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「阿品東駅」の版間の差分

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阿品東駅の乗降人員は以下の表のように推移している。
阿品東駅の乗降人員は以下の表のように推移している。
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!colspan=3|1日平均乗降人員の推移
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2021年8月8日 (日) 14:10時点における版

阿品東駅
駅外観
あじなひがし
Ajina-higashi
M36 地御前 (1.5 km)
(0.7 km) 広電阿品 M38
地図
所在地 広島県廿日市市阿品一丁目10-1[1]
北緯34度19分36.6秒 東経132度19分6.55秒 / 北緯34.326833度 東経132.3184861度 / 34.326833; 132.3184861 (阿品東駅)座標: 北緯34度19分36.6秒 東経132度19分6.55秒 / 北緯34.326833度 東経132.3184861度 / 34.326833; 132.3184861 (阿品東駅)
駅番号 M37
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 13.9 km(広電西広島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
569人/日
-2018年-
開業年月日 1931年昭和6年)2月1日
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阿品東駅(あじなひがしえき)は、広島県廿日市市阿品一丁目にある広島電鉄宮島線である。駅番号はM37

歴史

当駅は1931年(昭和6年)2月、宮島線の全通と同日に開業した[2]。当時の駅名は阿品駅(あじなえき)である[3]。宮島線は開業より複線であったが、当駅を含む廿日市から宮島までの区間は太平洋戦争下の1944年(昭和19年)、当時広島市内で建設が進められていた皆実線の資材に充てるために下り線のレールが撤去され、単線に変更された[4][5]。このとき、当駅には列車交換のための待避線が新設されている[5]。同区間が複線へ戻されたのは戦後、1950年(昭和25年)のことであった[4]

駅名は1954年(昭和29年)に地御前県病院前駅(じごぜんけんびょういんまええき)へ改称される[3][6]。この改称に先立つ1951年(昭和26年)6月には県立地御前病院が地御前村(当時、1956年に合併して廿日市町)に開院している[7]。同院は県立広島病院の地御前分院へと変更されたのち、1972年(昭和47年)3月をもって廃止された[7]。この月のはじめには当駅も再改称し、阿品駅へと戻されている[3]。そこから阿品東駅と称するようになったのは2001年(平成13年)[3]。当駅の隣駅で、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線阿品駅に隣接する田尻駅を広電阿品駅へ改称するため、駅名が変更された[8]

駅構造

ホーム。奥に歩道橋が見える

阿品東駅はホームが地面に接する地上駅という形態をとる[6]。ホームは2面あり、2本の線路を挟み込むように向かい合わせに配置された相対式ホームである[6][9]。線路の東側にあるのが広電宮島口駅方面へ向かう下りホーム、西側にあるのが広電西広島駅方面へ向かう上りホームで[6]、互いのホームは駅の西側を通る国道2号から伸びた歩道橋によって結ばれる[9]

両ホームの広電宮島口寄りには、かつて宮島線内で運行されていた鉄道車両専用の高床ホームが残されている[6][9]

利用状況

『廿日市市統計書』によると、2018年度の1日平均乗降人員(利用者総数をその年の日数で割った値)は569人であった[10]

阿品東駅の乗降人員は以下の表のように推移している。

1日平均乗降人員の推移
年度 乗降人員 出典
1994年度 910
1995年度 890
1996年度 874
1997年度 983
1998年度 892 [11]
1999年度 752 [11]
2000年度 715 [11]
2001年度 654 [11]
2002年度 611 [11]
2003年度 608 [11]
2004年度 477 [11]
2005年度 537 [12]
2006年度 530 [13]
2007年度 551 [14]
2008年度 569 [15]
2009年度 542 [16]
2010年度 561 [17]
2011年度 587 [18]
2012年度 589 [19]
2013年度 595 [20]
2014年度 620 [21]
2015年度 590 [22]
2016年度 606 [23]
2017年度 584 [24]
2018年度 569 [10]

駅周辺

駅のすぐ東側には瀬戸内海が迫っている。駅西側すぐを走る国道2号を越えて山側へ行くと阿品台ニュータウンという広大な住宅街が広がる。

隣の駅

広島電鉄
宮島線
地御前駅 (M36) - 阿品東駅 (M37) - 広電阿品駅 (M38)

脚注

  1. ^ 路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月26日閲覧。
  2. ^ a b c 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  3. ^ a b c d 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、39頁。ISBN 978-4-10-790029-6 
  4. ^ a b 『広電が走る街 今昔』130-133頁
  5. ^ a b 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年、99頁。 
  6. ^ a b c d e f 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、16・89頁頁。ISBN 978-4-06-295157-9 
  7. ^ a b 広島県立病院年報』(pdf) 第51号、広島県病院事業局県立病院課、2016年、1頁https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/226977.pdf2017年2月26日閲覧 
  8. ^ a b 河野俊輔「広島電鉄の西広島駅改装とダイヤ改正」『RAIL FAN』第49巻第2号、鉄道友の会、2002年2月1日、10-13頁。 
  9. ^ a b c 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、120頁。ISBN 978-4-7942-1711-0 
  10. ^ a b 『廿日市市統計書』2020年版
  11. ^ a b c d e f g 『廿日市市統計書』2006年版
  12. ^ 『廿日市市統計書』2007年版
  13. ^ 『廿日市市統計書』2008年版
  14. ^ 『廿日市市統計書』2009年版
  15. ^ 『廿日市市統計書』2010年版
  16. ^ 『廿日市市統計書』2011年版
  17. ^ 『廿日市市統計書』2012年版
  18. ^ 『廿日市市統計書』2013年版
  19. ^ 『廿日市市統計書』2014年版
  20. ^ 『廿日市市統計書』2015年版
  21. ^ 『廿日市市統計書』2016年版
  22. ^ 『廿日市市統計書』2017年版
  23. ^ 『廿日市市統計書』2018年版
  24. ^ 『廿日市市統計書』2019年版

参考文献

  • 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05986-4 
  • 廿日市市分権政策部広報統計課編 『廿日市市統計書』各年版

関連項目

外部リンク