「バルバラ・ラジヴィウヴナ」の版間の差分
m Botによる: {{Normdaten}}を追加 |
m Bot作業依頼: ポーランド王記事の改名に伴うリンク修正依頼 (ジグムント2世 (ポーランド王)) - log |
||
20行目: | 20行目: | ||
| 結婚 = [[1537年]][[5月18日]] ゲラネニ<br>[[1547年]] |
| 結婚 = [[1537年]][[5月18日]] ゲラネニ<br>[[1547年]] |
||
| 配偶者1 = ノヴォグルーデク県知事[[スタニスロヴァス・ゴシュタウタス]] |
| 配偶者1 = ノヴォグルーデク県知事[[スタニスロヴァス・ゴシュタウタス]] |
||
| 配偶者2 = [[ポーランド王国|ポーランド]]王[[ジグムント2世]] |
| 配偶者2 = [[ポーランド王国|ポーランド]]王[[ジグムント2世 (ポーランド王)|ジグムント2世]] |
||
| 子女 = |
| 子女 = |
||
| 氏族 = |
| 氏族 = |
||
30行目: | 30行目: | ||
}} |
}} |
||
[[Image:Simmler Death of Barbara Radziwiłł.jpg|thumb|バルバラを看取るジグムント王、[[ユゼフ・シムレル]]画]] |
[[Image:Simmler Death of Barbara Radziwiłł.jpg|thumb|バルバラを看取るジグムント王、[[ユゼフ・シムレル]]画]] |
||
'''バルバラ・ラジヴィウヴナ'''([[ポーランド語|波]]:'''Barbara Radziwiłłówna''';[[リトアニア語|立]]'''Barbora Radvilaitė''', [[1520年]][[12月6日]] - [[1551年]][[5月8日]])は、[[リトアニア大公国|リトアニア]]の名門貴族[[ラジヴィウ家]]出身の貴族女性。[[ポーランド王]][[ジグムント2世]]の2番目の妃となった。 |
'''バルバラ・ラジヴィウヴナ'''([[ポーランド語|波]]:'''Barbara Radziwiłłówna''';[[リトアニア語|立]]'''Barbora Radvilaitė''', [[1520年]][[12月6日]] - [[1551年]][[5月8日]])は、[[リトアニア大公国|リトアニア]]の名門貴族[[ラジヴィウ家]]出身の貴族女性。[[ポーランド王]][[ジグムント2世 (ポーランド王)|ジグムント2世]]の2番目の妃となった。 |
||
== 生涯 == |
== 生涯 == |
2021年7月17日 (土) 22:01時点における最新版
バルバラ・ラジヴィウヴナ Barbara Radziwiłłówna | |
---|---|
ポーランド王妃 | |
ルーカス・クラナッハ (子)による肖像画(1553年頃) | |
在位 | 1547年 - 1551年 |
戴冠式 | 1550年12月7日 |
出生 |
1520年12月6日 リトアニア大公国、ヴィリニュス |
死去 |
1551年5月8日(30歳没) ポーランド王国、クラクフ |
埋葬 |
1551年6月23日 リトアニア大公国、ヴィリニュス大聖堂 |
結婚 |
1537年5月18日 ゲラネニ 1547年 |
配偶者 | ノヴォグルーデク県知事スタニスロヴァス・ゴシュタウタス |
ポーランド王ジグムント2世 | |
家名 | ラジヴィウ家 |
父親 | イェジ・ラジヴィウ |
母親 | バルバラ・コランカ |
宗教 | キリスト教カルヴァン派 |
バルバラ・ラジヴィウヴナ(波:Barbara Radziwiłłówna;立Barbora Radvilaitė, 1520年12月6日 - 1551年5月8日)は、リトアニアの名門貴族ラジヴィウ家出身の貴族女性。ポーランド王ジグムント2世の2番目の妃となった。
生涯[編集]
ヘトマンのイェジ・ラジヴィウとバルバラ・コランカの娘として生まれた。当時の記述によると、バルバラは当時のヨーロッパ世界でも有数の美人として知られていた。長身(約162cm)ですらりとしており、ブロンドの髪と白い歯の持ち主だったという。また服装や化粧にも気を遣い、常に白粉と香水を用いたという。両親より良い教育を施されたため、母語であるリトアニア語はもちろん、ベラルーシ語・ポーランド語・ラテン語を読み書きできた。1537年、ノヴォグルーデク県知事スタニスロヴァス・ゴシュタウタスと結婚したが、5年後の1542年に死別した。
ジグムントの後添えとなったのは1547年で、多くのポーランド貴族(シュラフタ)らの反対を押し切ったものだった。カトリック教徒が多数を占めるポーランド・リトアニアにおいて、バルバラは少数派のカルヴァン派信徒だったことと、政略的には何の見返りも望めない、ジグムントの恋愛結婚だったためであった。ジグムントの母ボナ・スフォルツァも反対し続け、2年もの間議論を続けた結果、物別れに終わった。1550年12月、バルバラはついにポーランド王妃として戴冠した。バルバラと国王との結婚はポーランド、リトアニア両国におけるラジヴィウ家の権勢を大いに高め、実兄のミコワイ・ラジヴィウ・ルディ、従兄のミコワイ・ラジヴィウ・チャルヌィらが国王の外戚として権力を掌握した。
ところが戴冠式からわずか5ヶ月後の1551年5月8日、バルバラはクラクフで急死した。彼女の死に王は打ちのめされ、人々は何の証拠もないものの、バルバラは王母ボナに毒殺されたと噂した。彼女は故郷リトアニアに埋葬されたいと望んだため、遺体はヴィリニュスに運ばれ、ヴィリニュス大聖堂に納骨された。