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「Clubhouse (アプリケーション)」の版間の差分

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Clubhouseを開発したのは、元[[Google]]社員のポール・ダヴィソンとローハン・セスで、[[2020年]]2月に「アルファエクスプロレーション(Alpha Exploration)」を共同で創業<ref name=itmedia210201b>{{Cite web |date = 2021-2-1 |url = https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2102/01/news101.html |title = 文字ではなく“声“で人間味のある交流を Clubhouseが生まれたワケ |publisher = [[ITmedia#Webサイト|ITmedia]] |accessdate = 2021-2-1}}</ref>。[[上海]]の中国企業「Agora(アゴラ・声網)」社から[[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]の提供受けて<ref name="36Kr">{{Cite web |url=https://36kr.jp/116907/ |title=「Clubhouse」に音声技術提供、中国「Agora」の株価が高騰、IM系API大手も買収 |publisher=36Kr Japan |date=2021/2/4 |accessdate=2021/2/17 }}</ref>、同アプリケーションを開発した。ダヴィソンは[[サンフランシスコ]]出身の企業家で、セスは[[シリコンバレー]]で働く連続起業家(シリアルアントレプレナー)であった。
Clubhouseを開発したのは、元[[Google]]社員のポール・ダヴィソンとローハン・セスで、[[2020年]]2月に「アルファエクスプロレーション(Alpha Exploration)」を共同で創業<ref name=itmedia210201b>{{Cite web |date = 2021-2-1 |url = https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2102/01/news101.html |title = 文字ではなく“声“で人間味のある交流を Clubhouseが生まれたワケ |publisher = [[ITmedia#Webサイト|ITmedia]] |accessdate = 2021-2-1}}</ref>。[[上海]]の中国企業「Agora(アゴラ・声網)」社から[[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]の提供受けて<ref name="36Kr">{{Cite web |url=https://36kr.jp/116907/ |title=「Clubhouse」に音声技術提供、中国「Agora」の株価が高騰、IM系API大手も買収 |publisher=36Kr Japan |date=2021/2/4 |accessdate=2021/2/17 }}</ref>、同アプリケーションを開発した。ダヴィソンは[[サンフランシスコ]]出身の企業家で、セスは[[シリコンバレー]]で働く連続起業家(シリアルアントレプレナー)であった。


Clubhouseは2020年4月からサービスを開始した<ref>{{cite web |last1=Burch |first1=Sean |title=Behind Clubhouse, the Invite-Only App Connecting Hollywood and Silicon Valley During the Pandemic |url=https://www.thewrap.com/behind-clubhouse-the-invite-only-app-connecting-hollywood-and-silicon-valley-during-the-pandemic/#:~:text=Since%20launching%20in%20April%2C%20the,valuing%20Clubhouse%20at%20%24100%20million. |website=The Wrap |access-date=2021-01-10 |archive-date=2021-01-18 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210118154343/https://www.thewrap.com/behind-clubhouse-the-invite-only-app-connecting-hollywood-and-silicon-valley-during-the-pandemic/#:~:text=Since%20launching%20in%20April%2C%20the,valuing%20Clubhouse%20at%20%24100%20million. |url-status=live }}</ref>。ローンチ後、[[アップル (企業)|Apple]]のテストフライトサイトにて、同年4月から8月位迄の間に5000人限定のサービスで開始され<ref name="COURRiER_Japon">{{Cite web |date = 2021-1-30 |url = https://courrier.jp/news/archives/230756/ |title = 限定5000人の枠は初日で埋まった Clubhouseを最初に使った日本人起業家に聞く「初期の熱狂」と「日本で流行るまで」 |publisher = [[クーリエ・ジャポン|COURRiER Japon]] |accessdate = 2021-1-30}}</ref>、元[[ソフトバンクグループジャパン|ソフトバンク]]社員で、起業家として[[サンフランシスコ・ベイエリア]]でRemotehour創業した山田俊輔がデイビソンから人づてにリンクが届いた日本人として同アプリの使用の始祖とされ<ref name = "ITmedia_1">{{Cite web |date = 2021-3-20 |url = https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/19/news167.html |title = Clubhouseは日本でどのように広がった? Twitterとの意外な共通点も |publisher = [[ITmedia#Webサイト|ITmedia]] |accessdate = 2021-3-20}}</ref>、この時点でもInvite(招待)枠を募るDMが寄せられたとしている<ref name="NJTown">{{YouTube|oOMN89VhQWc|「clubhouse」シリコンバレーから日本の始祖とミッチリ聞いた}}</ref>。その後、同年8月以降にAppleのアメリカ合衆国向けの[[App Store]]に登録された<ref name="NJTown" />
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このアプリは[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の世界的流行]]の初期に人気を博し、特に2020年5月に[[ベンチャー]]企業[[アンドリーセン・ホロウィッツ]]から1,200万ドルのシリーズA投資(1,000万ドルの自己資本と200万ドルの既存株式の購入)を受けた後に、さらに人気を博した<ref>{{Cite web|last=Konrad|first=Alex|title=Andreessen Horowitz Wins VC Sweepstakes To Back Clubhouse, Voice App Still In Beta, At $100 Million Valuation|url=https://www.forbes.com/sites/alexkonrad/2020/05/15/andreessen-horowitz-wins-vc-sweepstakes-to-back-clubhouse-voice-app/|access-date=2021-01-06|website=Forbes|language=en|archive-date=2020-12-30|archive-url=https://web.archive.org/web/20201230023452/https://www.forbes.com/sites/alexkonrad/2020/05/15/andreessen-horowitz-wins-vc-sweepstakes-to-back-clubhouse-voice-app/|url-status=live}}</ref><ref>{{Cite news|last=Griffith|first=Erin|last2=Lorenz|first2=Taylor|date=2020-05-19|title=The Hot New Thing in Clubby Silicon Valley? An App Called Clubhouse|language=en-US|work=The New York Times|url=https://www.nytimes.com/2020/05/19/technology/clubby-silicon-valley-app-clubhouse.html|access-date=2021-01-06|issn=0362-4331|archive-date=2021-01-08|archive-url=https://web.archive.org/web/20210108011523/https://www.nytimes.com/2020/05/19/technology/clubby-silicon-valley-app-clubhouse.html|url-status=live}}</ref>。
このアプリは[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の世界的流行]]の初期に人気を博し、特に2020年5月に[[ベンチャー]]企業[[アンドリーセン・ホロウィッツ]]から1,200万ドルのシリーズA投資(1,000万ドルの自己資本と200万ドルの既存株式の購入)を受けた後に、さらに人気を博した<ref>{{Cite web|last=Konrad|first=Alex|title=Andreessen Horowitz Wins VC Sweepstakes To Back Clubhouse, Voice App Still In Beta, At $100 Million Valuation|url=https://www.forbes.com/sites/alexkonrad/2020/05/15/andreessen-horowitz-wins-vc-sweepstakes-to-back-clubhouse-voice-app/|access-date=2021-01-06|website=Forbes|language=en|archive-date=2020-12-30|archive-url=https://web.archive.org/web/20201230023452/https://www.forbes.com/sites/alexkonrad/2020/05/15/andreessen-horowitz-wins-vc-sweepstakes-to-back-clubhouse-voice-app/|url-status=live}}</ref><ref>{{Cite news|last=Griffith|first=Erin|last2=Lorenz|first2=Taylor|date=2020-05-19|title=The Hot New Thing in Clubby Silicon Valley? An App Called Clubhouse|language=en-US|work=The New York Times|url=https://www.nytimes.com/2020/05/19/technology/clubby-silicon-valley-app-clubhouse.html|access-date=2021-01-06|issn=0362-4331|archive-date=2021-01-08|archive-url=https://web.archive.org/web/20210108011523/https://www.nytimes.com/2020/05/19/technology/clubby-silicon-valley-app-clubhouse.html|url-status=live}}</ref>。

2021年5月20日 (木) 22:39時点における版

Clubhouse
作者 ポール・デイヴィソン、ローハン・セス[1]
開発元 Alpha Exploration Co.
初版 2020年4月 (4年前) (2020-04)
対応OS iOS
Android
公式サイト www.clubhouse.com ウィキデータを編集
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Clubhouse(クラブハウス)は、アメリカ合衆国企業であるアルファ・エクスプロレーションが開発している招待制の音声SNSアプリケーション[2]

沿革

Clubhouseを開発したのは、元Google社員のポール・ダヴィソンとローハン・セスで、2020年2月に「アルファエクスプロレーション(Alpha Exploration)」を共同で創業[3]上海の中国企業「Agora(アゴラ・声網)」社からAPIの提供受けて[4]、同アプリケーションを開発した。ダヴィソンはサンフランシスコ出身の企業家で、セスはシリコンバレーで働く連続起業家(シリアルアントレプレナー)であった。

Clubhouseは2020年4月からサービスを開始した[5]。ローンチ後、Appleのテストフライトサイトにて、同年4月から8月位迄の間に5000人限定のサービスで開始され[6]、元ソフトバンク社員で、起業家としてサンフランシスコ・ベイエリアでRemotehour創業した山田俊輔がデイビソンから人づてにリンクが届いた日本人として同アプリの使用の始祖とされ[7]、この時点でもInvite(招待)枠を募るDMが寄せられたとしている[8]。その後、同年8月以降にAppleのアメリカ合衆国向けのApp Storeに登録された[8]

このアプリは新型コロナウイルス感染症の世界的流行の初期に人気を博し、特に2020年5月にベンチャー企業アンドリーセン・ホロウィッツから1,200万ドルのシリーズA投資(1,000万ドルの自己資本と200万ドルの既存株式の購入)を受けた後に、さらに人気を博した[9][10]

2021年4月時点でβ版のためiOSのみの対応していたが、同年5月2日、Android用アプリのβテストを開始した[11]IT批評家尾原和啓がClubhouse創業者のトークルームで確認した情報として、機種依存のテスト完了後、同年5月から8月の内に正式リリース予定であると発信しており[12]、翌週5月9日に合衆国向けにβ版を公開した[13]。そのまた、翌週の同月16日付けで全世界向けに拡大する事を発表し[14]、日本国内でも同月18日からリリースされた[15]

アプリの登録者数は60万人で、招待制を継続している[16]。また週間のユニークユーザーは200万人以上となっている[17]

日本

前述の山田俊輔が2020年12月中旬に突然、Clubhouse運営側からInvite枠を20枠付与された為、同じくベイエリアでホテルを賃貸できるサービス「Anyplace」をローンチした起業家である内藤聡を最初に招待し、その後ベイエリアで起業してる日本人10名をInviteした。その後、事業の資金調達の為日本に帰国した内藤に相談を持ち掛け、日本国内で著名な起業家にInvite枠を招待しようと某議を図った[18]

その為、ITサービスに感度が高い、メルカリの代表取締役社長である山田進太郎CAMPFIREのCEOである家入一真、CAMPFIREのインターン経験者でネットショップ作成サービス企業のBASE株式会社のCEOである鶴岡裕太をInviteした。この契機に家入、鶴岡経由にて芸能人や芸能マネジメント業界の人間に浸透して行き、芸能人の始祖は小嶋陽菜(タレント、元AKB48)とされており[19]、アメリカ合衆国内と同様に各界の著名人が続々とサービス利用を開始し、山田はメルカリ周辺の人間に浸透して行った[18]

その後、2021年1月23日より日本国内向けのβ版の運用が開始され、日本語のオープンルームが徐々に開設されて行き、鶴岡のツイートにIT業界の人間が呼応して以降[20]、スタートアップ時からインターフェース日本語に対応いない状態にも係らず、爆発的なユーザー数の伸びを見せており、1月28日にはAppStoreの「無料アプリ」ランキングのトップになった[17]。また、前述のリリースに伴い、日本語版の公式Twitterアカウントも開始され[21]、 日本のAndroidユーザー向けにClubhouse公式として2日渡ってイベントを開催し[22]、アプリケーションアイコンの歴代キャラクターであるアクセル・マンスールとドリュー・カタオカが参加した。

LINEリサーチが同年1月30日から5回に渡り「Clubhouse」に関する調査の実施し、日本全国の15歳から59歳の男女1050前後サンプルの内「認知しているが、登録して無い」と回答したユーザーは1回目は全体の17%であったが、3回目は60%迄増加し、5回目では約70%にまで浸透した[23]。しかし、サービスの継続利用について10代、20代が減少し、30代の利用意向者が増加している結果となったが[24]、その後の調査では2、30代の利用率が向上した結果が算出され、興味のジャンルも変化している[23]

中華人民共和国

2021年2月8日中国でClubhouseが利用できなくなった。台湾香港などの政治的問題、ウイグル自治区チベット自治区などの人権問題が自由に議論されており、これを危惧した中国政府が他のSNSと同様に規制したとみられる[25][26]

特徴

「世界中の人が気軽に話し合える場所を提供する」をコンセプトに、友人や見知らぬ人とラジオのような会話を楽しんだり[27]、気軽に飛び入りで参加したりができるサービスとなっている[28]。アプリには、多様なトピックに関する会話、トークショー、音楽、ネットワーキング、デート、パフォーマンス、政治的な議論など、様々なクラブやバーチャルルームが用意されている[16]

アイコン

Clubhouseアプリのアイコンは実在する人物から選定されており、ローンチ以後は青年男性ばかり選出され、6代目の人物は東海岸でジャズギタリスト・アーティストとして活動している、ボマーニX[29]、2021年2月8日以降の7代目はシンガーソングライターのアクセル・マンスールであった。同年4月26日にローンチされたバージョン0.1.33アップデート版での8代目アプリアイコンキャラクターは、初の女性である日系アメリカ人水墨画アーティストであるドリュー・カタオカ英語版が選出された[30][31][32]

利用規約

利用規約では、18歳以上であり、かつ本名(実名)を登録することが義務付けられている[33]芸能人著名人などに限り芸名を追記できる。知的財産権などを侵害するコンテンツは配信禁止。「ルーム」内での会話の記録は録音だけでなく書き起こしやメモも禁止で、どうしても記録したい場合は全員に書面で許可を取る必要がある。いやがらせ差別脅迫行為、ポルノなど公序良俗に反する行為は禁止等が書かれている[34]

機能

マネタライズ

2021年4月5日付の同社ブログにてStripeのオンライン決済ツールを用いた、「Clubhouse Payments」を発表[35]

「Payments」の送金は機能を使用したいユーザーが初回にクレジットカードデビットカードを登録して、全ユーザー利用出来る[36]。しかし、受取りについては小規模なテストグループを対象に提供開始して、段階的にユーザーの拡大する予定である[37]。送金額は全額クリエイターに渡り、送金側はカード決済手数料がかかる。この手数料は、Stripeに直接支払われ、Clubhouseは間接的にも受け取らないと表明している。

廃止予定

招待制

CEOであるポール・ダヴィソンは「わたしたちはできるだけ早く、全ての人々にオープンにするために取り組んでいます」と招待制をなくす趣旨をCNBCで語っている[38]

評価

ソーシャル・デザイン・エージェンシーのサラ・サラヴィッツは「これほど中毒性があり、急進的なアプリには出会ったことがない」と表現し、物議を醸した[39]。自由に話せるゆえに、発言が過激になったり、内輪のノリが起きやすいという構造上の問題点も挙げられている[40]

セキュリティやプライバシー

2021年2月2日、独ハンブルクのデータ保護当局はクラブハウスの個人情報の扱いに関して、個人情報の収集方法や録音データの扱いなど複数の問題があると指摘する文書を公表した[41]

2月15日、Clubhouseは上海のソフトウェアプロバイダーAgora社のAPIを使用しているが、スタンフォード大学はClubhouseのデータの一部がAgora社からアクセスできる可能性があること指摘した[42]。こうした指摘について運営は中国国内のサーバーに情報を送信しないように、サードパーティーの企業に依頼し暗号化措置を追加しセキュリティ強化は72時間ほどで完了すると発表した[43]

規約違反

Youtubeに違法アップロードなど規約違反のユーザーが出てきており問題になっている。

海外

反ユダヤ主義同性愛嫌悪トランスジェンダー嫌悪、女性差別ミソジニー)、人種差別などヘイトスピーチの拡散に利用されており、さらにアプリ側の対応が不十分であると多数の専門家やジャーナリストから指摘されている[44][45][46]。ただし、Clubhouseには通報機能が備えられており、運営側が一定期間音声を録音しているため、通報があった場合は規約違反をしていないか確認できるようになっている。

日本

前述の日本導入以後、FOMO(Fear Of Missing Out)が指摘される事例や[47]、招待枠をフリマアプリなどで高値で出品するケースも出現した[48]メルカリなどで不正に招待枠の権利売買がされているが、招待には電話番号が必ず必要なため問題となっている[48]

また、2021年2月上旬に藤田ニコルモデルタレント)のトークルーム内で池田美優(モデル)等との会話を写真週刊誌FLASH」2021年2月23日号にて再構成したコタツ記事を出稿し[49]、その後ニコルが自身のTwitterアカウントのツイートでClubhouseの規約で禁じられている書き起こしの記事化に疑義を呈し、反駁した事[50][51]により、スポーツ紙のコタツ記事化に拍車を掛け[52]、結果としてTwitterユーザーからのリプライの内容がバッシングへ曲解された事を、自身のラジオ番組である『アットホームpresents 藤田ニコルのあしたはにちようび』(TBSラジオ)2021年2月13日放送分にて告白している[53]

その他に、元旧皇族家系の作家実業家でもある竹田恒泰が同年1月31日からアプリの使用を開始したが、中国の項目にある記述の様にウィグル人の人権弾圧を行う習近平国家主席党総書記)の批判を連呼したら、2月18日にアカウント凍結された事を明かしている[54][55][56]


脚注

  1. ^ Subair”. Vogue UK. 2021年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
  2. ^ 音声SNSのClubhouse、拡大続く 招待制巡り詐欺も”. 日本経済新聞 (2021年2月6日). 2021年2月11日閲覧。
  3. ^ 文字ではなく“声“で人間味のある交流を Clubhouseが生まれたワケ”. ITmedia (2021年2月1日). 2021年2月1日閲覧。
  4. ^ 「Clubhouse」に音声技術提供、中国「Agora」の株価が高騰、IM系API大手も買収”. 36Kr Japan (2021年2月4日). 2021年2月17日閲覧。
  5. ^ Behind Clubhouse, the Invite-Only App Connecting Hollywood and Silicon Valley During the Pandemic”. The Wrap. 2021年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
  6. ^ 限定5000人の枠は初日で埋まった Clubhouseを最初に使った日本人起業家に聞く「初期の熱狂」と「日本で流行るまで」”. COURRiER Japon (2021年1月30日). 2021年1月30日閲覧。
  7. ^ Clubhouseは日本でどのように広がった? Twitterとの意外な共通点も”. ITmedia (2021年3月20日). 2021年3月20日閲覧。
  8. ^ a b 「clubhouse」シリコンバレーから日本の始祖とミッチリ聞いた - YouTube
  9. ^ Konrad, Alex. “Andreessen Horowitz Wins VC Sweepstakes To Back Clubhouse, Voice App Still In Beta, At $100 Million Valuation” (英語). Forbes. 2020年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月6日閲覧。
  10. ^ Griffith, Erin; Lorenz, Taylor (2020年5月19日). “The Hot New Thing in Clubby Silicon Valley? An App Called Clubhouse” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. オリジナルの2021年1月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210108011523/https://www.nytimes.com/2020/05/19/technology/clubby-silicon-valley-app-clubhouse.html 2021年1月6日閲覧。 
  11. ^ ClubhouseがいよいよAndroidアプリの外部テストを開始”. TechCrunch Japan (2021年5月4日). 2021年5月4日閲覧。
  12. ^ kazobaraのツイート(1388990493502017538)
  13. ^ Clubhouse、Androidに対応。アプリ提供開始”. Impress Watch (2021年5月10日). 2021年5月10日閲覧。
  14. ^ Clubhouseが全世界でAndroidアプリを提供、日本では5月18日から”. TechCrunch Japan (2021年5月17日). 2021年5月17日閲覧。
  15. ^ ClubhouseのAndroid版、日本では19日から提供開始”. Impress Watch (2021年5月18日). 2021年5月18日閲覧。
  16. ^ a b Lorenz, Taylor (2020年12月23日). “Clubhouse Makes Way for Influencers” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210105054933/https://www.nytimes.com/2020/12/23/style/clubhouse-app-influencers.html 2021年1月6日閲覧。 
  17. ^ a b 無料アプリトップに躍り出た「Clubhouse」、ブームは一過性?──今後の成長の鍵を識者に聞く”. DIAMOND SIGNAL (2021年1月29日). 2021年2月3日閲覧。
  18. ^ a b Clubhouseは日本でどのように広がった? Twitterとの意外な共通点も”. ITmedia (2021年3月20日). 2021年3月20日閲覧。
  19. ^ “芸能人の急速なClubhouse離れの背景 “クローズド”だからこそ、より資質が問われる場に”. ORICON NEWS. (2021年3月9日). https://www.oricon.co.jp/special/56010/ 2021年3月9日閲覧。 
  20. ^ 0Q7のツイート(1353177356135849984)
  21. ^ ClubhouseJPのツイート(1394686875961634817)
  22. ^ ClubhouseJPのツイート(1394850362163712000)
  23. ^ a b 話題の音声SNS「Clubhouse」。熱狂的ブームもひと段落?”. LINEアンケート by LINEリサーチ(LINE) (2021年4月5日). 2021年4月5日閲覧。
  24. ^ 「Clubhouse」認知の上昇は緩やかに。利用者が興味のあるルームジャンルは「知識・教養・教育」”. LINEアンケート by LINEリサーチ(LINE) (2021年2月16日). 2021年2月22日閲覧。
  25. ^ “音声SNSのクラブハウス、中国で利用規制か”. 日本経済新聞. (2021年2月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM08BGA0Y1A200C2000000/l 2021年2月9日閲覧。 
  26. ^ “中国政府、「クラブハウス」規制か 台湾などの議論警戒”. 朝日新聞東京本社. (2021年2月9日). https://www.asahi.com/articles/ASP293J1TP29ULFA008.html 2021年2月9日閲覧。 
  27. ^ 「Clubhouseがわからないので…」招待不要のアプリを3日で開発! 投稿主を取材 【ABEMA TIMES】”. ABEMA TIMES. 2021年2月20日閲覧。
  28. ^ 株式会社インプレス (2021年2月12日). “話題の招待制SNS「Clubhouse」の気軽さが生み出すオンライン音声コミュニケーションの魅力”. INTERNET Watch. 2021年2月22日閲覧。
  29. ^ 音声SNS「Clubhouse」 謎のアイコンは誰?”. テレ朝NEWS (2021年2月6日). 2021年2月20日閲覧。
  30. ^ Clubhouse Selects Asian American Artist And Activist Drue Kataoka As Its Latest Icon”. Forbes (2021年4月25日). 2021年5月1日閲覧。
  31. ^ DrueKataokaのツイート(1386603013456896001)
  32. ^ “クラブハウスの新しい顔に選ばれた「カタオカさん」の行動から、私たちが学ぶべきこと”. 徳力基彦(Yahoo!ニュース 個人). (2021年5月3日). https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20210503-00235902/ 2021年5月3日閲覧。 
  33. ^ Clubhouseの規約をチェック 実名を使用、音声は記録されている”. ITmedia NEWS (2021年2月1日). 2021年2月1日閲覧。
  34. ^ 中毒者が続出の「クラブハウス」に潜む大問題”. 東洋経済 (2021年2月6日). 2021年2月8日閲覧。
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  37. ^ Clubhouseがクリエイター支援のための投げ銭機能をテスト開始”. TechCrunch Japan (2021年4月5日). 2021年4月5日閲覧。
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  40. ^ 「Clubhouse(クラブハウス)」が広まっている理由とは。新しいSNSは「不安の時代」に生まれる”. ハフポスト (2021年1月31日). 2021年2月1日閲覧。
  41. ^ 「クラブハウス」運営側は録音 急拡大の音声SNS”. 日本経済新聞 (2021年2月14日). 2021年2月14日閲覧。
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  44. ^ Hyped audio-networking app Clubhouse thrives in Germany”. DW.COM (2021年1月20日). 2021年1月28日閲覧。
  45. ^ 「Clubhouse(クラブハウス)」とは? 音声SNSが人気沸騰。アメリカではヘイトスピーチを懸念する声も”. ハフポスト (2021年1月28日). 2021年1月28日閲覧。
  46. ^ 音声SNS「Clubhouse」で起きた女性への中傷を巡る激論と、プラットフォームの責務”. WIRED (2021年1月29日). 2021年2月1日閲覧。
  47. ^ 注目の音声SNS「Clubhouse」の問題・課題を考える”. 塚越健司(Yahoo!ニュース 個人) (2021年1月30日). 2021年2月1日閲覧。
  48. ^ a b 話題の音声SNS「Clubhouse」は日本でも流行する? 専門家が語る“招待枠”をフリマ購入しない方がいいワケ”. FNNプライムオンライン (2021年1月29日). 2021年2月1日閲覧。
  49. ^ “話題のSNS「クラブハウス」に集う芸能人…藤田ニコルは大胆発言「みちょぱの裸が見たい」”. Smart FLASH(FLASH) 2021年2月23日号. (2021年2月10日). https://smart-flash.jp/entame/131628 2021年2月10日閲覧。 
  50. ^ 0220nicoleのツイート(1358653152048807936)
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  52. ^ “藤田ニコル「週刊誌にイラ」クラブハウス記事化で”. 日刊スポーツ. (2021年2月8日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202102080000489.html 2021年2月10日閲覧。 
  53. ^ “藤田ニコル「なんか辛くなりました…」クラブハウスの記事化に〝警鐘〟も逆にバッシング浴びる”. 東京スポーツ. (2021年2月13日). https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2752650/ 2021年2月13日閲覧。 
  54. ^ takenomaのツイート(1355787785609695233)
  55. ^ takenomaのツイート(1362385268959977473)
  56. ^ 竹田恒泰さん「clubhouseのアカウント凍結された」「習近平がジェノサイドをしていると連呼したのがまずかったかね」ツイートし話題に”. ガジェット通信 (2021年2月20日). 2021年2月20日閲覧。

関連項目

  • Twitter※当該アプリと類似機能である「Spaces」をローンチ。また、「Spaces」ローンチの過程で当該アプリを買収する意向を持っていた
  • Facebook※当該アプリと類似機能である「Live Audio Rooms」をローンチ。
  • Reddit※当該アプリと類似機能である「Reddit Talk」をローンチ。
  • インスタントメッセンジャー
  • mixi※かつて招待制を採用していたSNS

外部リンク