コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ピットフォール」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
101行目: 101行目:
*[[ピットフォールGB]](1998年) - [[ゲームボーイカラー]]用、原題『Pitfall 3D: Beyond the Jungle』
*[[ピットフォールGB]](1998年) - [[ゲームボーイカラー]]用、原題『Pitfall 3D: Beyond the Jungle』
*[[ピットフォール ザ・ロスト・エクスペディション]](2004年) - PlayStation 2/[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]/[[ニンテンドーゲームキューブ]]/ゲームボーイアドバンス用、原題『[[:en:Pitfall: The Lost Expedition|Pitfall: The Lost Expedition]]』
*[[ピットフォール ザ・ロスト・エクスペディション]](2004年) - PlayStation 2/[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]/[[ニンテンドーゲームキューブ]]/ゲームボーイアドバンス用、原題『[[:en:Pitfall: The Lost Expedition|Pitfall: The Lost Expedition]]』
*ピットフォール(2012年) - [[iOS (アップル)|iOS]]/[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]用 … 3Dリメイク版
*ピットフォール(2012年) - [[IOS (Apple)|iOS]]/[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]用 … 3Dリメイク版


== 脚注・出典 ==
== 脚注・出典 ==

2021年5月20日 (木) 23:46時点における版

ピットフォール
ジャンル アクションゲーム
対応機種 Atari 2600
開発元 アクティビジョン
発売元 アクティビジョン
デザイナー デヴィッド・クレーン
人数 1人
メディア ロムカセット
発売日 アメリカ合衆国 198204201982年4月20日
その他 型式:AX-018
テンプレートを表示

ピットフォール』 (Pitfall!) は1982年米国アクティビジョン社から発売されたAtari 2600アクションゲーム

主人公の探検家ハリー(Pitfall Harry)を操作してさまざまな障害物を乗り越え、制限時間内に財宝を集めるアクションゲーム。舞台はジャングル、視点2Dサイドビューで、スクロールはせず主人公が画面端に達すると次の画面に切り替わる。操作はレバーによる左右移動とハシゴ昇降、ボタンによるジャンプのみで、敵を攻撃することはできない。

本作はAtari 2600のキラーソフトのひとつであり、ファミリーコンピュータ用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』(1985年)が登場するまで世界で最も売れたアクションゲームであった。売り上げ本数は400万本を超え、Atari 2600用ゲームの売り上げとしてはパックマンの700万本に次ぐ第2位となっている[1][2]。多くの機種に移植され、米国においてはいまだ知名度が高く、2000年代以降も同名のシリーズ作が作られている。

開発

背景

本作の開発者であるデヴィッド・クレーンがアタリに在籍していたころ、創業者のノーラン・ブッシュネルが退社するという出来事が発生する[3]。これによりデベロッパの待遇が悪化し、クレーンもまた経営陣と対立した末にアタリを去り、史上初のサードパーティーとなるアクティビジョンを立ち上げる[3]

企画・開発

クレーンはAtari2600用ソフトの多くが戦車や飛行機などを主題にしていたことに気づき、キャラクターを人間にして動きをつけることを思い立つ[3]。 彼は、方眼紙にゲームのメイン画面を描きながらイメージを膨らませ、10分足らずで本作の企画書を描き上げる[3]。 そして、彼は一人でゲームを作り上げ、エミュレータもデバッグツールも自作した[3]。 本作のプラットフォームであるAtari2600のメインメモリは128バイト、プログラムカセットの容量も4キロバイトしかなく、必要メモリ数の節約に知恵を絞った[3]。 それでも、主人公であるハリーは頭・胴体・足に3色を割り振った[3]。 当初、本作は『ジャングルランナー』という題名で発売される予定だったが、マーケティングスタッフから反対意見が出、最終的には落とし穴を意味する「ピットフォール」に落ち着いた[3]

ストーリー

ピットフォール3D

地球とは違う次元。シェンラックという街に住むモク族。その平和な街が、災いの化身と呼ばれる”スカージ”という人物に支配された。スカージの使う”レッド・ルーセンス”というエネルギーに対抗するには、”ブルー・ルーセンス”だけだった。スカージの地球侵略を阻止するため、族長の娘”ミラ”はブルー・ルーセンスを見つけられる冒険家を探していた。そんな時に出会ったのが、ハリー・ジュニアだった。それが冒険の始まりだった。[4]

他機種版

キャプション
No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 Pitfall! アメリカ合衆国 1982年
インテレビジョン アクティビジョン アクティビジョン ロムカセット M-002-03
2 Pitfall! ヨーロッパ 1983年
日本 1984年
MSX アクティビジョン ヨーロッパ アクティビジョン
日本 ポニーキャニオン
384キロビットロムカセット 日本 R48X5501
3 Pitfall! アメリカ合衆国 1983年
コレコビジョン アクティビジョン アクティビジョン ロムカセット - -
4 Pitfall! アメリカ合衆国 1984年
Atari 5200
Atari 8ビット・コンピュータ
コモドール64
アクティビジョン アクティビジョン ロムカセット A52:FZ-004 -
5 Activision's Atari 2600 Classics アメリカ合衆国 199401011994年1月1日
Windows アクティビジョン アクティビジョン CD-ROM -   -
6 Atari 2600 Action Pack アメリカ合衆国 199504041995年4月4日
Windows アクティビジョン アクティビジョン CD-ROM - -
7 A Collection of Activision Classic Games
for the Atari 2600
アメリカ合衆国 199809301998年9月30日
PlayStation アクティビジョン アクティビジョン CD-ROM SLUS-00777  -
8 Activision Anthology アメリカ合衆国 200211192002年11月19日
ヨーロッパ 2003年
PlayStation 2 Barking Lizards
Contraband
アクティビジョン DVD-ROM|アメリカ合衆国 SLUS-20588
ヨーロッパ SLES-51313
-
9 Activision Anthology: Remix Edition アメリカ合衆国 200310062003年10月6日
Windows MumboJumbo アクティビジョン CD-ROM - -
10 Activision Anthology アメリカ合衆国 200312082003年12月8日
ゲームボーイアドバンス Aspyr アクティビジョン ロムカセット AGB-BAVE-USA -
11 Activision Hits Remixed アメリカ合衆国 200611082006年11月8日
ヨーロッパ 200702092007年2月9日
オーストラリア 200702142007年2月14日
PlayStation Portable Digital Eclipse アクティビジョン UMD アメリカ合衆国 ULUS-10186
ヨーロッパ ULES-00640
オーストラリア ULES-00640
-

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム5/5stars (A26)[5]
4.5/5stars (IV)[6]
Arcade Express8/10点 (A26)[7]
EFCG4/4点 (A26)[8]
Your Commodore3/5stars (C64)[9]
Popular Computing Weekly3/5stars (C64)[9]

続編・リメイク

脚注・出典

  1. ^ 最も売れたコンピュータゲーム一覧#Atari_2600参照。
  2. ^ Top 10 Best-Selling Atari 2600 Games - Retro Feature at IGN
  3. ^ a b c d e f g h 【GDC2011】伝説の開発者が語る『ピットフォール!』誕生秘話”. インサイド (2011年3月6日). 2020年4月28日閲覧。
  4. ^ 週刊ファミ通 No.511. 株式会社アスキー. (1998年10月2日 1998). pp. 206,207, 
  5. ^ Marriott, Scott Alan. “Pitfall! - Review”. Allgame. December 10, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。March 30, 2015閲覧。
  6. ^ Pitfall! for Intellivision (1982) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年2月15日閲覧。
  7. ^ “The Hotseat: Reviews of New Products”. Arcade Express 1 (2): 6–7 [6]. (August 30, 1982). http://www.digitpress.com/library/newsletters/arcadeexpress/arcade_express_v1n2.pdf February 3, 2012閲覧。. 
  8. ^ Pitfall! for Atari 2600 (1982) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年2月15日閲覧。
  9. ^ a b Pitfall! for Commodore 64 (1984) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年2月15日閲覧。

外部リンク