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'''満願寺山'''(まんがんじやま)は、[[石川県]][[金沢市]]郊外にある[[山]]。 |
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2021年5月13日 (木) 23:39時点における版
満願寺山 | |
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標高 | 176.59 m |
所在地 |
日本 石川県金沢市 |
位置 | 北緯36度31分22秒 東経136度38分57秒 / 北緯36.52278度 東経136.64917度座標: 北緯36度31分22秒 東経136度38分57秒 / 北緯36.52278度 東経136.64917度 |
種類 | 残丘 |
満願寺山の位置 | |
プロジェクト 山 |
概要
国土地理院の掲載二万五千分一地形図は、『金沢』である。 国土地理院の四等三角点(「窪」と命名)が設置されている。他に正体不明の三角点が隣接する。
金沢市窪1丁目にあり、平野部に面したお椀を伏せたような外観をなす。山麓から山腹の斜面まで住宅地が拡がっている。
満願寺山と呼ばれているが、現在付近には満願寺なる寺院はない。
山腹には九万坊権現があり、そこが登り口になっている。山頂には九万坊権現の奥の院がある。 500段近くある急な石段が山頂まで延々と続く。満願寺山への坂道とこの石段は、数十年来、近くの石川県立金沢錦丘中学校・高等学校や石川県立金沢泉丘高等学校などの運動部のトレーニングに利用されてきた。
山頂部は木が茂り眺望に恵まれていないが、石段の途中から金沢市街や日本海などを眺めることができる。
山域の地質は、平野側が卯辰山層(更新世中期)、山側が大桑層(更新世前期)である。
山麓には金沢外環状道路山側幹線が通っている。
満願寺山遺跡
山頂部は満願寺山遺跡[1]に指定されている。 高地性集落・台状墓・砦跡の複合遺跡と考えられている。
山頂部を含め、そこから北東に延びる尾根上に約3基の方形台状墓群と考えられる遺構がある。山頂から北東へ順に1〜3号と指定され、1号は方形とも前方後方形ともとれる形状である。 また土塁や犬走り状の平坦面が確認され、満願寺山自身が眺望に優れ、この山の南西隣には加賀一向一揆で有名な高尾城があることから、中世以降の砦状遺構が重なっていると考えられている。 また1号の上面で月影期(弥生時代末)の甕形土器片が見つかり、高地性集落の可能性も指摘されている。
脚注
- ^ 「北加賀地域古墳群分布調査報告」『石川考古学研究会々誌』22号 石川考古学研究会(1979年)