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[[スタンフォード大学]]にて[[記号論]]および[[コンピュータサイエンス]]の修士号を取得。アップルの他の多くの主要技術陣と同じく[[NeXT]]出身のソフトウェアエンジニアで、1997年にはアップルによる同社買収を経て、Mac OS Xの[[Aqua (コンピュータ)|Aqua]][[ユーザインタフェース]]のデザイン・開発を担当。2006年に[[アビー・テバニアン]]が退社したことに伴い、[[Mac OS X v10.5]]の開発責任者を務める<ref>[http://www.wired.com/2012/10/scott-forstall-apple-legacy/ Why Apple (and You) Might Miss Scott Forstall] - [[WIRED (雑誌)|Wired]]</ref>。2008年6月の[[Worldwide Developers Conference|WWDC]]の3日前に上級副社長に就任し、iOSプラットフォーム開発の中心人物となっていた。
[[スタンフォード大学]]にて[[記号論]]および[[コンピュータサイエンス]]の修士号を取得。アップルの他の多くの主要技術陣と同じく[[NeXT]]出身のソフトウェアエンジニアで、1997年にはアップルによる同社買収を経て、Mac OS Xの[[Aqua (コンピュータ)|Aqua]][[ユーザインタフェース]]のデザイン・開発を担当。2006年に[[アビー・テバニアン]]が退社したことに伴い、[[Mac OS X v10.5]]の開発責任者を務める<ref>[http://www.wired.com/2012/10/scott-forstall-apple-legacy/ Why Apple (and You) Might Miss Scott Forstall] - [[WIRED (雑誌)|Wired]]</ref>。2008年6月の[[Worldwide Developers Conference|WWDC]]の3日前に上級副社長に就任し、iOSプラットフォーム開発の中心人物となっていた。


2011年10月に[[スティーブ・ジョブズ]]が死去して以降は同社幹部との確執が表面化し、[[マップ (アップル)#批判|地図問題]]<ref>[http://www.apple.com/jp/letter-from-tim-cook-on-maps/ A letter from Tim Cook in Maps]</ref>がきっかけとなって辞職に追い込まれた<ref>{{cite web|title=アップルの地図ソフト担当幹部が退職 謝罪の手紙への署名拒否が原因|url=http://jp.wsj.com/public/page/0_0_WJPP_7000-538738.html|publisher=WSJ日本版|accessdate=2012-10-30|date=2012-10-30}}</ref>。
2011年10月に[[スティーブ・ジョブズ]]が死去して以降は同社幹部との確執が表面化し、[[マップ (Apple)#批判|地図問題]]<ref>[http://www.apple.com/jp/letter-from-tim-cook-on-maps/ A letter from Tim Cook in Maps]</ref>がきっかけとなって辞職に追い込まれた<ref>{{cite web|title=アップルの地図ソフト担当幹部が退職 謝罪の手紙への署名拒否が原因|url=http://jp.wsj.com/public/page/0_0_WJPP_7000-538738.html|publisher=WSJ日本版|accessdate=2012-10-30|date=2012-10-30}}</ref>。


2012年10月29日付けで引き継ぎのためにCEOの[[ティム・クック]]のアドバイザーとなり、2013年にアップルを離れることが発表された<ref>{{cite web|title=Apple、ハードウェア、ソフトウェア、サービス間の協力を推進するための組織変更を発表|url=http://www.apple.com/jp/pr/library/2012/10/29Apple-Announces-Changes-to-Increase-Collaboration-Across-Hardware-Software-Services.html|publisher=Apple Inc.|accessdate=2012-10-30|date=2012-10-30}}</ref>。後任として、Mac OS X担当だった[[クレイグ・フェデリギ]]がiOS担当も兼任することとなった。
2012年10月29日付けで引き継ぎのためにCEOの[[ティム・クック]]のアドバイザーとなり、2013年にアップルを離れることが発表された<ref>{{cite web|title=Apple、ハードウェア、ソフトウェア、サービス間の協力を推進するための組織変更を発表|url=http://www.apple.com/jp/pr/library/2012/10/29Apple-Announces-Changes-to-Increase-Collaboration-Across-Hardware-Software-Services.html|publisher=Apple Inc.|accessdate=2012-10-30|date=2012-10-30}}</ref>。後任として、Mac OS X担当だった[[クレイグ・フェデリギ]]がiOS担当も兼任することとなった。

2021年5月20日 (木) 22:46時点における版

スコット・フォーストール
生誕 ワシントン州
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身校 スタンフォード大学(学士、修士号)
職業 エンジニア、プロデューサー、投資家、慈善活動家
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スコット・フォーストール(Scott Forstall, 1969年 - )は、Appleの前iOS担当上級副社長。

経歴

スタンフォード大学にて記号論およびコンピュータサイエンスの修士号を取得。アップルの他の多くの主要技術陣と同じくNeXT出身のソフトウェアエンジニアで、1997年にはアップルによる同社買収を経て、Mac OS XのAquaユーザインタフェースのデザイン・開発を担当。2006年にアビー・テバニアンが退社したことに伴い、Mac OS X v10.5の開発責任者を務める[1]。2008年6月のWWDCの3日前に上級副社長に就任し、iOSプラットフォーム開発の中心人物となっていた。

2011年10月にスティーブ・ジョブズが死去して以降は同社幹部との確執が表面化し、地図問題[2]がきっかけとなって辞職に追い込まれた[3]

2012年10月29日付けで引き継ぎのためにCEOのティム・クックのアドバイザーとなり、2013年にアップルを離れることが発表された[4]。後任として、Mac OS X担当だったクレイグ・フェデリギがiOS担当も兼任することとなった。

2015年にはブロードウェイ・ミュージカルプロデューサーを務め[5]、プロデュースした作品がトニー賞を受賞している[6]

特徴

スコットが担当したiPhoneOS 1.0からiOS 6までは立体的であり、現実世界の物質をアイコンなどに表現したリッチデザインスキューモーフィズムデザインが特徴である。また、スコット曰く「スキューモーフィズムデザインのiOSへの採用はジョブズ自らが強く提唱したもの」で、「Mac OS Xをベースに、説明書を読む必要も無く簡単に操作できるようにデザインした」という[7]

脚注

外部リンク

ビジネス
先代
バートランド・サーレイ
アップルソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長
2008 - 2012
次代
クレイグ・フェデリギ