「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」の版間の差分
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2021年5月23日 (日) 03:47時点における版
ジャンル |
クライムアクション オープンワールド アクションアドベンチャーゲーム |
---|---|
対応機種 |
PlayStation Portable PlayStation 2 PlayStation 3 iOS Android |
開発元 |
ロックスターリーズ ロックスター・ノース |
運営元 |
ロックスター・ゲームス カプコン(過去) テイクツー・インタラクティブ(現在) |
販売元 | テイクツー・インタラクティブ |
プロデューサー | レスリー・ベンジーズ |
デザイナー | デビッド・ブランド |
プログラマー |
オベ・ヴェルメイ アダム・ファウラー アンドリュー・グリーンスミス マシュー・シェパール |
音楽 |
ダン・ハウザー ジェームズ・ウォーラル デビッド・ブランド |
シリーズ | グランド・セフト・オートシリーズ |
人数 |
ストーリーモード:1人 マルチモード:2人~6人 |
メディア |
[PSP]UMD [PS2]DVD-ROM [PS3]ダウンロード販売 [iOS]ダウンロード販売 |
ディスクレス起動 | 不可 |
アクティベーション | 不要 |
稼働時期 |
PSP 2015年12月7日 Android 2016年2月11日 |
使用ブロック数 | 多数 |
利用料金 | 有料 |
対象年齢 |
CERO:Z(18才以上のみ対象) BBFC:18 ESRB:M(17歳以上) OFLC(Aus):MA15+ OFLC(NZ):R18 PEGI:18 USK:16(16歳未満提供禁止) |
コンテンツアイコン | 暴力・犯罪 |
ダウンロードコンテンツ | 無し |
デバイス | 不要 |
必要環境 | PC版は存在しないため不要 |
アスペクト比 | 変更可能 |
解像度 | 480p-720p |
筐体 | アーケード作品では無い。 |
サウンド | 当該項目を参照 |
ディスプレイ | 変更可 |
売上本数 | 1,000万本[1] |
その他 | 振動機能対応ゲーム |
『グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ』(英名:Grand Theft Auto:Liberty City Stories)は、オープンワールド型クライムアクションゲームである。グランド・セフト・オートIIIシリーズ第5作目(今作はスピンオフ作品第2作目)で、主に過去作『GTAIII』(2001年が舞台)、『GTA:AD』(2000年が舞台)に時系列が直接繋がる作品となっている。又、グランド・セフト・オートシリーズ初のPSP版GTAでもある(PSP用ソフトにおいて、最初にCERO Z 18才以上のみ対象の指定を受けたゲームソフトでもある)。略称はGTA:LCS。
また、2007年7月26日にカプコンよりPSP版の日本版が発売。
続いて、2007年9月6日にカプコンよりPS2版の日本版が発売された。
PS3版の日本版は発売されないが、2013年4月2日に北米版が発売された。
2015年12月7日には、ios版、2016年2月11日にはAndroid版が発売された。
メインストーリー
1998年、アメリカ合衆国リバティーシティの有力マフィア「レオーネファミリー」の子飼いであるトニー・シプリアーニは、ある「大物」を殺してから離れていた「リバティーシティ」へ舞い戻った。
「大物」を殺害した功績を讃え、幹部になれるものとトニーは期待していたが、待っていたのは幹部どころか下っ端からやりなおしという悲惨な結果であった。
それでもトニーはあきらめずに幹部となるため、ボスのサルバトーレ・レオーネを初めとする様々な人物から仕事を引き受け、アメリカ史上最悪の街で生き残る為に、数多くの事件に遭遇することとなる。
概要
本作は過去作『グランド・セフト・オートIII』(2001年)の約3年前、『グランド・セフト・オート・アドバンス』(2000年)から、2年前の1998年のリバティーシティが舞台。プレイヤーは同作に登場したレオーネファミリーの一員、トニー・シプリアーニ。
本作では、彼がどのようにレオーネファミリーの幹部となったかを交え、後の過去作『GTAIII』、『GTA:AD』に続く物語を描いている。
舞台
ゲームシステム
今作のゲームシステム
基本となるシステムは『VC』を承継しており、操作性などに関しては特に追加されたものはない。
『III』と共通する場所が多く見られタイムセッティングに合わせて手が加えられている。例えば『III』では既に建設されていた橋や地下トンネルがまだ建設中であったりする。車のデザインも異なり、バイクに乗ることも可能となっていたりする。しかし、ヘリコプターや飛行機などの空飛ぶ乗り物には一部の例外を除いて乗れなくなっている。
また、個々のミッションの難易度はシリーズの中でも高い方である。これまでPC版の特権であったカスタムサウンドトラックシステムが実装されているが、この機能を利用するためにはオフィシャルサイトからロックスター・カスタム・トラックをダウンロードし、音楽ファイルを変換する必要がある。 新しいライセンス曲がセットされているが『SA』ほど多くはない。
なお、海外版の旧版にはエクスプロイトが存在したが、SCE側が対応に苦慮したため、旧版の入手は困難となっている。
達成率が100%を果たしたときに出てくる「ご褒美」は今作にも存在する。
使用可能の登場武器一覧表
使用可能武器
- 近接格闘武器
- ピストル
- モデルはグロック17。秘密パッケージ10個の賞品でもある。
- モデルはその名のとおりコルト・パイソン。秘密パッケージ50個の賞品でもある。
- ショットガン
- モデルはイサカM37。秘密パッケージ20個の賞品でもある。
- モデルはイサカM37。
- モデルはその名のとおりフランキ・スパス12。全ショットガン中最高の連射力を誇る。
- モデルはその名のとおりTEC-DC9。
- モデルはその名のとおりイングラムM10。
- マイクロSMG
- モデルはUZI。
- SMG
- モデルはH&K MP5K。秘密パッケージ40個の賞品でもある。
- モデルはその名のとおりAK-47。
- モデルはその名のとおりM4。秘密パッケージ60個の賞品でもある。
- スナイパーライフル
- モデルはレミントンM700。
- レーザーサイト付きスナイパーライフル
- モデルはH&K PSG1。秘密パッケージ70個の賞品でもある。
- モデルはRPG-7。秘密パッケージ90個の賞品でもある。
- 秘密パッケージ80個の賞品。
- ミニガン
- モデルはGAU-19。
- モデルはその名のとおりM60。殺戮ミッションオールクリアの賞品でもある。
- 投擲武器
- 手榴弾と違い、投げた後にリモコンで起爆できる。
登場人物
斜体は英語名、()内は声優名を表す。
主な登場人物
- トニー・シプリアーニ Antonio "Toni" Cipriani(Danny Mastrogiorgio)
- ミッション"Home Sweet Home"から登場
- 本名アントニオ・シプリアーニ "Antonio Cipriani"。『III』では主にトライアドと抗争するレオーネファミリーの幹部として登場している本作の主人公で、イタリア系アメリカ人であるレオーネ・ファミリーの一員。ファミリーの為ならどんな犯罪でも厭わないため、警察に囚われたサルバトーレに面会するために「ライオネル」という名前で弁護士を演じたこともあるが、それさえ除けばマリアの個人的な万引きやウェインのDVを快く思わないなど一般的な良識はある。また、極度のマザコンであるが故に母親の言うことは何でも聞く。ある「大物」を殺しており、しばらくの間はリバティーシティから離れ、ほとぼりが冷めて戻って来た後は大仕事を達成したことでファミリーからの幹部扱いを期待していたが、復帰早々に下っ端扱いを受けてしまう。その後はサルバトーレから受けた数々の仕事をこなし、徐々にサルバトーレの信頼を得て組織内での地位を確立していき、後に幹部に迎え入れられた。
- サルバトーレ・レオーネ Salvatore Leone(フランク・ヴィンセント)
- ミッション"Home Sweet Home"から登場
- レオーネ・ファミリーのボス。豪胆且つ勇猛な性格で、リバティーシティの覇権を巡って多くのマフィアやギャングと抗争しており、勝つためや問題を解決させるためには手段を選ばないが、一方では怒りに任せて先頭を切って少数精鋭の部下を率いて殴り込みをかけるなど度胸がある。また、他人を信用せず、本国シチリア・マフィアの干渉を快く思っていない。久々にリバティーシティに戻ってきたトニーに数多くの仕事を依頼する中で難題を処理するだけでなく自らの命をも救ってくれたトニーを徐々に信用し、幹部に迎え入れる。その後、ポーリー・シンダコの手によって警察に逮捕されるが、後に無罪を勝ち取る。
- ヴィンチェンゾ・"ラッキー"・チリ Vincenzo "Lucky" Cilli(ジョー・ロー・トルグリオ)
- ミッション"Home Sweet Home"から登場
- ミッション"The Portland Chainsaw Masquerade"で死亡
- レオーネ・ファミリーの幹部。尊大且つ傲慢な性格で、トニーを見下しているが、一方では口が上手くて教養があるためにサルバトーレの相談役(右腕)としての地位が有望されていた。また、背が低く、ヴィニー("Vinnie")という愛称で呼ばれている。久しぶりにリバティーシティに戻ってきたトニー・シプリアーニの面倒を見るが、下っ端でありながらサルバトーレの信頼を得ているトニーを疎ましく思い、トニーを自分の直属の部下としてパシリのように使った挙句に危ない橋を渡らせたために反感を買って離反される。その後、自分にとって邪魔者になったトニーを貨物船に誘き寄せて殺害を企てるが、最後は返り討ちに遭って死亡する。彼の死体はストートン島の教会の墓場に埋められた。
- マリア Maria(Fiona Gallagher)
- ミッション"Shop 'till You Strop"から登場
- サルバトーレの妻。サルバトーレに対しては娘のように甘えているが、買い物に入った店で万引きをしてはトニーを巻き込んだりと手癖が悪く、またドラッグが好きで、スジの悪い連中との付き合いが多く、相手をいつも振り回す。また、『III』でも登場し、その時は性格が穏やかになっている。窮地を救ってくれたトニーには惚れていたが、素っ気無く振られてしまう。
- ドナルド・ラブ Donald Love(ウィル・ジャノウィッツ)
- ミッション"The Morgue Party Candidate"から登場
- ストートン島に本社を構える「ラブ・メディア」の社長で、エイブリー・キャリントンのかつての付き人。市民から尊敬と敬愛を受けている一方で、裏では数々の悪事を行っている。また、人の肉を食べることを好み、本作でも「死体パーティー」でそのシーンが登場し、本人曰く「鶏肉のようだがもっと繊細」とのことである。ホール市長が暗殺された後は自ら市長として立候補し、トニーを使って投票機械を焼却したり、集票バンを分捕るなどあの手この手を使って票集めに奔走するもトニーとの関係をフォレッリファミリーに掴まれ、スキャンダルとなって支持率が暴落し、選挙に敗れて破産してしまい、挙句の果てには全ての責任をトニーに押し付けた為にトニーにも愛想を尽かされそうになる。その後、儲けの「10%」を分け前として与えることを条件にトニーの協力を得てエイブリーの開発計画書を入手することにより再起のチャンスを掴み、大量の爆薬を使用してエイブリーの計画書に載っていた箇所を爆破し、開発計画を承認させるが、エイブリーを殺害したことにより彼を保護していたコロンビアンカルテルから命を狙われる羽目になり、トニーの助けを借りて一旦リバティーシティを離れることとなる。
- JD・オトゥール Joseph Daniel "JD" O'Toole(グレッグ・ウィルソン)
- ミッション"Bone Voyeur!"から登場
- ミッション"The Made Man"で死亡
- 本名ジョセフ・ダニエル・オトゥール。シンダコファミリーが関係するポーリーズ・レビューバー "Paulie's Revue Bar" という店(レッドライト地区をレオーネファミリーが2001年に抑えてからはセックスクラブセブン "Sex Club 7" という店名に変更している)を経営しているアメリカ人の大柄な男。「"JD"(ジェイディー)」という愛称で呼ばれている。シンダコファミリーの子飼いであったが、純血のイタリア人でないためにシンダコファミリーの幹部にして貰えなかったことを腹に据えかね、対立マフィアのレオーネファミリーへの内通者になる。その後はサルバトーレ暗殺やカジノ襲撃、売春クラブ爆破の手引きなどの情報をトニーに漏らして任務の手助けをし、その功績が認められてレオーネファミリーのメイド・マン(純血のイタリア人のみがなれるマフィアの高位で、幹部の事ではない)として迎え入れられると思われたが、実はシンダコファミリーを裏切った時点で既にサルバトーレから信用されていなかったため殺害の対象となっており、着任式を装ってスクラップ場に連れて行かれた後は車内でミッキーに射殺され、彼の死体はトニーの手で車ごと海に捨てられる(ストートン島の教会の墓場に墓標がある)。
- レオン・マカフリー Leon McAffrey(ロン・オーバック)
- ミッション"Sayonara Sindaccos"から登場
- LCPDの汚職警官。ジャマイカ系ギャングのヤーディーズ "Yardies" との仲が深い。本作の三年後の設定である『III』にも登場するが、レイ・マショウスキーの命を受けたクロードによって殺害される。
- レイ・マショウスキー Ray Machowski(Peter Appel)
- ミッション"Crazy '69'"から登場
- レオン・マカフリーの部下。本作での出番は極めて少ないものの、この頃はまだ悪徳警官に染まっておらず、レオンの悪行に対して躊躇し、彼に抗議する描写が見られる。また、『III』にも登場している。
- トシコ・カサイ Toshiko Kasai(ハンナ・ムーン)
- ミッション"More Deadly Than the Male"から登場
- ミッション"Cash in Kazuki's Chips"で死亡(自殺)
- カズキ・カサイの妻。夫がヤクザの若頭になるためだけに自分と結婚し、自分に愛情を全く向けないことに憎しみを持っており、トニーを使ってカズキやヤクザ組織を掻き回し、遂にはカズキを抹殺する為にトニーを刺客として差し向けるが、トニーがカズキを始末した後は悲しみと後悔の念から夫殺しの罪を背負い、最後はトニーに別れを告げて高層ビルから身を投げる。
- ネッド・バーナー Ned Burner(Peter Bradbury)
- ミッション"L.C. Confidential"から登場
- ミッション"Stop the Press"で死亡
- The Liberty Tree紙の辣腕記者。その人脈は幅広く、また社会への影響力も大きいために様々な有力人物と裏で通じている。当初は特ダネを取るために神父に化けてトニーに悪事をさせた。その後、トニーとドナルドがエイブリーを殺した際の特ダネ写真を撮影し、ドナルドの命を受けたトニーに脅されると写真を渡すと告げて観念するが、直後に渡すと見せかけてトニーを出し抜き、そのまま写真を持ってスクーターで逃走したところをトニーに殺害される。彼の死体はドナルドの「死体パーティー」に持っていかれる。
- ママ・シプリアーニ Ma Cipriani(Sondra James)
- ミッション"Snappy Dresser"から登場
- リバティーシティでレストランを経営しているトニー・シプリアーニの母親。性格は極めて冷酷で、特に息子であるトニーに非常に厳しく(公式ページによると「大体いつも、フライパンで頭を殴ったり、あの子の手を掴んでグリルに押し付けたり」とのことである)、実の息子に対して殺し屋すらも差し向ける程だが、実際は夫(既に故人)のように立派且つ過酷なリバティーシティでも生き抜いていけるような人間になってほしいからというのが理由であり、それでもトニーにとってそれが重荷になっていることには気づいていない。トニーがレオーネ・ファミリーの幹部"Made Man"となった時には初めて彼を一人前の男として認めると共に殺し屋を差し向けるのも止めた。
- ジョヴァンニ・カーサ Giovanni Casa(Joel Jones)
- ミッション"Snappy Dresser"から登場
- ミッション"Dead Meatで死亡
- リバティーシティで最も有名な肉屋「Casa's Delicatessen」の店主。赤ちゃんプレイの趣味があり、また逃げ足がとても速い。トニーの母親(ママ)好みのシチリア風ソーセージを作ることでママの歓心を買っていたが、そのことでママがトニーより自分を持ち上げたためにトニーを怒らせてしまい、赤ちゃんプレイの恥ずかしい現場写真を撮られてしまう。その後、恥をかかされたことでママにショバ代を払わなくなったが、今度はママの怒りを買って遠回しな命令を受けたトニーに殺害され、ソーセージ用の挽肉にされてしまう(肉はドナルド・ラブが後に食べているが、ヴィンチェンゾ達と同様にストートン島の教会の墓場に墓石がある)。
その他の登場人物
- カズキ・カサイ Kazuki Kasai(Keenan Shimizu)
- ミッション"Cash in Kazuki's Chips"から登場
- 同ミッションで死亡
- リバティーシティのヤクザの若頭。ストートン島にカジノを構えている(後にケンジが若頭の地位とカジノを名を変えて引き継いでいる)。組織の仕事を邪魔しているのがトシコの仕業と知り、彼女に対して復讐するつもりで戦力を整えている途中で彼女の命を受けたトニーとビルの屋上で日本刀で戦うも敗死した。
- マッシモ・トリーニ Massimo Torini(Duccio Faggella)
- ミッション"Calm Before the Storm"から登場
- ミッション"The Sicilian Gambit"で死亡
- 本作の最終ボスで、シシリア島から来たマフィアのカポレジーム(幹部)。素手の殺しとしてかなり有名である。ディアブロやトライアドなどのギャング団を操り、フォレッリやシンダコ、レオーネのリバティーシティ三大マフィアに潰し合いをさせ、リバティーシティの勢力図を塗り替える為に暗躍する。その後、最終ミッションでポートランド沖の灯台でヘリコプターに乗って奇襲を掛けたが、最後はヘリコプターごと撃ち落とされて死亡する。
- ジェーン・ホッパー Jane Hopper(Gordana Rashovich)
- ミッション"The Offer"から登場
- 汚職労働組合の女性ボス。政治家から金を引っ張るためにフェリー労働者を焚きつけてストライキを起こさせていたが、最終的にはサルバトーレの命を受けたトニーの脅迫の前に屈する。
- フランコ・フォレッリ Franco Forelli
- リバティーシティの一大勢力「フォレッリファミリー」の1998年時点でのボスで、政治家オドノヴァンの後ろ盾になっている男。
- ポーリー・シンダコ Paulie Sindacco
- ミッション"Taking The Peace"で登場
- ミッション"Dead Reckoning"で死亡
- リバティーシティのマフィア「シンダコファミリー」の1998年時点でのボス。一度は「フォレッリファミリー」と和解しようとするが、サルバトーレに車を遠隔操作できるように仕掛けられ、車をトニーに操作された為に会合を滅茶苦茶にされた。その後、サルバトーレを刑務所へ入れるように仕組んだ後はショアサイドベイルのコクラン・ダムで高速ボートに乗って逃亡するところをトニーに殺害される。彼の死体はヴィンチェンゾと同様にストートン島の教会の墓場に埋められた。
- マイルズ・オドノヴァン市長 Mayor Miles O'Donovan(John Braden)
- ミッションThe Sicilian Gambit"で登場
- ホール市長暗殺後にドナルド・ラブと共に市長に立候補した人物。ドナルド・ラブがレオーネファミリーの後ろ盾を得ていたのに対し、自身はフォレッリファミリーからサポートを受けており、数多くの妨害工作を受けながらも選挙に勝利し、リバティーシティ新市長となる。その後、マッシモと決着を付けたサルバトーレからファミリーへの協力を強制させられる。
- ミッキー・ハムフィスツ Mickey Hamfists(クリス・タルディオ)
- ミッション"The Made Man"で登場
- レオーネ・ファミリーの幹部。サルバトーレの腹心的存在且つ幹部的役割と同時に組織の裏切り者や邪魔者を掃除する役割を担っている。また、『III』ではルイージのボディーガードとして登場している。JDを信用しないサルバトーレの命により幹部着任式を装ってJDを殺害した。その後、サルバトーレに呼び出されたトニーを車で迎えに来た際に一瞬身構える彼に対して「おいおい、俺がお前を殺るとでも?」と笑って答えた。
- エイブリー・キャリントン Avery Carrington
- ミッション"Panlantic Land Grab"で登場
- 同ミッションで死亡
- バイスシティの不動産王で、ドナルド・ラブの元師匠。勝利のためには手段を選ばない非情さを持ち、ホール市長を失脚させるべく、裏でネッド・バーナーに市長の批判記事を書かせていた。市長交代後は大規模な開発計画のためにリバティーシティを訪れたところをドナルドの指示を受けたトニーに殺害される。彼の死体はネッドと同様にドナルドの「死体パーティー」に持っていかれる。
- ロジャー・C・ホール市長 Mayor Roger C. Hole
- ミッション"A Walk in the Park"で登場
- 同ミッションで死亡
- ストーリー開始時点でのリバティーシティの市長。その市政は汚職に塗れており、スキャンダルを悉く切り抜けてきた。公園をジョギングしていたところをサルバトーレの命令を受けたトニーによって暗殺される。彼の死体はストートン島の教会の墓場に埋められた。
- エイト・ボール 8 Ball(グル)
- ミッション"No Money Mo' Problems"から登場
- 爆弾に関するエキスパート。リバティーシティの至る所で爆弾屋を経営しているが、実際に姿を見せるのは上記のミッションからである。
『III』にも登場する。
- ミゲール Miguel
- ミッション"Contra-Banned"で登場
- 『III』にも登場するコロンビアン・カルテルの幹部。港でレオーネファミリーとブツの取引を行っており、トニー達を罠に嵌めて殺害を試みたところを返り討ちに遭って重傷を負うが、辛うじて生き延びた。
マルチプレイ(PSP版のみ)
マルチモードのやり方は、『GTA:LCS』が入ったPSP(プレイヤー)が2機以上あれば、マルチプレイが可能(海外版『GTA:LCS』とのマルチプレイとのオンライン接続は不可)。
今作のマルチプレイでストーリー(本編)を複数人で進めることはできず、あくまで2人から6人まで遊べるオンライン対戦のみ。
登場するギャング・マフィア
- レオーネ・ファミリー (Leone Family)
- シンダコ・ファミリー (Sindacco Family)
- フォレッリ・ファミリー (Forelli Family)
- ディアブロ (Diablo)
- トライアド (Triads)
- ヤクザ (Yakuza)
- ヤーディーズ (Yardies)
- コロンビアン・カルテル (Colombian Cartel)
- フッズ (Hoods)
ラジオ局・サウンドトラック
また、世の中を騒がせるような、特定のミッション後にはそれに応じたニュース速報が流れる。
モバイル版の特徴
- 刷新された高解像度テクスチャ、キャラクターアート
- リアルタイムのライティングおよび影の描写
- iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPad Proの60FPSゲームプレイ
- 描画距離の向上
- タッチ中心のゲームプレイ用に操作を再調整
- ロックスター・ゲームス社運営のSNS「ソーシャルクラブ」を通じたプラットフォームをまたぐクラウドセーブ機能に対応
- 複数の操作オプションで3D Touchに対応
- カスタムサウンドトラック対応*
- コントローラ対応
- iPad Proを含むネイティブRetinaディスプレイに対応
日本版『GTA:LCS』の規制ポイント
- 頭部が欠損しないようになった
- PS2版のみ血の色が薄くなっている
- 人を倒しても、お金が出ないように変更
- ヘッドショットをしても血が噴き出さない
- 車で人を引いた後のタイヤ痕の出血表現をカット
- 銃器を使用して一般人を害する行為を行うと指名手配度が上がるように変更
- 倒れている人に追い討ちができないように変更(バットやチェーンソーなどの武器のみ、坂道で追い討ち可能・銃器でも可能)
- 『殺戮ミッション』と呼ばれるサブミッションの数が、北米版が20個あるのに対し、日本版では13個と7個が削減されている(一般人を殺害する殺戮ミッションが全て削除されている)
- 日本語字幕が追加された
- 地名などが日本語表記になった
以下はミッションごとの細かい変更点
- ミッション「The Made Man」での車から血が滴り落ちる表現のカット
- サブミッション「Slash TV」で標的が人間(精神異常者)からクリーチャーという設定に変更
- ミッション「Karmageddon」では市民を倒してもボーナスが得られないように変更
- ミッション「Love & Bullets」でのムービー中の運転手のヘッドショット表現の修正(欠損表現がある)
ドイツ語版は日本語版と同じくこれらの変更が行われている。
なお、iOS版ではこれらの規制は取り払われた。
脚注
- ^ 一枚の絵で見る「グランド・セフト・オート(GTA)」シリーズの歴史Gigazine、2011年7月13日、2020年11月26日観覧