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大学在学中に「天使が浮かんでいた」で早稲田キャンパス文芸賞を受賞<REF>日外アソシエーツ現代人物情報</REF>。[[1977年]](昭和52年)『鏡の中のガラスの船』が[[群像新人文学賞]]の優秀作に選ばれる。 |
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初期([[1980年代]])の代表作『壜の中のメッセージ』『天使が浮かんでいた』は、[[ローリング・ストーンズ]]等の[[ブリティッシュ・ロック]]の多大な影響を受けている。一方で[[オートバイ|単車]]小説も数多く手掛けた(『追憶のルート19』『サザンクロス物語』)。1990年代以降は[[Apple]]の[[Macintosh|マッキントッシュ]]・コンピュータに傾倒し、『マッキントッシュ・ハイ』を発表する。マック関連の最新刊は「希望のマッキントッシュ」。またバイク以外にも自動車に関する造詣が深く、[[イタリア]]の乗用車、[[アルファロメオ]]のオーナーであった際には、それに関する著書も出している。この他、[[ポルシェ]]、[[ジャガー (自動車)|ジャガー]]、[[ランドローバー・レンジローバー|レンジローバー]]に関する書籍も発表している。 |
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ロックミュージシャンとしては、"The Rudie"の[[ボーカル]]として、[[1986年]](昭和61年)に[[アルバム]]『Backstreet』を発表。The Rudie解散後も、So Much Troubleなどいくつかのバンドを経て、今日に至るまで、ローリング・ストーンズの大きな影響下にある音楽をライブハウスにて演奏している(不定期公演)。 |
ロックミュージシャンとしては、"The Rudie"の[[ボーカル]]として、[[1986年]](昭和61年)に[[アルバム]]『Backstreet』を発表。The Rudie解散後も、So Much Troubleなどいくつかのバンドを経て、今日に至るまで、ローリング・ストーンズの大きな影響下にある音楽をライブハウスにて演奏している(不定期公演)。 |
2021年5月20日 (木) 11:05時点における版
山川 健一(やまかわ けんいち、1953年7月19日 - )は、日本の作家・ロック評論家・ロックミュージシャン、東北芸術工科大学教授。日本文芸家協会会員、日本冒険作家クラブ・元会員。
経歴・人物
千葉県千葉市出身。本名・同じ。千葉県立千葉高等学校、早稲田大学商学部卒業。
大学在学中に「天使が浮かんでいた」で早稲田キャンパス文芸賞を受賞[1]。1977年(昭和52年)『鏡の中のガラスの船』が群像新人文学賞の優秀作に選ばれる。
初期(1980年代)の代表作『壜の中のメッセージ』『天使が浮かんでいた』は、ローリング・ストーンズ等のブリティッシュ・ロックの多大な影響を受けている。一方で単車小説も数多く手掛けた(『追憶のルート19』『サザンクロス物語』)。1990年代以降はAppleのマッキントッシュ・コンピュータに傾倒し、『マッキントッシュ・ハイ』を発表する。マック関連の最新刊は「希望のマッキントッシュ」。またバイク以外にも自動車に関する造詣が深く、イタリアの乗用車、アルファロメオのオーナーであった際には、それに関する著書も出している。この他、ポルシェ、ジャガー、レンジローバーに関する書籍も発表している。
ロックミュージシャンとしては、"The Rudie"のボーカルとして、1986年(昭和61年)にアルバム『Backstreet』を発表。The Rudie解散後も、So Much Troubleなどいくつかのバンドを経て、今日に至るまで、ローリング・ストーンズの大きな影響下にある音楽をライブハウスにて演奏している(不定期公演)。
また、1970年代から1980年代にかけて「ロッキング・オン」誌に執筆。1990年代は、自らロック雑誌の編集を手がけた「ルーディーズ・クラブ」を創刊。渋谷陽一(「ロッキング・オン」誌創刊者)を中心とするビートルズ - レッド・ツェッペリン直系のロック史観に対し、ローリング・ストーンズを中心とする歴史観を提示し、一定の評価を受けている。
ラジオ・パーソナリティとしても活動し、1990年代にBay-FMにて番組を持っていた。
1990年代以降はニューエイジへの傾倒を深め、オーラ幻視者であることを前面に打ち出した著述(『ヒーリング・ハイ』)を発表する一方で禅仏教やニューエイジ運動のひとつヘミシンクに傾倒している(『リアルファンタジア 2012年以降の世界』)。
一方で、アメーバブックス新社の役員にも名を連ね、ブログの書籍化という試みをはじめた。
2011年(平成23年)東北芸術工科大学に新設された芸術学部文芸学科学科長、教授となる。2019年3月、定年により退職。
著書
- 『壜の中のメッセージ』(角川書店 1981年3月 のち文庫、新風舎文庫)
- 『鏡の中のガラスの船』 (講談社 1981年3月 のち文庫)
- 『今日もロック・ステディ』 (冬樹社 1981年7月 のち講談社文庫)
- 『さよならの挨拶を』 (中央公論社 1981年11月 のち角川文庫)
- 『窓にのこった風』(中央公論社 1982年6月)
- 『パーク・アベニューの孤独』(角川書店 1983年3月 のち文庫)
- 『サンタのいる空』(中央公論社 1983年7月 のち角川文庫)
- 『綺羅星』(河出書房新社 1983年9月 のち集英社文庫)
- 『バイクフリークたちの午後』(三推社(ベストカーブックス) 1983年7月)
- 『みんな十九歳だった』(PHP研究所(Essay books) 1984年2月 のち講談社文庫)
- 『ライダーズ・ハイ』(中央公論社 1984年5月 のち角川文庫)
- 『コーナーの向こう側へ』三推社・講談社 1984年7月 のち文庫)
- 『水晶の夜』(新潮社(新鋭書下ろし作品) 1984年10月 のち集英社文庫)
- 『サザンクロス物語』(三推社・講談社 1985年10月 のち講談社文庫)
- 『マギー・メイによろしく』(勁文社 1985年9月 のち講談社文庫)
- 『星とレゲエの島』(角川文庫 1985年7月)
- 『ロックンロール・ゲームス』(角川文庫 1986年11月)
- 『ローリング・キッズ』(角川文庫 1986年1月)
- 『ロックス』(集英社 1986年5月 のち文庫)
- 『ぼくは小さな赤い鶏』(三推社 1986年3月)
- 『雨の日のショート・ストッパーズ』(講談社 1986年6月 のち文庫)
- 『クロアシカ・バーの悲劇』(講談社 1986年11月 のち文庫)
- 『追憶のルート19』(三推社・講談社 1987年4月 のち文庫)
- 『僕のハッピー・デイズ』(東京書籍 1987年4月 のち角川文庫)
- 『恋愛真空パック』(PHP研究所 1988年3月 のち角川文庫)
- 『チョコレートの休暇』(東京書籍 1988年5月 のち講談社文庫)
- 『真夏のニール』(集英社 1988年8月 のち文庫)
- 『初台R&R物語』(ビクターブックス 1988年7月 のち角川文庫)
- 『ティガーの朝食』(講談社 1989年5月 のち文庫)
- 『蜂の王様』(角川書店 1989年5月 のち文庫)
- 『印象派の冒険』(講談社 1989年9月)
- 『ブルースマンの恋』(東京書籍 1989年9月 のち中公文庫)
- 『ブランク・セヴンティーズ』(集英社 1989年12月)
- 『セイヴ・ザ・ランド』(講談社 1989年12月)
- 『ロックンロール日和』(八曜社(ルーディーズ・クラブ選書) 1990年11月)
- 『ハミングバードの頃』(ロックンロールコレクション 1) (東京書籍 1990年10月)
- 『ライオンの昼寝』(実業之日本社 1991年8月)
- 『セイヴ・ミー ぼく達の未来』(立風書房 1991年2月)
- 『ファンタスティック・シティへようこそ』(八曜社 1991年5月)
- 『彼が愛したテレキャスター』(ロックンロール・コレクション 2) (東京書籍 1991年1月)
- 『アニマルハウス』(八曜社(ルーディーズ・クラブ選書) 1991年7月)
- 『凍えた薔薇』(ミリオン出版 1991年9月)
- 『いつもそばに仲間がいた』(講談社 1992年2月)
- 『ジゴロたちの航海』(ベストセラーズ 1992年4月 「ジゴロ」幻冬舎文庫)
- 『マシンの見る夢』(講談社 1992年9月)
- 『カーズ』(実業之日本社 1993年10月)
- 『Joy』(近代文芸社 1993年6月)
- 『ふつつかな愛人達』(エイジェイ出版 1993年6月)
- 『カナリア』(ミリオン出版 1993年8月 のち幻冬舎文庫)
- 『ママ・アフリカ』(角川書店 1993年1月)
- 『僕らは嵐のなかで生まれた 第1部』(東京書籍 1993年4月)
- 『ワン・ラブ・ジャマイカ ラブ・アイランドの匂い』(Tokyo FM出版 1993年11月)
- 『安息の地』(幻冬舎 1994年10月 のち文庫)
- 『多重人格の女神』(ぶんか社 1995年8月)
- 『スパンキング・ラヴ』 (講談社文庫 1995年10月)
- 『欲望』(ベネッセコーポレーション 1995年10月)
- 『窓の外を眺めながら、部屋のなかに座っている。Fragment1990-1995』 (実業之日本社 1995年7月)
- 『ヒーリング・ハイ オーラ体験と精神世界』(早川書房 1995年12月 のち幻冬舎文庫)
- 『快楽のアルファロメオ』(中央公論社 1995年11月 のち文庫)
- 『僕らがポルシェを愛する理由』(中公文庫 1996年2月)
- 『マッキントッシュ・ハイ』(幻冬舎 1997年 のち文庫)
- 『b.とその愛人』(実業之日本社 1997年1月)
- 『君たちは世界の新しい王様(僕らは嵐のなかで生まれた 2) 』(東京書籍 1997年11月)
- 『アップル・ジャム』(中央公論社 1997年7月)
- 『おはよう、ブルースマン。』 (TOKYO FM出版 1997年12月)
- 『ブリティッシュ・ロックへの旅』(東京書籍 1998年9月)
- 『自転車散歩の達人』(講談社 1999年9月)
- 『オーラが見える毎日 ソウルメイトの果てしない旅』(大和出版 1999年12月)
- 『日曜日のiMac』(企画室ゆう出版事業部 1999年5月)
- 『不良少年の文学』(中央公論新社 2000年7月)
- 『ジーンリッチの復讐』(メディアファクトリー 2001年9月)
- 『僕らに魔法をかけにやってきた自動車』(講談社 2001年9月)
- 『ジャガーに逢った日』(二玄社 2001年10月)
- 『ニュースキャスター』(幻冬舎 2001年1月 のち文庫)
- 『死ぬな、生きろ。 アイデンティティ・クライシス』(小学館 2002年7月)
- 『レンジローバーの大地』(二玄社 2002年7月)
- 『復活のZ』(二玄社 2002年11月)
- 『黒革と金の鈴』(ヘッドロック 2003年7月)
- 『歓喜の歌』(幻冬舎 2003年3月 のち文庫)
- 『新選組、敗れざる武士達』(ダイヤモンド社 2004年8月)
- 『幕末武士道、若きサムライ達』(ダイヤモンド社 2004年8月)
- 『希望のマッキントッシュ degital drag』(太田出版 2004年1月)
- 『イージー・ゴーイング 頑張りたくないあなたへ』(アメーバブックス 2005年7月)
- 『「書ける人」になるブログ文章教室』(ソフトバンク新書 2006年11月)
- 『夜の果物、金の菓子』(幻冬舎 2006年3月)
- 『ローリング・ストーンズ 伝説の目撃者たち』(アメーバブックス 2006年3月)
- 『「空海」の向こう側へ 現世を生き抜くための密教のすすめ』(ソフトバンク新書 2007年5月)
- 『幸福論 扉をひらく自分をひらく』(ダイヤモンド社 2007年11月)
- 『虹の橋 チャーコ』(小学館 2007年12月)
- 『虹の橋 キッド』(小学館 2007年12月)
- 『リアルファンタジア2012年以降の世界』(アメーバブックス新社 2008年11月)
- 『太宰治の女たち』 (幻冬舎新書 2009年11月)
- 『ここがロドスだ、ここで跳べ!』(アメーバブックス新社 2010年6月)
- 『人生の約束』(幻冬舎文庫 2015
- 『問題児 三木谷浩史の育ち方』幻冬舎, 2018.2
共著
- 『時には、ツイン・トリップ』 (香咲弥須子共著 冬樹社 1985年10月)
- 『セルフ・ポートレイト』(ジム・ファイル共著 角川書店 1988年6月 のち文庫)
- 『ローリング・ストーンズが大好きな僕たち』(鮎川誠共著 八曜社 1992年4月)
- 『運を良くする 王虎応の世界』(森田健共著 アメーバブックス新社 2009年3月)
- 『奇蹟が起きたパワースポット』(森田健共著 アメーバブックス新社 2010年9月)
翻訳
- ブライアン・プレストン『ポット・プラネット マリワナ・カルチャーをめぐる冒険』太田出版 2003.11
- ニック・ブロウンリー『大麻 聖なる植物』太田出版 2004.11
- テリー・タルノフ『アジアに堕ちた男 愛・と・ド・ラ・ッ・グ・を・め・ぐ・る・旅』太田出版 2007.2
- テリー・タルノフ『太陽が沈む前に』太田出版 2007.6
脚注
- ^ 日外アソシエーツ現代人物情報
外部リンク
- 「私」物語化計画
- 山川健一 (@Yamakawakenichi) - X(旧Twitter)
- 山川健一 essay イージー・ゴージング - Ameba Blog