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2021年8月4日 (水) 17:05時点における版

河内琢夫(1963年 - )は日本の作曲家である。

1963年東京都府中市出身。洗足学園大学音楽学部(現洗足学園音楽大学)作曲専攻卒業後、同大学専攻科修了。作曲を宍戸睦郎、ピアノを村上明美の各氏に師事を仰ぐ。1988年(昭和63年)武満徹主催「今日の音楽」第3回国際作曲コンクールに「ピアノと打楽器のためのムーヴメント」が入選、印象的なデビューを果たす。1997年(平成9年)に作曲した「ヴァイオリン、ピアノと打楽器のためのDancing to my spirit」はカナダ先住民による同名彫刻に霊感を得たもので、1999年のルーマニアにおける国際現代音楽協会(ISCM)音楽祭<世界音楽の日々>に入選した。その後も2000年に北方民族の説話から啓発を受けて制作された「ヴァイオリンとピアノのためのフォーク・テイルズ」、2003年、北の自然から着想を取った「弦楽四重奏のための天と地」(星野道夫に献呈)など、北方をはじめとする地域の自然や民俗をモティーフにした作品を多数発表。2003年には横浜みなとみらいホールにて個展コンサートを開き、2007年には同所で第2回個展を開催した。後期ロマン派、印象派からハードロック、プログレッシヴ・ロックまでさまざまな音楽の影響を受け、調性とメロディを重視する現代的なリリシズムを追求する。一方で2006年にはそれらと前衛的な要素を混交した「ジャズ・ヴォーカルとコンピュータのための曼荼羅のマリア」を発表した。他の作品に「打楽器アンサンブルのための天の息」、「ピアノのための春のソナチネ」、近作では弦楽四重奏のための「風、河そして星々」(2016)、ディジュリドゥとチェロと打楽器のための「ソナタ・パシフィカII」(2017)、パン・フルートと十三絃筝と打楽器のための「ある北方の小さな祭礼」(2019)ほかがある。日本現代音楽協会、日本作曲家協議会各会員、深新會同人。マザー・アース株式会社、JFC出版より楽譜が発売されている。

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