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** 泯比沙子&クリナメン
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** [[THE ZOLGE]]
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* 主な作品{{fact|date=2015年3月}}
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** V・O・S(ビデオ)
** V・O・S(ビデオ)

2021年8月4日 (水) 23:12時点における版

株式会社 宝島社
TAKARAJIMASHA,Inc.
宝島社 本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
102-0082
東京都千代田区一番町25番地
設立 1971年9月22日
業種 情報・通信業
法人番号 5010001022070 ウィキデータを編集
事業内容 出版
代表者 蓮見清一(代表取締役社長)
資本金 3億9千万円
売上高 324億円(2020年8月)[1]
純利益 2億4756万5000円(2019年08月31日時点)[2]
総資産 341億7869万6000円(2019年08月31日時点)[2]
従業員数 222人(2020年8月)
決算期 8月31日
外部リンク https://tkj.jp/company/
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株式会社宝島社(たからじましゃ)は、東京都千代田区に本社を置く日本の出版社

概要

1971年9月22日蓮見清一が設立。当時は自治体向けのPR誌や地図など下請けを中心とした事業を行っていた株式会社ジェー・アイ・シー・シーJICC出版局、通称“ジック”)だったが、1993年4月に現社名になる。

1974年6月に晶文社から版権譲渡を受けた月刊誌『宝島』(旧『ワンダーランド』。植草甚一が創刊・編集)を復刊。若い世代を対象とした切り口は、以後の出版界に少なからぬ影響を及ぼした。 『宝島』復刊当初、編集は赤坂の「株式会社宝島社」、発行は飯田橋の「株式会社JICC出版局」と編集・発行が別会社になっていた。

1975年3月から政治問題からサブカルチャーまでを扱う『別冊宝島』を創刊、ムック市場を切り開く。 1993年11月4日には、借り上げていた麹町にあった当時の本社において発砲を受け事件化する[3]。編集者1人当たりの出版出荷額にノルマをかけ、同社急成長の元となった「社員成金化計画」などは業界内では有名である。『遊ぶWindows』・『DOS/V USER』を軸としたマルチメディア部門を中心に出版点数が急増していった。

2000年には『DOS/V USER』『遊ぶインターネット』の2誌が東京都から不健全図書指定を受けたことに反発し、取消を求める訴訟を起こしたが2004年に敗訴が確定した[4](詳しくは有害図書の項を参照)。

2003年には群馬県北軽井沢照月湖を含む近隣エリアを買い取り、同社保養所とする。その後に馬場を作ったり、一旦湖水を減らしたり、私有地のため観光パンフでの地図上の表示を取りやめるよう一部に持ちかけるなどし、照月湖を愛する近隣住民・自治体との間でトラブルが生じる。

ファッション、雑貨などの有名ブランドのグッズが付属したブランドムックに強く、ファッション誌の付録にも豪華なアイテムが多くみられる。なお、宝島社は「ブランドムック」を商標登録している。

近年では、『別冊宝島Real』において東アジア諸国(いわゆる特定アジア)やフェミニズムヤクザ同和利権などに対し攻撃的に切り込む政治的な内容の書籍を出版している事で知られる。

2015年7月29日に看板雑誌の『宝島』を同年8月25日発売の10月号をもって、10代女性向けファッション雑誌の『CUTiE』を同年8月11日発売の9月号をもって休刊することを発表した[5]

出版雑誌一覧

ファッション雑誌

近年、宝島社の雑誌は付録が豪華なことで有名である。主に有名ブランドとコラボレートしたバッグやポーチが付録として採用される。ヘア、メイク、旅行、スーツなど、テーマを絞った増刊ムックも豊富に展開される。ムック本はいずれも「e-MOOK」シリーズに分類されている。

メンズ

  • smart』 - 20代男性向けファッション誌。
  • MEN'S ROSES』 - 10代後半 - 20代前半向けのお兄系ファッション雑誌。2007年に「e-MOOK」として3号発売。

レディース

40代向け

20代後半 - 30代向け

  • InRed』 - SPRiNGの姉版。ライフスタイルにもこだわる新しい30代の提案。
  • sweet』 - 可愛いモノ好きの20代後半 - 派手めスタイル。
    • 『オトナミューズ』

ティーンズ - 20代前半向け

  • SPRiNG』 - 大人のストリートカジュアルファッション誌。
  • steady.』 - 同社初のOLターゲット。お仕事対応のきれいめカジュアル。
  • mini』 - 20歳前後のシンプル志向の裏原ガールズ向け。『smart』の女性版として創刊。

娯楽雑誌

  • MonoMax』 - 2007年より刊行。主に30代男性向けグッズ情報誌。デジタル、ファッション、スポーツ等を扱う。
  • このミステリーがすごい!』 - 1988年より刊行。一連の『この××がすごい!』シリーズの嚆矢となる。略称は「このミス」。
  • このライトノベルがすごい!』 - 2005年版から定期刊行化。略称は「このラノ」。
  • このマンガがすごい!』 - 2005年より年末に定期刊行化。
  • 『田舎暮らしの本』
  • 『パチンコ/パチスロ』

休刊・廃刊誌

出版ムック一覧

出版書籍

1999年9月創刊[9]。創刊ラインナップは『ブラックバスがメダカを食う 日本の生態系が危ない!』(秋月岩魚)、『宇多田ヒカルの作り方』(竹村光繁)、『金融監督庁』(金融再生研究会)の3点[10]。ベストセラーに『「捨てる!」技術』(辰巳渚)などがある[11]

モバイル

その他の事業

キャプテンレコード

かつて、1980年代後半のインディーズロックブームの頃は笠原章男プロデューサーを中心に「キャプテンレコード」というインディーズレーベルを展開していた。当時の主軸を押さえてたが、インディーズに商業主義を早期に持ち込んだことについて賛否両論あり「アマチュア青田買い」と揶揄された。[誰?]なお、キャプテンレコードが保有していた楽曲の著作権と原盤権はすべてウルトラ・ヴァイブが保有している[12]

系列会社

  • 洋泉社 - 元々は宝島社での刊行が適さないマイナー・堅い本を刊行していた。しかし、元『宝島』『別冊宝島』『宝島30』編集者(現在退職して映画評論家)の町山智浩が同社に移って手がけた『映画秘宝』が小ヒット。また、初期『別冊宝島』編集長であり、宝島社の実質的な主力編集長だった石井慎二洋泉社に移ってからは、かつての『別冊宝島』テイストを感じさせる『ムックy』『新書y』にも力を入れていた。2020年2月1日付で宝島社に吸収合併され解散した。従業員や権利義務等は宝島社が承継するが、『映画秘宝』は休刊、それ以外の出版物も合併後の発行は行わないとしている[14][15]
  • 宝島ワンダーネット - 『宝島城』などインターネット事業を中心に行う。

事件・トラブル

スポンサー番組

現在

全てフジテレビ系、(過去にテレビ朝日系列でも提供実績がある)

過去

脚注

  1. ^ 株式会社宝島社 マイナビ2022
  2. ^ a b 株式会社宝島社 第48期決算公告
  3. ^ 右翼団体が『宝島30』の反皇室報道に抗議したという体裁になっているが、真相は不明
  4. ^ 東京都不健全図書指定処分取消事件 - 日本雑誌協会 日本書籍出版協会50年史 Web版(2020年6月9日閲覧)
  5. ^ 「月刊宝島」「キューティ」が休刊 WWD JAPAN.com 2015年7月29日
  6. ^ a b 『宝島』と『CUTiE』が8月に休刊 サブカル&ストリートファッションを創出”. ORICON (2015年7月30日). 2015年7月30日閲覧。
  7. ^ Bandやろうぜ : バンドやろうぜ - 国立国会図書館(2020年6月27日閲覧)
  8. ^ この映画がすごい! - 国立国会図書館(2020年6月27日閲覧)
  9. ^ 宝島社 沿革
  10. ^ 詳細検索結果|国立国会図書館サーチ
  11. ^ 新書 いま・むかし - 風 - 新書マップ
  12. ^ 株式会社ウルトラヴァイブ 会社概要
  13. ^ 「ぼくたちだけの天国」BAKU-8501-CD CDジャケットの側面、および背面に記載。
  14. ^ 「映画秘宝」休刊へ 発行の洋泉社、宝島社と合併で解散,朝日新聞,2019年12月18日
  15. ^ 洋泉社、「映画秘宝」休刊へ…宝島社に2月吸収合併,読売新聞,2019年12月19日
  16. ^ 「キャラ弁」ムック本付録を自主回収 産経新聞 2010年9月23日 Archived 2010年9月26日, at the Wayback Machine.
  17. ^ 「ワクチンもない…政治に殺される」 宝島社広告の意図:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年5月13日閲覧。
  18. ^ 郁人, 神戸. “「政治に殺される」新聞広告に〝かつてない賛否〟宝島社の受け止めは”. withnews.jp. 2021年5月13日閲覧。
  19. ^ 「宝島社の広告は、単なるポピュリズム」佐々木俊尚氏に聞く”. SAKISIRU(サキシル). 2021年5月14日閲覧。
  20. ^ Hatachi, Kota. “「政治に殺される」話題の宝島社“タケヤリ“広告、実は薙刀? 画像は「ネット上から探し当てた」”. BuzzFeed. 2021年5月13日閲覧。

外部リンク