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'''Power Macintosh 8500'''(120MHzモデルは、ヨーロッパでのPower Macintosh 8515としても知られている)は、1995年から1997年まで[[Apple]]が設計、製造、販売していた[[Macintosh]]シリーズ。上位機種として商品化されたPower Macintosh 8500は交換可能なドーターカードを利用した最初のMacintoshの1つだった。第1世代の8500は、132MHzのPower Macintosh 9500よりも低速だが、9500にはないオーディオおよびSビデオ/コンポジットビデオ入出力ポートを備えていた。8500は、640×480ドットのA/V入出力を搭載した最初のパーソナルコンピュータだったが、1995年に製造されたHDDでは、その解像度でビデオをキャプチャするために必要な18MB/秒の帯域がなかった。しかも、8500の内蔵する[[Small_Computer_System_Interface#規格の基本|SCSI-2]]の最大帯域は10MB/秒であった<ref>[https://www.apple.com/jp/support/datasheet/desktop/PM8500.html Power Macintosh 8500/120]</ref>。 |
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Power Macintosh x500シリーズの他のモデルと同じように、8500は数度の高速化モデルチェンジを経た。 最初は120MHzのPowerPC 604 CPUを搭載し、後で同じチップの132MHzモデルや150MHzモデルが発売され<ref>[https://www.apple.com/jp/support/datasheet/desktop/pm8500_132-150.html Power Macintosh 8500/132・8500/150の特徴]</ref>、最後のモデルではPowerPC 604e/180MHzに達した<ref>[https://support.apple.com/kb/SP389?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP Power Macintosh 8500/180 - 技術仕様]</ref><ref>[http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961014/apple.htm アップル、Power Macintoshの新製品5モデルを発表] PC Watch 1996年10月14日</ref>。その後は、1997年2月にPower Macintosh 8600に引き継がれた。 |
Power Macintosh x500シリーズの他のモデルと同じように、8500は数度の高速化モデルチェンジを経た。 最初は120MHzのPowerPC 604 CPUを搭載し、後で同じチップの132MHzモデルや150MHzモデルが発売され<ref>[https://www.apple.com/jp/support/datasheet/desktop/pm8500_132-150.html Power Macintosh 8500/132・8500/150の特徴]</ref>、最後のモデルではPowerPC 604e/180MHzに達した<ref>[https://support.apple.com/kb/SP389?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP Power Macintosh 8500/180 - 技術仕様]</ref><ref>[http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961014/apple.htm アップル、Power Macintoshの新製品5モデルを発表] PC Watch 1996年10月14日</ref>。その後は、1997年2月にPower Macintosh 8600に引き継がれた。 |
2021年5月20日 (木) 12:55時点における版
発売日 | 1995年8月8日 |
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販売終了日 | 1997年2月17日 |
OS | 漢字Talk 7.5.2–7.6.1, 8.0–8.6, 9.0–9.1 |
CPU | PowerPC 604, PowerPC 604e @ 120, 132, 150, 180 MHz |
メモリ | 16 MiB, 公式512 MiB (Apple), 1024 MiB (非公式), (70 ns 168-pin FPM or EDO DIMM) |
Power Macintosh 8500(120MHzモデルは、ヨーロッパでのPower Macintosh 8515としても知られている)は、1995年から1997年までAppleが設計、製造、販売していたMacintoshシリーズ。上位機種として商品化されたPower Macintosh 8500は交換可能なドーターカードを利用した最初のMacintoshの1つだった。第1世代の8500は、132MHzのPower Macintosh 9500よりも低速だが、9500にはないオーディオおよびSビデオ/コンポジットビデオ入出力ポートを備えていた。8500は、640×480ドットのA/V入出力を搭載した最初のパーソナルコンピュータだったが、1995年に製造されたHDDでは、その解像度でビデオをキャプチャするために必要な18MB/秒の帯域がなかった。しかも、8500の内蔵するSCSI-2の最大帯域は10MB/秒であった[1]。
Power Macintosh x500シリーズの他のモデルと同じように、8500は数度の高速化モデルチェンジを経た。 最初は120MHzのPowerPC 604 CPUを搭載し、後で同じチップの132MHzモデルや150MHzモデルが発売され[2]、最後のモデルではPowerPC 604e/180MHzに達した[3][4]。その後は、1997年2月にPower Macintosh 8600に引き継がれた。
仕様
- CPU: PowerPC 604, PowerPC 604e
- CPU 速度: 120, 132, 150, 180MHz
- FPU: 統合
- Data Path: 64ビット
- ROM: 4MiB Old World ROM
- RAM種類: 168pin DRAM DIMM(装着は同じ形式で同容量のものをペアで使用)
- 最低RAM速度: 70ns
- 初期搭載RAM: 16MBまたは32MB
- RAM Slots: 8
- 最大RAM: 512MB(アップルの公式メモリ量)
- Level 2 Cache: 256KB
- VRAM: 2MB DRAM、最大4MBまで拡張可能
- 最大解像度: 1280x1024 、32,768色(VRAM容量4MB時)
- Slots: PCIスロット x 3
- フロッピードライブ: 1.44MB SuperDrive
- 光学ドライブ: 4x または 8x CD-ROM(内蔵 50-pin SCSI)
- ハードディスク: 1.2GB または 2GB(内蔵 50-pin SCSI)
- イーサネット: 10Base-TおよびAAUI-15 Ethernetポート×各1(どちらか片方のみ使用可能)
- ADB: 1
- シリアル: 2(GeoPortとLocalTalkに対応)
- SCSI: DB-25(5MB/s)および内部フラットケーブル用50-pin(10MB/s)
- ビデオ出力: DB-15ビデオポート
- コンポジットビデオ入出力用ポート×各1
- Sビデオ入出力ポート×各1
- オーディオ入出力: 各2(L/R)
- スピーカー: モノラル
- 消費電力: 340ワット(連続使用時), 520W(ピーク時)
- 重量: 12.7kg
- 外形寸法: 355.6mm H x 196mm W x 400mm D
- 最初のOS: 漢字Talk 7.5.2
- 最終対応OS: Mac OS 9.1
- 発売: 1995年8月(120MHz版)
- 販売終了: 1997年2月(180MHz版)
出典
- ^ Power Macintosh 8500/120
- ^ Power Macintosh 8500/132・8500/150の特徴
- ^ Power Macintosh 8500/180 - 技術仕様
- ^ アップル、Power Macintoshの新製品5モデルを発表 PC Watch 1996年10月14日
外部リンク
- “祝 Macintosh 30周年!! CPUを容易に換装できた第2世代Power Mac|Mac”. 週刊アスキー. (2014年2月6日)