「梵天山古墳群」の版間の差分
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'''梵天山'''(ぼんてんさん<ref>[https://maps.gsi.go.jp/ 地理院地図]の地図情報(注記)の[[ベクトルタイル]]提供実験(2017年5月15日 午後8時29分([[日本標準時|JST]])閲覧)([https://github.com/gsi-cyberjapan/experimental_anno/ ベクトルタイル提供実験]を参照)の梵天山の項の記載</ref>)は[[茨城県]][[常陸太田市]][[島町_(常陸太田市)|島町]]にある[[山]]。[[標高]]は40[[メートル|m]]<ref name=標高/>。 |
2021年5月14日 (金) 00:06時点における版
梵天山古墳群 | |
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所在地 |
茨城県常陸太田市島町2317外[1][2] もしくは島町岡町2324外[3] |
位置 | 北緯36度30分33.98秒 東経140度29分32.43秒 / 北緯36.5094389度 東経140.4923417度座標: 北緯36度30分33.98秒 東経140度29分32.43秒 / 北緯36.5094389度 東経140.4923417度 |
形状 | 前方後円墳1基、円墳12基、横穴墓60数基 |
規模 |
梵天山古墳:墳丘長151m[4]もしくは全長160m[2] 高さ13m[4] |
被葬者 | 梵天山古墳:(伝)船瀬足尼(初代久自国造) |
史跡 | 茨城県指定史跡「梵天山古墳群」(高塚墳のうち2基は除く[5]) |
地図 |
梵天山古墳群(ぼんてんやまこふんぐん)は、茨城県常陸太田市島町にある古墳群。大部分が茨城県の史跡に指定されている(後述)。本項では、この梵天山古墳群の主墳である梵天山古墳についても併せて解説する。
概要
常陸太田市常陸太田地区[1][2]の島町は標高30メートル前後の台地[5]である独立丘陵上にあるが、梵天山古墳群は常陸太田市の南西端[1][2]、この丘陵全体に形成された古墳群である[6]。13基の高塚墳と「島の百穴」か単に「百穴」と呼ばれる横穴群からなる[4][2]。この横穴は約100基[6]または60数基にのぼるが、現在開口しているものは約30基である[5]。また梵天山古墳群は前述のように茨城県第2位の大きさを誇る前方後円墳の梵天山古墳を主墳としており、その他の高塚墳は円墳である。その円墳はいずれも直径30メートルに及ぶ大規模なものである[6]。
文化財など
- H28国,県及び市町村指定史跡
- 茨城百景
- H28埋蔵文化財包蔵地 ⋯⋯ 以下に梵天山古墳群のある丘陵にあるもの(4つある)をあげる。地図表示 - いばらきデジタルまっぷ(2017年5月16日午前2時40分(JST)閲覧)によって記載する。
所在地
梵天山古墳群の所在地は茨城県常陸太田市島町2317外[1][2]もしくは島町岡町2324外[3]である。
梵天山古墳
梵天山古墳 | |
---|---|
墳丘全景(左手前に前方部、奥に後円部) | |
所属 | 梵天山古墳群 |
所在地 | 茨城県常陸太田市島町 |
位置 | 北緯36度30分33.98秒 東経140度29分32.43秒 / 北緯36.5094389度 東経140.4923417度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
墳丘長151m[4]もしくは全長160m[2] 高さ13m[4] |
埋葬施設 | 不明 |
築造時期 | 古墳時代初期など諸説あり |
被葬者 | (伝)船瀬足尼(初代久自国造) |
史跡 | 茨城県指定史跡「梵天山古墳群」に包含 |
特記事項 | 茨城県第2位の規模 |
地図 |
梵天山古墳(ぼんてんやまこふん)は、茨城県常陸太田市島町にある古墳。梵天山古墳群の主墳である。
石岡市北根本の舟塚山古墳(墳丘長186m)に次いで茨城県内第2位の大きさ[5]の前方後円墳である。
本節では、この梵天山古墳の範囲内に山頂がある梵天山についても併せて解説する。
概要
梵天山古墳群の一部として茨城県の史跡に指定され、また茨城百景に選ばれている。埋蔵文化財包蔵地は、「梵天山古墳」としての周知ではないが地図表示 - いばらきデジタルまっぷ(2017年5月16日午前2時40分(JST)閲覧)で「H25埋蔵文化財包蔵地」となっている岡町遺跡のエリアが梵天山古墳の墳端に接しているように見える。なおこの地図では梵天山古墳群は「H25国、県及び市町村指定史跡」となっている。以上詳細は#文化財などを参照。
築造時期
次の4説がある。
- 「前方部が未発達なところから古墳時代初期」「と推定され」るとする説(茨城県教育委員会)[5]。
- 「後円部に対して前方部が著しく未発達であることから」「古墳時代前期と推定され」るとする説(常陸太田市観光物産協会)[2]。
- 前方部が未発達で後円部が前方部に比べて高いという墳形等から、5世紀中頃と見る説(『日本歴史地名大系第八巻 茨城県の地名』常陸太田市 梵天山古墳群の項(162ページ))。
- 5世紀前半とする説[10]。
被葬者
その規模から久慈川流域を支配した首長の墳墓と見られるが、被葬者が「伝えられて」いるのか「考えられて」いるのかや人名表記には以下のように揺れがある。
- 初代久自国造の船瀬足尼(ふなせのすくね)の墓と伝えられているとする(現地説明版)。
- 「この地を治めていた久自国造舟瀬宿祢(くじのくにのみやつこふなせすくね)の墓と考えられてい」るとする(茨城県教育委員会)[5]。
- 「かつて久慈川流域を支配していた久自国造舟瀬足尼の墳墓と伝えられている」とする(常陸太田市観光物産協会)[2]。
規模
現地説明板によれば、次のとおりである。ただし常陸太田市観光物産協会は全長160mとする[2]。
梵天山
梵天山 | |
---|---|
標高 | 40[11] m |
所在地 |
日本 茨城県:常陸太田市 |
位置 | 北緯36度30分33秒 東経140度29分32秒 / 北緯36.5092493385259度 東経140.49232095331度座標: 北緯36度30分33秒 東経140度29分32秒 / 北緯36.5092493385259度 東経140.49232095331度{{#coordinates:}}: 各ページで primary のタグは複数指定できません |
梵天山の位置 | |
プロジェクト 山 |
梵天山(ぼんてんさん[12])は茨城県常陸太田市島町にある山。標高は40m[11]。
「概要」節に書いた丘陵の最高点である。梵天山古墳墳丘の後円部南南西側斜面に山頂がある。
脚注
- 注釈
- ^ 茨城県教育委員会ホームページ。
- ^ a b c 島町内に存在する小字。島町_(常陸太田市)#小字を参照。
- ^ 島町内に存在する小字および小名。島町_(常陸太田市)#小字、島町_(常陸太田市)#小名を参照。
- ^ 島町内に存在する小名。島町_(常陸太田市)#小名を参照。
- 出典
- ^ a b c d 歴史 - 常陸太田市観光物産協会公式ホームページ(2017年5月16日 午前0時(15日深夜)19分(JST)閲覧)
- ^ a b c d e f g h i j 梵天山古墳群 - 常陸太田市観光物産協会公式ホームページ(2017年5月16日午前0時(15日深夜)30分(JST)閲覧)
- ^ a b c 地図表示 - いばらきデジタルまっぷ(2017年5月16日午前1時35分(JST)閲覧) 梵天山古墳群の項
- ^ a b c d e f 現地説明板
- ^ a b c d e f g 梵天山古墳群 - 茨城県教育委員会(2016年10月5日午後0時(昼)12分(JST)閲覧)
- ^ a b c d e 『日本歴史地名大系第八巻 茨城県の地名』常陸太田市 梵天山古墳群の項(162ページ)。
- ^ a b 記念物 史跡 - 茨城県教育委員会(2016年10月5日 午後0時(昼)12分(JST)閲覧)
- ^ a b 指定・登録文化財一覧 - 常陸太田市公式ホームページ(2017年5月16日午前0時6分(JST。15日深夜。)閲覧)
- ^ a b 茨城百景(昭和25年05月10日 茨城県告示第211号) - 茨城県ホームページ→茨城を知る→条例規則・県報→条例・規則等(茨城県例規全集)→体系目次→第11編 商工・労働→第1章 商工→第3節 観光,公園(2017年10月19日 午後1時(昼)53分(JST)閲覧)
- ^ 日本の古墳一覧#茨城県参照。
- ^ a b 地理院地図の標準地図(2017年5月15日 午後8時29分(JST)閲覧)({y}.png (627×54)、地理院地図|地理院タイル一覧を参照。データソースは電子国土基本図(電子国土基本図(地図情報)|国土地理院を参照。)。)の梵天山の地点の標高の記載
- ^ 地理院地図の地図情報(注記)のベクトルタイル提供実験(2017年5月15日 午後8時29分(JST)閲覧)(ベクトルタイル提供実験を参照)の梵天山の項の記載
参考文献
- 現地説明板
- 平凡社地方資料センター『日本歴史地名大系第八巻 茨城県の地名』平凡社、1982年。ISBN 4582490085。
関連項目
外部リンク
- 梵天山古墳群 - 茨城県教育委員会
- 梵天山古墳群 - 常陸太田市観光物産協会公式ホームページ