「高橋和之 (憲法学者)」の版間の差分

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2021年8月1日 (日) 04:18時点における版

高橋 和之(たかはし かずゆき、1943年 - )は、日本法学者。専門は憲法比較憲法国法学情報法。元法政大学教授、現在、東京大学名誉教授、大江橋法律事務所東京事務所所属の弁護士

人物

岐阜県出身[1]岐阜高校から東京大学法学部へ進む。在学中に司法試験に合格、一時は弁護士を志すも結局、卒業後は助手として大学に残る。その後法政大学教授、東京大学教授を定年した後、明治大学法科大学院教授となる。芦部信喜の弟子であり、芦部の名著『憲法』岩波書店)の補訂を、芦部の死後行っている。主な業績に、フランス憲法思想史の研究、人権総論、議院内閣制、統治機構の研究などがある。

東大退職後は弁護士としての活動も行っている。

略歴

主張

  • 選択的夫婦別姓制度導入についての2015年の最高裁判所判決について、「人権と制度との関係について、最高裁は、制度の範囲内に人権がある考え方をしているように思えるが、逆だ。人権が許す範囲内での制度でなければならない」と批判している[2]

著書

単著

共著

  • 『考える憲法』(高橋和之・戸波江二佐藤幸治阪本昌成竹中勲(共著)、弘文堂、1988/3)ISBN 978-4335350825
  • 『憲法I〔初版〕』(高橋和之・野中俊彦中村睦男高見勝利(共著)、有斐閣、1992/6) ISBN 4-641-03158-4
  • 『憲法II〔初版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、1992/7) ISBN 4-641-03159-2
  • 『憲法I〔新版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、1997/4)ISBN 978-4641128316
  • 『憲法II〔新版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、1997/4)ISBN 9784641128323
  • 『インターネットと法〔初版〕』(高橋和之・松井茂記(共著)、有斐閣、1999/4)ISBN 978-4641128538
  • 『憲法I〔第3版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2001/4) ISBN 4-641-12893-6
  • 『憲法II〔第3版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2001/4) ISBN 4-641-12894-4
  • 『インターネットと法〔第2版〕』(高橋和之・松井茂記(共著)、有斐閣、2001/4)ISBN 978-4641128910
  • 『インターネットと法〔第3版〕』(高橋和之・松井茂記(共著)、有斐閣、2004/5)ISBN 978-4641129467
  • 『憲法I〔第4版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2006/3) ISBN 4-641-12998-3
  • 『憲法II〔第4版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2006/4) ISBN 4-641-13000-0
  • 『インターネットと法〔第4版〕』(高橋和之・松井茂記・鈴木秀美(共著)、有斐閣、2010/1)ISBN 978-4641130630
  • 『憲法I〔第5版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2012/3) ISBN 978-4-641-13118-7
  • 『憲法II〔第5版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2012/3) ISBN 978-4-641-13119-4

共編著

また、『コンパクト六法』(各年版、岩波書店)の編集を行っている。

補訂

脚注

  1. ^ 天皇退位識者インタビュー、時事通信、2016年12月18日
  2. ^ 「夫婦別姓問題「最高裁は国民が最も知りたい点を回避した」高橋和之名誉教授が指摘」『弁護士ドットコムニュース』、2016年5月19日

外部リンク