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『'''餓狼 MARK OF THE WOLVES'''』(がろう マーク オブ ザ ウルヴス)は[[1999年]]に[[SNK (1978年設立の企業)|SNK(旧社、以下「旧SNK」と記す)]]が発売した2D対戦型格闘ゲーム。略称は『'''餓狼MOW'''』『'''MOW'''』など。キャラクターイラストは[[せんのあき|TONKO]]が担当した。[[Multi Video System|MVS]](1999年11月26日登場)の容量は706[[メガ]]。家庭用[[ネオジオ]]版は688[[メガ]](容量圧縮による)。
『'''餓狼 MARK OF THE WOLVES'''』(がろう マーク オブ ザ ウルヴス)は[[1999年]]に[[SNK (1978年設立の企業)|SNK(旧社、以下「旧SNK」と記す)]]が発売した2D対戦型格闘ゲーム。略称は『'''餓狼MOW'''』『'''MOW'''』など。キャラクターイラストは[[せんのあき|TONKO]]が担当した。[[Multi Video System|MVS]](1999年11月26日登場)の容量は706[[メガ]]。家庭用[[ネオジオ]]版は688[[メガ]](容量圧縮による)。


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== 概要 ==
== 概要 ==

2021年5月20日 (木) 23:18時点における版

餓狼 MARK OF THE WOLVES
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケード (MVS)
ネオジオ
ドリームキャスト
PlayStation 2
Xbox 360(XBLA)
iOS
Android
PlayStation 3(GA)
PlayStation 4
PlayStation Vita
Microsoft Windows(Steam)
Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox OneアケアカNEOGEO
開発元 SNK
発売元 SNK(PS2版を除く)
SNKプレイモア(PS2,360,GA)
人数 1 - 2人
メディア カートリッジ(AC/ネオジオ)
GD-ROM1枚(DC)
DVD-ROM1枚(PS2)
XBLA(360)
発売日 1999年11月26日(AC)
2000年2月25日(NG)
2001年9月27日(DC)
2005年6月30日(PS2)
2009年6月24日(360)
2015年2月19日(iOS,Android)
2015年6月17日(PS3)
2016年12月7日(PS4,PSVita,STEAM)
2017年5月11日(Switch)
2018年8月16日(PS4アケアカNEOGEO,XB1)
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン
暴力(PS2,360,GA)
デバイス 1レバー+4ボタン
テンプレートを表示

餓狼 MARK OF THE WOLVES』(がろう マーク オブ ザ ウルヴス)は1999年SNK(旧社、以下「旧SNK」と記す)が発売した2D対戦型格闘ゲーム。略称は『餓狼MOW』『MOW』など。キャラクターイラストはTONKOが担当した。MVS(1999年11月26日登場)の容量は706メガ。家庭用ネオジオ版は688メガ(容量圧縮による)。

2001年9月27日ドリームキャスト版が発売され、これが旧SNKが発売した最後の他社プラットフォーム向けの家庭用ソフトとなった。その後、版権を受け継いだSNKプレイモアから2005年6月30日に『ネオジオオンラインコレクション』第一弾として、CEROレーティング12歳以上対象のPlayStation 2版が発売された(マルチマッチングBB対応、2015年6月17日からはPS2アーカイブスで配信開始)。また、ネオジオスティック2(餓狼MOWバージョン)付きの限定版も発売された。2009年6月24日Xbox 360XBLA版が配信。2015年2月19日スマートフォンiOS/Android)版が配信。2016年12月7日PlayStation 4PlayStation VitaSteam版(Windows Vista以降対応、Steam版は英語版・音声のみ日本語[1][2])、アケアカNEOGEO版では2017年5月11日Nintendo Switch版が、2018年8月16日にPlayStation 4版とXbox One版がそれぞれ配信された。

概要

リアルバウト餓狼伝説』(以下、RB)から10年後の世界が舞台であり(厳密には、RBと本作の間に、家庭用オリジナル作品である『リアルバウト餓狼伝説スペシャル ドミネイテッドマインド』がストーリー上に入る)、現時点では『餓狼伝説』シリーズ最終作。新たな主人公としてギース・ハワードの息子であるロック・ハワードが登場。前作『リアルバウト餓狼伝説2』から続投しているキャラクターは旧主人公のテリー・ボガードのみになっている。

システム

1レバー+4ボタン(A:弱パンチ、B:弱キック、C:強パンチ、D:強キック)で操作[3]

ラインシステム
『餓狼伝説』シリーズの特徴だった複ラインシステムが削除され、1ラインとなった。
ジャストディフェンス
攻撃を受ける直前にガードすると硬直が少なくなり、体力が若干回復する(回復量は、その時に受けた相手の技の攻撃力によって変化する)。ジャストディフェンス中にコマンド入力することでジャストディフェンスをキャンセルして必殺技で反撃できる「ガードキャンセル」がある。また、ジャストディフェンスに成功することで、蓄積していたガードクラッシュ値を減らすこともできる。
T.O.P.
体力ゲージの3つに区切られたうちの一部分をT.O.P.エリアとして事前に選択し、残量がT.O.P.エリア内の間、以下の特典が発生する。
  • 攻撃力が上がる。
  • 「T.O.P.アタック」と呼ばれる技が使用可能になる。
  • 体力が徐々に回復する。
  • 対CPU戦時、T.O.P.状態中は技を相手に当てた時に入る得点が2倍になる。
家庭用では範囲を狭くする(=体力ゲージを5つや15に分けてその中から選択する)代わりに攻撃力上昇効果を上げることも可能。
避け攻撃
上段避け攻撃と下段避け攻撃があり、名前に対応した技はその部分の食らい判定が無くなる。上段避け攻撃は旧シリーズの避け攻撃を受け継いだもので、対して下段避け攻撃は大部分のキャラクターのものが小さく飛びながらの攻撃になっている。
ブレーキング
特定の必殺技のモーションを中断して隙を減らす。対応技は隙の大きい対空系の必殺技が多く、ヒット後に追撃することによるダメージアップや隙を消しての攻勢継続に使われる。
フェイント
必殺技を出すフリをする。必殺技同様通常技からキャンセルでき、隙を軽減できる組み合わせも存在する。
特殊挑発
お遊びの要素として、対戦相手をKOしてから勝利ポーズに入るまでにレバー前か後と同時にスタートボタンを押すと専用の挑発動作が出る。
連勝ハンディキャップ
対人戦で10連勝するとハンディキャップを背負うこととなる。また10連勝ごとにハンデの負荷は増えるだけなく、重ね掛けされていく。内容は以下の通りだが、基板の設定によって無効にすることもできる。
  • 10連勝…チャンピオン側の挑発で相手のゲージが溜まる(挑発の持続に応じて増加)
  • 20連勝…挑戦者側が毎ラウンド、パワーゲージがMAXでスタート
  • 30連勝…挑戦者側のパワーゲージが自動で回復する
  • 40連勝…挑戦者側のパワーゲージ増加量が倍になる
  • 50連勝…挑戦者側が常にT.O.P.状態になる

登場キャラクター

テリー以外は全員新規のキャラクターで、本作のキャラクターは後に『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズなどの外部作品にもたびたび登場している。なお、グラントとカインはボスキャラクターとして登場しているが、プレイヤーキャラクターとしても使用可能(アーケード版ではルーレットやコマンド入力、家庭用では最初から使用可能)。

ロック・ハワードRock Howard
- 竹本英史
本作の主人公で、ギース・ハワードの忘れ形見。テリーが育てたため、ギースの技とテリーの技を使うことができる。母を見捨てたギースのことは嫌っている。
ギースの死から10年後、ロックにキング・オブ・ファイターズの招待状が届く。そこには「優勝すれば自分の母について『ある事』を教える」と書いてあった。ロックはキング・オブ・ファイターズに出場することを決める。
テリー・ボガードTerry Bogard
声 - 橋本さとし
ギース亡き後の大会の裏を探るべく、キング・オブ・ファイターズに参加する。
『餓狼伝説』シリーズの登場人物の中で唯一の皆勤賞。
キム・ドンファンKim Dong Hwan
声 - 橋本潤
キム・カッファンの長男。真面目な父や弟と違い、軟派な性格。修行をサボってナンパに行くことが趣味で、そのたびに父や弟から呆れられているが実力は全盛期の父を凌ぐとも言われている。弟とは違い、自己流にアレンジした技を使い、必殺技にはを伴う。
キム・ジェイフンKim Jae Hoon
声 - 浅川博貴
キム・カッファンの次男。父と同じく誠実な性格で、悪を許さない正義漢。基本的に父の技を引き継いでいるが、必殺技にはを伴う。
双葉ほたるHotaru Futaba
声 - 堀江ゆき
テンのイトカツとともに行方不明の父と兄を探す中国拳法使いの少女。兄に似た人物が大会に参加しているという噂を聞き、飛び入り参加した。
牙刀Gato
声 - 石井康嗣
母を死に追いやった父を倒すべく技を磨く、非情なる中国拳法使い。大会の優勝は二次的な目的に過ぎず、真の目的は究極の拳法を完成させることにある。
実はほたるの兄だが、牙刀自身はその事実を頑なに否定している。
マルコ・ロドリゲス / クシュヌード・バット[Marco Rodriguez / Khushnood Butt
声 - 花田光
極限流空手道場に道場破りとして挑みリョウ・サカザキに大敗したあと、極限流空手の奥深さを知り、その強さに憧れ入門。現在は師範クラス。
保守的なモラリストだが、どこか間の抜けた発言が目立つ。グリフォンマスクを珍しい鳥と勘違いして、彼の怒りを買う。
日本国外版では名前が「Khushnood Butt」に変更されている。
北斗丸Hokutomaru
声 - 竹内順子
不知火流忍術を使う元気な少年。アンディ・ボガードの弟子。
B.ジェニーB. Jenet
声 - 斉藤レイ
大会主催者のお宝を手に入れようとする義賊集団の海賊リーリンナイツの艦長。実はイギリスの名家バーン家の令嬢で、本名はジェニー・バーン。作中の勝利メッセージで、テリーが初恋の相手だということが判明。
フリーマン[Freeman
声 - や乃えいじ
闘いに生き、悦楽を求める自由な男。戦いの相手を自身で殺すことを「召される」と呼ぶ危険な男。ケビンの親友を殺した張本人。朱色に染まった長髪で表情は覗えない。
技名が全て実在するヘヴィーメタルバンドの名前やそのジャンルの楽曲のタイトルに由来している。
グリフォンマスク / ティゾック(チソク)[The Griffon / Tizoc
声 - 花田光
子供たちのヒーローとして活躍する正統派の覆面レスラー。ある男に敗北するまでは無敵を誇っていた。
プロレスラーらしく、多数の投げ技を持つ。「T.O.P.アタック」の「グリドロスーパーキック」は、グラントの技と並んでガードクラッシュ値が最も高い技。レバー2回転コマンドの投げ技「ビッグフォールグリフォン」は全キャラクター中で屈指の威力。
日本国外版での名前は「Tizoc」(アステカの王に由来)。
ケビン・ライアンKevin Rian
声 - 北沢洋
SWATに属する陽気な警察官。親友を殺した男を捜すため、親友の息子マーキー(声:竹内順子)と一緒に旅をする。テリーのことを親友を殺した犯人と勘違いして戦いを挑むなど、早とちりな一面もある。ブルー・マリー(本名:マリー・ライアン)の親戚でもある。
持ち技に打撃で爆発を起こすものが多い。
グラント[Grant
声 - 北沢洋
本作の中ボス。暗黒空手の使い手で、仮面を付けた巨漢。親友であるカインの出世を妬んだ組織の幹部に銃撃され、その弾丸が摘出されずに体の中にある。カインを守るため、残り少ない命を授けて戦いに赴く。本名はアベル・キャメロン[4]
カイン・R・ハインラインKain R. Heinlein
声 - 橋本潤
本作の最終ボス。ギースの妻の弟(ロックの叔父)にあたる青年で、暗黒真空拳の使い手。ロックに母の秘密を教えるという手紙を送った。
対CPU戦にてグラント戦に勝つまでコンティニューなしでゲームを進め、なおかつグラント戦までの全戦のファイティングレベルが平均で「AAA」ランク以上に達していると、グラント撃破後に最後の相手として登場する。勝利すると真のエンディングを見ることができる。

開発

『リアルバウト餓狼伝説』でキャラクターの性能が大味になってしまったと感じていた黒木信幸は、同作のような大雑把な作り方では良くないと考え、本作ではデザインの面も含めてきちんと作ろうと考えた[5]

また、これまでのシリーズにおいて、ひげ面の男性キャラクターか筋肉質な男性キャラクターが多数を占めていたことが問題視され、ロック・ハワードをはじめとする美形のキャラクターが取り入れられた[5]。加えて、本作の開発当時は「萌え」という言葉が一般的になり出していたため、萌えを意識したキャラクターとして双葉ほたるを登場させた[5]

本作の続編の開発も進められていたが、開発の途中で旧SNKが経営難に陥り2001年10月をもって倒産しため、お蔵入りとなった[5]。本作の版権は当時は旧SNKの系列会社だったプレイモア(後のSNKプレイモア。現在の二代目SNK)に引き継がれた。

サウンドトラック

脚注

  1. ^ Steam:GAROU: MARK OF THE WOLVES”. store.steampowered.com. 2019年10月6日閲覧。
  2. ^ Inc, Aetas. “PC向け「餓狼 MARK OF THE WOLVES」の配信がSteamで本日スタート。NEOGEO版を完全移植し,オンライン対戦にも対応”. www.4gamer.net. 2019年10月6日閲覧。
  3. ^ 餓狼 MARK OF THE WOLVES 解説書. SNK. (2000年2月25日) 
  4. ^ 餓狼 MARK OF THE WOLVES公式サイト Back Story 1
  5. ^ a b c d リプ斉トン (2018年8月24日). “『餓狼MOW』には幻の『2』があった!? SNKスタッフが『KOF』や『メタルスラッグ』などNEOGEO mini収録タイトルの思い出を語る”. ファミ通. エンターブレイン. 2019年8月11日閲覧。

関連項目

外部リンク