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「USBインプリメンターズ・フォーラム」の版間の差分

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'''USBインプリメンターズ・フォーラム''' ({{lang-en-short|USB Implementers Forum}})は、[[ユニバーサル・シリアル・バス]]の促進を目的として創設された[[非営利団体]]である。主な事業はUSBや[[Wireless USB]]、[[USB On-The-Go]]の促進や、USB規格の仕様策定である。
'''USBインプリメンターズ・フォーラム''' ({{lang-en-short|USB Implementers Forum}})は、[[ユニバーサル・シリアル・バス]]の促進を目的として創設された[[非営利団体]]である。主な事業はUSBや[[Wireless USB]]、[[USB On-The-Go]]の促進や、USB規格の仕様策定である。


1995年にUSBを開発した企業集団で創設された<ref name="members" />。現在では[[ヒューレット・パッカード]]や[[日本電気]]、[[マイクロソフト]]、[[アップル (企業)|アップル]]、[[インテル]]などが加入している。
1995年にUSBを開発した企業集団で創設された<ref name="members" />。現在では[[ヒューレット・パッカード]]や[[日本電気]]、[[マイクロソフト]]、[[Apple]]、[[インテル]]などが加入している。


USB-IFの運営委員会は
USB-IFの運営委員会は
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2014年、USB-IFは新しい端子規格である「[[USB Type-C]]」を発表した。最大100Wまでの電力供給を可能にするUSB Power Deliveryと10Gbpsの転送に対応している<ref>{{Cite web|url=http://www.usb.org/press/USB_Type-C_Specification_Announcement_Final.pdf|title=USB 3.0 Promoter Group Announces USB Type-C Connector Ready for Production|last=|first=|date=|website=|accessdate=2019-2-15}}</ref>。
2014年、USB-IFは新しい端子規格である「[[USB Type-C]]」を発表した。最大100Wまでの電力供給を可能にするUSB Power Deliveryと10Gbpsの転送に対応している<ref>{{Cite web|url=http://www.usb.org/press/USB_Type-C_Specification_Announcement_Final.pdf|title=USB 3.0 Promoter Group Announces USB Type-C Connector Ready for Production|last=|first=|date=|website=|accessdate=2019-2-15}}</ref>。


[[取締役会]]は[[アップル (企業)|アップル]]、[[HP Inc.]]、[[インテル]]、[[マイクロソフト]]、[[ルネサスエレクトロニクス]]、[[STマイクロエレクトロニクス]]、そして[[テキサス・インスツルメンツ]]<ref name="990-2015" /> で構成される。
[[取締役会]]は[[Apple]]、[[HP Inc.]]、[[インテル]]、[[マイクロソフト]]、[[ルネサスエレクトロニクス]]、[[STマイクロエレクトロニクス]]、そして[[テキサス・インスツルメンツ]]<ref name="990-2015" /> で構成される。


== ベンダーIDの取得 ==
== ベンダーIDの取得 ==

2021年5月20日 (木) 13:02時点における版

USBインプリメンターズ・フォーラム
略称 USB-IF
設立 1995[1]
93-1296452[2]
法的地位 501(c)(6) 専門団体[2]
本部 Beaverton, Oregon, U.S.[2]
座標 北緯45度29分31秒 西経122度49分58秒 / 北緯45.492060度 西経122.832878度 / 45.492060; -122.832878座標: 北緯45度29分31秒 西経122度49分58秒 / 北緯45.492060度 西経122.832878度 / 45.492060; -122.832878
会長最高執行責任者 Jeff Ravencraft[3]
収入(2015年)
$4,789,113[2]
費用(2015年)
$4,579,090[2]
従業員数(2015年)
0[2]
ボランティア数(2015年)
57[2]
ウェブサイト www.usb.org
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USBインプリメンターズ・フォーラム (: USB Implementers Forum)は、ユニバーサル・シリアル・バスの促進を目的として創設された非営利団体である。主な事業はUSBやWireless USBUSB On-The-Goの促進や、USB規格の仕様策定である。

1995年にUSBを開発した企業集団で創設された[1]。現在ではヒューレット・パッカード日本電気マイクロソフトAppleインテルなどが加入している。

USB-IFの運営委員会は

  • Device Working Group
  • Compliance Committee
  • Marketing Committee
  • On-The-Go Working Group

で構成される。

USB-IFのウェブサイトでは、開発者に無料で掲示板や資料を提供しているが、参加するためには団体に所属する企業に勤めるか会員として登録する必要がある。掲示板ではUSBに関連するハードウェアやソフトウェアの開発のための相談に限られており、エンドユーザーが使うことはできない。

2014年、USB-IFは新しい端子規格である「USB Type-C」を発表した。最大100Wまでの電力供給を可能にするUSB Power Deliveryと10Gbpsの転送に対応している[4]

取締役会AppleHP Inc.インテルマイクロソフトルネサスエレクトロニクスSTマイクロエレクトロニクス、そしてテキサス・インスツルメンツ[2] で構成される。

ベンダーIDの取得

ベンダーIDはUSB-IFからの認証を得るために必要であり、USB-IFは製品の製造元にベンダーIDを発行する責任を持っている。発行にかかる費用は5,000米ドルである。また、認定済みのデバイスであることを示すために商標付きのUSBのロゴを使用すると、2年間で3,500米ドルのライセンス料が必要になる[5]。ただし一部の半導体メーカーは、開発や試験をしたり、10,000個以下ほどの限定的な製造を行いたい開発者に対して、無料や低価格で自社のベンダーIDを提供している。このうち無料で提供している代表的な企業は以下のとおりである。

他にも、オープンソースコミュニティの多くの会員が、オープンソースハードウェアの計画で用いるベンダーIDに0xF055の使用を促進している。このベンダーIDは2015年10月の時点でどの会社にも登録されていないが、現時点でUSB-IFはオープンソースでの利用を目的として確保しているとは発表していない[14]

関連項目

脚注

外部リンク