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「ジョジョの奇妙な冒険」の版間の差分

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原作のPart1『[[ファントムブラッド]]』とPart2『[[戦闘潮流]]』を描いた1st Seasonは、「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」の記者発表会が2012年7月5日に行われた際に製作が発表され<ref name="animeanime20120706">{{Cite web|url=http://animeanime.jp/article/2012/07/06/10724.html|title=「ジョジョの奇妙な冒険 THE ANIMATION」テレビアニメ化決定 本年10月スタート|work=アニメ!アニメ!|date=2012-07-06|accessdate=2016-02-20}}</ref>、2012年10月5日から2013年4月5日まで、[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]、[[MBSテレビ|MBS]]、[[CBCテレビ|CBC]]、[[東北放送]]、[[RKB毎日放送]]、[[日本BS放送|BS11]]にて放送された。全26話(第1部9話+第2部17話)<ref name=natalie>{{Cite web|publisher=コミックナタリー|title=ジョジョアニメは第2部突入、杉田智和のジョセフが動くッ!|url=http://natalie.mu/comic/news/80156|accessdate=2012-11-19}}</ref>。
原作のPart1『[[ファントムブラッド]]』とPart2『[[戦闘潮流]]』を描いた1st Seasonは、「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」の記者発表会が2012年7月5日に行われた際に製作が発表され<ref name="animeanime20120706">{{Cite web|url=http://animeanime.jp/article/2012/07/06/10724.html|title=「ジョジョの奇妙な冒険 THE ANIMATION」テレビアニメ化決定 本年10月スタート|work=アニメ!アニメ!|date=2012-07-06|accessdate=2016-02-20}}</ref>、2012年10月5日から2013年4月5日まで、[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]、[[MBSテレビ|MBS]]、[[CBCテレビ|CBC]]、[[東北放送]]、[[RKB毎日放送]]、[[日本BS放送|BS11]]にて放送された。全26話(第1部9話+第2部17話)<ref name=natalie>{{Cite web|publisher=コミックナタリー|title=ジョジョアニメは第2部突入、杉田智和のジョセフが動くッ!|url=http://natalie.mu/comic/news/80156|accessdate=2012-11-19}}</ref>。


原作のPart3『[[スターダストクルセイダース]]』を描いた2nd Season『'''ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース'''』は、2013年10月18日にテレビアニメ版公式サイトなど各メディアにおいて製作が発表され<ref>{{Cite web|url=http://www.animate.tv/news/details.php?id=1382072379|title=待望の『ジョジョの奇妙な冒険』第3部が、テレビアニメ化決定!|work=[[アニメイトTV]]|date=2013-10-18|accessdate=2016-02-20}}</ref>、分割4クールで<ref>{{Cite web|publisher=GIGAZINE|title=4クール(1年間)放送が発表された「ジョジョの奇妙な冒険」プレミア上映会レポート|url=http://gigazine.net/news/20140620-jojo-event/|accessdate=2014-06-25}}</ref><ref>{{Cite web|publisher=GIGAZINE|title=「ジョジョの奇妙な冒険」は分割4クール・9月で区切り、第2回プレミア上映会レポート|url=http://gigazine.net/news/20140731-jojo-event2/|accessdate=2014-07-31}}</ref>、前半2クールが2014年4月から9月まで、後半2クール「エジプト編」が2015年1月から6月まで放送された。全48話。
原作のPart3『[[スターダストクルセイダース]]』を描いた2nd Season『'''ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース'''』は、2013年10月18日にテレビアニメ版公式サイトなど各メディアにおいて製作が発表され<ref>{{Cite web|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1382072379|title=待望の『ジョジョの奇妙な冒険』第3部が、テレビアニメ化決定!|work=[[アニメイトTV]]|date=2013-10-18|accessdate=2016-02-20}}</ref>、分割4クールで<ref>{{Cite web|publisher=GIGAZINE|title=4クール(1年間)放送が発表された「ジョジョの奇妙な冒険」プレミア上映会レポート|url=http://gigazine.net/news/20140620-jojo-event/|accessdate=2014-06-25}}</ref><ref>{{Cite web|publisher=GIGAZINE|title=「ジョジョの奇妙な冒険」は分割4クール・9月で区切り、第2回プレミア上映会レポート|url=http://gigazine.net/news/20140731-jojo-event2/|accessdate=2014-07-31}}</ref>、前半2クールが2014年4月から9月まで、後半2クール「エジプト編」が2015年1月から6月まで放送された。全48話。


原作のPart4『[[ダイヤモンドは砕けない]]』を描いた3rd Season『'''ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない'''』は、2015年10月24日に2nd Seasonのスペシャルイベント『THE LAST CRUSADERS』にて製作が発表され<ref>{{Cite web|url=http://www.animate.tv/news/details.php?id=1445471571|title=4部もアニメ化! 小野大輔さんら出演ジョジョSCイベントレポ|work=アニメイトTV|date=2015-10-24|accessdate=2016-02-20}}</ref>、2016年4月から12月まで放送された。全39話。
原作のPart4『[[ダイヤモンドは砕けない]]』を描いた3rd Season『'''ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない'''』は、2015年10月24日に2nd Seasonのスペシャルイベント『THE LAST CRUSADERS』にて製作が発表され<ref>{{Cite web|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1445471571|title=4部もアニメ化! 小野大輔さんら出演ジョジョSCイベントレポ|work=アニメイトTV|date=2015-10-24|accessdate=2016-02-20}}</ref>、2016年4月から12月まで放送された。全39話。


原作のPart5『[[黄金の風]]』を描いた4th Season『'''ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風'''』は、2018年6月に製作が発表され<ref>{{Cite web|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1529552536|title=『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」TVアニメ化決定!気になる出演声優はジャパンプレミアで発表に|work=アニメイトタイムズ|date=2018-06-21|accessdate=2018-06-21}}</ref>、同年10月から2019年7月まで放送された。全39話。
原作のPart5『[[黄金の風]]』を描いた4th Season『'''ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風'''』は、2018年6月に製作が発表され<ref>{{Cite web|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1529552536|title=『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」TVアニメ化決定!気になる出演声優はジャパンプレミアで発表に|work=アニメイトタイムズ|date=2018-06-21|accessdate=2018-06-21}}</ref>、同年10月から2019年7月まで放送された。全39話。

2021年8月27日 (金) 11:20時点における版

ジョジョの奇妙な冒険
ジャンル アクション・アドベンチャー少年漫画青年漫画
漫画
作者 荒木飛呂彦
出版社 集英社
その他の出版社
中華民国の旗 大然文化東立出版社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
ウルトラジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 週刊少年ジャンプ
1987年1・2号 - 2004年47号
ウルトラジャンプ
2005年4月号 -
発表期間 週刊少年ジャンプ
1986年12月2日 - 2004年10月18日
ウルトラジャンプ
2005年3月19日 -
巻数 単行本を参照
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ジョジョの奇妙な冒険』(ジョジョのきみょうなぼうけん、英語: JOJO'S BIZARRE ADVENTURE, イタリア語: LE BIZZARRE AVVENTURE DI GIOGIO)は、荒木飛呂彦による日本漫画作品。略称は「ジョジョ[1]

作品解説

集英社少年向け漫画雑誌週刊少年ジャンプ』に1986年から2004年まで、2005年からは集英社の青年向け漫画雑誌『ウルトラジャンプ』に長期にわたって連載されている。シリーズの単行本は100巻を越え、2016年12月時点でシリーズ累計発行部数は1億部を突破している[1]。2006年の文化庁による文化庁メディア芸術祭10周年記念アンケート企画、「日本のメディア芸術100選」にてマンガ部門で2位に選ばれた[2]

作品全体のテーマは「人間讃歌[注 1]。仲間たちとの絆・強敵との死闘など少年漫画の基本を押さえながらも、個性的な表現方法とホラーサスペンス的な不気味さで独自の世界観を築き上げており、その作風は「王道を行きながら実験的」と評されている[4][5]。少年誌にして「大人向け」といえる作風であり、荒木自身も「子ども向けに描いてはいない」と発言している。

メディア展開はおおむね各部ごとに行われており、アニメ化やゲーム化、小説化、映画化などが行われている。

外伝作品も複数発表されており、Part4のサブキャラクターを主人公に据えた『デッドマンズQ』『岸辺露伴は動かない』の2本は短編集『死刑執行中脱獄進行中』に収録されている。『露伴』はシリーズ化し、他紙に出張したり派生もしている。他作者によるスピンオフ作品も複数ある。

そのほか、番外編『オインゴとボインゴ兄弟 大冒険』(文庫本・全1巻)もある。これはPart3の作中作であるボインゴの漫画自体を独立させ、岸辺露伴の解説をつけるなど実物の漫画作品としたものであり、Part3の文庫に合わせて刊行されたが、その後は絶版になっている。

25巻(Part3、ダービー弟戦)から、全ての漢字にルビが振られるようになった(正確には、漢数字を除く)。

あらすじ

ジョースター一族と、邪悪な吸血鬼と化したディオやその後継者たちが、1世紀以上に亘って繰り広げる戦いを描く大河群像劇である。

単独の人物を主人公としておらず、主人公が変わるごとに「第○部(○部分に数字)」と部数が進み、作品のサブタイトルも変わる形式を採用している。主人公が変わるだけでなく、作品の舞台やジャンルも各部ごとに変化している。

現在までにPart1からPart8までの8部が発表されている。各部にはPart6(第6部)執筆時以降に副題が与えられており、以下の通りに構成されている。

Part
(Parte)
副題(日本語) 副題(英語)
(Parte5のみイタリア語)
連載時のサブタイトル 作品ごとのジャンル[要出典] 単行本収録巻 発表期間等
(掲載誌)
Part1 ファントムブラッド Phantom Blood 第一部 ジョナサン・ジョースター ―その青春― ホラー・アドベンチャー 第1巻 - 第5巻 1986年12月2日 - 1987年10月26日
(週刊少年ジャンプ)
Part2 戦闘潮流 Battle Tendency 第二部 ジョセフ・ジョースター ―その誇り高き血統 バトル・アドベンチャー 第5巻 - 第12巻 1987年11月2日 - 1989年3月13日
(週刊少年ジャンプ)
Part3 スターダストクルセイダース Stardust Crusaders 第三部 空条承太郎 ―未来への遺産― アクション・アドベンチャー 第12巻 - 第28巻 1989年3月20日 - 1992年4月14日
(週刊少年ジャンプ)
Part4 ダイヤモンドは砕けない Diamond is Unbreakable 第4部 東方仗助 サスペンス・ホラー 第29巻 - 第47巻 1992年20号 - 1995年51号
(週刊少年ジャンプ)
Parte5
(Part5)
黄金の風 VENTO AUREO
(英語圏:Golden Wind)
第5部 ジョルノ・ジョバァーナ 【黄金なる遺産】 バトル・アドベンチャー 第47巻 - 第63巻 1995年52号 - 1999年17号
(週刊少年ジャンプ)
Part6 ストーンオーシャン Stone Ocean 第6部 空条徐倫 ―『石作りの海』(ストーンオーシャン) アクション・アドベンチャー Stone Ocean 第1巻 - 第17巻
(通算第64巻 - 第80巻)
1999年12月7日 - 2003年4月8日
(週刊少年ジャンプ)
Part7 スティール・ボール・ラン STEEL BALL RUN なし ホラー・アドベンチャー STEEL BALL RUN 第1巻 - 第24巻
(通算第81巻 - 第104巻)
2004年1月19日 - 2011年4月19日
(週刊少年ジャンプ,ウルトラジャンプ)
Part8 ジョジョリオン JoJolion なし サスペンス・ホラー ジョジョリオン 第1巻 - 続刊中
(連載中・通算第105巻 - 続刊中)
2011年6月号 - 2021年9月号
(ウルトラジャンプ)
Part1『ファントムブラッド
舞台は1888年のイギリス。英国の青年貴族で強い正義感と勇気を持つ主人公ジョナサン・ジョースターと、下層階級の出身ながら類稀なカリスマ性と野望の持ち主ディオ・ブランドーの抗争劇。
「石仮面」や「波紋」を背景に、2人の成長や対立が描かれている。
Part2『戦闘潮流
舞台は1938年のアメリカ。再び世界大戦の足音が聞こえ始めた中で、ジョナサンの孫のジョセフ・ジョースターもジョナサンと同じく「波紋」を身に付けていた。
そんな中、人類を遥かに凌駕する知的生物「柱の男」たちが発掘される。人類の脅威となりうる「柱の男」を倒すため、ジョセフたちは各地を奔走する。
Part3『スターダストクルセイダース
舞台は1988年[6]。100年の時を経て、ジョナサンの肉体を乗っ取ったDIO(ディオ)が復活した。
それと共鳴するかのようにジョセフの孫の空条承太郎に、幽波紋(スタンド)という能力が発現する。
DIOの影響によって危篤に陥った母の空条ホリィを救うため、承太郎はジョセフらと共にDIOの潜むエジプトを目指す。
Part4『ダイヤモンドは砕けない
舞台は1999年の日本。ジョセフの隠し子の東方仗助の住むS市杜王町では、スタンド使いが増え続けていた。仗助の祖父は悪のスタンド使いの犠牲となり、帰らぬ人となる。意志を継いで杜王町を守るため、仗助と仲間たちは町に潜むスタンド使いと闘いを繰り広げていく。
Parte5『黄金の風
舞台は2001年のイタリア。DIOの息子のジョルノ・ジョバァーナ(汐華 初流乃)は、街を浄化するギャングスターになるため、ギャング組織「パッショーネ」に入団する。ボスを倒し、組織を乗っとるという野望を果たすべく、ジョルノたちは内部抗争が起こる組織でボスとの接触に挑む。
Part6『ストーンオーシャン
舞台は2011年のアメリカ。承太郎の娘の空条徐倫は、罠にはめられて刑務所へ収監される。承太郎は救出にやって来たが、徐倫をかばって仮死状態に陥る。
徐倫は父を救うべく、来襲するスタンド使いたちを退けつつ、この悪夢を仕掛けた見えざる敵への戦いを挑む。
Part7『スティール・ボール・ラン[注 2]
舞台は1890年のアメリカ・サンディエゴビーチ。この地で世紀の大レースが開催される。
謎の鉄球を操る男のジャイロ・ツェペリと、下半身不随の元騎手のジョニィ・ジョースターは、それぞれの目的のためにゴールのニューヨークを目指す。レースの裏側では、国家が秘密裏に「聖人の遺体」を集めていた。
Part8『ジョジョリオン
舞台は2011年の日本・S市杜王町。スティール・ボール・ラン・レースから120年後。大震災を機に隆起した断層「壁の目」で、広瀬康穂は記憶を失った謎の青年を発見する。「定助」と名付けられた青年は、謎の果実「ロカカカ」の謎を解き明かしながら、過去の自分を探す。

副題

現在使用されている副題は先述の通りPart6の執筆時に後から付けられたものであり、それまでは日本語で第○部と表記し、主人公名と副題が付けられていた。作者はPart3の執筆時から副題を付けるつもりであったが、既存のジャンプ・コミックスとの整合性が取れなくなるという理由で編集部から却下された[7]。こういう初期事情から、単行本(ジャンプコミックス)はParte5(63巻)までは副題が書かれておらず一貫して「ジョジョの奇妙な冒険」として刊行されており、部区切りも単行本をまたぐ。後の文庫版や廉価版などはPart・副題ごとに区切って刊行されている。

3部以降のサブタイトルには、主人公のスタンドと同様の鉱物・自然界の4大元素が含まれており、作者が意図して入れたもの[8]

これと同様に、単行本収録の際の各話の副題でも、Part1・2は雑誌掲載時のものがそのまま使われたが、Part3以降は副題を付け直し、「○○ その (1) 」のように1つの副題を何話かに分ける方式をとった。後にこの方式は、Part3以降との整合性からPart1・2の文庫版収録時にも採用され、各話の副題が付け直された。

英語表記の「JOJO'S BIZARRE ADVENTURE」も連載開始時から用意されており、たびたび使用されているが、Parte5[注 3](第5部)でのみイタリア語表記の「LE BIZZARRE AVVENTURE DI GIOGIO[注 4]が代わりに使用され、ジョジョの綴りが「JOJO」から「GIOGIO」に変更されている[注 5]

なお、『週刊少年ジャンプ』掲載時は「ロマンホラー!—深紅の秘伝説—」という編集部の考案した[9]キャッチコピーが添えられていたが、単行本収録時とPart6以降は削除されている。

世界観

現実世界の19世紀後半から21世紀現代までが舞台となっている。少数の吸血鬼や超能力者が存在するが一般には知らされていない。魂というものがあるとされるが、基本的に絶命した者は生き返らない。

イギリスの貴族ジョージ・ジョースター卿の血を引く一族が主人公であり、部ごとに主人公が代替わりする。主人公はいずれも「ジョジョJoJo, GioGio)」という愛称を持つ。ただし劇中でジョジョの愛称がよく用いられていたのはPart3初期までである。

Part1およびPart2は、波紋(はもん)と呼ばれる特殊能力を身につけた人間たちが吸血鬼や「柱の男」という人間よりもはるかに長命で強力な生物に立ち向かうという作品で、格闘戦が主体であった。

Part3以降は、スタンド(幽波紋)と呼ばれる精神エネルギーを具現化した能力を使う人間同士の戦いが基本となり、様々な能力があるスタンドの攻防が作品の骨子となる。最後の敵は時間に関する能力を持つ傾向があり、作者は「時間を支配できる奴がいたら無敵だろうな、どうやって主人公は勝つだろう、と思う」と答えている[10]

荒木作品の特徴としてよく「擬音」と「ポーズ」が挙げられる。擬音はヘヴィメタルホラー映画などから思いつき[11][12]、擬音によって「引き込まれる感じが違う」と答えている[13]。コミックスの表紙などで見られる「ジョジョ立ち」と呼ばれるポーズに関しては、20代の頃に初めて行ったイタリア旅行においてミケランジェロの作品に強い衝撃を受けたことをきっかけに、彫刻のように肉体を捻るポーズを自分なりに漫画の中に取り入れたかったと語っている[13]

他の特徴として、セリフの語尾に「ッ」「ッ!!」などをつけて口語強調することがある。セリフ回しは翻訳調と評価されることがあり、作者も肯定している[14]

ジョースター家・家系図

家系図はPart3・13巻で初登場して、14巻以降は単行本冒頭に掲載されている。Part4・5・6まで更新されつつ継続された。

Part8では3巻で初登場し、次第に詳細が明らかになっていく。15巻以降は単行本冒頭に吉良家・東方家の現在の家系図が掲載されている。

Part1 - 6



 
 
 
 
 
 
メアリー
 
 
 
ジョージ・ジョースターI世
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
?
(不明)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エリナ
 
ジョナサン・ジョースター1
 
?
 
ディオ・ブランドー
(養子)
 
?
(不明)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
?
(不明)
 
 
 
 
 
 
 
ジョージ・ジョースターII世
 
リサリサ(エリザベス)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スージー・Q
(妻)
 
 
 
ジョセフ・ジョースター2
 
東方 朋子
(愛人)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
空条 貞夫
 
ホリィ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
?
 
空条 承太郎3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
静・ジョースター
(養女)
 
東方 仗助4
(隠し子)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジョルノ・ジョバァーナ5
(汐華 初流乃)
 
 
 
 
 
 
 
空条 徐倫6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウンガロ
リキエル
ドナテロ・ヴェルサス
 
 
 
 
 
 


Part7 - 8

 
 
グレゴリオ・ツェペリ
 
 
 
ジョージ・ジョースター
 
 
 
ブランドー母
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャイロ・ツェペリ7
 
 
ジョニィ・ジョースター7
 
 
 
ノリスケ・ヒガシカタ
初代 東方 憲助)
 
 
ディエゴ・ブランドー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東方 理那
 
東方 憲助
(二代目)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジョージ・ジョースター
(III世)
 
エリザベス
 
 
 
 
 
東方 憲助
(三代目)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジョセフ・ジョースター
 
スージーQ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
吉良・ホリー・ジョースター
 
吉良 吉輝
 
 
東方 憲助
(四代目)
 
東方 花都
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
虹村 京
 
吉良 吉影
 
東方 定助8
(養子)
 
 
東方 常敏
 
 
 
東方 密葉
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東方 鳩
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東方 常秀
 
東方 つるぎ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東方 大弥
 
 
 
 
 

ジョースター家の血統者に共通する特徴として、首の後ろや左肩の辺りに星形のアザがある(ただし、仗助のみ作中ではアザが確認できないが、アニメではアザが確認されている)。Part3でジョナサンの胴体を奪って復活したディオ(DIO)にもアザがあるため、ジョナサンの子孫にスタンドの影響を起こした。さらにディオの子であるジョルノ(Parte5・主人公)とヴェルサス他2名(Part6・敵)も星形のアザを受け継いでいる。DIOの骨から誕生した緑色の新生物、それと融合したプッチ、血縁者のウェザーなど、星のアザとスタンドは血に影響する。星のアザを持つ者同士は、お互いの存在をなんとなく感知することができる。

Part8の東方定助にもアザがある。設定がリセットされたPart7以降のジョースター一族にも星のアザがあるようである。

ジョースター家の男性はほとんどが高身長かつ頑健な肩幅など、恵まれた体格を持つ。イギリス貴族のジョージI世やニューヨークで不動産王になったジョセフ、マフィアのボスまで上り詰めたジョルノなど、社会的に誰からも信頼されてトップ水準の地位を得るが、家族関係は薄幸。性格は好奇心旺盛で、旅行好きである。

ジョースター家の男子には「代々短命である」というジンクスがあるとされ(12巻)、ジョージI世、ジョナサン、ジョージII世の三代続いていたが、ジョセフが破っている。また「生涯1人の異性しか愛さない」ともされていたが(13巻)、こちらもまたジョセフが破り非嫡出子の仗助をもうけていたことが判明する。代をまたいで、結果的には承太郎はジンクスに当てはまっている。

作風

キャラクターの名前
登場人物およびスタンドの名前の多くは洋楽のミュージシャンやグループ名などから引用したものである。例えば各部の主人公たちの通称である「ジョジョ」の由来は、ビートルズの楽曲「ゲット・バック」の歌詞に登場する人名「ジョジョ」から引用されている[15]。荒木はこれについて「ロック大好き。ロック少年だったから。で、バンドから名前を借りたんだけど、ルールがある。バンド名とキャラ(名前や設定、能力など)がマッチしていないとダメなんだ。だから、敵だったり味方だったりというのは、そこに理由がある」[16]と説明しており、Part3Part4のようにコラムで公表されたり、先述のジョジョや吉良吉影、岸辺露伴のように、対談の中で荒木が回答している例もある(詳細は各項目を参照)。
作中のファッションも海外のバンドなどを参考にしている。また、キャラクター名として、Parte5ではイタリア語の食材名、Part6ではファッション関連のデザイナーやブランドの名前に因んだ命名も散見される[要出典]。また「スタンド」という呼び方はベン・E・キングジョン・レノンで知られるミディアムバラード曲「スタンド・バイ・ミー」から取られたことが筆者本人から明かされている。
ジャンプでの掲載
『週刊少年ジャンプ』掲載時の掲載順は、看板作品のように常に前の方ではなく、良くても中間、時には最後尾になる時もあった。巻頭カラーになることが少なかったが、単行本の売り上げは順調であったため打ち切りにならなかった。Part3(28巻)までは椛島良介(現新書編集長)編集者が担当し、28巻の巻末で荒木がコメントを寄せている。
編集部からは『ジョジョ』以外の作品を描くことを薦められているが、作者は「何を描いても『ジョジョ』になってしまう」[17]「もう『ジョジョ』しか描かないし、『ジョジョ』しか描けない」[18]と発言している。また、雑誌のインタビューで、2004年の時点でPart9(第9部)くらいまでの構想があるとも語っている[19]
トーナメントインフレの否定
作者は1980年代ジャンプの大ヒット漫画を評価している。その一方で、主役も敵もどんどん強くなっていくと際限がなくなるという課題に行き着いた(このような漫画はバブル時代の産物、とも評している)。だからといってマイナスや停滞にすると、読者にうんざりされるということもPart1序盤での経験でわかっていた。そこでPart3は、日本からエジプトに向かい、道中で敵と戦って前進していくという形式にした(トーナメントではなくスゴロク、と喩えている)。強弱さまざまなタイプの敵を出しつつ、最後には最強のDIOが待ち受ける。Part3は大団円を迎え、Part4に続くも、Part4の敵は「DIOより強い」とはならない。
悪役観
数多くの敵役・悪人が登場し、主人公たちと戦う。これらの敵は無関係の人たちを巻き込んで殺傷するが、怪物や超能力者であるため、社会正義で逮捕したり裁いたりすることができない。主人公の行動原理も、正義の「心」であって、社会正義ではない。現実のように、社会正義には腐敗や裏もある。悪人や犯罪者ほど吸血鬼やスタンド使いの素質があるともされる。敵キャラクターや悪役について、作者は「本当に強い人っていうのは悪い事はしない」「弱い人間がその弱さを攻撃に向けたときが一番怖い」と述べている[20]
初代編集者の影響
初代担当編集者は椛島良介で、デビュー前の原稿持ち込みから、Part3完結までの10年以上の間ずっと担当であった。Part3最終巻(28巻)ではスペシャルサンクスとして言及されている。79巻(Part6終盤)では、『ジョジョ』という作品は彼の意見と影響があまりにも大きく、違う編集者に会っていれば違う作品になっていたであろうとまで語っている。『JOJOVELLER HISTORY』にて2013年・Part8までの歴代編集者全員へのインタビューがあり、特に初代とは対談も収録されている。
作中での矛盾
作中で度々大きな矛盾が生まれたり、設定がいつの間にかなくなっていたりする。特にシーザー・アントニオ・ツェペリの存在自体に関わる重大なミスに対しては、単行本4巻でそのミスを修正するとともにあとがきにて「おとなはウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです…」と弁明している (Part1 - Part2)。
アニメーション
『週刊少年ジャンプ』連載中にはテレビアニメ化はされていない。1993年にはPart3がアニメ化されたが、これも「Part3の後半部をダイジェストで」「OVAとして」という異例の企画であった。テレビアニメ化には荒木は、2003年の対談の中で「たぶん、子供に見せるマンガじゃあないんで、(それは)ないと思いますけど」と答えている[11]。Part3OVAは「前半部」が遡って作られ、2007年にはPart1が劇場アニメになった。2012年からはPart1・2から順にテレビアニメ化が行われている。

書誌情報

単行本では、セリフの細かいミスなどはあまり修正されずにそのまま版を重ねる傾向があった。そのような箇所は、2002年の文庫版化に伴って一斉に微変更・修正が行われている。

単行本

  • 荒木飛呂彦 『ジョジョの奇妙な冒険』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全63巻
    1. 「侵入者ディオの巻」1987年8月10日発売[21]ISBN 4-08-851126-3
    2. 「血の渇き! の巻」1988年1月8日発売[22]ISBN 4-08-851127-1
    3. 「暗黒の騎士の巻」1988年4月8日発売[23]ISBN 4-08-851128-X
    4. 「双首竜の間への巻」1988年6月10日発売[24]ISBN 4-08-851129-8
    5. 「最後の波紋! の巻」1988年8月10日発売[25]ISBN 4-08-851130-1
    6. 「JOJO vs. 究極生物の巻」1988年10月7日発売[26]ISBN 4-08-851062-3
    7. 「エイジャの赤石の巻」1988年12月6日発売[27]ISBN 4-08-851063-1
    8. 「最終試練! の巻」1989年2月10日発売[28]ISBN 4-08-851064-X
    9. 「死の崖へ つっ走れの巻」1989年4月10日発売[29]ISBN 4-08-851065-8
    10. 「鮮赤のシャボンの巻」1989年6月9日発売[30]ISBN 4-08-851066-6
    11. 「風にかえる戦士の巻」1989年8月10日発売[31]ISBN 4-08-851067-4
    12. 「超生物の誕生!! の巻」1989年10月9日発売[32]ISBN 4-08-851068-2
    13. 「DIOの呪縛の巻」1989年12月5日発売[33]ISBN 4-08-851069-0
    14. 「無人戦と猿の巻」1990年2月9日発売[34]ISBN 4-08-851070-4
    15. 「銃は剣よりも強しの巻」1990年4月10日発売[35]ISBN 4-08-851215-4
    16. 「戦いの年季! の巻」1990年6月8日発売[36]ISBN 4-08-851216-2
    17. 「恐ろしき恋人の巻」1990年8月8日発売[37]ISBN 4-08-851217-0
    18. 「夢のDEATH13の巻」1990年10月8日発売[38]ISBN 4-08-851218-9
    19. 「魔法のランプの巻」1990年12月4日発売[39]ISBN 4-08-851219-7
    20. 「爆弾仕かけのオレンジの巻」1991年2月8日発売[40]ISBN 4-08-851220-0
    21. 「脚がグンバツの女の巻」1991年5月10日発売売[41]ISBN 4-08-851564-1
    22. 「密室で消失の巻」1991年7月10日発売[42]ISBN 4-08-851565-X
    23. 「ダービーズコレクションの巻」」1991年9月10日発売[43]ISBN 4-08-851566-8
    24. 「地獄の門番ペット・ショップの巻」1991年11月8日発売[44]ISBN 4-08-851567-6
    25. 「ダービー・ザ・プレーヤーの巻」1992年2月10日発売[45]ISBN 4-08-851568-4
    26. 「亜空の瘴気 ヴァニラ・アイスの巻」1992年4月10日発売[46]ISBN 4-08-851569-2
    27. 「DIOの世界の巻」1992年6月10日発売[47]ISBN 4-08-851570-6
    28. 「遥かなる旅路 さらば友よの巻」1992年8月4日発売[48]ISBN 4-08-851634-6
    29. 「東方仗助登場の巻」1992年11月4日発売[49]ISBN 4-08-851635-4
    30. 「虹村億泰・形兆の巻」1993年1月7日発売[50]ISBN 4-08-851636-2
    31. 「広瀬康一(エコーズ)の巻」1993年3月4日発売売[51]ISBN 4-08-851637-0
    32. 「山岸由花子は恋をするの巻」1993年5月10日発売[52]ISBN 4-08-851638-9
    33. 「イタリア料理を食べに行こうの巻」1993年7月2日発売[53]ISBN 4-08-851639-7
    34. 「漫画のうちへ遊びに行こうの巻」1993年9月3日発売[54]ISBN 4-08-851640-0
    35. 「岸辺露伴の冒険の巻」1993年11月4日発売[55]ISBN 4-08-851405-X
    36. 「「しげちー」の収穫ハーヴェストの巻」1994年2月4日発売[56]ISBN 4-08-851406-8
    37. 吉良吉影きらよしかげは静かに暮らしたいの巻」1994年5月2日発売[57]ISBN 4-08-851407-6
    38. 「シアーハートアタックの巻」1994年8月4日発売[58]ISBN 4-08-851408-4
    39. 「父の涙の巻」1994年11月4日発売[59]ISBN 4-08-851409-2
    40. 「ジャンケン小僧がやってくる!の巻」1995年1月11日発売[60]ISBN 4-08-851410-6
    41. 「ハイウェイ・スターの巻」1995年3月3日発売[61]ISBN 4-08-851891-8
    42. 「猫は吉良吉影が好きの巻」1995年5月11日発売[62]ISBN 4-08-851892-6
    43. 「エニグマは謎だ!の巻」1995年8月4日発売[63]ISBN 4-08-851893-4
    44. 「ぼくのパパはパパじゃないの巻」1995年10月4日発売[64]ISBN 4-08-851894-2
    45. 「アナザーワン バイツァ・ダストの巻」1996年1月10日発売[65]ISBN 4-08-851895-0
    46. 「クレイジー・Dダイヤモンドは砕けないの巻」1996年3月4日発売[66]ISBN 4-08-851896-9
    47. 「さよなら杜王町-黄金の心の巻」1996年5月10日発売[67]ISBN 4-08-851897-7
    48. 「ぼくの夢はギャング・スターの巻」1996年7月4日発売[68]ISBN 4-08-851898-5
    49. 「ポルポの遺産を狙え!の巻」1996年9月4日発売[69]ISBN 4-08-851899-3
    50. 「ブチャラティ幹部:ボスからの第一指令の巻」1996年11月1日発売[70]ISBN 4-08-851119-0
    51. 「ボスからの第二指令:「キーをゲットせよ!」の巻」1997年2月4日発売[71]ISBN 4-08-851120-4
    52. 「フィレンツェ行き超特急の巻」1997年4月4日発売[72]ISBN 4-08-872040-7
    53. 「ザ・グレイトフル・デッドの巻」1997年6月4日発売[73]ISBN 4-08-872174-8
    54. 「ゴールド・エクスペリエンスの逆襲の巻」1997年9月4日発売[74]ISBN 4-08-872174-8
    55. 「ヴェネツィア上陸作戦の巻」1997年11月4日発売[75]ISBN 4-08-872175-6
    56. 「ガッツの「G」の巻」1998年1月9日発売[76]ISBN 4-08-872501-8
    57. 「フライト・コードなし! ボスの過去をあばけの巻」1998年3月4日発売[77]ISBN 4-08-872526-3
    58. 「ぼくの名はドッピオの巻」1998年6月4日発売[78]ISBN 4-08-872562-X
    59. 「今にも落ちて来そうな空の下での巻」1998年8月4日発売[79]ISBN 4-08-872588-3
    60. 「コロッセオの男に会え!の巻」1998年10月2日発売[80]ISBN 4-08-872613-8
    61. 「そいつの名はディアボロの巻」1999年1月8日発売[81]ISBN 4-08-872652-9
    62. 鎮魂歌レクイエムは静かに奏でられるの巻」1999年3月4日発売[82]ISBN 4-08-851126-3
    63. 「眠れる奴隷の巻」1999年4月30日発売[83]ISBN 4-08-872709-6
  • 荒木飛呂彦 『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全17巻
    1. 「囚人番号FE40536空条徐倫」2000年5月1日発売[84]ISBN 4-08-872866-1
    2. 「グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の面会人」2000年8月4日発売[85]ISBN 4-08-872899-8
    3. 「プリズナー・オブ・ラヴ」2000年10月4日発売[86]ISBN 4-08-873027-5
    4. 「行くぞ! フー・ファイターズ」2000年12月4日発売[87]ISBN 4-08-873051-8
    5. 「サヴェ・ガーデン作戦(中庭へ向かえ!)」2001年2月2日発売[88]ISBN 4-08-873077-1
    6. 「集中豪雨警報発令」2001年4月4日発売[89]ISBN 4-08-873103-4
    7. 「ウルトラセキュリティ微懲罰」2001年6月4日発売[90]ISBN 4-08-873126-3
    8. 「燃えよ竜の夢ドラゴンズ・ドリーム」2001年9月4日発売[91]ISBN 4-08-873160-3
    9. 「緑色の誕生」2001年11月2日発売[92]ISBN 4-08-873183-2
    10. 「AWAKEN-目醒め」2002年2月4日発売[93]ISBN 4-08-873225-1
    11. 「向かえ! 天国の時」2002年4月4日発売[94]ISBN 4-08-873250-2
    12. 「脱獄へ・・・」2002年7月4日発売[95]ISBN 4-08-873284-7
    13. 「空高くスカイ・ハイ!」2002年9月4日発売[96]ISBN 4-08-873315-0
    14. 「天国の時 新月まであと3日」2002年12月4日発売[97]ISBN 4-08-873346-0
    15. 「ヘビー・ウェザー」2003年2月4日発売[98]ISBN 4-08-873383-5
    16. 「ケープ・カナベラルにて」2003年4月4日発売[99]ISBN 4-08-873410-6
    17. 「メイド・イン・ヘブン」2003年7月4日発売[100]ISBN 4-08-873483-1
  • 荒木飛呂彦 『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全24巻
    1. 「1890年9月25日 サンディエゴビーチ」2004年5月20日発売[101]ISBN 4-08-873601-X
    2. 「1st.STAGE 15,000メートル」2004年5月20日発売[102]ISBN 4-08-873613-3
    3. 「2nd.STAGE アリゾナ砂漠越え」2004年11月4日発売[103]ISBN 4-08-873673-7
    4. 「ジャイロ・ツェペリの宿命」2004年11月4日発売[104]ISBN 4-08-873689-3
    5. 「大統領の陰謀」2005年8月4日発売[105]ISBN 4-08-873845-4
    6. 「スケアリー モンスターズ」2005年11月4日発売[106]ISBN 4-08-873890-X
    7. 「広い広い大草原の小さな墓標」2006年3月3日発売[107]ISBN 4-08-874117-X
    8. 「男の世界へ」2006年5月2日発売[108]ISBN 4-08-874119-6
    9. 「嵐の夜がやってくる」2006年9月4日発売[109]ISBN 4-08-874147-1
    10. 「イリノイ・スカイライン ミシガン・レイクライン」2006年11月2日発売[110]ISBN 4-08-874285-0
    11. 「黄金長方形を作れ!」2007年3月2日発売[111]ISBN 978-4-08-874336-3
    12. 「遺体への条件 友情への条件」2007年5月2日発売[112]ISBN 978-4-08-874362-2
    13. 「壊れゆく鉄球」2007年9月4日発売[113]ISBN 978-4-08-874420-9
    14. 「勝利者への資格」2007年12月4日発売[114]ISBN 978-4-08-874438-4
    15. 「ゲティスバーグの夢」2008年5月2日発売[115]ISBN 978-4-08-874518-3
    16. 「いともたやすく行われるえげつない行為」2008年9月4日発売[116]ISBN 978-4-08-874574-9
    17. D4Cディー・フォー・シー」2009年3月4日発売[117]ISBN 978-4-08-874648-7
    18. 涙の乗車券チケット・ゥ・ライド」2009年7月3日発売[118]ISBN 978-4-08-874725-5
    19. 「お金持ちにはなれない」2009年11月4日発売[119]ISBN 978-4-08-874769-9
    20. 「ラブトレイン-世界はひとつ」2010年3月4日発売[120]ISBN 978-4-08-870060-1
    21. 「ボール・ブレイカー」2010年7月2日発売[121]ISBN 978-4-08-870099-1
    22. 「ブレイク・マイ・ハート ブレイク・ユア・ハート」2010年11月4日発売[122]ISBN 978-4-08-870160-8
    23. 「ハイ・ヴォルテージ」2011年5月19日発売[123]ISBN 978-4-08-870206-3
    24. 「星条旗よ 永遠なれ」2011年6月3日発売[124]ISBN 978-4-08-870253-7

文庫版

函装版

1 - 3巻が「Part1 ファントムブラッド」、4 - 7巻が「Part2 戦闘潮流」、8 - 17巻が「Part3 スターダストクルセイダース」となっている。

雑誌版

廉価版

  • 〈集英社ジャンプリミックス〉
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartIII スターダストクルセイダース』 全11巻
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartIV ダイヤモンドは砕けない』 全17巻
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartI ファントムブラッド』 全2巻
  • 〈集英社ジャンプリミックス〉ワイド版
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartII 戦闘潮流』 全3巻
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartIII スターダストクルセイダース』全10巻
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartIV ダイヤモンドは砕けない』 全10巻
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartV 黄金の風』 全10巻
  • 〈集英社ジャンプリミックス〉新ワイド版 B6判
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartI ファントムブラッド』 全1巻
  • 〈集英社ジャンプリミックス〉
    • 『ジョジョの奇妙な冒険 PartVI ストーンオーシャン』全10巻

小説

画集

JoJo6251[荒木飛呂彦の世界] 1993年12月、ISBN 4-08-782407-1
Part4連載中に発売された画集で、幾人かの人名やスタンド名はここで設定されている。Part3の舞台設定が1987・88年と記載されている公式資料(単行本などでは1989年完と記載されている)。
JOJO A-GO!GO! 2000年3月、ISBN 978-4-08-782591-6
Part6連載前に発売された画集。JOJO A-GO!GO!(画集)・STANDS(スタンド事典)・ARAKI HIROHIKO(資料集)の3冊セット。幾人かの人名やスタンド名はここで設定されている。また、新しいサブタイトルの仮名称も発表されている。
JOJOVELLER 『ジョジョの奇妙な冒険』25周年画集 初回限定版 2013年9月18日、ISBN 978-4-08-908185-3
JOJOVELLER 通常版 2014年4月18日、ISBN 978-4-08-782458-2
Part8連載中に発売された画集。JOJOVELLER(画集)・STANDS(スタンド事典)・HISTRY(資料集)の3冊セット。幾人かのスタンド名はここで設定されている。
JOJOnicle 荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋 クロニクル 2019年12月19日、ISBN 978-4-08-792551-7

メディアミックス作品

OVA

原作の途中のエピソードから映像化する形が取られている。ストーリーは一部が改変されている。

  • 『ジョジョの奇妙な冒険』 (1993年 - 1994年、全6話) - Part3の後半部のアニメ化作品。イギーの加入からエジプトでの戦いを描く。
  • 『ジョジョの奇妙な冒険』 (2000年 - 2002年、全7話) - Part3の前半部のアニメ化作品。ジョセフとアヴドゥルの来日から対エンヤ戦までを描く。後半部OVAとほぼ同じスタッフにより制作されている。

2007年5月25日に、上記のアニメ作品を全て収録したDVD-BOXとして『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース DVD-BOX』が発売された。なお、OVAの作中(Adventure 6 -報復の霧-)に不適切な表現があったため、2008年5月より作品を収めたDVDの出荷停止処置がとられている(詳細については「#日本国外での反響」を参照)。

劇場アニメ

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2007年2月17日全国公開)は、Part1のアニメ化作品で、OVAとほぼ同じスタッフにより制作されている。ストーリーがかなり簡略化されており、スピードワゴンなど多くの主要人物も登場しない。

テレビアニメ

原作のPart1『ファントムブラッド』とPart2『戦闘潮流』を描いた1st Seasonは、「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」の記者発表会が2012年7月5日に行われた際に製作が発表され[248]、2012年10月5日から2013年4月5日まで、TOKYO MXMBSCBC東北放送RKB毎日放送BS11にて放送された。全26話(第1部9話+第2部17話)[249]

原作のPart3『スターダストクルセイダース』を描いた2nd Season『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』は、2013年10月18日にテレビアニメ版公式サイトなど各メディアにおいて製作が発表され[250]、分割4クールで[251][252]、前半2クールが2014年4月から9月まで、後半2クール「エジプト編」が2015年1月から6月まで放送された。全48話。

原作のPart4『ダイヤモンドは砕けない』を描いた3rd Season『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』は、2015年10月24日に2nd Seasonのスペシャルイベント『THE LAST CRUSADERS』にて製作が発表され[253]、2016年4月から12月まで放送された。全39話。

原作のPart5『黄金の風』を描いた4th Season『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』は、2018年6月に製作が発表され[254]、同年10月から2019年7月まで放送された。全39話。

CDカセットブック

1992年から1993年にかけて全3巻で発売された。

  • 『ジョジョの奇妙な冒険第1巻 空条承太郎見参の巻』
  • 『ジョジョの奇妙な冒険第2巻 アヴドゥル死すの巻』
  • 『ジョジョの奇妙な冒険第3巻 DIOの世界の巻』

コンピュータゲーム

ファミコンジャンプ 英雄列伝
ファミリーコンピュータ。1989年、バンダイ
16人のヒーローの1人としてPart2時代のジョセフ・ジョースター、敵キャラクターとして「柱の男」のサンタナとエシディシが登場する。原作での「柱の男は太陽の光に弱い」という設定がゲーム中でも反映されており、孫悟空の太陽拳でエシディシの弱点を突くことができる。
ファミコンジャンプII 最強の7人
ファミリーコンピュータ。1991年、バンダイ。
7人の主人公の内の1人として空条承太郎が登場。Part3が舞台となっており、承太郎の他にジョセフ、アヴドゥル、ポルナレフ、花京院が登場する。本作のオリジナルキャラクターとして、対象を石化させる能力を持つスタンド使いが敵として立ちはだかる。
ジョジョの奇妙な冒険
スーパーファミコン。1993年、コブラチーム[255]
Part3のロールプレイングゲーム。承太郎が住む街の中で不良や吸血鬼、スタンド使いなどと戦う、原作に登場するキャラクターでも登場する場所やスタンドの様子が違うなど、原作とはかなりかけ離れた内容となっている。承太郎は「ときのガクボウ」を装備することにより、時間停止能力を手に入れることになっている。
多過ぎる謎解き、当たり判定の貧弱さや運要素の強さが目立つ戦闘、レベルの上限が16と少なくRPG要素が機能していない点などから、ゲームとしては理不尽さが目立つ[255]
Part3の格闘ゲーム作品
ジョジョの奇妙な冒険
アーケードゲームPlayStation。1998年 - 1999年、カプコン
アーケード版を発売するに当たり、原作で1コマしか本体を現さなかった「ミドラー」を荒木飛呂彦が新たに描き下ろすなど、登場人物を増やした2D対戦型格闘ゲームである。ゲーム内でもスタンドを出して戦い、スタンドゲージというゲージが無くなるとスタンドが一時消えるというシステムである。隠しキャラクターとして、Part2の若きジョセフも登場する。
PlayStation版は後述の『未来への遺産』の登場キャラクターが追加されているものの、ハードスペック上の問題から、大幅にアレンジされている。新たに「スーパーストーリーモード」が作られ、原作のうち、格闘ゲームに向かない部分をミニゲームで補っている。これを通してポイントを貯めることで、新たなコーナーやキャラクターの選択が可能となる。原作に準拠したプレイを行うことで高得点を得られる。PocketStationとも連動している。
ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産
アーケードゲーム、ドリームキャスト。1999年、カプコン。
上記のアッパーバージョン。ドリームキャスト版は『ジョジョの奇妙な冒険』『ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産』の両方を収録している。アーケード版の内容をほぼ完全に移植しているが、上記のPlayStation版のスーパーストーリーモードは収録していない。
ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 HDVer.
Xbox 360PlayStation 3。2012年、カプコン。
『未来への遺産』をHD画面出力に最適化してグラフィックを精緻化した移植版。ダウンロード販売専用タイトル。
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風
PlayStation 2。2002年7月25日、カプコン。
Parte5の3Dアクションゲーム。一部シーンの削除、「キング・クリムゾン」や「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」といったスタンドの能力がゲーム向けに修正されているなどの改変がある。
ジャンプスーパースターズ
ニンテンドーDS。2005年8月8日、任天堂
『週刊少年ジャンプ』のオールスターによる対戦アクションゲーム。Part3から承太郎、DIOがバトルキャラクターとして、Part7からジャイロがサポートキャラクター、ジョニィがヘルプキャラクターとして登場している。
ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド
PlayStation 2。2006年10月26日、バンダイ。
Part1の3Dアクションゲーム。
ジャンプアルティメットスターズ
ニンテンドーDS。2006年11月23日、任天堂。
『ジャンプスーパースターズ』の続編。Part1 - 7の歴代キャラクターがバトルまたはサポートキャラクター、ヘルプキャラクターとして登場する。
ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル
PlayStation 3。2013年8月29日、バンダイナムコゲームス。
Part1からPart8の歴代主要キャラクターたちが登場する対戦型格闘ゲーム。
ジェイスターズ ビクトリーバーサス
PlayStation 3、PlayStation Vita。2014年3月19日、バンダイナムコゲームス。
プレイヤーキャラクターとして、ジョナサンとジョセフが参戦している。
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ
スマートフォンAndroid端末2014年3月10日・iPhone端末2014年3月13日、バンダイナムコゲームス。2021年4月13日にサービス終了。
ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン
PlayStation 4、PlayStation 3。2015年12月17日、バンダイナムコエンターテインメント。
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドレコーズ
スマートフォン。AndroidおよびiOS共に2017年2月21日、バンダイナムコエンターテインメント。2019年11月18日にサービス終了。
ジャンプチ ヒーローズ
スマートフォン。AndroidおよびiOS共に2018年3月28日、ワンダープラネット
プレイヤーキャラクターとして、第1部 - 第4部のキャラクターが参戦している。第3部、第4部は作品が大きくフューチャーされる「大特集祭」が行われたため、味方主要キャラクターはほぼ全員参戦している。
週刊少年ジャンプ 実況ジャンジャンスタジアム
スマートフォン。AndroidおよびiOS共に2018年8月2日、コナミデジタルエンタテインメント
プレイヤーキャラクターとして、承太郎が参戦している。
ジョジョのピタパタポップ
スマートフォン。AndroidおよびiOS共に2018年10月10日、バンダイナムコエンターテインメント。
JUMP FORCE
PlayStation 4、Xbox One。2019年2月14日、バンダイナムコエンターテインメント。
プレイヤーキャラクターとして、承太郎とDIOが参戦している。
ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー
アーケードゲーム。2019年12月18日稼働[256]

アパレル

2002年FIFAワールドカップに向けたアディダスの企画、『adidas MANGA FEVER』(雑誌)に参加。アディダスとのコラボレーションTシャツ発表(2002年7月) デザインはジョルノ。

ビームスとのコラボレーションTシャツ発表(2003年8月)。ジョルノと徐倫が描かれている。

ユニクロの『UNIQLO CREATIVE AWARD 2006』に荒木飛呂彦が審査員として参加し、自らもデザインを手がけたコラボレーションTシャツを発表(2006年4月)。Part4に登場した吉良吉影のスタンド「キラークイーン」からスピンオフしたキャラクター「キラー・タイガー・クイーン」、「キラー・ダンシング・クイーン」の2種の絵柄。

ultra-violenceからParte5に登場したブローノ・ブチャラティ仕様のカットソー「Sticky Fingers Buccellati」(2007年)。荒木飛呂彦の原画とコラボレーションした『ultra-violence×ジョジョの奇妙な冒険 コラボTシャツ』。第2弾まで各弾4種類ずつと限定モデル1種と石仮面モデル1種が発売されており全10種(2008年)。

トレーディングカードゲーム

バンダイより『ジョジョの奇妙な冒険 Adventure Battle Card』の名で発売。同社のトレーディングカードゲームの特徴を色濃く引き継いでいる。

第1弾
2007年3月9日発売
  • スターターボックス
  • ブースターパック
  • 拡張シート
第2弾
2007年7月20日発売
  • 構築済みスターターボックス オラオラデッキ
  • 構築済みスターターボックス 無駄無駄デッキ
  • ブースターパック 〜そこにシビれる! あこがれるゥ!〜
第3弾
2007年11月9日発売
  • スターターボックス DIO & 9栄神スターター
  • ブースターパック 〜魂をかけよう!〜
タロットカードエディション
2008年2月14日発売
第4弾
2008年3月27日発売
  • 構築済みスターターボックス 癒しのオレンジデッキ
  • 構築済みスターターボックス 静けさのブルーデッキ
  • ブースターパック 〜コッチヲ見ロッ!〜
第5弾
2008年7月10日発売
  • スターターセット ジョースター家の血族デッキ
  • スターターセット ジョースター家の血統デッキ
  • ブースターパック 〜バイツァ・ダスト〜
第6弾
2008年11月29日発売
  • スターターセット 黄金の風
  • ブースターパック 〜黄金なる遺産〜
第7弾
2009年3月14日発売
  • ブースターパック 〜鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる〜
第8弾
2009年6月13日発売
  • ブースターパック 〜時は一巡した〜

フィギュア

ヘビーゲイジより『スターダストクルセイダース』の登場人物およびスタンドを題材としたガレージキット、「フィギュアコレクション」が1997年に発売。全10種。『戦闘潮流』『黄金の風』を題材とするフィギュアの発売も予定されていたが、発売中止となっている。

コトブキヤ ARTFXより『スターダストクルセイダース』と『黄金の風』を題材にしたシリーズが2000年に発売。それぞれスタンドと本体の2体セットとなっている。

超造形魂よりファントムブラッドを題材にしたフィギュア『ジョジョの奇妙な冒険 1』が2006年8月に発売。全10種。

HGIFシリーズより『ファントムブラッド』と『戦闘潮流』を題材にしたガチャポン『HGIFシリーズ ジョジョの奇妙な冒険』が2006年9月に発売。全5種。

超像革命メディコス・エンタテインメントよりジョナサン・ジョースターをモデルにしたフィギュア『超像Artコレクション ジョジョの奇妙な冒険 ジョナサン・ジョースター』が2007年10月に発売。2008年には空条承太郎モデルも発売された。どちらも全2種。また、2009年1月より可動フィギュア「超像可動」が発売される。

マスクコレクションシリーズより、第5部に登場するスタンドの頭部を立体化した『ジョジョの奇妙な冒険スタンドコレクション』が2009年10月に発売。

菓子

2012年3月21日、グリコから『ジョジョの奇妙な冒険』オリジナルパッケージがセブンイレブンで先行発売。さらに対象商品を2個買うと先着20名に「オリジナルカレンダー」《全2種》1コがもらえる[257]。パッケージ商品は下記のとおり。

  • ジョジョ 細切りプリッツ トマト&チーズ
  • ジョジョ かるじゃが うましお味
  • ジョジョ パキッツ チョコレート
  • ジョジョ パキッツ ストロベリー&チョコ

スマートフォン

LGエレクトロニクス製の「Optimus Vu L-06D」をベースにした端末で、「L-06D JOJO」として1万5000台限定で2012年8月30日に発売。

さらに、2018年3月23日には『ジョジョの奇妙な冒険』30周年記念スペシャルモデルとして、「V30+ L-01K」をベースにした端末「JOJO L-02K」が1万台限定で発売された。

アトラクション

いずれも期間限定。

ジョジョの奇妙な冒険・ザ・リアル 4-D DIOの世界
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのコラボ企画。2017年に開催。
DIOの館からの招待状 ジョジョの奇妙な冒険 in J-WORLD TOKYO
バンダイナムコアミューズメントとのコラボ。2018年に開催。
東京ミステリーサーカス×ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース MYSTERY MAIL BOX 『DIOの館に残された手紙』
SCRAPの運営する大規模店舗の東京ミステリーサーカスとのコラボ。2018年に開催。
ギャングのいるリストランテ
イベント「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 in J-WORLD TOKYO」のメインの企画。2019年に開催。「Italy」と「Neapolis」の2種。

リアル脱出ゲーム

いずれも期間限定。

ジョジョの奇妙な遊園地からの脱出 -謎を解け。おのれのスタンド能力で。-
SCRAPリアル脱出ゲームとのコラボ企画。2017年に、東京と大阪で開催。主催は会場ごとに異なる。
ジョジョの奇妙な館からの脱出 -その能力(スタンド)で謎の迷宮をブチ破れッ!!-
SCRAPのリアル脱出ゲームとのコラボ企画。2017年 - 2018年に、全国24都市で開催。追加公演で東京ミステリーサーカスや、アメリカのカリフォルニア州サノンゼとロサンゼルスでも公演。主催は会場ごとに異なる。キャラクタービジュアルの用意されたオリジナルキャラクターのディジャ・メイカー(声 - 安元洋貴)が敵として登場する。
ジョジョの奇妙な美術館からの脱出
SCRAPのリアル脱出ゲームとのコラボ企画。2020年に、全国約30都市で開催予定だったが、2019新型コロナウイルスの影響により中止が相次いだ。

実写映画

第4部を原作とする実写映画が、東宝ワーナー ブラザース ジャパンの共同製作で2017年に公開。主演は山﨑賢人

逸話

OWSONコンビニエンスストア

漫画家

  • 大亜門 - 『太臓もて王サーガ』では、作品全体に『ジョジョ』のパロディが溢れている。『赤マルジャンプ』にて荒木とのコラボが実現。『太臓もて王サーガ』5巻に収録されている。
  • CLAMP - 過去に『ジョジョ』の同人誌を発行している。1994年の「CLAMP IN WONDERLAND」で配布したこともある。
  • 高橋和希 - 『週刊少年ジャンプ』30周年企画の「すごいジャン!!!」にて、「ジョジョがすごく好きでした。ジャンプというと、僕の作品ははっきり言って『ジョジョの奇妙な冒険』に影響を受けています」と語り、オススメジャンプマンガとして『ジョジョの奇妙な冒険』を挙げている。

小説家

  • 乙一 - 本作のファンであることをきっかけに第4部のノベライズ本を執筆。『ウルトラジャンプ』2007年12月号で荒木と対談も行っている。
  • 上遠野浩平 - 本作および荒木のファンとして、自身でも「荒木先生のパクリのような小説を長年書いている」と語った。「VS JOJO」の企画において第一弾作品を担当し、第5部のノベライズを行っている。
  • 西尾維新 - 本作のファンとして、荒木との対談が実現した際には「全人類に読んで欲しい漫画」として『ジョジョ』を挙げた。「VS JOJO」の企画において第二弾作品を担当し、DIOを主人公としたノベライズを行っている。

テレビ

2010年に放映されたテレビドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』は、時を止める能力者ニノマエジュウイチ(一十一)が登場するなど、『ジョジョの奇妙な冒険』へのオマージュとして話題になっていた。その後、2012年に公開された劇場版『劇場版 SPEC〜天〜』では、上映開始前に同作の公式ツイッターへ「ちなみに『SPEC 天』には『ジョジョの奇妙な冒険』が出演します。ちゃんと許諾をいただきました」とのコメントが出され[258]、劇中に『ジョジョの奇妙な冒険』の単行本が小道具として使用されている。

バラエティ番組『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』では、ジョジョ好き芸人たちによる『ジョジョの奇妙な芸人』が2度放送されている[259][260]

日本国外での反響

日本国外では、イタリアで "Le bizzarre avventure di Jojo"、台湾では『JOJO冒険野郎』のタイトルで知られる。イタリア語版の本作品のタイトルも「JOJO」である。柔道がjudoであるように、外来語としては J の字もあり得るため、オリジナル準拠の表記とされている。ただし、Parte5が開始している70巻(日本語版とは巻数が異なる)の表紙はGioGioと表記されている。2005年9月からはPart3のみアメリカ合衆国でも発売されている。アメリカ版では権利関係の問題を回避するため「エンヤ婆」が"Enyaba Geil"に、「呪いのデーボ」が"Soul Sacrifice"になっているなど、アーティスト由来の人物名が変更されている。アーティストに由来する名称だが、一般に見られる姓名であるポルナレフやアヴドゥルはそのままとなっている。

Part3のOVA作品『ジョジョの奇妙な冒険 Adventure6 -報復の霧-』の中でディオ・ブランドーがアラビア語の書物を読みながら主人公一行の殺害を部下に命じるシーンがあり、この書物の文章がコーランの一説「雷電章」の引用であったことが判明した。これを鑑賞した一部の人間が「イスラム教に対する侮辱で受け入れられない」として反発し、また外務省報道官の談話(2008年5月23日付)でもこの問題が取り上げられた[261]

原因は制作会社が雰囲気を出すためにアラビア文字の資料を探したところ、コーランであることを知らずに転写したためと判明する(原作ではコーランは描かれていない)。集英社と制作会社は「心よりおわび申し上げます。イスラームとその文化についての理解を一層深めるべく、努力する所存です」とコメントし、該当DVDの出荷を停止。また原作にもモスクの描写に不適切な表現があったとして、Part3(第3部)の単行本・文庫版に加え、画集2冊の計29冊について出荷停止の措置がとられたが[262][263][264]、その後の2009年2月より原作の該当箇所を訂正した改訂版が販売再開されている[265]

NBCで放送されたドラマ『HEROES』に登場する日本人キャラクターヒロ・ナカムラ(演:マシ・オカ)の有する特殊能力「Time Manipulation(時空間コントロール)」はヒロが憧れているマンガキャラの一人、空条承太郎(およびディオ・ブランドー)の時を止めるスタンド能力に由来するものであり、ヒロ自身のブログのHNも「Jotaro Kujo(空条承太郎)」にしている。なお、「ジョジョの奇妙な冒険」へのオマージュとして『HEROES』の2、3シーズンでは複数のエピソードで「無駄無駄無駄無駄無駄」という台詞が使用されている(英語版ページより)[出典無効]

脚注

注釈

  1. ^ 『ジョジョの奇妙な冒険』25周年を記念したインタビューにおいて、荒木は「『人間讃歌』はコミックス第1巻のコメントで思いつきで書いたものだが、肉体と精神の戦いを描く『ジョジョ』の表現としては適当なものだったため我ながら書いておいてよかった」と語っている[3]
  2. ^ 『スティール・ボール・ラン』は当初、『ジョジョの奇妙な冒険』とは無関係な新作として扱われていた。2005年に掲載誌を『ウルトラジャンプ』に移してからは、正式にPart7として扱われている。
  3. ^ Parteはイタリア語におけるPart。「パルテ」と読む。
  4. ^ 第5部のテレビアニメ版は副題含めて英語表記が使われている。
  5. ^ 「ジョジョ」という音をイタリア語風に綴ったもの。イタリア語では、"J"は濁音でなく半母音で、外来語にしか使われない。なお、本作品のイタリア語版の表記は外来語由来のため「JOJO」が使用されている。

出典

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  3. ^ SPURムック『JOJOmenon』集英社、2012年10月10日、16頁。
  4. ^ 斎藤環「書き続ける勇気 荒木飛呂彦インタビュー」『ユリイカ』1997年4月号、135頁-143頁
  5. ^ Quick Japan』Vol.75、巻頭ページ(文・吉田大助)
  6. ^ 荒木飛呂彦の漫画術(荒木飛呂彦:著、集英社新書)92ページ
  7. ^ 文庫版第1巻のあとがきより。
  8. ^ 『JOJOVELLER3HISTORY』152ページ。
  9. ^ コラム「気分はJOJO 最終回SPECIAL!!〜5部Q&A〜」(『週刊少年ジャンプ』、1998年9号)
  10. ^ 愛知県名古屋市東海中学校・高等学校 サタデープログラム 2006年6月24日講演
  11. ^ a b 週刊少年「」』2003年4月15日放送
  12. ^ 『週刊ファミ通』2007年3月2日号
  13. ^ a b NHK BS『マンガノゲンバ』2006年7月4日放送
  14. ^ 斎藤環「書き続ける勇気 荒木飛呂彦インタビュー」『ユリイカ』1997年4月号、135頁-143頁
  15. ^ ジャンプノベル』1993年4月1日号「オーケン&飛呂彦の奇妙な世界〜大槻ケンヂ対談〜」
  16. ^ 荒木飛呂彦が設定秘話を明かす!『ジョジョ』発表会レポート
  17. ^ 『荒木飛呂彦先生 (後編)』その2 Archived 2009年5月19日, at the Wayback Machine. - 2007年7月30日
  18. ^ 『JOJOmenon』2012年10月5日発売
  19. ^ 週刊少年ジャンプ増刊 青マルジャンプ 「スティール・ボール・ラン」 荒木飛呂彦ロングインタビュー 2004年2月26日発売
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外部リンク