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'''行縢山'''(むかばきやま)は、[[九州]]南部に広がる[[九州山地]]の東部にそびえる[[山]]である。[[宮崎県]][[延岡市]]に位置する。 |
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2021年5月13日 (木) 23:27時点における版
行縢山 | |
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南側の麓から望む | |
標高 | 829.9 m |
所在地 |
日本 宮崎県延岡市 |
位置 | 北緯32度37分33.4秒 東経131度34分20.2秒 / 北緯32.625944度 東経131.572278度座標: 北緯32度37分33.4秒 東経131度34分20.2秒 / 北緯32.625944度 東経131.572278度 |
山系 | 九州山地 |
種類 | 火成岩 |
行縢山の位置 | |
プロジェクト 山 |
行縢山(むかばきやま)は、九州南部に広がる九州山地の東部にそびえる山である。宮崎県延岡市に位置する。
山容
西側にある標高829.9メートルの雄岳と東側にある標高809メートルの雌岳からなり、頂上付近は断崖となっている。東部に行縢川が流れ、日本の滝百選に選定された行縢の滝がある。近くの比叡山などと並んでロッククライミングのゲレンデにもなっている。
1400万年前、行縢山の北方に位置する大崩山の原型となったカルデラが大噴火を起こした。カルデラ外縁部の四万十層群と呼ばれる地層にマグマが貫入し、冷えて花崗岩からなる環状岩脈となり、浸食から取り残されてできた山の一つが行縢山である。行縢山は環状岩脈の南端部にあたる[1]。
ふもとには宮崎県管理のロッジがあり、宮崎県内の小学校の林間学校の登山コースでよく使われるコースである。所要時間は2時間程度である。但し、二つ目の橋を渡りきった後から途中のほこら前までと、八合目から山頂までが勾配がきついため長距離登山のトレーニングとしても活用されている。
歴史
狩猟において下半身に着用された行縢(むかばき)に似ていることから行縢山と名付けられた。南側山麓には718年(養老2年)に創建されたといわれる行縢神社がある。古くから真言宗修験道の霊山とされており、行縢の滝は修行に利用されていた[2]。
脚注
参考文献
- 天本孝志 『九州の山と伝説 総集篇』 葦書房、1983年