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2021年5月20日 (木) 22:41時点における版
概要
様式 | サンセリフ |
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分類 | グロテスク・サンセリフ |
デザイナー | スーザン・ケア |
制作会社 | アップルコンピュータ |
発表年月日 | 1984年 |
ベース書体 | ヘルベチカ |
Geneva はスーザン・ケアがアップルコンピュータ・Macintoshのためにデザインした、グロテスク・サンセリフ書体である。
歴史
以前はSystemと呼ばれた旧Mac OSの時代から2020年のmacOS 11に至るまで、継続してMacintoshのオペレーティングシステムに搭載されている最も古いフォントの一つ。オリジナルのバージョンはビットマップフォントだったが、後にクリス・ホルムズとチャールズ・ビゲロウが手掛けたTrueType版のアウトラインフォントが作成された[1]。
TrueType版はやや形状が異なるが、Genevaは元々ライノタイプが開発した著名なヘルベチカ書体を再設計したものである。
初期のMacintoshのフォントにはみな都市名がつけられていたが[2]、Genevaはスイス第二の都市ジュネーブにちなむ。オリジナルのヘルベチカ書体をデザインしたマックス・ミーディンガーはスイス人で、ヘルベチカはスイスのラテン語名によるものである。
特徴
ビットマップ版の外観はサイズによって異なっており、低解像度ディスプレイでの視認性を高めるため、小さいサイズでは、小文字のi、j、lは上部にセリフがあり、小文字のyは平行で、大文字のMの中央の角の位置はかなり高く、3は上部がフラットであった。フォントのサイズを大きくすると、これらの文字はセリフ無しの形状で表示された。
Mac OS 8.5以降のビットマップ版では、小文字のi、j、lのセリフが削除され、小文字のyはTrueType版のように角度がついたものになったが、3の頂部はフラットのままであった。ビットマップ版は現在のTerminalでも利用可能。
現在のGenevaには、ネオグロテスクの書体としては珍しく基本的な合字のセットと、古風な"long s"と"R rotunda"が含まれている。
Genevaはアップル製品のみに搭載され他のプラットフォームでは使用できないが、類似のフォントにはVerdana、Microsoft Sans Serif、Arialなどがある。
1992年の携帯情報端末、Apple NewtonにはGenevaの派生フォント「Simple」が搭載されていた。
脚注
- ^ “Notes on Apple 4 Fonts” (PDF) (1991年3月15日). 2020年12月20日閲覧。
- ^ appletechlab. “MacintoshとLisaのFont 秘話”. appletechlab.jp. 2020年12月19日閲覧。
関連項目
- Osaka (書体) - 英数文字部分にGenevaが用いられた日本語書体
参考文献
- ウィキメディア・コモンズには、Geneva (書体)に関するカテゴリがあります。
- レボリューション・イン・ザ・バレー[1]
- ^ アンディ・ハーツフェルト『レボリューション・イン・ザ・バレー』オライリー・ジャパン、2005年9月25日、173頁。