宍戸常寿
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宍戸 常寿(ししど じょうじ、1974年9月 - )は、日本の法学者。専門は憲法・情報法。東京大学大学院法学政治学研究科教授。一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構代表理事。東京都出身。高橋和之門下。
略歴
[編集]- 1993年筑波大学附属駒場高等学校卒業 3月 -
- 1995年10月 - 司法試験合格
- 1997年
- 3月 - 東京大学法学部第1類(私法コース)卒業
- 4月 - 東京大学大学院法学政治学研究科助手
- 2000年10月 - 旧:東京都立大学法学部助教授
- 2005年首都大学東京都市教養学部法学系助教授 4月 -
- 2006年法曹養成専攻助教授 4月 - 首都大学東京社会科学研究科
- 2007年一橋大学大学院法学研究科准教授 4月 -
- 2010年 4月 - 東京大学大学院法学政治学研究科准教授
- 2013年10月 - 同教授
- 2017年東京大学新聞 理事長 4月 -
- 2020年ソーシャルメディア利用環境整備機構代表理事 4月 - 一般社団法人
- 2021年 4月 - 東京大学新聞 理事長退任 編集諮問委員就任
- 2022年新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議構成員 4月 -
- 現在 - 東京大学新聞 編集諮問委員
著作
[編集]単著
[編集]- 『憲法裁判権の動態』(弘文堂、2005年)ISBN 978-4-335303319
- 『憲法 解釈論の応用と展開』(日本評論社、初版、2011年/第2版、2014年)ISBN 978-4-535518117
共著
[編集]- (安西文雄・青井未帆・淺野博宣・岩切紀史・齊藤愛・佐々木弘通・林知更・巻美矢紀・南野森)『憲法学の現代的論点』(有斐閣、2006年)ISBN 4-641-12989-4
- (LS憲法研究会・棟居快行・工藤達朗・小山剛・赤坂正浩・石川健治・内野正幸・大沢秀介・大津浩・駒村圭吾・笹田栄司・鈴木秀美・畑尻剛・宮地基・村田尚紀・矢島基美・山元一)『プロセス演習憲法〔第3版〕』(信山社、2007年)ISBN 978-4-7972-2487-0
- (安西文雄・青井未帆・淺野博宣・岩切紀史・木村草太・小島慎司・齊藤愛・佐々木弘通・林知更・巻美矢紀・南野森)『憲法学の現代的論点〔第2版〕』(有斐閣、2009年)ISBN 978-4-641-13042-5
- (安念潤司・青井未帆・山本龍彦・小山剛)『論点 日本国憲法』(東京法令出版、2010年)
- (池田真朗・小林明彦・辰井聡子・藤井康子・山田文)『判例学習のAtoZ』(有斐閣、2010年)
- (高橋和之・安西文雄・佐々木弘通・毛利透・淺野博宣・巻美矢紀)『ケースブック憲法』(有斐閣、2010年)
- (安西文雄・巻美矢紀)『憲法学読本』(有斐閣、2011年)
- (淺野博宣・尾形健・小島慎司・曽我部真裕・中林暁生・山本龍彦)『判例プラクティス憲法』(信山社、2012年)
- (安岡寛道・曽根原登)『ビッグデータ時代のライフログ―ICT社会の“人の記憶”』(東洋経済新報社、2012年)
論文
[編集]- 「公共放送の『役割』と『制度』」(ダニエル・フット・長谷部恭男編『超える境 融ける法4』東京大学出版会、2005年)141-164頁
- 「法秩序における憲法」(安西文雄ほか『憲法学の現代的論点』有斐閣、2006年)29-58頁
- 「憲法上の権利の解釈枠組み」(安西文雄ほか『憲法学の現代的論点』有斐閣、2006年)203-231頁
脚注
[編集]判例評釈
[編集]- 「名誉毀損と事前差止め」(最大判昭和61年6月11日民集40巻4号872頁、メディア判例百選148-149頁、2005年)
- 「青少年保護育成条例による淫行禁止」(最大判昭和60年10月23日刑集39巻6号413頁、地方自治判例百選56-57頁、2003年)
- 「国家賠償責任の免除・制限と憲法17条」(最大判平成14年9月11日民集56巻7号1439頁、憲法判例百選292-293頁、2007年)
- 「国会議員が国会の質疑等の中でした発言と国家賠償請求」(最大判平成9年9月9日民集51巻8号3850頁、法学協会雑誌116(4・199)681-696頁)