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'''アーバサクサ'''(Aavasaksa)は、[[フィンランド]]、[[ラッピ州]]の[[ユリトルニオ]]([[w:Ylitornio]])にある[[丘陵]]。尾根となる点が鋭い。標高は242メートル。
'''アーバサクサ'''(Aavasaksa)は、[[フィンランド]]、[[ラッピ州]]の[[ユリトルニオ]]([[w:Ylitornio]])にある[[丘陵]]。尾根となる点が鋭い。標高は242メートル。


アーバサクサは[[スウェーデン]]とフィンランドの両国を望むことができ、[[フィンランド国定景色]]に指定されていることでも有名である。[[ロシア帝国|ロシア皇帝]][[アレクサンドル2世]]も1876年にこの地を訪れている。
アーバサクサは[[スウェーデン]]とフィンランドの両国を望むことができ、[[フィンランド国定景色]]に指定されていることでも有名である。[[ロシア帝国|ロシア皇帝]][[アレクサンドル2世 (ロシア皇帝)|アレクサンドル2世]]も1876年にこの地を訪れている。


特有の高度のため、この周りの丘は[[17世紀]]に初めて[[ピエール・ルイ・モーペルテュイ]]により[[フランス科学アカデミーによる測地遠征]]隊における[[子午線弧]]長の[[測量]]に使われ、その後[[シュトルーヴェの測地弧]]の測地点の一つとなった。[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]はアーバサクサをその他のシュトルーヴェの測地弧と同じく世界遺産に登録している。
特有の高度のため、この周りの丘は[[17世紀]]に初めて[[ピエール・ルイ・モーペルテュイ]]により[[フランス科学アカデミーによる測地遠征]]隊における[[子午線弧]]長の[[測量]]に使われ、その後[[シュトルーヴェの測地弧]]の測地点の一つとなった。[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]はアーバサクサをその他のシュトルーヴェの測地弧と同じく世界遺産に登録している。

2021年6月13日 (日) 08:55時点における版

南西からアーヴァサクサを眺める

アーバサクサ(Aavasaksa)は、フィンランドラッピ州ユリトルニオw:Ylitornio)にある丘陵。尾根となる点が鋭い。標高は242メートル。

アーバサクサはスウェーデンとフィンランドの両国を望むことができ、フィンランド国定景色に指定されていることでも有名である。ロシア皇帝アレクサンドル2世も1876年にこの地を訪れている。

特有の高度のため、この周りの丘は17世紀に初めてピエール・ルイ・モーペルテュイによりフランス科学アカデミーによる測地遠征隊における子午線弧長の測量に使われ、その後シュトルーヴェの測地弧の測地点の一つとなった。ユネスコはアーバサクサをその他のシュトルーヴェの測地弧と同じく世界遺産に登録している。

フィンランドで白夜が見える最南端としても知られている。 この丘はトルネ川に西を、テンゲリオ川(Tengeliö river)に東と西をと、川に囲まれている。

小惑星番号2678番の小惑星アーバサクサはこの地にちなんで名づけられている。

関連項目

外部リンク