覧(長野県の山)”. 国土地理院. 2011年1月17日閲覧。
- ^ “中部山岳国立公園区域の概要”. 環境省. 2011年1月17日閲覧。 1934年(昭和9年)12月4日に指定。山域はその特別保護地区となっている
- ^ 『日本二百名山』 昭文社、1993年、ISBN 4-398-22001-1、p152
- ^ “願い待つ 白き貴公子 ~甲斐駒ケ岳~(2009年8月2日放送)”. NHK総合テレビジョン小さな旅. 2012年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月17日閲覧。
- ^ 昭文社・「山と高原地図36.剱・立山/37.槍ヶ岳・穂高岳」に各山それぞれ"北アルプス三大急登"と記載あり。
- ^ 鹿島槍ヶ岳の赤岩尾根と燕岳の合戦尾根を含めて北アルプス三大急登と呼ばれていた。その後、より急登である笠ヶ岳の笠新道も開設された。(『上高地・槍・穂高 (ヤマケイアルペンガイド)』 山と渓谷社、2000年。ISBN 4-635-01319-7、p275)
- ^ 『新日本山岳誌』 日本山岳会(著)、ナカニシヤ出版、2005年、pp895-896。ISBN 4-779-50000-1