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2021年5月20日 (木) 10:37時点における版
ポプラ(本名:福田 スミ子(ふくだ すみこ))は、日本の女性歌手。栃木県出身。
略歴
芸能界にいた姉の紹介でビクターのオーディションを受け、1970年、福田ポプラの芸名でデビュー。グリーン・シティレーベル(ビクター・ワールドグループ)より『チビと坊や』をリリース[1]。1月25日、新宿の東京厚生年金会館で初公演。
同年4月より3か月間、国賓としてソヴィエトへ渡り、18の共和国でコンサートを重ねる。モスクワのエストラーダ劇場での公演を終えて帰国。現地で流行していたフォークソングに自身で日本語詩を付け、2枚目のシングル『タパリヤ』をリリース(“タパリヤ”は“ポプラ”の意味である)。
ビクターとの契約を2年で解消し、1973年春に渡米。アメリカのエンターテインメントを吸収して冬に帰国。
その後は東宝芸能のパッケージショウの歌手となり、日劇ダンシングチームのゲスト歌手として活動。その他ホテルや、赤坂にあったナイトクラブ「コルドンブルー」のショウなどに出演した。
1978年、ミュージカル『ピープル '78』に出演。以降、次々とミュージカルで活躍。
1980年以降は、コロムビア・レコードにおいてテレビ主題歌(ドラマ/アニメ)や、コミックス・イメージアルバムの歌も担当した。CMソングにも多数起用。'80年代はテレビのスイッチを入れれば、その歌声を耳にする機会はかなり多かった。
1992年に日本公開されたディズニー映画『美女と野獣』に登場するポット夫人の歌唱部分の吹き替えを担当。主題歌「美女と野獣」などを歌った。続編にも同役で出演。
現在はライブ、レッスン講師を主体に活動中。ライブでのレパートリーはジャズやポップスのスタンダード曲が中心で、近年は日本語の曲も多く取り上げられている。
レコーディング曲
ドラマ
- 遙かなる旅路 ~Wandering Man~(1980年、『Gメン'75』主題歌)
- 男と女のメロディー(同上、カップリング曲)
ミュージカル
- ホワイト・ボーイ (1980年、『ヘアー』挿入歌)
アニメ
- 愛ゆえに哀しく(1982年、『FUTURE WAR 198X年』主題歌)
- 愛のソナタ(同上、カップリング曲)
- 星空のエンジェルクイーン(1982年、アニメ映画『1000年女王』主題歌コロムビア・カヴァーヴァージョン)※オリジナル歌手はデラ・セダカ
- CAT'S EYE (1984年、『CAT'S·EYE』主題歌 コロムビア・カヴァーヴァージョン)※杏里のオリジナル・ヴァージョンは1983年
- SHOW ME YOUR SPACE 〜君の宇宙を見せて〜(1984年、『OKAWARI-BOY スターザンS』主題歌)
- 異次元ストーリー(1984年、『夢戦士ウイングマン』主題歌)
- 私のPretty Boy(1984年、『夢戦士ウイングマン』挿入歌)
- Bad Dreamin'(1984年、『夢戦士ウイングマン』挿入歌)
- Blue Sensation(1984年、『夢戦士ウイングマン』挿入歌)
- 忘れない(1985年、『夢戦士ウイングマン』挿入歌)
- わんぱくダック(1988年、『わんぱくダック夢冒険』主題歌)
- チップとデール(1989年、『チップとデールの大作戦』主題歌)』
- 美女と野獣(1992年、『美女と野獣』主題歌)
コミックス・イメージアルバム
- SHADOW STORY ~哀しみのエスパー~(1982年、『紅い牙 BLUE SONNET』 原作:柴田昌弘)
- YES ( 同上 )
- MASQUERADE ~牙には牙を~(1983年、『紅い牙 BLUE SONNET Ⅱ』)
- IF ~祈り~( 同上 )
- SOUL BROTHER ~魂の航海~( 同上 )
- Lonely Game(1984年、『紅い牙 BLUE SONNET Ⅲ』)
- Memory( 同上 )
- Love Magic (1985年、『マジシャン』 原作:高階良子)
- ガラスのかけら( 同上 )
- Magician( 同上 )
- PALM (1986年、『パーム あるはずのない海』 原作:伸たまき)
- ONE DAY( 同上 )
- 恋知りそめし(1986年、『華星夜曲』 原作:平田真貴子 )
特撮
- DANGER MELODY (1983年、『宇宙刑事シャリバン』挿入歌)
オリジナルビデオ
- No No Give-up(1990年、『女バトルコップ』主題歌)
- believe my life ~わたしは私~(同上、エンディングテーマ)
CMソング [2]
- ソニー「ウォークマン」(1979年)
- 丸井「丸井のインテリア」(1979年)
- 象印マホービン「ネオサーモス」(1979年)
- 明治製菓「シュライト」(1980年)
- 象印マホービン「エアーポット」♪気分は TEA FOR TWO (1980年)
- 資生堂「ハンドモイスチュアクリーム」(1980年)
- サントリー「赤玉パンチ」(1980年)
- サントリー「赤玉スイートワイン」(1981年)
- 東芝「コーヒーメーカー ミル&ドリップ」(1981年)
- 味の素ゼネラルフーヅ「BLENDY '82」(1982年)
- ソニー「ウォークマン D.D」(1982年)
- 本田技研工業「HONDA ACTY 4WD タイガーマスク」(1983年)
- 資生堂「ELIXIR '84」(1984年)
- モービル石油 (1985年)
- 大建工業「システム収納 ラムダ」(1985年)
- サントリー「ワインクーラー MONICA」(1985年)
- 明治製菓「ラッキースティック」(1985年)
- ヨドバシカメラ(1986年〜1990年)- 本人出演
- X'cit エキサイト
- 日清食品「らうめん」(1987年)
- 三菱地所「アセットホーム」♪峠の我が家 (1987年~1991年)
- オンワード樫山「FASHION ENARGY '88」(1988年)
- セゾン生命 (1990年)
- Apple Computer ♪リンゴの唄 (1991年)
- カゴメ「スパイス&ワインケチャップ Omelette」(1996年)
他多数
CD
- 『Songs of Love』(ライブコンサートCD) [3]
- 「2010.8 スイートベイジル」と「2011.3 南青山マンダラ」でのライブコンサートをCDにしたもの。
出演
舞台
- ダンシング・ヒーローズ 《演出・振付:中川久美/音楽:樋口康雄》(1979年9月21日~25日)
- ヘアー《演出:奈良橋陽子/音楽監督:タケカワユキヒデ、西村誠》(1980年4月4日~29日)
- ダンシング・パズル《構成・演出・振付:中川久美/音楽:樋口康雄、井上鑑》(1980年11月25日~30日)
- 青春 ON STAGE《演出:藤田敏雄》(1980年)
- 血は立ったまま眠っている《作:寺山修司/演出:鈴木完一郎》(1981年9月16日~21日)
- Taking My Turn ~人生はこれからだ~ - ヘレン役 《音楽監督:前田憲男》(1985年、1989年、1990年、1993年)
- Moonlight Beauty - マリッサ役 《原作:健美路/演出:野沢那智、木島恭》(1989年9月21日~23日)
- 三文オペラ - ジェニー役 《演出:加藤直/指揮:松尾葉子》(2000年1月22日~23日)
吹き替え
- 美女と野獣 - ポット夫人の歌唱部分(1992年9月23日 日本公開)
- ~挿入歌~ 「ひとりぼっちの晩餐会」「愛の芽生え」「人間に戻りたい」「美女と野獣」
- 美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント - ポット夫人の歌唱部分(1998年11月 VHS、DVD発売)