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'''小野 忠史'''（おの ただし、[[1961年]]〈[[昭和]]36年〉[[7月22日]]<ref name="gamba">{{Cite web|url=https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/10971|title=ニュースリリース | ガンバ大阪オフィシャルサイト|date=2020-04-14|publisher=[[ガンバ大阪]]|language=日本語|accessdate=2020-10-25}}</ref> - ）は、[[日本]]の[[実業家]]。[[日本プロサッカーリーグ]]（Jリーグ）加盟のプロ[[サッカー]]クラブ「[[ガンバ大阪]]」（株式会社ガンバ大阪）の[[代表取締役]][[社長]]（第8代<ref name="mainichi">{{Cite news|url=https://mainichi.jp/koshien/articles/20200416/k00/00m/050/251000c|title=「逆転のPL」球児、ガンバ新社長に 小野忠史さんの「最後まであきらめない」精神|date=2020-04-17|newspaper=[[毎日新聞]]|language=日本語|accessdate=2020-10-25}}</ref>）。 |
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[[大阪府]][[河内長野市]]の出身<ref name="gamba" />で、[[河内長野市立千代田中学校]]<ref name="nagano">{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/soccer/news/202007010000802.html|title=Ｇ大阪が吉村知事を表敬訪問「地域への支援活動に」|date=2020-07-01|newspaper=[[日刊スポーツ]]|language=日本語|accessdate=2020-10-25}}</ref>から[[1977年]]（[[昭和]]52年）に[[PL学園高等学校]]へ進学する<ref name="mainichi" />と、当時の高校球界を席巻していた[[硬式野球]]部に所属した。2年時の[[1978年]]（昭和53年）夏に出場した[[第60回全国高等学校野球選手権大会]]では、控え野手として1学年先輩の[[西田真二]]・[[木戸克彦]]などと共にチームの選手権大会初制覇に貢献している<ref>{{Cite news|url=https://www.sanspo.com/soccer/news/20200415/jle20041505020001-n1.html|title=G大阪新社長にPL学園の甲子園V球児!小野忠史氏、5年ぶりのJ1制覇誓う|date=2020-04-15|newspaper=[[日刊スポーツ]]|language=日本語|accessdate=2021-01-28}}</ref>。高校卒業後に進学した[[東洋大学]]でも、[[東洋大学硬式野球部|硬式野球部]]でプレーを続けた。 |
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[[1984年]]（昭和59年）4月1日付で松下電器産業（現在の[[パナソニック]]）[[株式会社]]へ入社すると、同年11月から社内の[[パナソニック野球部|体育委員会野球部]]に所属。[[1994年]]（[[平成]]6年）限りで引退・退部してからは、[[1995年]]（平成7年）2月から松下電子部品（現在のパナソニック エレクトロニックデバイス）株式会社の営業部へ配属されたことを皮切りに、社業へ専念している。 |
[[1984年]]（昭和59年）4月1日付で松下電器産業（現在の[[パナソニック]]）[[株式会社]]へ入社すると、同年11月から社内の[[パナソニック野球部|体育委員会野球部]]に所属。[[1994年]]（[[平成]]6年）限りで引退・退部してからは、[[1995年]]（平成7年）2月から松下電子部品（現在のパナソニック エレクトロニックデバイス）株式会社の営業部へ配属されたことを皮切りに、社業へ専念している。 |
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== 人物 == |
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小学校3年時から野球を始めると、PL学園高校・東洋大学・松下電器産業と、全国トップレベルのチームで右投右打の[[内野手]]として活躍。中学校3年時の[[1976年]]（[[昭和]]51年）夏にPL学園高校の硬式野球部が[[第58回全国高等学校野球選手権大会]]で準優勝を果たしたことを受けて、実家近くの[[大阪府]][[富田林市]]にある同校へ実父の勧めで進学した<ref name="NeverGiveUp">{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASN5Z5CYTN5QPTQP003.html|title=ガンバ社長は「逆転のPL」球児 優勝へ「諦めるな」|date |
小学校3年時から野球を始めると、PL学園高校・東洋大学・松下電器産業と、全国トップレベルのチームで右投右打の[[内野手]]として活躍。中学校3年時の[[1976年]]（[[昭和]]51年）夏にPL学園高校の硬式野球部が[[第58回全国高等学校野球選手権大会]]で準優勝を果たしたことを受けて、実家近くの[[大阪府]][[富田林市]]にある同校へ実父の勧めで進学した<ref name="NeverGiveUp">{{Cite news|url=https://www.asahi.com/articles/ASN5Z5CYTN5QPTQP003.html|title=ガンバ社長は「逆転のPL」球児 優勝へ「諦めるな」|date=2020-06-01|newspaper=[[朝日新聞]]|language=日本語|accessdate=2021-01-28}}</ref>。PL学園高校の硬式野球部時代には、2年夏の選手権大会で全国制覇を経験したほか、3年時（[[1979年]]）春の[[第51回選抜高等学校野球大会]]でも[[小早川毅彦]]などとの[[クリーンアップ]]でチームの準決勝進出に貢献している<ref name="mainichi" />。 |
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東洋大学から初めて松下電器産業へ就職した人物で、[[社会人野球]]を引退してからは営業マンとして活躍。[[電気自動車]]の黎明期であったオートモーティブシステムズ社の統括部長時代に、[[自動車]]メーカーと共同で車載部品を開発したことによって、「300億のビジネスを1600億まで広げた」とされる。本人によれば、「目標の達成に向かって準備や分析を重ねるところは、スポーツも仕事（ビジネス）も一緒」とのことで、PL学園高校の硬式野球部で培った「ネバーギブアップ」を合言葉にしているという<ref name="NeverGiveUp" />。 |
東洋大学から初めて松下電器産業へ就職した人物で、[[社会人野球]]を引退してからは営業マンとして活躍。[[電気自動車]]の黎明期であったオートモーティブシステムズ社の統括部長時代に、[[自動車]]メーカーと共同で車載部品を開発したことによって、「300億のビジネスを1600億まで広げた」とされる。本人によれば、「目標の達成に向かって準備や分析を重ねるところは、スポーツも仕事（ビジネス）も一緒」とのことで、PL学園高校の硬式野球部で培った「ネバーギブアップ」を合言葉にしているという<ref name="NeverGiveUp" />。 |
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[[清水エスパルス]]選手の[[西村恭史]]や[[大阪府知事]]の[[吉村洋文]]は、河内長野市立千代田中学校の後輩に当たる。ガンバ社長に就任後の7月1日、[[大阪府庁舎]]に吉村を訪問。[[チャリティー]][[オークション]]でガンバが集めた金額（183万5,350円）を、[[医療]]従事者への支援を目的の「大阪府[[新型コロナウイルス]]助け合い[[基金]]」へ[[寄付]]したことを報告している<ref name="nagano" />。 |
[[清水エスパルス]]選手の[[西村恭史]]や[[大阪府知事]]の[[吉村洋文]]は、河内長野市立千代田中学校の後輩に当たる。ガンバ社長に就任後の7月1日、[[大阪府庁舎]]に吉村を訪問。[[チャリティー]][[オークション]]でガンバが集めた金額（183万5,350円）を、[[医療]]従事者への支援を目的の「大阪府[[新型コロナウイルス]]助け合い[[基金]]」へ[[寄付]]したことを報告している<ref name="nagano" />。 |
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ガンバ大阪は小野の社長就任2年目の[[2021年]]（令和3年）にクラブ創設30周年を迎えているが、J1リーグの開幕直後に[[新型コロナウイルス]]の[[クラスター (疫学)|クラスター発生]]でおよそ2週間もの活動休止を余儀なくされたほか、極度の得点力不足でJ2リーグへの降格圏に低迷。シーズン前半の[[5月14日]]には、副社長への着任前（[[2018年]]シーズンの途中）からトップチームを率いていた[[宮本恒靖]]との監督契約を解除した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/soccer/news/202105140000437.html|title=宮本監督解任のG大阪小野社長「チーム状況改善は難しいと判断」|date |
ガンバ大阪は小野の社長就任2年目の[[2021年]]（令和3年）にクラブ創設30周年を迎えているが、J1リーグの開幕直後に[[新型コロナウイルス]]の[[クラスター (疫学)|クラスター発生]]でおよそ2週間もの活動休止を余儀なくされたほか、極度の得点力不足でJ2リーグへの降格圏に低迷。シーズン前半の[[5月14日]]には、副社長への着任前（[[2018年]]シーズンの途中）からトップチームを率いていた[[宮本恒靖]]との監督契約を解除した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/soccer/news/202105140000437.html|title=宮本監督解任のG大阪小野社長「チーム状況改善は難しいと判断」|date=2020-05-14|newspaper=[[日刊スポーツ]]|language=日本語|accessdate=2021-05-15}}</ref>。宮本はガンバで一時代を築いたOBでもあるため、監督契約の解除を通告した際には、今後のチーム状況に応じて監督などのポストでガンバへ復帰させる余地を残すなどの配慮を示している<ref>{{Cite news|url=https://www.daily.co.jp/soccer/2021/05/14/0014326822.shtml|title=G大阪社長、契約解除告げ宮本監督と握手「将来2度目の監督の可能性も当然ある」|date=2020-05-14|newspaper=[[デイリースポーツ]]|language=日本語|accessdate=2021-05-15}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
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2021年6月12日 (土) 03:19時点における版
おの ただし 小野 忠史 | |
|---|---|
| 生誕 |
1961年7月22日（62歳） 日本・大阪府河内長野市 |
| 職業 | プロサッカークラブ「ガンバ大阪」（株式会社ガンバ大阪）代表取締役社長 |
小野 忠史（おの ただし、1961年〈昭和36年〉7月22日[1] - ）は、日本の実業家。日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）加盟のプロサッカークラブ「ガンバ大阪」（株式会社ガンバ大阪）の代表取締役社長（第8代[2]）。
略歴
大阪府河内長野市の出身[1]で、河内長野市立千代田中学校[3]から1977年（昭和52年）にPL学園高等学校へ進学する[2]と、当時の高校球界を席巻していた硬式野球部に所属した。2年時の1978年（昭和53年）夏に出場した第60回全国高等学校野球選手権大会では、控え野手として1学年先輩の西田真二・木戸克彦などと共にチームの選手権大会初制覇に貢献している[4]。高校卒業後に進学した東洋大学でも、硬式野球部でプレーを続けた。
1984年（昭和59年）4月1日付で松下電器産業（現在のパナソニック）株式会社へ入社すると、同年11月から社内の体育委員会野球部に所属。1994年（平成6年）限りで引退・退部してからは、1995年（平成7年）2月から松下電子部品（現在のパナソニック エレクトロニックデバイス）株式会社の営業部へ配属されたことを皮切りに、社業へ専念している。
2010年（平成22年）10月1日付で、社内カンパニーであるオートモーティブシステムズ社の第2営業統括部統括部長へ就任。2019年（平成31年）4月1日から株式会社ガンバ大阪の取締役副社長に転じると、2020年（令和2年）4月14日付で代表取締役社長に就任した[1]。
人物
小学校3年時から野球を始めると、PL学園高校・東洋大学・松下電器産業と、全国トップレベルのチームで右投右打の内野手として活躍。中学校3年時の1976年（昭和51年）夏にPL学園高校の硬式野球部が第58回全国高等学校野球選手権大会で準優勝を果たしたことを受けて、実家近くの大阪府富田林市にある同校へ実父の勧めで進学した[5]。PL学園高校の硬式野球部時代には、2年夏の選手権大会で全国制覇を経験したほか、3年時（1979年）春の第51回選抜高等学校野球大会でも小早川毅彦などとのクリーンアップでチームの準決勝進出に貢献している[2]。
東洋大学から初めて松下電器産業へ就職した人物で、社会人野球を引退してからは営業マンとして活躍。電気自動車の黎明期であったオートモーティブシステムズ社の統括部長時代に、自動車メーカーと共同で車載部品を開発したことによって、「300億のビジネスを1600億まで広げた」とされる。本人によれば、「目標の達成に向かって準備や分析を重ねるところは、スポーツも仕事（ビジネス）も一緒」とのことで、PL学園高校の硬式野球部で培った「ネバーギブアップ」を合言葉にしているという[5]。
清水エスパルス選手の西村恭史や大阪府知事の吉村洋文は、河内長野市立千代田中学校の後輩に当たる。ガンバ社長に就任後の7月1日、大阪府庁舎に吉村を訪問。チャリティーオークションでガンバが集めた金額（183万5,350円）を、医療従事者への支援を目的の「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金」へ寄付したことを報告している[3]。
ガンバ大阪は小野の社長就任2年目の2021年（令和3年）にクラブ創設30周年を迎えているが、J1リーグの開幕直後に新型コロナウイルスのクラスター発生でおよそ2週間もの活動休止を余儀なくされたほか、極度の得点力不足でJ2リーグへの降格圏に低迷。シーズン前半の5月14日には、副社長への着任前（2018年シーズンの途中）からトップチームを率いていた宮本恒靖との監督契約を解除した[6]。宮本はガンバで一時代を築いたOBでもあるため、監督契約の解除を通告した際には、今後のチーム状況に応じて監督などのポストでガンバへ復帰させる余地を残すなどの配慮を示している[7]。
脚注
- ^ a b c “ニュースリリース”. ガンバ大阪 (2020年4月14日). 2020年10月25日閲覧。
- ^ a b c “「逆転のPL」球児、ガンバ新社長に 小野忠史さんの「最後まであきらめない」精神” (日本語). 毎日新聞. (2020年4月17日) 2020年10月25日閲覧。
- ^ a b “Ｇ大阪が吉村知事を表敬訪問「地域への支援活動に」” (日本語). 日刊スポーツ. (2020年7月1日) 2020年10月25日閲覧。
- ^ “G大阪新社長にPL学園の甲子園V球児!小野忠史氏、5年ぶりのJ1制覇誓う” (日本語). 日刊スポーツ. (2020年4月15日) 2021年1月28日閲覧。
- ^ a b “ガンバ社長は「逆転のPL」球児 優勝へ「諦めるな」” (日本語). 朝日新聞. (2020年6月1日) 2021年1月28日閲覧。
- ^ “宮本監督解任のG大阪小野社長「チーム状況改善は難しいと判断」” (日本語). 日刊スポーツ. (2020年5月14日) 2021年5月15日閲覧。
- ^ “G大阪社長、契約解除告げ宮本監督と握手「将来2度目の監督の可能性も当然ある」” (日本語). デイリースポーツ. (2020年5月14日) 2021年5月15日閲覧。
関連項目
- 山内隆司 (実業家) - 前任のガンバ大阪社長（第7代）
- ガンバ大阪
- 東洋大学
- PL学園高等学校
- 河内長野市立千代田中学校
外部リンク
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