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「ボグドハーン宮殿博物館」の版間の差分

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この宮殿は現在、複合美術館となり、国内外から多くの観光客を集める。また、この宮殿はボグド・ハーンの宮殿建築のすばらしさを物語る、ウランバドール市内で最古の博物館であるだけでなく、モンゴル国内で最大の美術品のコレクションを持つ美術館としても知られ、その美術館のクオリティーの高さはボグドカーンの残っているうちの唯一の宮殿であり、元々ほかの破壊された宮殿に所蔵されていた全ての美術品をこの宮殿に所蔵したことに由来する。
この宮殿は現在、複合美術館となり、国内外から多くの観光客を集める。また、この宮殿はボグド・ハーンの宮殿建築のすばらしさを物語る、ウランバドール市内で最古の博物館であるだけでなく、モンゴル国内で最大の美術品のコレクションを持つ美術館としても知られ、その美術館のクオリティーの高さはボグドカーンの残っているうちの唯一の宮殿であり、元々ほかの破壊された宮殿に所蔵されていた全ての美術品をこの宮殿に所蔵したことに由来する。


1893年から1903年の間に、大モンゴル国皇帝の帝宮として建てられたこの博物館は、[[ソビエト]]軍や[[中国共産党]]軍によって破壊されなかった数少ないモンゴルの歴史的建造物の内の一つであるとともに、冬に使用された見事な宮殿建築、平和と幸福の門と名付けられた門、6つのラーマ教寺院があり、仏教美術の工芸品、経典などの仏教的に貴重な品々が所蔵される。また、この宮殿博物館には約8,600余りの展示品が存在し、年間4万人以上の訪問者が訪れる、[[ウランバートル]]内でも有数の観光名所となっている。彼の玉座とベッド、彼の美術品とぬいぐるみのコレクション、彼の華やかな儀式用の[[ジャー]]、[[ロシア皇帝]][[ニコライ2世]]によってボグド・ハーンに与えられた儀式用のブーツ、宝石付きの大モンゴル国皇帝の[[レガリア]]など、ボグド・ハーンの所有物の多くが展示されており、現在、モンゴルの文部科学省の下で運営されている。
1893年から1903年の間に、大モンゴル国皇帝の帝宮として建てられたこの博物館は、[[ソビエト]]軍や[[中国共産党]]軍によって破壊されなかった数少ないモンゴルの歴史的建造物の内の一つであるとともに、冬に使用された見事な宮殿建築、平和と幸福の門と名付けられた門、6つのラーマ教寺院があり、仏教美術の工芸品、経典などの仏教的に貴重な品々が所蔵される。また、この宮殿博物館には約8,600余りの展示品が存在し、年間4万人以上の訪問者が訪れる、[[ウランバートル]]内でも有数の観光名所となっている。彼の玉座とベッド、彼の美術品とぬいぐるみのコレクション、彼の華やかな儀式用の[[ジャー]]、[[ロシア皇帝]][[ニコライ2世 (ロシア皇帝)|ニコライ2世]]によってボグド・ハーンに与えられた儀式用のブーツ、宝石付きの大モンゴル国皇帝の[[レガリア]]など、ボグド・ハーンの所有物の多くが展示されており、現在、モンゴルの文部科学省の下で運営されている。


しかし、近年では長年の放置の影響で劣化が著しく、保全が進められる。
しかし、近年では長年の放置の影響で劣化が著しく、保全が進められる。

2021年6月13日 (日) 10:18時点における版

座標: 北緯47度53分51秒 東経106度54分24秒 / 北緯47.89750度 東経106.90667度 / 47.89750; 106.90667

ボグドハーン宮殿博物館
Богд Хааны Ордон

Богд хааны ордон музей (ロシア語)

博格多汗宮 (中国語)
宮殿の正門
ボグドハーン宮殿博物館の位置(モンゴル国内)
ボグドハーン宮殿博物館
モンゴル国内の位置
施設情報
開館 1893
所在地 モンゴル国ウランバートル、Zaisan Street
位置 北緯47度53分50秒 東経106度54分25秒 / 北緯47.897361度 東経106.907度 / 47.897361; 106.907
プロジェクト:GLAM
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狛犬

ボグドハーン宮殿博物館(Bogd Khan Palace Museum、モンゴル語: Богд Хааны Ордон)はモンゴルウランバートルに位置する博物館。

概要

ボグド・ハーン

1893年から1905年にかけて建造された木組み方式の宮殿で、第8代ジェプツンダンバ・ホトクトボグド・ハーンの冬の宮殿のために作られた。1961年からは博物館となり、ボグド・ハーンの日用品や、他国から献納された剥製などを中心に展示されている[1]

この宮殿は現在、複合美術館となり、国内外から多くの観光客を集める。また、この宮殿はボグド・ハーンの宮殿建築のすばらしさを物語る、ウランバドール市内で最古の博物館であるだけでなく、モンゴル国内で最大の美術品のコレクションを持つ美術館としても知られ、その美術館のクオリティーの高さはボグドカーンの残っているうちの唯一の宮殿であり、元々ほかの破壊された宮殿に所蔵されていた全ての美術品をこの宮殿に所蔵したことに由来する。

1893年から1903年の間に、大モンゴル国皇帝の帝宮として建てられたこの博物館は、ソビエト軍や中国共産党軍によって破壊されなかった数少ないモンゴルの歴史的建造物の内の一つであるとともに、冬に使用された見事な宮殿建築、平和と幸福の門と名付けられた門、6つのラーマ教寺院があり、仏教美術の工芸品、経典などの仏教的に貴重な品々が所蔵される。また、この宮殿博物館には約8,600余りの展示品が存在し、年間4万人以上の訪問者が訪れる、ウランバートル内でも有数の観光名所となっている。彼の玉座とベッド、彼の美術品とぬいぐるみのコレクション、彼の華やかな儀式用のジャーロシア皇帝ニコライ2世によってボグド・ハーンに与えられた儀式用のブーツ、宝石付きの大モンゴル国皇帝のレガリアなど、ボグド・ハーンの所有物の多くが展示されており、現在、モンゴルの文部科学省の下で運営されている。

しかし、近年では長年の放置の影響で劣化が著しく、保全が進められる。

ギャラリー

出典

  1. ^ 地球の歩き方モンゴル 2007-2008年版』ダイヤモンド社、2007年。 

関連項目

外部リンク