「Southern All Stars (アルバム)」の版間の差分
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#: 楽器音が一切無く、全て桑田の声の多重録音と指打ち音で歌われている[[ア・カペラ]]の楽曲<ref name="big wave" />。クレジット上はメンバー全員がボーカルおよびコーラスとなっているが、実際はすべて桑田1人の声を重ねたものである<ref name="big wave" />。[[ミュージック・ビデオ|PV]]は製作されていないが、2003年の[[DVD-Video|DVD]]『[[Inside Outside U・M・I]]』にイメージビデオが収録された。 |
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#: この曲のアレンジ・タイトルは桑田と親交の深い[[山下達郎]]のサウンドトラック・アルバム『[[BIG WAVE (サウンドトラック) |BIG WAVE]]』への影響・オマージュである事が語られている<ref name="big wave">[https://getnews.jp/archives/628538 山下達郎の超名盤『Big Wave』が再発!サザン桑田にも影響与えた3つの大きな特徴とは?]ガジェット通信 2014年7月23日 2020年10月7日閲覧。</ref>。 |
#: この曲のアレンジ・タイトルは桑田と親交の深い[[山下達郎]]のサウンドトラック・アルバム『[[BIG WAVE (サウンドトラック) |BIG WAVE]]』への影響・オマージュである事が語られている<ref name="big wave">[https://getnews.jp/archives/628538 山下達郎の超名盤『Big Wave』が再発!サザン桑田にも影響与えた3つの大きな特徴とは?]ガジェット通信 2014年7月23日 2020年10月7日閲覧。</ref>。 |
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# '''YOU''' (4'31) |
# '''YOU''' (4'31) |
2021年5月20日 (木) 11:17時点における版
『Southern All Stars』 | ||||
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サザンオールスターズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1988年11月 - 1989年9月 VICTOR STUDIO MUSIC INN STUDIO | |||
ジャンル |
ロック R&B[1] AOR[2] 沖縄音楽[2] ジャズ[2] | |||
時間 | ||||
レーベル | タイシタレーベル | |||
プロデュース | サザンオールスターズ | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
サザンオールスターズ アルバム 年表 | ||||
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『Southern All Stars』収録のシングル | ||||
『Southern All Stars』(サザンオールスターズ)は、サザンオールスターズの9枚目のオリジナル・アルバム。1990年1月13日発売。発売元はタイシタレーベル。
また、公式サイトでは『SOUTHERN ALL STARS』という表記をされている[注 2]。
1998年5月22日、2008年12月3日にはCDとして再発売されている。2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている[4][5]。
背景・制作
前作のアルバムの『KAMAKURA』を最後に活動を休止したサザンが1988年の活動再開し、シングル4枚を経てリリースしたセルフタイトルアルバムである[2]。次作のアルバム『稲村ジェーン』とは同時に制作が行われた[6]。
本作はデビュー以降初めてサザン単独のセルフプロデュースとなったアルバムであるが、サポートメンバーとして、小林武史・門倉聡・松本晃彦・菅原弘明・藤井丈司らが参加している[2]。
リリース・アートワーク
本作は腕時計付の初回盤と通常盤がそれぞれリリースされている。なお、ビクター音楽産業の規格品番がアルバムではこの作品から新方式に改められ、初回盤の品番はVIZL-1、通常盤はCD・カセットテープ・LPの順にそれぞれVICL-1、VITL-1、VIJL-1となっている。ジャケットには2匹のカブトムシが写されている。
1998年の再発盤の初回限定盤は、オリジナルLP復刻ジャケット(いわゆる紙ジャケット)仕様で、山本晋也によるライナーノーツが封入されている。
再発売
プロモーション
発売に先駆け、新聞に収録曲の歌詞を載せた大きな広告を掲載したほか、東京・大阪の鉄道5路線に電車の車内吊り広告を、西武鉄道の全駅に1か月間ポスターを掲示するプロモーションを行った[7]。
受賞歴
- 第32回日本レコード大賞[8]
- 優秀アルバム賞
チャート成績
本作は累計119.3万枚(オリコン調べ)を売り上げて、自身としてはシングル・アルバム通して初となるオリコン集計でのミリオンセラーを記録した[9]。なお、このミリオン記録は初回盤(3,330円盤)と通常盤での合算であり、当時のオリコンチャートは品番の異なる同一作品でも別集計であったため、週間チャートでは別作品としてチャートインしていた[10]。
発売後1週間で、ビクターエンターテイメント発表の出荷枚数は140万枚に達した[7]。
収録曲
- シングル収録曲は各シングルで説明しているため、ここでは説明を省略する。
- フリフリ'65 (3'36)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ)
- 27枚目シングル。
- 愛は花のように (Olé!) (3'35)
- 悪魔の恋 (4'13)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:サザンオールスターズ)
- 歌詞は語感重視で、「稲村ジェーン」という言葉も登場。アルバム曲では最初に制作された楽曲である[11]。
- 忘れられた Big Wave (3'10)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 門倉聡)
- 桑田出演のリクルート『B-ing』CMソング。また、映画『稲村ジェーン』挿入歌。
- 「愛は花のように (Olé!)」と同様に『稲村ジェーン』のために制作された曲で、サウンドトラックにも収録されている[6]。
- 楽器音が一切無く、全て桑田の声の多重録音と指打ち音で歌われているア・カペラの楽曲[12]。クレジット上はメンバー全員がボーカルおよびコーラスとなっているが、実際はすべて桑田1人の声を重ねたものである[12]。PVは製作されていないが、2003年のDVD『Inside Outside U・M・I』にイメージビデオが収録された。
- この曲のアレンジ・タイトルは桑田と親交の深い山下達郎のサウンドトラック・アルバム『BIG WAVE』への影響・オマージュである事が語られている[12]。
- スティーブ・ジョブズが、2001年にシリコンバレーのApple本社で行ったiPodのプレゼンテーションにて、サラ・マクラクラン、ボブ・マーリー、ヨーヨーマ、ビートルズの楽曲に続けて「日本の曲をかけてみよう」と話し、この曲を流した。これは、ソニーのウォークマンを意識し、日本にも受け入れてもらいたいという、ジョブズの意向からと思われる[13]。
- ベストアルバム『海のYeah!!』『バラッド3 〜the album of LOVE〜』にも収録されている[14][15]。
- YOU (4'31)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:サザンオールスターズ)
- 桑田出演のNISSAY CMソング。
- ファンからの人気が高く、2008年のライブ『真夏の大感謝祭』でファンを対象に投票を募ったリクエストランキングで38位になり、同ライブの1曲目として歌われた[16]。
- ベストアルバム『海のYeah!!』にも収録されている[14]。
- ナチカサヌ恋歌 (4'20)
- OH, GIRL (悲しい胸のスクリーン) (3'57)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:サザンオールスターズ)
- 女性が男性を待つ光景が第三者の目線で描かれている[18]。
- 後に『バラッド3 〜the album of LOVE〜』にも収録された[15]。
- 女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ) (4'58)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/英語補作詞:Tommy Snyder/編曲:サザンオールスターズ & 門倉聡)
- 25枚目シングル。
- 政治家 (3'32)
- MARIKO (3'54)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ)
- さよならベイビー (4'54)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 門倉聡)
- 26枚目シングル。
- GORILLA (4'42)
- 逢いたくなった時に君はここにいない (4'40)
- (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ)
- 歌詞に「Ah」「Oh」以外の英語が一切登場せず、日本語で書かれている[19]。
- ファンからの人気が高く、2008年のライブ『真夏の大感謝祭』でファンを対象に投票を募ったリクエストランキングで21位になった[16]。
- 後に中村雅俊がアルバム「WITHOUT YOU」でカバーした[20]。
- 『バラッド3 〜the album of LOVE〜』にも収録された[15]。
参加ミュージシャン
- 桑田佳祐 - ボーカル(#1 - 5, 7 - 13)、バック・ボーカル(#1 - 13)
- 大森隆志 - ギター(#1 - 3, 5 - 13)、バック・ボーカル(#1 - 13)
- 原由子 - キーボード(#1 - 3, 5 - 13)、ボーカル(#6)
- 関口和之 - ベース(#1 - 3, 5 - 13)、バック・ボーカル(#1 - 13)
- 松田弘 - ドラムス(#1 - 3, 5 - 13)、バック・ボーカル
- 野沢秀行 - パーカッション(#1 - 3, 5 - 13)、バック・ボーカル(#1 - 13)
- 小林武史 - キーボード
- 門倉聡 - キーボード
- 松本晃彦 - キーボード
- 菅原弘明 - シンセサイザー, コンピュータ・オペレーション
- 藤井丈司 - シンセサイザー & コンピュータ・オペレーション
- 梅崎俊春 - シンセサイザー & コンピュータ・オペレーション
- 小林武史 by the courtesy of MIDI Inc.
Guest Musicians
- 愛は花のように (Olé!)
- 北村健太 - パーカッション
- 小倉博和 - アコースティック・ギター
- Luis Sartor - バック・ボーカル
- 悪魔の恋
- 八木のぶお - ハーモニカ
- ナチカサヌ恋歌
- 古我知よしあき - Okinawa Instruments & Ohayashi
- 新城久美 - Okinawa Instruments & Ohayashi
- 神山静子 - Okinawa Instruments & Ohayashi
- 政治家
- Tommy Snyder - バック・ボーカル
脚注
注釈
出典
- ^ 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』(2019年)リットーミュージック出版 p148
- ^ a b c d e f g 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』(2019年)リットーミュージック出版 p120-121
- ^ The Record vol.442 p4 日本レコード協会 2020年10月22日閲覧
- ^ サザン、全266曲を世界111ヶ国で配信 オリコン 2014年12月17日配信, 2020年6月4日閲覧
- ^ サザン関連全972曲 サブスク一斉解禁 メンバーソロ曲も対象に オリコン 2019年12月20日配信, 2019年12月20日閲覧
- ^ a b c 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』(2019年)リットーミュージック出版 p57-58
- ^ a b 「レコードも大宣伝時代 車内ポスターやTV広告、ファッション性重視」『朝日新聞』1990年2月15日付夕刊、17頁。
- ^ 第32回日本レコード大賞 日本作曲家協会 2020年10月28日閲覧
- ^ サザンオールスターズ 売上別TOP10&主な記録 オリコン 2015年1月22日閲覧
- ^ 【オリコン】サザンオールスターズ、40周年アルバムが首位 キャリア40年以上の国内グループ史上初 オリコン 2018年8月7日閲覧。
- ^ SWITCH Vol.31 No.8 Southern All Stars [僕らのサザン、みんなのサザン] p49より。
- ^ a b c 山下達郎の超名盤『Big Wave』が再発!サザン桑田にも影響与えた3つの大きな特徴とは?ガジェット通信 2014年7月23日 2020年10月7日閲覧。
- ^ サザンのiTunes全曲配信は音楽シーンに何をもたらす? 関係者・識者が語る「266曲」のインパクト - リアルサウンド、2014年12月24日、2016年3月13日閲覧。
- ^ a b サザンオールスターズ - 海のYeah!!SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE
- ^ a b c サザンオールスターズ - バラッド3〜the album of LOVE〜SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE
- ^ a b 2008年のライブ・ビデオ『真夏の大感謝祭 LIVE』初回限定盤封入 BONUS DVD “-サザン'08「夏」ドキュメント- 完全版 + I AM YOUR SINGER MOVIE”より。
- ^ a b 『ただの歌詩じゃねえかこんなもん'84-'90』P197、新潮社、1990年
- ^ 【楽曲すべてが泣ける】サザンオールスターズの珠玉のバラード20選 AWA 2019年12月27日配信 2020年10月21日閲覧。
- ^ サザンオールスターズ - 逢いたくなった時に君はここにいないSOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE
- ^ 中村雅俊 逢いたくなった時に君はここにいないレコチョク 2021年5月3日閲覧
外部リンク
- SOUTHERN ALL STARS - SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE