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「ターミネーター 2:3-D」の版間の差分

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| 作品名 = ターミネーター 2:3-D
| 作品名 = ターミネーター 2:3-D

2021年9月6日 (月) 10:05時点における版

ターミネーター 2:3-D
アトラクションのエントランス(ユニバーサル・スタジオ・フロリダ / 2006年)
ユニバーサル・スタジオ・フロリダ
エリアハリウッド・エリア
座標北緯28度28分33.5秒 東経81度28分01.7秒 / 北緯28.475972度 東経81.467139度 / 28.475972; 81.467139
状態閉鎖
コスト3,600万ドル
オープン1996年4月
オープン1996年4月27日 (28年前) (1996-04-27)
クローズ2017年10月8日 7年前 (2017-10-08)
Replaced byThe Bourne Stuntacular
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
エリアアッパー・ロット
座標北緯34度08分17.7秒 西経118度21分22.0秒 / 北緯34.138250度 西経118.356111度 / 34.138250; -118.356111
状態閉鎖
オープン1999年5月6日 (25年前) (1999-05-06)
クローズ2012年12月31日 11年前 (2012-12-31)
ReplacedFievel's Playland An American Tail Theatre
Replaced byミニオン・ハチャメチャ・ライド
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
エリアニューヨーク・エリア
座標北緯34度39分53.0秒 東経135度26分05.5秒 / 北緯34.664722度 東経135.434861度 / 34.664722; 135.434861
状態営業中
オープン2001年3月31日 (23年前) (2001-03-31)
主なデータ
種類 ショー・アトラクション(立体映像、ライブアクション)
テーマ ターミネーター2
ショーごとの収容数 700名(フロリダ、ハリウッド)
750名(車イス、電動車イススペース8台 / 日本)
所要時間 約30分
チャイルドスイッチ 利用可能
ウィッグ 着用可能
アシスティング‧ドック 同伴可能
バリアフリー・アクセス 車椅子に対応
ターミネーター 2:3-D
T2-3D: Battle Across Time
監督 ジェームズ・キャメロン
ジョン・ブルーノ英語版
スタン・ウィンストン
脚本 ジェームズ・キャメロン
ゲイリー・ゴダード英語版
製作 チャック・コミスキー
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー
リンダ・ハミルトン
エドワード・ファーロング
ロバート・パトリック
音楽 ブラッド・フィーデル
ダニ・ドナディ英語版(プレショー)
製作会社 ランドマーク・エンターテインメント英語版
ライトストーム・エンターテインメント
配給 ユニバーサル・クリエイティブ
ユニバーサル・スタジオ
公開 アメリカ合衆国の旗 1996年4月27日 (28年前) (1996-04-27)
上映時間 12分
言語 英語
日本語
製作費 $24,000,000
テンプレートを表示

ターミネーター 2:3-D: Terminator 2:3-D)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンニューヨーク・エリアにある、『ターミネーター2』と『ターミネーター3』の中間のストーリーで展開されるショー・アトラクションである。かつては、ユニバーサル・スタジオ・フロリダとユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでも「T2-3D: Battle Across Time」という名前で運営されていた。

存在するパーク

過去に存在していたパーク

概要

ユニバーサル・スタジオ・フロリダ

1996年4月27日ハリウッド・エリアにオープンし、2017年10月8日にクローズした。

後継のアトラクションとして、「The Bourne Stuntacular」が2020年6月30日にオープンした[1][2][3]

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド

1999年5月6日にアッパー・ロットにオープンし、2012年12月31日にクローズした。

後継のアトラクションとして、「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」が2014年4月12日にオープンした[4]

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

2001年3月31日、パーク開園と同時にニューヨーク・エリアにオープンした。ユニバーサル・スタジオ・フロリダの同アトラクションがクローズしたことにより、世界で唯一のアトラクションとなった。

2020年9月14日より当面の間休止している[5]

ストーリー

サイバーダインシステム社が企画した「ビジターセンターツアー」にて、ツアー参加者(ゲスト)は極秘プレゼンテーションに参加する。

プレショー

極秘プレゼンテーション前のプレショーでは、サイバーダイン社の“メディアコントロール主任ディレクター”である綾小路麗華ないしはキンバリー・ダンキンがツアー参加者(ゲスト)を出迎える。ツアー参加者(ゲスト)を毒舌で弄った後、サイバーダインシステム社の理念を理解してもらいたいという趣旨のサイバーダイン社の技術的貢献に関するプロモーションビデオ(“自称「素晴らしいビデオ」”)を鑑賞する。途中画面にノイズが走り、サラ・コナーとジョン・コナーが登場。サイバーダイン社の機械兵器により人類が滅亡することを警告し、陰謀を破壊するためにゲストに速やかな避難するように忠告する。しかしビデオが終了すると、綾小路麗華(キンバリー・ダンキン)はゲストに、警告を無視しメインホールへ進むように伝える。

メインショー

プレショールーム

ゲストは綾小路麗華(キンバリー・ダイキン)によってメインホールへ案内され、サイバーダインの新兵器である「T-70」通称ターミネーターのデモンストレーションを鑑賞。さらに優れた新兵器「スカイネット」のデモンストレーションおよび最終プレゼンテーションへ移ろうとしたその時、サラとジョンがホールの天井から登場。ツアー参加者(ゲスト)にサラがもう一度警告しホールから逃げるように指示する。そして綾小路麗華(キンバリー・ダンキン)にT-70を止めるように命令し発砲。発砲した場所からT-1000が出現し、サラがジョンに隠れてるようにと命令する。T-1000が綾小路麗華(キンバリー・ダンキン)を殺し、T-70を使ってジョンを殺そうとするとスクリーン中央にタイムホールが出現。バイクに乗ったT-800が出現する。そしてジョンをバイクに乗せ、タイムホールに入って未来に行きT-1000から逃げる。

未来へと逃走した2人だが喜びも束の間、T-1000がなお追いかけてくる。逃げ切ることに成功するが、スカイネットの偵察機に見つかってしまい、ミニハンターや他のターミネーターに襲われながらも戦い、スカイネットへの侵入に成功する。

スカイネットの中心であるCPUを破壊しようと試みるが、スカイネットの警備システムであるT-0bに襲われる。液体窒素を見つけT-800が射ち、T-0b凍ったところを再度射って粉々にするが、熱で元通りになってしまう。その間にジョンはタイムホールで過去に戻り、T-800が犠牲となって爆発しスカイネットとT-0bを破壊した。最終的にジョンはサラの元に戻るが、人間と機械の戦いはまだ続いているという。息子の命を救ってもらったサラは、T-800に感謝するのであった[6]

登場キャラクター

綾小路麗華 / キンバリー・ダンキン
サイバーダインシステム社メディアコントロール主任ディレクター[7]。プレショーでは、ゲストを毒舌で弄る[8]。最終プレゼンテーションを終えたのちT-1000によって殺される。
T-800
演 - アーノルド・シュワルツェネッガー、声 - 玄田哲章
過去のジョンを守るため、未来のジョンがプログラムを書き換えて送り込んだサイボーグ。バイクに乗って登場する。
ジョン・コナー
演 - エドワード・ファーロング、声 - 浪川大輔
サラの息子。スカイネットが送ったT-1000に命を狙われる。
サラ・コナー
演 - リンダ・ハミルトン、声 - 駒塚由衣
ジョンの母。サイバーダイン社爆破を試みたが、失敗して逮捕され、精神病の疑いで警察病院に入院させられていた。ジョンと共にサイバーダインシステム社から避難するように映像でゲストに忠告する。
T-1000
演 - ロバート・パトリック、声 - 大川透
過去のジョンを殺害するために未来のスカイネットが送り込んだ、最新の液体金属型ターミネーター。直接触れたものに擬態することができる。タイムスリップ現場に駆け付けたパトロール警官を殺害し、その姿になり替わっている。
T-0b
スカイネットの蜘蛛型の警備システム。ジョンたちがスカイネットに侵入しCPUを破壊しようとすると起動し、T-800に液体窒素で凍らされたのち、撃たれて粉々になるが、T-1000と同じ液体金属なので元通りとなる。そしてT-800がジョンを過去に帰したのちT-800が自爆しCPUと共に爆発した。
T-70
サイバーダイン社の最新式独立歩行型ユニット。デモンストレーションとして使用される。

キャスト

登場人物 キャスト 日本語吹き替え
T-800 アーノルド・シュワルツェネッガー 玄田哲章
ジョン・コナー エドワード・ファーロング 浪川大輔
サラ・コナー リンダ・ハミルトン 駒塚由衣
T-1000 ロバート・パトリック 大川透
ナレーション 内海賢二

スタッフ

製作

開発と監督の許可

1990年代初頭、ユニバーサル・パークス&リゾーツの会長兼CEOであるジェイスタインは、エンターテインメント施設のデザイン会社であるランドマーク・エンターテインメント英語版ゲイリー・ゴダード英語版と彼のチームにターミネーターシリーズに基づいたスタントショーの開発を依頼[9]。ゴダードは、ユニバーサル・クリエイティブに許可を求め、コンセプトを3D映像と実写をスタントを用いたプレゼンテーション形式にすることとした。

1年半後、ユニバーサル・クリエイティブとランドマーク・エンターテインメントは、ターミネーターシリーズの監督であるジェームズ・キャメロンの会社であるライトストーム・エンタテインメントに最終承認を求めた。キャメロンは、ユニバーサルがターミネーターシリーズに基づいたアトラクションの開発することに反対していたためだ。しかし、ストーリーボードとコンセプトをキャメロンに提示すると絶賛したため、許可が下り、プロジェクトが進行することとなった。

キャメロンの監督下で再始動することとなったプロジェクトは、キャメロンの公式作品という位置づけに昇格された[9]。そのため、製作構想中であった『ターミネーター3』と現存する『ターミネーター2』の中間のストーリーを用いることとなった。

最終的に、2019年に『ターミネーター:ニュー・フェイト』で復帰するまでジェームズ・キャメロンが監督を務めた最後のターミネーターシリーズとなっていた。

アトラクションの構造

サンフェルナンド・バレーにあるヴァン・ナイズ空港の飛行機格納庫内にアトラクションの実物大内模型を建設した[9]。スクリーンには、3D映像を投影する7m×15.2mのシルバースクリーンを3面用いた。プロジェクターには、70mmフィルムを合計6台のアイ・ワークス製のものを使用した。

アトラクション内で使用されている一部の特殊効果、アトラクション終盤のシートドロップ効果、実写と映像のブレンド、3面シルバースクリーン、攻撃兵器などはユニバーサルが特許を取得している[10][11][12][13]

元はユニバーサル・スタジオ・フロリダのために開発されていたが、途中ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドへの設置も決定された。前述の通り、フロリダおよびハリウッドでのクローズによりジャパンにのみ現存する。

映像

アトラクションの映像は、カリフォルニアのデザート・センター英語版の北にある放棄されたイーグル鉱山にて撮影された[9][14]アーノルド・シュワルツェネッガーエドワード・ファーロングリンダ・ハミルトンロバート・パトリックをはじめとするターミネータシリーズのキャスト、スタッフが再び集結して撮影が行われた。

またターミネータシリーズの過去2作品の続編として、新たなキャラクターが2体追加された[15]。1つ目は、スカイネットの警備システムT-1000000。蜘蛛のような形状をしており、スカイネットのCPUを攻撃から守る。液体金属の体の特性を生かし、足を尖らせ、武器へと変えることができる。2つ目はT-70。1990年代後半にサイバーダインシステム社が生み出した独立歩行型ユニットであり、アーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800の前身となる。高さ2.4mで動き右腕にマシンガンを装備してる。1回の充電につき2km走行可能で、銃の命中率は80%。アトラクション内では最新兵器としてデモンストレーションとして使用される。

アトラクション体験時間は約12分だが、映像部分の製作費のみで2400万ドルの費用が掛かり、1分当たりの費用が世界で最も高い映画の1つとなった。総工費は6000万ドルとなった。

脚注

  1. ^ 'Today Show' offers a look inside The Bourne Stuntacular” (英語). Attractions Magazine (2020年2月28日). 2020年3月26日閲覧。
  2. ^ Universal Gears Up for Jason Bourne Stunt Show” (英語). www.mynews13.com. 2020年3月26日閲覧。
  3. ^ The Bourne Stuntacular Debuts at Universal Studios Florida”. Theme Park Insider. 2021年1月26日閲覧。
  4. ^ [鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線Vol.46 ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドに新アトラクション「ミニオン・ライド(Despicable Me Minion Mayhem)」がオープン]” (Japanese). PRONEWS : デジタル映像制作Webマガジン. 2020年3月26日閲覧。
  5. ^ [ユニバーサル・スタジオ・ジャパン>2020年10月以降のショー&アトラクション休止情報]” (Japanese). 2020年10月28日閲覧。
  6. ^ Staff, Christine Shenot of The Sentinel. “THE TERMINATOR HITS TOWN” (英語). OrlandoSentinel.com. 2021年1月26日閲覧。
  7. ^ ターミネーター 2:3-D®予告トレーラーユニバーサルスタジオジャパン公式サイト
  8. ^ パナソニック、USJの「ターミネーター 2:3-D」のスペシャルサイトをオープン、綾小路麗華(キンバリー・ダンキン)のムービーも公開 - ナビコン・ニュース”. navicon.jp. 2019年12月2日閲覧。
  9. ^ a b c d T2 3-D: Behind-the-Screens of Universal's Larger-Than-Life Lost Legend” (英語). Theme Park Tourist (2017年10月22日). 2020年3月26日閲覧。
  10. ^ Espacenet - Bibliographic data”. worldwide.espacenet.com. 2021年1月26日閲覧。
  11. ^ Espacenet - Bibliographic data”. worldwide.espacenet.com. 2021年1月26日閲覧。
  12. ^ Espacenet - Bibliographic data”. worldwide.espacenet.com. 2021年1月26日閲覧。
  13. ^ Espacenet - Bibliographic data”. worldwide.espacenet.com. 2021年1月26日閲覧。
  14. ^ Staff, Christine Shenot of The Sentinel. “TERMINATOR WILL BE BACK - RIDE TO DEBUT IN SPRING” (英語). OrlandoSentinel.com. 2021年1月26日閲覧。
  15. ^ Critic, Jay Boyar, Sentinel Movie. “HE'S BACK, WITH SHAQ, IN '3-D'” (英語). OrlandoSentinel.com. 2021年1月26日閲覧。

外部リンク

  • ターミネーター 2:3-D - ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
  • T2-3D: Battle Across Time - インターネット・ムービー・データベース