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'''宮崎 大祐'''(みやざき だいすけ、[[1980年]] - )は、[[日本]]の[[映画監督]]、[[脚本家]]である。
'''宮崎 大祐'''(みやざき だいすけ、[[1980年]] - )は、[[日本]]の[[映画監督]]、[[脚本家]]である。



2021年8月4日 (水) 03:27時点における版

宮崎 大祐(みやざき だいすけ、1980年 - )は、日本映画監督脚本家である。

経歴

神奈川県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。

幼少期より日本各地やアメリカを転々としながら育つ。大学在学中から映画批評を書き始め、高橋世織ゼミで学びながら実験映画を制作しはじめる。映画美学校10期を卒業したのち、2007年に助監督として黒沢清監督のトウキョウソナタに参加[1]。以降、フリーの助監督・脚本家として活動。

2011年筒井武文監督、綾野剛主演の『孤独な惑星』で脚本家デビュー。

同年、芦澤明子撮影の『夜が終わる場所』で映画監督デビュー。本作はトロント新世代映画祭で観客賞を受賞し、南米最大のサンパウロ国際映画祭など世界中のいくつもの国際映画祭に出品され、アトム・エゴヤンなど名だたる映画関係者たちから絶賛された。のちに渋谷ユーロスペースなどで劇場公開[2]

2013年、イギリス・レインダンス映画祭の選定する「今注目すべき、七人の日本人インディペンデント映画監督[3]」に選ばれる。

2014年、4年ぶりの日本人監督としてベルリン国際映画祭タレント[4]に選ばれる。

2015年、ベルリン国際映画祭で出会ったアジア(中国、タイ、シンガポール)の映画製作者たちとオムニバス映画『Five to Nine』を共同制作。永瀬正敏主演による日本パートの監督を担当する。中華圏のアカデミー賞こと、台北金馬影展[5]はじめ、世界中の映画祭で上映され、タイの巨匠アピチャートポン・ウィーラセータクンからは「アジアの新しい才能」と称賛される。

2016年、日米共同制作の長編二作目となる、『大和(カリフォルニア)』を発表。北欧最大であるタリン・ブラックナイト映画祭をはじめ、世界中の20近い著名映画祭に招待される。本作はニューヨーク・タイムズ[6]ハリウッド・リポーター[7]Variety[8]と言った有力海外メディアで絶賛された。

2017年シンガポール国際映画祭の企画により、初の大規模現代美術展である「SPECTERS AND TOURISTS 亡霊たちと観光客[9]」をシンガポール・アートサイエンスミュージアムで開催。これに伴い、長編映画『TOURISM』をシンガポールとの共同制作で完成させた。『TOURISM』も様々な国際映画祭に招待され、第33回高崎映画祭のクロージング作品をかざり、ASIAN FILM FESTIVALS誌の「2019年を代表するアジア映画」に選ばれた。

2020年に公開された大阪・生野区のコリアン・タウンを舞台にしたスリラー映画『VIDEOPHOBIA』は映画芸術の年間ベストテン第6位に選ばれた。[10]

フィルモグラフィー

監督作

  • 現代の海賊と女(2005年)監督・脚本・主演 ※短編
  • MARIA! MARIA!(2007年)監督・脚本 ※中編
  • 夜が終わる場所(2011年)監督・脚本
  • BADS~ならず者たち~(アジア・オムニバス映画『Five to Nine』の一編)(2015年)監督・脚本
  • 大和(カリフォルニア)(2016年)監督・脚本
  • TOURISM(2018年)監督・脚本
  • VIDEOPHOBIA(2019年)監督・脚本
  • ざわめき(2019年)監督・脚本 ※短編
  • 北新宿2055(2021年)監督

脚本

MV

  • GEZAN「八月のメフィストと」(2014年)演出
  • peepow「SUNDANCE」(2015年)演出
  • Cherry Brown「Fukc These H0es」 (2015年) 監督
  • Cherry Brown「Summa Tyme」 (2015年) 監督
  • Amir Issaa「Vichinghi e Samurai」 (2016年) 監督
  • Cherry Brown「I'm 沢尻エリカ」 (2016年) 監督
  • Cherry Brown「これはリット」 (2016年) 監督
  • Cherry Brown「OMG」(2016年)監督
  • Cherry Brown「She's My Sweetie」(2017年)監督
  • kuroyagi 「Song of Noctunal」 (2018年) 監督
  • D.O 「スタンド・バイ・ミー」 (2019年) 監督
  • 漢&D.O「7 Days War 24」(2019年)監督
  • 阿修羅MIC「Voice feat. D.O & EMI MARIA」(2020年)監督
  • BAKU 「VIDEOPHOBIA feat. Jin Dogg, Nunchaku, Tomy Wealth」(2020年)監督
  • Vito Foccacio 「聖小泉七蜘蛛乃君」(2021年)監督

美術展

  • 「SPECTERS AND TOURISTS 亡霊たちと観光客」(2017年) シンガポール・アートサイエンスミュージアムとシンガポール国際映画祭による共同企画

小説

エッセイ

  • 『誰のものでもないまなざし』(「岩井俊二」夏目深雪編著/河出書房新社)
  • 『この中では誰もが平等である』(「新潮」2018年7月号)
  • 『ワールドカップを待つ映画監督の不安』 (「QUICK JAPAN」138号)
  • 『ミッシング・イン・ツーリズム』 (「boidマガジン」2019年より連載中)
  • 『三太郎の青春』(「しししし3」掲載)

脚注

  1. ^ http://intro.ne.jp/contents/2012/09/17_1950.html
  2. ^ https://www.cinematoday.jp/movie/T0015276
  3. ^ https://www.raindance.org/7-japanese-independent-film-directors-you-must-check-out-part-1/
  4. ^ http://www.berlinale-talents.de/bt/talent/daisuke-miyazaki/profile
  5. ^ https://youtu.be/ws7EyvtdU2A
  6. ^ https://www.nytimes.com/2017/07/12/movies/japan-cuts-film-festival.html
  7. ^ http://www.hollywoodreporter.com/review/yamato-california-review-967946
  8. ^ http://variety.com/2016/film/reviews/yamato-california-review-1201928274/
  9. ^ http://www.marinabaysands.com/museum/specters-and-tourists.html
  10. ^ 映画芸術 https://news.yahoo.co.jp/articles/82045f55a464448ae2578c5be878937fa373062c