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| 氏名 = 吉川 洋次<br/>よしかわ ひろつぐ |
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2021年8月4日 (水) 07:16時点における版
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選手情報 | ||||
フルネーム | 吉川 洋次 | |||
ラテン文字 | Hirotsugu Yoshikawa | |||
国籍 |
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競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 長距離走 | |||
所属 | ヤクルト | |||
大学 | 東洋大学ライフデザイン学部健康スポーツ学科卒業 | |||
生年月日 | 1998年6月9日(26歳) | |||
出身地 |
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自己ベスト | ||||
5000m | 14分15秒73(2016年) | |||
10000m | 28分53秒51(2017年) | |||
ハーフマラソン | 1時間03分48秒(2018年) | |||
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吉川 洋次 (よしかわ ひろつぐ、1998年6月9日 - ) は、栃木県那須塩原市出身の陸上競技選手。専門は長距離走。栃木県立那須拓陽高等学校を経て、東洋大学ライフデザイン学部卒業。2021年(株)ヤクルト本社に入社。
来歴・人物
- 東洋大学では初年度から10000m走で28分台を記録するなど同期で日本インカレ10000m日本人トップの西山和弥とともに活躍。
- 第49回全日本大学駅伝では最長区間のアンカー8区を任された。吉川はロードで大きな存在感を放つ選手となり、長距離区間を制する男としてニャイロ(山梨学院大学)、鈴木健吾(神奈川大学=富士通)などの強力な選手とも互角の勝負をし、安定した走りをみせ区間4位と服部勇馬が持つ一年生8区日本人最高記録を塗り替える走りを見せた。[1]
- 第94回箱根駅伝では4区を担当。3区の山本修二からトップで襷を受けると区間記録を1分以上も上回るペースで走り続け、ルーキーとは思えない落ち着いた走りで快走し、4区首位キープで同期の田中龍誠に襷をつないだ。後ろで追う青山学院大学の梶谷瑠哉との差を1分以上離した。また、区間新記録となったが惜しくも1秒差で区間賞は逃した。[2]それでも吉川の活躍もあり、東洋大学は4年ぶり6回目の往路優勝を果たした。だが、チームは6区で逆転を許してしまい、準優勝となった。
- 第30回出雲駅伝では最長区間のアンカーで出走し、今西駿介から2位でタスキを受けるとトップの青山学院大学の竹石尚人を追い、ゴール差12秒まで迫る勢いの走りを見せ6区区間賞を獲得した。
- 第95回箱根駅伝では3区を担当する。2区の山本修二から2位で襷を受けると、スタートして間もなく首位を奪い返す走りを見せる。森田歩希(青山学院大学=GMOアスリーツ)や阿部弘輝(明治大学=住友電工)ら各校のエースが配置された区間であったが、故障明けにもかかわらず区間4位と快走し、順位は保ちながら相澤晃に襷を託した。更に前回大会と同じ往路メンバーとで記録した、往路新記録をさらに更新することに貢献した。、東洋大学は2年連続の往路優勝を果たした。しかし、チームは8区で東海大学に逆転を許してしまい、総合成績も3位に終わった。
- 第96回箱根駅伝では前回大会と同じ3区を担当する。出雲駅伝、全日本大学駅伝では、怪我により出走は叶わなかった。怪我の影響からか万全な練習を積む事が出来ず、2区の相澤晃から7位で襷を受けるもチーム順位を3つ下げてしまう結果となった。「今大会は、怪我によって練習での準備不足が原因で心の不安が拭い切れなかった事が最大の反省点。来年はこの悔しさと経験を必ず活かす」と吉川は語った。東洋大学は3年連続の往路優勝は叶わず、チームの総合成績もシード権ギリギリの10位に終わった。[3]
- 第97回箱根駅伝では、1年生時に出走した4区を担当する。故障明けにより全日本大学駅伝を回避し、本大会に向けて準備してのエントリーとなった。3区の前田義弘から5位で襷を受け、序盤は経験者らしく落ち着いた走りで入り、終盤に備えた攻撃的な攻めの走りから吉川のレースプランがうかがえた。前を走る東京国際大学・早稲田大学に7秒差にまで詰め寄り、5区の宮下隼人に良い位置で襷を託し区間6位の好走を見せ、チームの往路2位に貢献した。[4]
- 東洋大学での吉川洋次の活躍は、1年生から目を見張るものがあり、特に大学駅伝では歴代最高タイム数々記録する快走を演じ、チームに欠くべからる存在となった。1年生では全日本大学駅伝の最長区間8区で1年生日本人歴代最高タイムの59分08秒をマーク。同じく箱根駅伝の4区では、1年生歴代最高タイムとなる1時間02分22秒の区間新記録をマーク。2年生の箱根駅伝の3区では、2年生歴代最高タイム1時間02分33秒をマークし、次々と記録を塗り替える見事な走りを見せた。
- 東洋大学卒業後も競技を継続しYakult陸上競技部に所属している。
戦績・記録
大会 | 種目 | (距離) | 区間 | 順位 | 記 録 | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
2014 | 第67回 栃木県高等学校駅伝競走大会 | 5km | 6区 | 区間タイ記録 | 14分48秒 | 那須拓陽高 優勝 |
2014 | 第65回 全国高等学校駅伝競走大会 | 5km | 6区 | 8位 | 14分59秒 | 那須拓陽高9位 |
2014 | 第69回 国民体育大会陸上競技栃木予選 | 3000m | 2位 | 8分50秒60 | 準優勝 | |
2014 | 第67回 関東高等学校駅伝競走大会 | 8.1075km | 3区 | 9位 | 24分52秒 | 那須拓陽高8位 |
2015 | 第61回 栃木県陸上競技春季大会 | 5000m | 1位 | 14分32秒90 | 優勝 | |
2015 | 第70回 国民体育大会陸上競技栃木予選 | 5000m | 1位 | 14分35秒44 | 優勝 | |
2015 | 第68回 栃木県高等学校駅伝競走大会 | 8.0785km | 4区 | 区間賞 | 24分19秒 | 那須拓陽高 優勝 |
2015 | 第66回 全国高等学校駅伝競走大会 | 8.1075km | 3区 | 11位 | 24分19秒 | 那須拓陽高22位 |
2015 | 第86回 栃木県陸上競技選手権大会 | 5000m | 3位 | 14分49秒32 | ||
2015 | 第86回 栃木県陸上競技選手権大会 | 1500m | 5位 | 4分00秒76 | ||
2015 | 第68回 関東高等学校駅伝競走大会 | 10km | 1区 | 7位 | 30分27秒 | 那須拓陽高7位 |
2015 | 第68回 関東高等学校陸上競技大会 | 5000m | 7位 | 14分38秒54 | ||
2015 | 第56回 栃木県郡市町対抗駅伝競走大会 | 8.130km | 8区 | 2位 | 24分43秒 | 那須塩原A優勝 |
2016 | 第57回 栃木県高等学校総合体育大会 | 5000m | 1位 | 14分25秒25 | 大会新記録 | |
2016 | 第87回 栃木県陸上競技選手権大会 | 5000m | 1位 | 14分52秒56 | 優勝 | |
2016 | 第87回 栃木県陸上競技選手権大会 | 10000m | 1位 | 31分23秒37 | 優勝 | |
2016 | 第71回 国民体育大会陸上競技栃木予選 | 5000m | 1位 | 14分42秒60 | 優勝 | |
2016 | 第 2回 順天堂長距離競技会 | 5000m | 1位 | 14分15秒73 | 優勝 | |
2016 | 第69回 全国高等学校総合体育大会 | 5000m | ―――― | (DQ*T3) | ||
2016 | 第69回 関東高等学校陸上競技大会 | 5000m | 4位 | 14分42秒56 | ||
2016 | 第21回 全国都道府県対抗駅伝競走大会 | 8.5km | 5区 | 21位 | 25分36秒 | 栃木県17位 |
2016 | 第57回 栃木県郡市町対抗駅伝競走大会 | 8.130km | 8区 | 1位 | 24分54秒 | 那須塩原A2位 |
2017 | 第22回 全国都道府県対抗駅伝競走大会 | 8.5km | 5区 | 18位 | 25分18秒 | 栃木県16位 |
2017 | 第58回 栃木県郡市町対抗駅伝競走大会 | 8.130km | 8区 | 2位 | 24分41秒 | 那須塩原A優勝 |
2017 | 第14回 チャレンジミートゥinくまがや | 5000m | 1着 | 14分23秒87 | ||
2017 | 第257回 日本体育大学長距離競技会 | 10000m | 30分49秒03 | |||
2017 | 第22回 法政大学陸上競技会 | 10000m | 6着 | 30分07秒52 | ||
2017 | 第29回 十日町長距離カーニバル | 10000m | 2位 | 28分53秒51 | 自己ベスト更新 | |
2017 | 第49回 男鹿駅伝競走大会 | 13.195km | 3区 | 3位 | 39分03秒 | 東洋大A優勝 |
2017 | 日本学生陸上競技選手権大会 | 5000m | 14位 | 14分27秒56 | ||
2018 | 第72回 香川丸亀国際ハーフマラソン | ハーフマラソン | 39位 | 1時間03分48秒 | 自己ベスト | |
2018 | 第97回 関東学生陸上競技対抗選手権大会 | ハーフマラソン | 12位 | 1時間05分53秒 | ||
2018 | 関東学生網走夏季記録挑戦競技会 | 10000m | 2位 | 29分04秒07 | ||
2019 | 第72回 平成国際大学長距離競技会 | 3000m | 2着 | 8分28秒53 | ||
2019 | 関東学生網走夏季記録挑戦競技会 | 10000m | 4位 | 29分09秒64 |
大学三大駅伝 戦績
学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
---|---|---|---|
1年生 (2017年度) |
第29回 4区―区間4位 18分44秒 |
第49回 8区―区間4位 59分08秒 学年区間記録 |
第94回 4区―区間2位 1時間02分22秒 区間新記録 |
2年生 (2018年度) |
第30回 6区―区間賞 29分53秒 |
第50回 ―――― 出走なし |
第95回 3区―区間4位 1時間02分33秒 |
3年生 (2019年度) |
第31回 ―――― 出走なし |
第51回 ―――― 出走なし |
第96回 3区―区間13位 1時間03分33秒 |
4年生 (2020年度) |
(開催中止) |
第52回 ―――― 出走なし |
第97回 4区―区間6位 1時間03分39秒 |
自己ベスト
種目 | 記録 | 年月日 | 大会 |
---|---|---|---|
5000m | 14分15秒73 | 2016年11月19日 | 第2回 順天堂長距離競技会 |
10000m | 28分53秒51 | 2017年09月30日 | 第29回 十日町長距離カーニバル |
ハーフマラソン | 1時間03分48秒 | 2018年02月04日 | 第72回 香川丸亀国際ハーフマラソン |
主な受賞
受賞 | 年月日 |
---|---|
那須陸上競技協会 栗原崇志章 受賞 | 2017年02月04日 |
栃木県高校スポーツ優秀選手賞 受賞 | 2017年02月16日 |
那須拓陽高校スポーツ文化特別功労賞 受賞 | 2017年02月27日 |
出典
- ^ 「全日本優勝へカギを握る 長距離区間を制する男…東洋大・吉川洋次」関東大学スポーツ新聞連盟WEB2018年10月18日
- ^ 「東洋大の新人吉川が快走で4区首位キープ/箱根駅伝」日刊スポーツ2018年1月2日
- ^ 「出雲駅伝中止で箱根も? 脚光当たらぬコロナ禍、東洋大ランナーの葛藤と自立」毎日新聞2020年8月2日
- ^ 「粘りが凄い…区間賞ゼロでも往路2位の東洋大 「才能がない」4区・吉川洋次が4年間走り続けたワケ」毎日新聞2021年1月2日