コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

日本の滝百選

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本の滝百選(にほんのたきひゃくせん)は、1990年に選定された日本を代表する100ののこと。「日本百名滝」や「日本百名瀑」とよばれることもある。

概説

[編集]

日本の滝百選は、環境庁(現・環境省)と林野庁の後援のもと、緑の文明学会グリーンルネッサンス緑の地球防衛基金の3団体が、森林浴の森100選に続く、グリーンキャンペーンの一環として企画した。日本全国から34万1292通、527滝の応募があり、8人の選考委員によって527滝から127滝が選ばれ、最終選考で100滝となった。1990年4月8日に富山県立山町において、百選地の代表に選定認定書が贈られた[1]

一覧

[編集]
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
日本の滝百選
番号 名称 都道府県 市区町村
1 羽衣の滝 北海道 東川町
2 インクラの滝 白老町
3 "飛竜"賀老の滝 島牧村
4 流星・銀河の滝 上川町
5 アシリベツの滝 札幌市南区
6 オシンコシンの滝 斜里町
7 くろくまの滝 青森県 鯵ヶ沢町
8 松見の滝 十和田市
9 不動の滝 岩手県 八幡平市
10 秋保大滝 宮城県 仙台市太白区
11 三階の滝 蔵王町
12 七滝 秋田県 小坂町
13 茶釜の滝 鹿角市
14 法体の滝 由利本荘市
15 安の滝 北秋田市
16 滑川大滝 山形県 米沢市
17 白糸の滝 戸沢村
18 七ツ滝 鶴岡市
19 乙字ケ滝 福島県 須賀川市
20 三条の滝 檜枝岐村
21 銚子ケ滝 郡山市
22 袋田の滝 茨城県 大子町
23 華厳滝 栃木県 日光市
24 霧降の滝
25 吹割の滝 群馬県 沼田市
26 常布の滝 草津町
27 棚下の不動滝 渋川市
28 丸神の滝 埼玉県 小鹿野町
29 払沢の滝 東京都 檜原村
30 早戸大滝 神奈川県 相模原市緑区
31 洒水の滝 山北町
32 七ツ釜五段の滝 山梨県 山梨市
33 北精進ケ滝 北杜市
34 仙娥滝 甲府市
35 鈴ヶ滝 新潟県 村上市
36 苗名滝 妙高市
37 惣滝
38 称名滝 富山県 立山町
39 姥ケ滝 石川県 白山市
40 龍双ケ滝 福井県 池田町
41 米子大瀑布 長野県 須坂市
42 三本滝 松本市
43 田立の滝 南木曽町
44 根尾の滝 岐阜県 下呂市
45 平湯大滝 高山市
46 養老の滝 養老町
47 阿弥陀ケ滝 郡上市
48 安倍の大滝 静岡県 静岡市葵区
49 浄蓮の滝 伊豆市
50 白糸の滝音止の滝 富士宮市
51 阿寺の七滝 愛知県 新城市
52 布引の滝 三重県 熊野市
53 赤目四十八滝 名張市
54 七ツ釜滝 大台町
55 八ツ淵の滝 滋賀県 高島市
56 金引の滝 京都府 宮津市
57 箕面滝 大阪府 箕面市
58 原不動滝 兵庫県 宍粟市
59 猿尾滝 香美町
60 天滝 養父市
61 布引の滝 神戸市中央区
62 双門の滝 奈良県 天川村
63 不動七重の滝 下北山村
64 笹の滝 十津川村
65 中の滝 上北山村
66 那智滝 和歌山県 那智勝浦町
67 桑ノ木の滝 新宮市
68 八草の滝 白浜町
69 大山滝 鳥取県 琴浦町
70 雨滝 鳥取市
71 壇鏡の滝 島根県 隠岐の島町
72 龍頭八重滝 雲南市
73 神庭の滝 岡山県 真庭市
74 常清滝 広島県 三次市
75 寂地峡五竜の滝 山口県 岩国市
76 大釜の滝 徳島県 那賀町
77 轟九十九滝 海陽町
78 雨乞の滝 神山町
79 雪輪の滝 愛媛県 宇和島市
80 御来光の滝 久万高原町
81 龍王の滝 高知県 大豊町
82 轟の滝 香美市
83 大樽の滝 越知町
84 観音の滝 佐賀県 唐津市
85 見帰りの滝
86 四十三万滝 熊本県 菊池市
87 栴檀轟の滝 八代市
88 数鹿流ヶ滝 南阿蘇村
89 鹿目の滝 人吉市
90 東椎屋の滝 大分県 宇佐市
91 原尻の滝 豊後大野市
92 震動の滝 九重町
93 西椎屋の滝 玖珠町
94 関之尾滝 宮崎県 都城市
95 矢研の滝 都農町
96 行縢(むかばき)の滝 延岡市
97 真名井の滝 高千穂町
98 龍門滝 鹿児島県 姶良市
99 大川の滝 屋久島町
100 マリユドゥの滝 沖縄県 竹富町

最終選考で選ばれなかった27滝

[編集]

判明しているのは以下の9滝[2]

ギャラリー

[編集]

その他の滝百選

[編集]

カメラマンの北中康文が自然要素のみで選んだ日本の滝100選(1428滝から選考)があり、3団体による日本の滝百選(527滝から人文学的要素を含み選考)とは重複しない42の滝を選んでいる[3]

霧吹の滝(北海道)、カシュニの滝(北海道)、暗門の滝(青森県)、七折りの滝(岩手県)、大空の滝(岩手県)、幸兵衛滝(秋田県)、九階滝(秋田県)、白滝 (宮城県)、浄の滝(山形県)、ツムジクラ滝(福島県)、馬尾の滝 (須賀川市)雲龍瀑(栃木県)、赤岩滝(栃木県)、裏見の滝(群馬県)嫗仙の滝(群馬県)、福養の滝(静岡県)、神蛇の滝(山梨県)、黒戸噴水滝(山梨県)、澗満滝(長野県)、夫婦滝(新潟県)、不動滝(石川県)仏御前の滝(福井県)からたに滝(岐阜県)、白水滝(岐阜県)、青垂の滝(岐阜県)、天狗滝(滋賀県)、風折滝(三重県)、植魚の滝(和歌山県)、宝竜滝(和歌山県)、隠滝 (奈良県)霧ヶ滝(兵庫県)、瀞川滝(兵庫県)、千丈滝(鳥取県)、那智滝 (島根県)、樽の滝(高知県)、白猪の滝(愛媛県)、乙原の滝(大分県)、観音滝(大分県)、祇園滝(宮崎県)、千里ケ滝(鹿児島県)、千尋の滝(鹿児島県)、ピナイサーラの滝(沖縄県)

脚注

[編集]
  1. ^ グリーンルネッサンス事務局[編]『日本の滝100選』講談社
  2. ^ 永瀬嘉平『滝ゆけば』舞字社 なお、著者は選考委員の1人
  3. ^ 北中康文『日本の滝1 東日本661滝』山と渓谷社、北中康文『日本の滝2西日本767滝』山と渓谷社 100選は西日本のp478,p479

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]